竹宮ゆゆこ 『ゴールデンタイム列伝 AFRICA』
2013年8月26日 読書
電撃文庫、2013.8。※以下、文字数が多いわりに中身のない、しかもぐだぐだな感想です。すみません。あと、手前の巻も含めて一応、ネタバレにもご注意ください。
あいかわらず面白いです。東京都内の大学に通う若者たちがメインのラブコメ小説のシリーズ、大学1年生・多田万里目線の本編が6巻まで進んでいての『列伝』。どういう意味なのかよくわからないけれど、なんとなく強そうだ(汗)。そういえば、最初に書名を見たとき、もしやアニ(リンダこと林田奈々のお兄さん)が主役の別巻? とか思ってしまったけれど、開いてみたらぜんぜん違った。残念ではないけれど、なんていうか、…う、ウヴォイッ!(意味不明)。時期は、大学生の夏休みも終盤の9月くらいの話が多い。読んでいて、収録されている3篇とも、以前の『番外』の続きっぽいな、とは思ったけれど(自動車事故という大きな出来事が間にあったりもするけれど)、そちらを読み返していないので私にはよくわからない。全体的にいままで1度くらいしか出てきていない人物(みんな個性的)が再登場してきたり、最後の1篇はヒロインの加賀香子目線の話だけれど、それ以外の2作でも香子さんが活躍していたりする。振り返って思えば、香子による「シナリオ」がそのまま実現していたり、拒否されたり(by やなっさん)、たんに想像しているだけだったり、現実と偶然に一致していたり…している。シリーズの本筋では中心人物の多田万里が、静岡は島田に帰省してしまう、そしてご当地名物をあれこれ満喫しているから(記憶喪失のせいで、いまだにある意味ほとんど他人同然の両親に対する親孝行=安心させる行動、も兼ねている?)なんていうか、猫の居ぬ間にねずみは遊ぶというか、ほかの登場人物たちが中心となって活躍している(別巻のたぐいって、たいていそういうものかもしれないけれど)。えーと、だから、要するに――そう、冷凍みかん! ←いまちょっと言ってみたかっただけ(汗)。3篇とも読み切り短篇、というよりは、けっこう繋がっていたな、という印象。
もうぐだぐだな感想…(今日は早めに泣きを入れておきます(涙))。表題作である1篇目の「AFRICA」は、だから原始的な言語を操れるアニが活躍する話でもなく、『ティファニーで朝食を』的に香子がアフリカに去っていく話でもなく、正解は、岡ちゃんこと岡千波の心のなか(脳内オカメラによる映像?)が、なんて言えばいいのか、本人1人によるにんじゃりばんばんな分身分身、分心分心…というか、グライダーによるカメラアイな眼下には、黒髪オタマジャクシ的な、大移動するヌー大陸な光景が広がっている…というか、な感じの話(すみません、いま途中で内容紹介を諦めました(涙))。ひと言でいえば、孤独感。南極大陸ではペンギン・ドミノ(だっけ?)、一方のアフリカ大陸では雨きっかけ(真偽不明)なヌーたちが――よくわからないけれど、人間は動物の生態から、生き方とかあれこれ学べるみたいです(素晴らしきかな、理性があるがゆえのアナロジー)。歌っておこうか、♪愛をくださいウォウウォウ、愛を(略)動物園動物園…。香子によれば、嘘かまことか、メルヘン=鬱にはチーズ、さらにはバナナ、牛乳、ナッツがいいらしいです。牛乳は飲むと眠くなってしまいそう(よけいにメルヘン?)。というか、食べ物は投げたらあかんです(汗)。でも(?)、色に関しては、私も小さいころ、自分には赤に見えているものが、ほかの人たちには、自分にとっての青や黄色、あるいは緑とか紫とかに見えているのではないか、と疑っていたことが…。味もそうだけれど、好きな色が人によって違うのは変だな、とか。とりあえず、個人的には野矢茂樹著『哲学の謎』(講談社現代新書、1996)という本がお薦めです。そう、哲学的なお悩みには『ぼのぼの』がいいらしいよ。って、ほんまかいな?(お悩み解消というより一緒に悩む? よく覚えていないけれど、お父さんは死神ラッコ)。あまり関係ないけれど、自分では目覚めているつもりだけれど、これみんな、夢の中の出来事ではないか、みたいな(夢オチにも通じる?)