野村美月 『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件3』
2013年4月14日 読書
ファミ通文庫、2013.4。継続が売り上げ次第と公言されていたシリーズ、その最終巻(広告付き)にならなくてよかった第3巻。エーレンという国のお城などを舞台とした「ファンタジー家庭教師コメディ」――ふつうに面白く読めるけれど、でも、前巻、前々巻よりもコメディ要素(お笑い成分)が減っている? この巻には、番外編などが挟まれつつ、本編は3話が収録されている(第六話~第八話)。順に侍女というかメイドのアニス(腐な人&大きな胸)、主人公シャールくんの双子の姉で本物のグリンダ(天才&失踪中)、第1王女の聖羅姫(本来クールな天才系、9歳)が問題を起こしているというか、物語を動かしている感じ。
最初の話(第六話)、武力自慢の国オーランドから贈られた筋肉ムキムキの像が消失して、それが置かれていた部屋を掃除したりしていたアニスが疑われる…のだけれど、“密室もの”というよりは(ちょっとネタバレしてしまうかもしれないけれど)“塔もの”という感じかな…。本名はシャーロック=ドイルな女装家庭教師シャールくん、高校生小学生な名探偵コナンくん(苗字は江戸川)ほどには活躍できていない(名前負け残念)。新聞小説とかだけでなくてもっとたくさん文学作品を読んでいないと、“文学少女”天野遠子先輩のような活躍(推理ではなくて想像で解決!)もあまり期待できない?
そういえばどこだっけ…、本筋とはあまり関係ないけれど、“金魚”の話に思わず笑ってしまった。あ、ここか。
<「(略)ナイジェルさん、あなたは人には言えない特殊な趣味をお持ちですね。金魚を大量に飼育されておりますが、一匹一匹に名前をつけられて、特注された巨大な鉢にご自分もご一緒に――」/「ま、待てっ!」>(pp.57-8)
どういう趣味だよ…、どこが楽しいんだろう?(汗)。あ、でも、お城内の守備とかよりも水族館の飼育係とかに向いていそうな人?(わからないけれど)。というか、シュールな話に笑ってしまうのは、ちょっと疲れている証拠かもしれない(涙)。そう、あと、最後の「番外編3」は、眠れる子ども・真(シン)王子がこしらえた謎の粘土細工をきっかけにして、王妃様の辛くて楽しい(?)過去がまた明らかになっている(笑)。
真ん中の話(第七話)、万能の天才・グリンダが、勤めていた研究施設でよく星の形のクッキーを食べていた理由は、なんだろうね? ――シャールくんと同じ分量を食べようとしたのかな?(半分半分にするために?)。それだと星祭りの日のうちに食べないといけないか。うーん、とりあえず私にはわからない。そう、本物グリンダと偽物グリンダは、月とすっぽんならぬ薔薇とペンペン草らしいです(あ、部分的にはレモンとひよこ豆…(汗))。本編の最後の話(第八話)は、教え子から裸で迫られる、みたいな男性教師もの(小説や漫画、アニメ、実写ドラマなど)によくありそうな展開? ま、それほど迫られているわけではないか、泣かれてはいるけれど。シャールくん、ドキドキというか、完全に動揺しているけれど。そう、3巻目ともなると(?)自覚面とか、シャールくん(というか偽グリンダ先生)の教師度がまたちょっとアップしている。
シリーズ今後の展開は――どうなるんだろうね? 個人的には本物のグリンダと王室の人たちとの対決(?)がちょっと見て(読んで)みたいかな。特にグリンダvs.聖羅。天才グリンダの攻撃は、焦げたパン(手作り)を投げる、それに対して同じく天才の聖羅姫は毒薬(これも自家製、よく煮込んである)を使って――あ、ダメか、ギルマー以外の人は死んでしまうから(汗)。そのほか、シザエル国王とはそのまま剣でガチンコ対決、王妃様とは、えーと、やっぱり歌唱力対決かな? グリンダ、「万能」だから歌もうまいのでは?(採点機能付きカラオケは…この国にはないか)。弟のシャールくんとは人生すごろくで対決――というか「自分で二次創作しろ!」とか言われちゃいそうだな(汗)。そう、あと、グリンダが世界各地で作っているという“伝説”がちょっと知りたいな。なんだろう、村人or町人たちとの『裸の大将』的な交流エピソード?(みたいな伝説?)。
最初の話(第六話)、武力自慢の国オーランドから贈られた筋肉ムキムキの像が消失して、それが置かれていた部屋を掃除したりしていたアニスが疑われる…のだけれど、“密室もの”というよりは(ちょっとネタバレしてしまうかもしれないけれど)“塔もの”という感じかな…。本名はシャーロック=ドイルな女装家庭教師シャールくん、高校生小学生な名探偵コナンくん(苗字は江戸川)ほどには活躍できていない(名前負け残念)。新聞小説とかだけでなくてもっとたくさん文学作品を読んでいないと、“文学少女”天野遠子先輩のような活躍(推理ではなくて想像で解決!)もあまり期待できない?
