コバルト文庫、2007。シリーズ22冊目? この巻しか読んでいないけれど、祇園&囲碁&軽いBLみたいな内容。漠然とした感想としては、読みやすくていいのだけれど、なんていうか、スナック菓子を食べているような気分、になるというか。

 <囲碁部に入っている中学生・美希也は、学校を訪れた高校生プロ棋士の紫堂薫と再会した。美希也は舞妓「千代菊」として紫堂とは恋愛関係にある。でも紫堂は、千代菊が女の子だと信じている――男として紫堂と親しくなり、複雑な心境ながらも嬉しく思う美希也。そんなとき、芸舞妓さんたちが通う囲碁講座の講師役をめぐって大問題が発生! 美希也と千代菊、ふたつの立場で板挟み状態に……!?>(カバー折り返しより)

1人称「ぼく」小説で、けっこう語りかけてくる文体。それはともかく、紫堂と講師を争うのが、関西の高校生囲碁チャンピオンだった、いまは浪人中の稲盛亘(わたる)。囲碁・将棋サロンを開くことになった稲盛さんの息子。稲盛さんというのは……細かいことはいいか。亘くん、父親離れしたいけれど、父親の手のひらのうえで行動させられている浪人生、という感じ? コバルト文庫だからライトノベルといえばライトノベルなのかな、この小説もイラストがあっていない気が…。とりあえず、眼鏡キャラです。作中の時間経過は、5月1日から最後はゴールデンウィーク明けまで。月日がやけにゆっくり進んでいるシリーズ? そう、主人公が都おどり、都おどり言っていて、手前のほうの巻もちょっと読みたくなったです。あ、浪人中の亘くんが、もう1度、登場してくる巻もあるのかな? あとで探してみるか。
 

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