疑惑もあるよね。居酒屋ばなしというか、酒飲み話として「冷蔵庫のなかは、扉を閉めたら、灯りが消えて暗くなっているんだぜ!」とか教えてあげると(自分、完全に酔っ払い(汗))、何人かに1人くらいは驚いてくれる(あ、逆にコンビニのくせに24時間開いていないのかよ! みたいなピンチな場面もあるよね。…あまりないか。というか、なんのこっちゃだな(汗))。そういえば、岡ちゃんややなっさんが所属している「映研」は、いままで「映画研究会」だと思い込んでいたら、「映像研究会」だった。しかも、ほかの大学の学生も交じっているどころか、法学部限定のサークルらしい(万里たち所属のおまけんも?)。映研に女子アナ志望の人がいたりするのは、コネクションづくり目的以外では、――TVのニュース番組(ニュース映像)を地味に研究したり…とか?(それはないか)。あと、そう、忘れてはいけないのは、サラサラ…という音が聞えてくる『師匠』。登場してくると、場の雰囲気がちょっと変わっていいね。
2篇目の「ユア・アイズ・オンリー」は、やなっさんこと柳澤光央が主人公の1人称小説(自称詞は「おれ」)。「主人公」といっても、作中の現在時点では、入院中なのでほとんど移動ができない。でも、頭から流血はしてしまっても(バイトでは労災は下りない? 治療費は社長が持ってくれる?)、不幸中の幸い、記憶まで流出しなくてよかったよね、あやうく“幽霊”が2体になっちゃうところだったよ(汗)。それはそれとして、やなっさんの気持ちがこれほど進行していたとは、ちょっと意外。1篇目の最後の岡ちゃんの気づきにしても、今後、本編にどれくらい反映されていくのだろうか?(本編だけ読んでいる人は、話にちゃんとついていけるのかな?)。やなっさんが持っている親友・万里に関する情報もこれほど少なかったとは、ちょっと意外。二次元くん(本名・佐藤)のほうがまだ知っているのか…。そう、自腹でのハーゲンダッツ購入を躊躇するくらい苦学生なやなっさん、バイト先以外では、以前、万里から教わった(教わっていないっけ?)激安お弁当屋に頻繁に足を運べば、ときどきリンダ先輩(やそのほかおまけんの人々)に会えるかもね。学食コロッケカレーな万里の誘い(「へいやなっさん! 学食でメシ食おうぜー!」)は断らないといけないかもしれないけれど。あ、そもそもまだ夏休み中だから無理か。というか、そんなところで短時間(数分、数秒)会えてもしょうがないか。あ、別に学食に行っても同じくらいの確率で会えそうだな…(汗)。それなら(?)幼なじみの香子からストーキングのスキルを伝授してもらうとか?(それだけは駄目か)。とにかく、ナチュラルな接触機会がバイトくらい、というのがせつない感じ?(関係ないけれど、万里はやなっさんに文字どおり闇のスーパー、みんなの亀太郎(だっけ?)情報も教えてあげればいいのにね。広告チラシが入ってきたら。ハーゲンダッツは商っていないかもしれないけれど)。そう、リンダは(万里もだろうけれど)実家まで帰る電車賃が片道6490円らしい。たぶんもう、学割を利用したほうがいいくらいの金額だよね(いくらかは安くなるはず)。東京から遠くて近い、近くて遠い静岡県。というか、大学生が新幹線に乗るなんて、贅沢な!(当然のごとく青春18きっぷ! というか、大学生ならママチャリで十分! …無理か、240キロ(汗)。琵琶湖1周よりは短い?)。
やなっさんが階段から落ちたあとの次、香子目線の最後の1篇「束の間の越境者」は、暑い夏にふさわしい怪談オチ仕立て(?)。万里が留守中の部屋に合鍵で侵入するストーカー系彼女の香子によるひとり劇場(笑)。あ、「怪談」ではないか、「恐怖体験談」か。読んでいてそれほど涼しくなる(肝を冷やす、身も凍る)わけでもない?(そういえば最近、稲川淳二は見かけるけれど、B.B.ゴローを見ていないな…。TVの話)。あ、私がこの本を読んでいたのは8月だけれど、作中ではもう9月になっている。それはそれとして、ロボ子さんの意外と柔軟なこの特技が、万里にお披露目される日は、いつかちゃんと来るのだろうか?(なんとなく来ないような気が…)。なぜだろう、この3篇目がいちばん面白かったけれど、大きな流れみたいなものは、けっこう先が読めてしまう感じだった。そう、「♪どてっぱらに、なぜ、~」という箇所には思わず、噴き出す感じで笑ってしまった(汗)。でもなんか、この巻(といっても、手前の巻の記憶がほとんどないけれど)に出てくる替え歌とか、もじりとか、かなり強引なのが多かったような…。イントネーションとか文字数とか。
