読書メモ。

2013年12月31日 読書
過去ログ(このブログの過去の書き込み)への補足を少し。

以前、読んだ(というか結局、読み残してしまった)齋藤愼爾『寂聴伝 良夜玲瓏』(白水社、2008→新潮文庫、2011)という本に、瀬戸内寂聴さんが東京女子大学に入るのに、高女(徳島高等女学校)の最後の年の冬休みに上京して、<道玄坂の裏通りの昭栄塾>(p.64、文庫版)という予備校に通った、みたいなことが書かれていて。

だいぶあとになって、ネットで見かけた、

佐々木享「大学入試の歴史(第39回) 予備校の歴史(3)ー予備校の起源ア・ラ・カルトー」(1993)

という記事(論文という感じではないかな、『大学進学研究』というものでの連載らしい。けっこう長期の連載?)に、「女子のための予備校」として「昭栄学園」という予備校が取り上げられている。たぶん「昭栄塾」と同じところだと思う(例によって予備校は正式名称がはっきりしない?(涙))。私が説明するよりも直接、それを読んでもらったほうが早いと思うけれど、1936年(昭和11年?)の開校で、高女の卒業生が進学のために通ったらしい。当時、高女には4年制のところと5年制のところと両方があって、生徒(学生)には4年制の卒業生のほうが多かったようだ。というか、現役受験生についての言及がない。そう、あと、女子だけの予備校はほかになかったのかな?
 

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