絲山秋子 『不愉快な本の続編』
2011年10月25日 読書
新潮社、2011.9。最後のへんもそうだけれど、読んでいてちょくちょく意味がわからなくて…(涙)。思うに自分、昔よりもだいぶ頭が悪くなっているっぽい。もうやっぱり純文学系の小説を読むのはやめようかな…。えーと、呉(広島)生まれで、高校を卒業してからは東京の「ボク」。苗字は乾(いぬい)で、下の名前は漢字不明でケンジロウ――弟(シゲ)が1人いるだけで、長男らしいのにな(「ジ」の漢字がちょっと気になる)。読み始めてすぐにこいつの話は聞きたくねーとか思ってしまったけれど、…ま、それはともかく。「ボク」はヒモ生活を送っていたけれど(最後の相手は大学のセンセー)、予備校の寮でルームメイトだったイサオから、借金をいくらか返してもらって、まずは新潟へ。その後、富山へ。そういえば、けっこう“自動車小説”だったかも。新潟では代行の仕事をしていて、路上でタイヤがパンクして困っていたユミコ(仮名)と知り合う。富山では、タイヤをスタッドレスに換えたあと(って関係ないか)大学のときの友達・杉村(女性)と再会――。ま、「タイヤ」は現代ニッポンの“足”だもんね(意味不明)。朝比奈あすか『憂鬱なハスビーン』(講談社文庫)ほどはっきりしていないけれど、これも“T大は出たけれど小説”みたいにも読める?(ぜんぜん違うか)。ただ、この「ボク」(1浪)の場合、有名大学在学中の海外留学中(@フランス)に、大切に思う相手には披露できないような性癖が開発されてしまったわけで、よくわからないけれど、大学も中退らしい。そう、予備校の寮での同室者――生涯を通じての友人どころか、この乾&イサオは、悪い意味での切れない関係というか。自動車だけでなく、消費者金融的なお金の貸し借り(というか取り立て)も、現代社会を象徴している――ってそんな小説ではないな(汗)。というか、そもそも私はなんでこんな薄くて1,200円+税もする高価な本(しかも意味がわからない小説)を買って読んでいるんだろう…?(ため息)。
[追記]文芸誌に出ていた書評を読んでから知ったのだけれど、続編の場合には(まぎらわしい書名はともかく)帯とかにそう書いておいてほしいよね(涙)。順番が逆になってしまったけれど、本屋で文庫本(438円+税)を買ってきて、「愛なんかいらねー」(『ニート』角川書店、2005/角川文庫、2008)を読んだ。「大学のセンセー」=成田さん(成田ひろみ)目線の小説。内容は、とりあえず“ス●トロ小説”です。他人目線であると、話し方とか、乾くん、意外と愛嬌がある?(そんなこともないか(汗))。最後のへん@渋谷、道玄坂で古着屋をやっているという乾の友達(「最後の友達」らしい)は見つからず。
[追記2]文庫は新潮文庫、2015.6。
[追記]文芸誌に出ていた書評を読んでから知ったのだけれど、続編の場合には(まぎらわしい書名はともかく)帯とかにそう書いておいてほしいよね(涙)。順番が逆になってしまったけれど、本屋で文庫本(438円+税)を買ってきて、「愛なんかいらねー」(『ニート』角川書店、2005/角川文庫、2008)を読んだ。「大学のセンセー」=成田さん(成田ひろみ)目線の小説。内容は、とりあえず“ス●トロ小説”です。他人目線であると、話し方とか、乾くん、意外と愛嬌がある?(そんなこともないか(汗))。最後のへん@渋谷、道玄坂で古着屋をやっているという乾の友達(「最後の友達」らしい)は見つからず。
[追記2]文庫は新潮文庫、2015.6。
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