かーっぱかっぱ、…(p.23)
あ・そ・こ・は・死ぬ!(p.131)
実家は島田!(p.182)
抜き出さないほうがよかったかな(汗)。そのままアニメ化(あるいはドラマCD化)とかされたら、声優さんが読むのがたいへんそう(1度くらいつっかえそう)。ま、でも、無理やりなほうが面白かったりするからね(汗)。あと、NANA先輩の本名って、やっぱりまだ出てきていなかったんだ(ほんと、手前の巻に関する記憶があまりなくて…)。そう、NANA先輩って、元おまけん(日本祭事文化研究会)の人だったんだよね、なんかすっかり忘れていた(こちらは言われて思い出した)。ほかには何があったっけ? あ、「お茶、富士山、SL」という3点セットに関して、香子の脳内シナリオ(3篇目ではシナリオがほんとにシナリオ形式で書かれていたりする)と万里の静岡での実際の行動とが一致…。前巻(第6巻)の万里&香子のよる手つなぎ「バルスィーシャンス!?」(@30セカンズホワイトアウト)という不一致は、万里の明日はwhichだ? 的には、香子方面が先行きちょっと暗雲な感じにも思えたけれど(違うものが融合しているからむしろプラスの判断材料なのかな?)、ま、今巻ではなんであれ、一致しているからよかったんじゃないでしょうか。万里は香子から誘われてもラブコメ映画は嫌がって一緒に見てくれないらしい(1篇目の話)。歴史に対して「もし」を言ってもしかたがないけれど、思うにたぶん、万里&二次元くんなら「バルス!」で一致したよね(そういえば、以前、岡家旧宅周辺で、万里&二次元くんが始めたキャッツアイごっこにも、香子は参加できない様子だった)。で、それ以外のカップリングでは、不一致にしかならないような…。やなっさんは「バルス!」とは言わない気がするし、香子&岡ちゃんでも、岡ちゃんが「シャルウィーダンス?」とは言わないような…。万里&リンダでも、リンダは「バルス!」とは言わないような気が…。あ、でも、万里にいちばん合わせられるのが、たぶんリンダだから、そのへんわからないけれど。そう、どちらか一方だけが相手に合わせれば一致しないこともないよね。そもそも万里が香子に合わせて「シャルウィー…?」にすればよかったんだよ!(映画を見ていなくてもそれくらい知っとるやろ?)。というか、「バルス!」って(いい意味での)滅びの呪文だっけ? すでに手を繋いでいて2人同時に「踊りませんか?」というのも、考えてみればちょっと変かな…。というか、関係のない話を長々と書きすぎ(涙)。
あー、やなっさんの大学受験に関する箇所(2篇目の話、回想的)に触れようと思っていて忘れていた。…まぁいいか。あ、でも、ちょっとだけ。夢の中での、「呪い」その1の実現かもしれない、あるいはたんに本人の被害妄想的なヴィジョン(これもカメラアイ的=全身が羽根の生えた1個の目玉、的)かもしれないというか、ちょんまげ悪代官&悪だくみ女子高生加賀屋(with 小判の小山)――な話は、読んでいて、受験生1人くらいなら不正合格よりも、不正不合格のほうが楽そうだな、とか思ってしまった。びりびりっとすればいいだけだから(もしリアリズムならたぶん破いたら駄目だろうな…、正解していそうな箇所を地味に消しゴムで消すとか?)。もちろん、そういう問題じゃないけれど(汗)。不正はいかんです。夏季講習(予備校の)といえば、同時期の万里(前年の1浪中、まだ静岡)はどうしていたんだろう? そもそも(長期入院していて)退院したのは、何月くらいだっけ?(手前の巻をちゃんと読み直さないとわからないな…)。5月のゴールデンウィークあたりは、入院中だったよね。個人的にはリンダが前年(大学1年のとき)、東京でどういう生活を送っていたのかも、けっこう気になるかな(もうあれこれ書かれていたっけ? 私、記憶がないです(涙))。
