五十嵐雄策 『小春原日和の育成日記⑤』
2012年10月29日 読書
電撃文庫、2012.9。※以下、いちおうネタバレ注意です。ある意味、超が付くお嬢様中高一貫校が舞台となっている学園ものラノベの第5巻。脱穀機もフル稼働する秋、黄金色オーラ鷹匠さんが突然、生徒会長を罷免され、日和さんたち菜園部の面々(大半が残念系お嬢様、全員高校1年生だっけ?)も、来たる生徒会選挙に向けて応援、協力していくことに。そのためにはなんと(?)乗馬ができないといけない(もちろん促成栽培お嬢様な日和さんは、お馬さんには乗れないウマ)。そして選挙の前哨戦として、鷲津派の“猛禽お嬢様”と『姫薔薇祭』(文化祭)での出し物対決。菜園部はお野菜喫茶を出すことに。――とりあえずいい歳したおっさんが読むような小説ではないような…(涙)。なんか全体的にちょっともの足りない感じもする。野菜コスプレってA●B48が出ていたTVCM? そう、どこだっけ…、あ、ここか、<スッ●リス占い>(p.174)って昼間、学校に通う高校生が見られる時間帯の放送じゃないよね?(午前10時台?)。あ、でも、わりと最近までみんな夏休みだったのか。あと、思うにこのシリーズ、下ネタが微妙な感じ?(この作者の小説はこのシリーズしか読んだことがないのだけれど)。日和さんが人間というか語り手の「俺」(=祐介)で乗馬の練習とか、あと(どこだっけ…、ここか)お野菜喫茶でミキサーが爆発してお嬢様数人がヨーグルト&牛乳まみれ(pp.192-3)とか、…なんだろう、わりとそのままなのかな?(頭の中が中学生くらいならもっと喜べる? 誰か若返りの催眠術プリーズ!)。どうでもいいけれど、いったい何巻まで続くんだろう? 個人的には次巻=選挙が終わったら終わりでもいい。そういえば、『桜乃日和荘』(「俺」が管理人代理を務め、日和さんも暮らしている)のダメ人間三羽烏は、一週間どういう生活をしているんだろう? 短篇とか外伝とかで詳しく描いて欲しいな、そのダメっぷりを。(あ、個人的には音大万年浪人生の音色お姉さん1人でもいいけれど。)
[追記(2015.12.14)]打ち切りなのかな? 第6巻が出ない。内容からしてそれも仕方ないか。
[追記(2015.12.14)]打ち切りなのかな? 第6巻が出ない。内容からしてそれも仕方ないか。
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