島崎ふみ 『オヤジぃ。』
2009年12月26日 読書
同名TVドラマのノベライゼーション。文庫化されているのかな、とりあえずいま手もとにあるのは単行本です(ソニー・マガジンズ、2000)。「シナリオ」と「脚本」ってまったく同じ意味? わからないけれど、「脚本」は遊川和彦で、「シナリオ」をもとに小説化されたものらしい。この前(もうけっこう前かな)ドラマが平日の午前中に再放送されていて(あ、関東ローカルかも)その期間、たまたま古本屋に行ったら売っていたので、思わず購入してしまう(汗)。で、文章の駄目さ加減についてはご覧のとおり、人のことがぜんぜん言えないけれども、この本、たぶんノベライズド本としては最低の出来だと思う(逆にびっくりする)。とりあえず、お父さんの心理を地の文で説明するのはやめて欲しいな(小説の書き方本によく「説明ではなく描写を!」みたいなことが書かれているでしょ?)。
神崎家は、父、母、長女、次女、長男の5人家族。お父さん(=完一、TVドラマでは田村正和)は、病院(「神崎医院」)を開いている“町医者”。末っ子の正(ドラマではV6の岡田くん)も父親のあとを継ごうと、最初は医学部を目指して予備校に通っている浪人生……なのだけれど(というか古典的な設定=ベタだよね)、「5」(全11話中の第5話)ではついにお父さんとぶつかっている。――少し引用しておきたい(ご存じの方は田村正和、岡田准一の声でお読みください)。
<「じゃ、どうする気だ? 医者になりたくないって、おまえ、ほかになにかやりたいことがあるのか」/「その質問に答えられないから、いままでズルズル予備校通って医学部入ろうとしてたけど、このままだと一生後悔することになると思うんだよ。俺、頭悪いから、時間かかるかもしれないけど、自分が本当になにをやりたいのかを見つけたいんだ。(略)」>(p.121)
その後、正くんはアルバイトをしながら“本当にやりたいこと探し”に。
神崎家は、父、母、長女、次女、長男の5人家族。お父さん(=完一、TVドラマでは田村正和)は、病院(「神崎医院」)を開いている“町医者”。末っ子の正(ドラマではV6の岡田くん)も父親のあとを継ごうと、最初は医学部を目指して予備校に通っている浪人生……なのだけれど(というか古典的な設定=ベタだよね)、「5」(全11話中の第5話)ではついにお父さんとぶつかっている。――少し引用しておきたい(ご存じの方は田村正和、岡田准一の声でお読みください)。
<「じゃ、どうする気だ? 医者になりたくないって、おまえ、ほかになにかやりたいことがあるのか」/「その質問に答えられないから、いままでズルズル予備校通って医学部入ろうとしてたけど、このままだと一生後悔することになると思うんだよ。俺、頭悪いから、時間かかるかもしれないけど、自分が本当になにをやりたいのかを見つけたいんだ。(略)」>(p.121)
その後、正くんはアルバイトをしながら“本当にやりたいこと探し”に。
コメント