☆読書メモ。

2012年1月29日 読書
いつの間にやら2012年。このブログ、もうやめたい気持ちもかなり強いのですが、でも、やっぱり我慢してもうしばらく続けてみようかな、といまは思っています。ほとんど誰も読んでいないとは思いますが(こんなことを書いても虚しいだけですが)今後もまたしばらくの間よろしくお願いします。

以下、自分のためのメモというか、いま書いておかないと忘れてしまいそうなことを少し。昨年(2011年に)出版されたもので、読もうと思っていて、でも、読み残している小説がまだいくつかあって。書き出してみれば(何か忘れているかもしれないけれど)、

  柴崎友香『ビリジアン』(毎日新聞社) …連作短篇(掌篇)集?
  睦月影郎『Gのカンバス』(講談社文庫) …全3章で第1章のみ読了。いつでも読める、と思っていていまだに読みきれていない(涙)。
  森村誠一『凄愴圏』(徳間文庫) …何度目の文庫化? 買ってしまったものの、基本的に森村誠一を読む気がしない。
  『クローンベイビー』(全3巻、リンダブックス) …TVドラマの小説版。手前2巻は2010年、最後の巻(③)は2011年1月(奥付では)。複数巻の小説は基本的にあと回し。

こんな感じかな(意外と少ないな)。ほかには、読書雑誌『ダ・ヴィンチ』(の2012年2月号)で知ったのだけれど(買おうかどうしようか迷っているのだけれど)、平山夢明『或るろくでなしの死』(角川書店)という短篇集も出ているようだ(あ、これは2011年ではなくてもう2012年? [追記]奥付では2011年12月30日)。うーん…、最近、月に平均5冊くらいしか読めていないので、上の小説本をぜんぶ読むだけで1ヶ月以上もかかってしまう(めんどくさいな(涙))。

そういえば、昨年(2011年)は北杜夫が亡くなったんだよね。TVのニュース番組でも報じられていた。私は未読だけれど(これも複数巻なのであと回しになっているのだけれど)、代表作(の1つ)『楡家の人びと』(現在出ている新潮文庫版では全3巻)には一応、たぶん浪人生が出てくると思う。――だからどうした? とか言われても困るけれど(汗)。そう、あと、今年(2012年)は辰年なんだよね。芥川龍之介が生誕120年らしいけれど、村上龍(辰年の1976年にデビュー作「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞受賞、本名・龍之介)はその半分の還暦になるのかな? だいぶ前に『村上龍映画小説集』(講談社文庫)を買って、そのまま2年以上積ん読状態(涙)。辰年だから(って関係ないか)今年中に読んでみようかな。

~・~・~・~・~・~・~・~・~
ぜんぜん関係ない話だけれど、この前(といってももう去年の話)堀江敏幸の小説を1作読んで、そのあと何を読もうかちょっと迷って、積ん読本の中から(村上春樹『1Q84 BOOK3』を再読しようかともちらっと思ったのだけれど、それはやめておいて)、

 吉田音『夜に猫が身をひそめるところ Think ミルリトン探偵局シリーズ・1』(筑摩書房、1999/ちくま文庫、2006)/『世界でいちばん幸せな屋上 Bolero ミルリトン探偵局シリーズ・2』(筑摩書房、2006/ちくま文庫、2006)

の2冊(文庫本)を取り出して、読んでみた(2週間くらいで読了)。で、ほとんど違和感がなかったというか、相性が悪くなくてちょっとびっくり(久しぶりにこの手の勘が当たった気がする)。ほかの作品でも、堀江敏幸→クラフト・エヴィング商會はけっこういけるパターン?(って何が?(汗))。あ、作者兼語り手というかの音(おん)ちゃんは、(虚実がわからなくなってくるけれど(汗))「クラフト・~」の3代目(=吉田夫妻)の娘さんらしい(14歳の中学2年生、「2」の途中から3年生に)。どうでもいいけれど、「2」のほうはやけに文庫化が早くない?(ちょうど半年か、単行本は本当に2006年に出ているの?)。あと、かなり細かい箇所だけれど、「1」の最後のほうの話に(物として直接描かれているわけではないけれど)「ズボン・プレッサー」という言葉が出てくる。上の本を読む少し前に、たまたま長嶋有『電化文学列伝』(講談社文庫、2011)をぱらぱらと読んでいたので、そんなところにちょっと目(というか意識)が止まってしまった(汗)。箱舟には乗せてもらえないようだ、<最新式ズボン・プレッサー>は。村長さんからダメ出しされている。その家電は“無用の長物”ならぬ“一用の長物”の代名詞?

上の2冊を読んだあと、やっぱり読もうと思って(本屋で文庫本を買ってきて)『河岸忘日抄』(新潮社、2005/新潮文庫、2008)はいま読書中です。けっこう厚くて(400ページくらい)最後まで読み通せるかどうかわからないけれど。屋上ではなくて船上というか。「枕木」について書かれていたり、主人公(「彼」)がガラパゴス産(!)の珈琲豆を買っていたりもする。
 

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