幻冬舎アウトロー文庫、2003(どうして官○小説は画像が一発で出てくるの?)。最初のあたりしか読んでいないけれど、いままで読んで挫折したほかの官○小説(長篇1、短篇2)と較べると、これはだいぶまし、ずっと面白いかもしれない。そう、私は活字中毒とかではないけれど、小説の内容以前に文字がちゃんと詰まっているのを見ただけで、ちょっとほっとしてしまうというか。

カバーの紹介文を引用すると、変な(?)検索にかかってしまうかな。…まぁいいか、少しだけ。

 <予備校生の直人はある日突然、父親に美夜を紹介された。真っ赤な口紅、胸元から覗く谷間、露になった太腿――(以下省略)>

いままで読んだ○能小説のなかの浪人生は、みんな(といっても3人)童貞だったけれど、この小説ではそうではなくて、高校の同級生で先に大学生になっている彼女、梨花(りか)がいて、なんていうか、最初のへんではその子とやっていたりもする。作者は女性? そういう違いからくる違いもあったりするのかな。

“浪人生小説”としては…、えーと、彼女が先に大学生になっているとか、父親との関係とか、けっこうお約束を踏まえている感じ? 浪人生にかぎらないけれど、母親が夜食をもってきてくれるとか(この小説ではお母さんは継母で、やってしまうわけだけれど)。1視点小説ではないけれど、直人に関してはちゃんと浪人生である、という設定が生きている感じもするかな。

ネタバレしてしまうけれど、最後のほうのページをカンニングしてみると、直人くん、大学にはちゃんと受かってしまう模様。やってばかりいたくせにね?(たいていの男子浪人生にとっては、うらやましいかぎり?)。
 

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