そういえばどこだっけ…、本筋とはあまり関係ないけれど、“金魚”の話に思わず笑ってしまった。あ、ここか。
<「(略)ナイジェルさん、あなたは人には言えない特殊な趣味をお持ちですね。金魚を大量に飼育されておりますが、一匹一匹に名前をつけられて、特注された巨大な鉢にご自分もご一緒に――」/「ま、待てっ!」>(pp.57-8)
どういう趣味だよ…、どこが楽しいんだろう?(汗)。あ、でも、お城内の守備とかよりも水族館の飼育係とかに向いていそうな人?(わからないけれど)。というか、シュールな話に笑ってしまうのは、ちょっと疲れている証拠かもしれない(涙)。そう、あと、最後の「番外編3」は、眠れる子ども・真(シン)王子がこしらえた謎の粘土細工をきっかけにして、王妃様の辛くて楽しい(?)過去がまた明らかになっている(笑)。
真ん中の話(第七話)、万能の天才・グリンダが、勤めていた研究施設でよく星の形のクッキーを食べていた理由は、なんだろうね? ――シャールくんと同じ分量を食べようとしたのかな?(半分半分にするために?)。それだと星祭りの日のうちに食べないといけないか。うーん、とりあえず私にはわからない。そう、本物グリンダと偽物グリンダは、月とすっぽんならぬ薔薇とペンペン草らしいです(あ、部分的にはレモンとひよこ豆…(汗))。本編の最後の話(第八話)は、教え子から裸で迫られる、みたいな男性教師もの(小説や漫画、アニメ、実写ドラマなど)によくありそうな展開? ま、それほど迫られているわけではないか、泣かれてはいるけれど。シャールくん、ドキドキというか、完全に動揺しているけれど。そう、3巻目ともなると(?)自覚面とか、シャールくん(というか偽グリンダ先生)の教師度がまたちょっとアップしている。
シリーズ今後の展開は――どうなるんだろうね? 個人的には本物のグリンダと王室の人たちとの対決(?)がちょっと見て(読んで)みたいかな。特にグリンダvs.聖羅。天才グリンダの攻撃は、焦げたパン(手作り)を投げる、それに対して同じく天才の聖羅姫は毒薬(これも自家製、よく煮込んである)を使って――あ、ダメか、ギルマー以外の人は死んでしまうから(汗)。そのほか、シザエル国王とはそのまま剣でガチンコ対決、王妃様とは、えーと、やっぱり歌唱力対決かな? グリンダ、「万能」だから歌もうまいのでは?(採点機能付きカラオケは…この国にはないか)。弟のシャールくんとは人生すごろくで対決――というか「自分で二次創作しろ!」とか言われちゃいそうだな(汗)。そう、あと、グリンダが世界各地で作っているという“伝説”がちょっと知りたいな。なんだろう、村人or町人たちとの『裸の大将』的な交流エピソード?(みたいな伝説?)。
コメント