あいかわらず面白いです。東京都内の大学に通う若者たちがメインのラブコメ小説のシリーズ、大学1年生・多田万里目線の本編が6巻まで進んでいての『列伝』。どういう意味なのかよくわからないけれど、なんとなく強そうだ(汗)。そういえば、最初に書名を見たとき、もしやアニ(リンダこと林田奈々のお兄さん)が主役の別巻? とか思ってしまったけれど、開いてみたらぜんぜん違った。残念ではないけれど、なんていうか、…う、ウヴォイッ!(意味不明)。時期は、大学生の夏休みも終盤の9月くらいの話が多い。読んでいて、収録されている3篇とも、以前の『番外』の続きっぽいな、とは思ったけれど(自動車事故という大きな出来事が間にあったりもするけれど)、そちらを読み返していないので私にはよくわからない。全体的にいままで1度くらいしか出てきていない人物(みんな個性的)が再登場してきたり、最後の1篇はヒロインの加賀香子目線の話だけれど、それ以外の2作でも香子さんが活躍していたりする。振り返って思えば、香子による「シナリオ」がそのまま実現していたり、拒否されたり(by やなっさん)、たんに想像しているだけだったり、現実と偶然に一致していたり…している。シリーズの本筋では中心人物の多田万里が、静岡は島田に帰省してしまう、そしてご当地名物をあれこれ満喫しているから(記憶喪失のせいで、いまだにある意味ほとんど他人同然の両親に対する親孝行=安心させる行動、も兼ねている?)なんていうか、猫の居ぬ間にねずみは遊ぶというか、ほかの登場人物たちが中心となって活躍している(別巻のたぐいって、たいていそういうものかもしれないけれど)。えーと、だから、要するに――そう、冷凍みかん! ←いまちょっと言ってみたかっただけ(汗)。3篇とも読み切り短篇、というよりは、けっこう繋がっていたな、という印象。
もうぐだぐだな感想…(今日は早めに泣きを入れておきます(涙))。表題作である1篇目の「AFRICA」は、だから原始的な言語を操れるアニが活躍する話でもなく、『ティファニーで朝食を』的に香子がアフリカに去っていく話でもなく、正解は、岡ちゃんこと岡千波の心のなか(脳内オカメラによる映像?)が、なんて言えばいいのか、本人1人によるにんじゃりばんばんな分身分身、分心分心…というか、グライダーによるカメラアイな眼下には、黒髪オタマジャクシ的な、大移動するヌー大陸な光景が広がっている…というか、な感じの話(すみません、いま途中で内容紹介を諦めました(涙))。ひと言でいえば、孤独感。南極大陸ではペンギン・ドミノ(だっけ?)、一方のアフリカ大陸では雨きっかけ(真偽不明)なヌーたちが――よくわからないけれど、人間は動物の生態から、生き方とかあれこれ学べるみたいです(素晴らしきかな、理性があるがゆえのアナロジー)。歌っておこうか、♪愛をくださいウォウウォウ、愛を(略)動物園動物園…。香子によれば、嘘かまことか、メルヘン=鬱にはチーズ、さらにはバナナ、牛乳、ナッツがいいらしいです。牛乳は飲むと眠くなってしまいそう(よけいにメルヘン?)。というか、食べ物は投げたらあかんです(汗)。でも(?)、色に関しては、私も小さいころ、自分には赤に見えているものが、ほかの人たちには、自分にとっての青や黄色、あるいは緑とか紫とかに見えているのではないか、と疑っていたことが…。味もそうだけれど、好きな色が人によって違うのは変だな、とか。とりあえず、個人的には野矢茂樹著『哲学の謎』(講談社現代新書、1996)という本がお薦めです。そう、哲学的なお悩みには『ぼのぼの』がいいらしいよ。って、ほんまかいな?(お悩み解消というより一緒に悩む? よく覚えていないけれど、お父さんは死神ラッコ)。あまり関係ないけれど、自分では目覚めているつもりだけれど、これみんな、夢の中の出来事ではないか、みたいな(夢オチにも通じる?)疑惑もあるよね。居酒屋ばなしというか、酒飲み話として「冷蔵庫のなかは、扉を閉めたら、灯りが消えて暗くなっているんだぜ!」