同名書(新潮社、2002/新潮文庫、2005)所収。

女の子と男の子が2人で予備校の屋上で、隣のラブ○テルをのぞいたり、それをお肴にオ○ニーしたりする。エクス○ュースはなくもないのであるが(“変○条約”)、それならば2人でしたほうが早いのではないか、と思うのは私だけではないはずで(たぶん)、結局のところ、最後はそんな感じになって終わる。えーと、明るいです。爽やかでもあります。いちばんの読みどころは、ラ○ホカップルに対する(想像で補われたりもする)セッ○ス描写と、女性視点からの○ナニー描写ということでいいでしょうか(違うでしょうか)。

余計なお世話かもしれないけれど、これがまだ梅雨入り前だから、6月ごろの話で、思うにこの2人はその後、試験勉強や大学入試は大丈夫だったのであろうか。快楽に溺れっぱなしでなければよいであるが。あ、でも、2人とも成績はよいほうなのである。貼り出された第1回校内実力○ストの結果で、「あたし」(森田さん)は「私立文系の上から六番目」、医学部志望の本橋君は「私立理系の上から三番目」である。

ま、いずれにしても、受験生なら最優先で勉強をがんばりましょうよ? である。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
久しぶりに読み直してみたのだけれど、やっぱりこの小説、おもしろいです。帯に「女の子の気持ち、/ギュッと/つかんで離さない。」とあるけれど、男(の子)が読んでもおもしろいのではないかと思う。性的な表現みたいなものは別にしても、今風な感じがとてもする。

そういえば、昔、自分が通っていた予備校の屋上ってどうなっていたのだろうか。この小説のように登る階段に気づきさえすれば出れるようになっていたのだろうか。うーん…。そもそも屋上なんてなかったような気も。
 

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