西村京太郎 『東京発ひかり147号』
2009年7月18日 読書
ノン・ノベル、2001/祥伝社文庫、2004/徳間文庫、2008。これもぜんぜん期待せずに読んだせいか、意外と面白かったです。推理というか論理(ロジック)についても、最初から期待していないし。※毎度すみません、以下ネタバレ注意です。
<多摩川の川原で殺害された予備校生は予知能力者だったのか? 彼の自室のカレンダーに残されていた奇妙なアルファベットの列。十津川警部たちがその解読を急ぐ中、美人宝石店社長が新幹線車中で殺され、はからずも予言は的中したのだ。やがて、予備校生が残したもう一つの予言の書が見つかり、再び連続殺人が。苦渋する警視庁、十津川が立てる大胆な推理とは!>(文庫カバーより)
最後まで読んで、主な登場人物(の関係)が何か図形的に整理できそうな気がしたのだけれど、実際には、無理かな?(やってみていないけれど)。でも、そう、結局のところヒミコ(さっそくネタバレしてしまうけれど)を中心に主な人物(警察関係者を除いて)がぜんいん繋がっていたわけで、別に三角形とか四角形みたいな整理はしなくてもいいか。預言者や占い師に関しては3段活用というか、ホップ、ステップ、ジャンプみたいに出てくる? 最初に出てくるのが…というか出てきたときにはすでに亡くなっているのが中原要、予備校生・19歳。高校生のときに地元(長野県)のTV局によって超能力少年に仕立てあげられた過去がある。2番目に出てくるのが要と同じ歳くらいのミューこと小田中みゆき(フリーターという話もあるけれど、何をしているのかよくわからない)。彼女も高校生のときに霊感少女として新聞で取りあげられた過去がある。で、ラスボスというか、最後に登場してくるのがヒミコこと向井佐千子(年齢不詳?)。政財界に知られた儲かっているらしい占い師。要&ミューは彼女を尊敬していたらしい。あと、そう、ぜんぜん関係ないけれど、十津川警部が携帯電話を使えていてびっくり。電子メールも出てくるし、1930年生まれの西村京太郎、意外と若いな。
浪人生の要くんについてもっと書いておかないと。調布のマンションに1人暮らし(「五階建ての五階の角部屋」とのこと)で、旅行が趣味。勉強には関心がないらしく(それゆえ入試問題の予言もできないらしく)あまり勉強もしていないらしい。マンションの住人や予備校の仲間からは礼儀正しくて大人しい、みたいなことが言われている。あとでわかるのだけれど、TV局のでっちあげがばれたりして、両親が東京へやっかいばらいをしたらしい。両親は諏訪湖の近くで、おみやげ屋をしているとのこと。もうかっているのかな、仕送りは月に20万円もしているらしい(マンション費がいくらなのかな?)。いちおう7つ歳上のお兄さんがいるらしい。殺されたのが3月7日なのに、大学入試――どこの大学を受けたとか、これから受けるとか、受けたのなら合否とか――についてぜんぜん書かれていない。刑事たちが予備校に要のことを聴きに行っているのだけれど、3月7日以降にもなると、本当なら生徒はあまり予備校には来ていないかもしれないね。
ちなみに2回しか出てこないけれど、喫茶店のウェイトレスとして予備校生が出てくる。
<マネージャーは、その娘を、呼んでくれた。十九歳で、予備校生だという彼女は、/「今年の受験も、失敗したから、もう一年、予備校生です」/と、あっけらかんとした顔で、いう。>(p.162、祥伝社文庫)
点が多い文章だな(汗)。↑もう3月初旬ではないからかな。このウェイトレスの子を入れると、同じ歳くらいの人が3人になるのか(あ、要は亡くなっているけれど)。殺された宝石店の経営者・伊原久美にも3人のスポンサー(パトロン)がいたし、3人ずつで括るといいのかな?(というか、何のために?(汗))。
<多摩川の川原で殺害された予備校生は予知能力者だったのか? 彼の自室のカレンダーに残されていた奇妙なアルファベットの列。十津川警部たちがその解読を急ぐ中、美人宝石店社長が新幹線車中で殺され、はからずも予言は的中したのだ。やがて、予備校生が残したもう一つの予言の書が見つかり、再び連続殺人が。苦渋する警視庁、十津川が立てる大胆な推理とは!>(文庫カバーより)
最後まで読んで、主な登場人物(の関係)が何か図形的に整理できそうな気がしたのだけれど、実際には、無理かな?(やってみていないけれど)。でも、そう、結局のところヒミコ(さっそくネタバレしてしまうけれど)を中心に主な人物(警察関係者を除いて)がぜんいん繋がっていたわけで、別に三角形とか四角形みたいな整理はしなくてもいいか。預言者や占い師に関しては3段活用というか、ホップ、ステップ、ジャンプみたいに出てくる? 最初に出てくるのが…というか出てきたときにはすでに亡くなっているのが中原要、予備校生・19歳。高校生のときに地元(長野県)のTV局によって超能力少年に仕立てあげられた過去がある。2番目に出てくるのが要と同じ歳くらいのミューこと小田中みゆき(フリーターという話もあるけれど、何をしているのかよくわからない)。彼女も高校生のときに霊感少女として新聞で取りあげられた過去がある。で、ラスボスというか、最後に登場してくるのがヒミコこと向井佐千子(年齢不詳?)。政財界に知られた儲かっているらしい占い師。要&ミューは彼女を尊敬していたらしい。あと、そう、ぜんぜん関係ないけれど、十津川警部が携帯電話を使えていてびっくり。電子メールも出てくるし、1930年生まれの西村京太郎、意外と若いな。
浪人生の要くんについてもっと書いておかないと。調布のマンションに1人暮らし(「五階建ての五階の角部屋」とのこと)で、旅行が趣味。勉強には関心がないらしく(それゆえ入試問題の予言もできないらしく)あまり勉強もしていないらしい。マンションの住人や予備校の仲間からは礼儀正しくて大人しい、みたいなことが言われている。あとでわかるのだけれど、TV局のでっちあげがばれたりして、両親が東京へやっかいばらいをしたらしい。両親は諏訪湖の近くで、おみやげ屋をしているとのこと。もうかっているのかな、仕送りは月に20万円もしているらしい(マンション費がいくらなのかな?)。いちおう7つ歳上のお兄さんがいるらしい。殺されたのが3月7日なのに、大学入試――どこの大学を受けたとか、これから受けるとか、受けたのなら合否とか――についてぜんぜん書かれていない。刑事たちが予備校に要のことを聴きに行っているのだけれど、3月7日以降にもなると、本当なら生徒はあまり予備校には来ていないかもしれないね。
ちなみに2回しか出てこないけれど、喫茶店のウェイトレスとして予備校生が出てくる。
<マネージャーは、その娘を、呼んでくれた。十九歳で、予備校生だという彼女は、/「今年の受験も、失敗したから、もう一年、予備校生です」/と、あっけらかんとした顔で、いう。>(p.162、祥伝社文庫)
点が多い文章だな(汗)。↑もう3月初旬ではないからかな。このウェイトレスの子を入れると、同じ歳くらいの人が3人になるのか(あ、要は亡くなっているけれど)。殺された宝石店の経営者・伊原久美にも3人のスポンサー(パトロン)がいたし、3人ずつで括るといいのかな?(というか、何のために?(汗))。
コメント