とか教えてあげると(自分、完全に酔っ払い(汗))、何人かに1人くらいは驚いてくれる(あ、逆にコンビニのくせに24時間開いていないのかよ! みたいなピンチな場面もあるよね。…あまりないか。というか、なんのこっちゃだな(汗))。そういえば、岡ちゃんややなっさんが所属している「映研」は、いままで「映画研究会」だと思い込んでいたら、「映像研究会」だった。しかも、ほかの大学の学生も交じっているどころか、法学部限定のサークルらしい(万里たち所属のおまけんも?)。映研に女子アナ志望の人がいたりするのは、コネクションづくり目的以外では、――TVのニュース番組(ニュース映像)を地味に研究したり…とか?(それはないか)。あと、そう、忘れてはいけないのは、サラサラ…という音が聞えてくる『師匠』。登場してくると、場の雰囲気がちょっと変わっていいね。
2篇目の「ユア・アイズ・オンリー」は、やなっさんこと柳澤光央が主人公の1人称小説(自称詞は「おれ」)。「主人公」といっても、作中の現在時点では、入院中なのでほとんど移動ができない。でも、頭から流血はしてしまっても(バイトでは労災は下りない? 治療費は社長が持ってくれる?)、不幸中の幸い、記憶まで流出しなくてよかったよね、あやうく“幽霊”が2体になっちゃうところだったよ(汗)。それはそれとして、やなっさんの気持ちがこれほど進行していたとは、ちょっと意外。1篇目の最後の岡ちゃんの気づきにしても、今後、本編にどれくらい反映されていくのだろうか?(本編だけ読んでいる人は、話にちゃんとついていけるのかな?)。やなっさんが持っている親友・万里に関する情報もこれほど少なかったとは、ちょっと意外。二次元くん(本名・佐藤)のほうがまだ知っているのか…。そう、自腹でのハーゲンダッツ購入を躊躇するくらい苦学生なやなっさん、バイト先以外では、以前、万里から教わった(教わっていないっけ?)激安お弁当屋に頻繁に足を運べば、ときどきリンダ先輩(やそのほかおまけんの人々)に会えるかもね。学食コロッケカレーな万里の誘い(「へいやなっさん! 学食でメシ食おうぜー!」)は断らないといけないかもしれないけれど。あ、そもそもまだ夏休み中だから無理か。というか、そんなところで短時間(数分、数秒)会えてもしょうがないか。あ、別に学食に行っても同じくらいの確率で会えそうだな…(汗)。それなら(?)幼なじみの香子からストーキングのスキルを伝授してもらうとか?(それだけは駄目か)。とにかく、ナチュラルな接触機会がバイトくらい、というのがせつない感じ?(関係ないけれど、万里はやなっさんに文字どおり闇のスーパー、みんなの亀太郎(だっけ?)情報も教えてあげればいいのにね。広告チラシが入ってきたら。ハーゲンダッツは商っていないかもしれないけれど)。そう、リンダは(万里もだろうけれど)実家まで帰る電車賃が片道6490円らしい。たぶんもう、学割を利用したほうがいいくらいの金額だよね(いくらかは安くなるはず)。東京から遠くて近い、近くて遠い静岡県。というか、大学生が新幹線に乗るなんて、贅沢な!(当然のごとく青春18きっぷ! というか、大学生ならママチャリで十分! …無理か、240キロ(汗)。琵琶湖1周よりは短い?)。
やなっさんが階段から落ちたあとの次、香子目線の最後の1篇「束の間の越境者」は、暑い夏にふさわしい怪談オチ仕立て(?)。万里が留守中の部屋に合鍵で侵入するストーカー系彼女の香子によるひとり劇場(笑)。あ、「怪談」ではないか、「恐怖体験談」か。読んでいてそれほど涼しくなる(肝を冷やす、身も凍る)わけでもない?(そういえば最近、稲川淳二は見かけるけれど、B.B.ゴローを見ていないな…。TVの話)。あ、私がこの本を読んでいたのは8月だけれど、作中ではもう9月になっている。それはそれとして、ロボ子さんの意外と柔軟なこの特技が、万里にお披露目される日は、いつかちゃんと来るのだろうか?(なんとなく来ないような気が…)。なぜだろう、この3篇目がいちばん面白かったけれど、大きな流れみたいなものは、けっこう先が読めてしまう感じだった。そう、「♪どてっぱらに、なぜ、~」という箇所には思わず、噴き出す感じで笑ってしまった(汗)。でもなんか、この巻(といっても、手前の巻の記憶がほとんどないけれど)に出てくる替え歌とか、もじりとか、かなり強引なのが多かったような…。イントネーションとか文字数とか。
かーっぱかっぱ、…(p.23)
あ・そ・こ・は・死ぬ!(p.131)
実家は島田!(p.182)
抜き出さないほうがよかったかな(汗)。そのままアニメ化(あるいはドラマCD化)とかされたら、声優さんが読むのがたいへんそう(1度くらいつっかえそう)。ま、でも、無理やりなほうが面白かったりするからね(汗)。あと、NANA先輩の本名って、やっぱりまだ出てきていなかったんだ(ほんと、手前の巻に関する記憶があまりなくて…)。そう、NANA先輩って、元おまけん(日本祭事文化研究会)の人だったんだよね、なんかすっかり忘れていた(こちらは言われて思い出した)。ほかには何があったっけ? あ、「お茶、富士山、SL」という3点セットに関して、香子の脳内シナリオ(3篇目ではシナリオがほんとにシナリオ形式で書かれていたりする)と万里の静岡での実際の行動とが一致…。前巻(第6巻)の万里&香子のよる手つなぎ「バルスィーシャンス!?」(@30セカンズホワイトアウト)という不一致は、万里の明日はwhichだ? 的には、香子方面が先行きちょっと暗雲な感じにも思えたけれど(違うものが融合しているからむしろプラスの判断材料なのかな?)、ま、今巻ではなんであれ、一致しているからよかったんじゃないでしょうか。万里は香子から誘われてもラブコメ映画は嫌がって一緒に見てくれないらしい(1篇目の話)。歴史に対して「もし」を言ってもしかたがないけれど、思うにたぶん、万里&二次元くんなら「バルス!」で一致したよね(そういえば、以前、岡家旧宅周辺で、万里&二次元くんが始めたキャッツアイごっこにも、香子は参加できない様子だった)。で、それ以外のカップリングでは、不一致にしかならないような…。やなっさんは「バルス!」とは言わない気がするし、香子&岡ちゃんでも、岡ちゃんが「シャルウィーダンス?」とは言わないような…。万里&リンダでも、リンダは「バルス!」とは言わないような気が…。あ、でも、万里にいちばん合わせられるのが、たぶんリンダだから、そのへんわからないけれど。そう、どちらか一方だけが相手に合わせれば一致しないこともないよね。そもそも万里が香子に合わせて「シャルウィー…?」にすればよかったんだよ!(映画を見ていなくてもそれくらい知っとるやろ?)。というか、「バルス!」って(いい意味での)滅びの呪文だっけ? すでに手を繋いでいて2人同時に「踊りませんか?」というのも、考えてみればちょっと変かな…。というか、関係のない話を長々と書きすぎ(涙)。
あー、やなっさんの大学受験に関する箇所(2篇目の話、回想的)に触れようと思っていて忘れていた。…まぁいいか。あ、でも、ちょっとだけ。夢の中での、「呪い」その1の実現かもしれない、あるいはたんに本人の被害妄想的なヴィジョン(これもカメラアイ的=全身が羽根の生えた1個の目玉、的)かもしれないというか、ちょんまげ悪代官&悪だくみ女子高生加賀屋(with 小判の小山)――な話は、読んでいて、受験生1人くらいなら不正合格よりも、不正不合格のほうが楽そうだな、とか思ってしまった。びりびりっとすればいいだけだから(もしリアリズムならたぶん破いたら駄目だろうな…、正解していそうな箇所を地味に消しゴムで消すとか?)。もちろん、そういう問題じゃないけれど(汗)。不正はいかんです。夏季講習(予備校の)といえば、同時期の万里(前年の1浪中、まだ静岡)はどうしていたんだろう? そもそも(長期入院していて)退院したのは、何月くらいだっけ?(手前の巻をちゃんと読み直さないとわからないな…)。5月のゴールデンウィークあたりは、入院中だったよね。個人的にはリンダが前年(大学1年のとき)、東京でどういう生活を送っていたのかも、けっこう気になるかな(もうあれこれ書かれていたっけ? 私、記憶がないです(涙))。
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