ここ1年くらい(1年以上かも)の間に読んだことがあるもの。書名(作品名)だけでも書いておきたくて。「浪人」がほとんど関係ないものばかりだけど。
林真理子「いつも2人で」
『Hayashi Mariko Collections 5 約束』ポプラ文庫、2009.12。初出が書いていないけど、『小説ロマンチック洋画劇場 ローマの休日』(角川書店、1989.7/角川文庫、1992.11)に収録されているものらしい。舞台は地方、彼氏のほうだけ大学に落ちる。
小池真理子『ふたりの季節』
幻冬舎、2008.12/幻冬舎文庫、2016.4。文庫版で。初出は単行本書き下ろし? 舞台は東京。過去の話、彼氏のほうだけ落ちる。
小池真理子「春爛漫」
『夏の吐息』講談社、2005.6/講談社文庫、2008.6。文庫版で。初出は? 男友達というかの娘が浪人生。出てくる。
*
角田光代「わか葉の恋」
アンソロジー『オトナの片思い』角川春樹事務所、2007.8/ハルキ文庫、2009.5。文庫版で。初出は? 過去の話、彼氏のほうだけ地方で浪人(2浪)。別れないパターン。
角田光代「ヤルキマチ」
『ドラママチ』文藝春秋、2006.6/文春文庫、2009.6。文庫版で。初出は『オール讀物』2003年12月号。妻子ある男性と付き合っていて(家は東京の荻窪)その1人娘がいまは浪人中らしい。小池真理子「春爛漫」と違って出てはこない。
角田光代「無愁天使」
『幸福な遊戯』福武書店、1991.9/角川文庫、2003.11。文庫版で。初出は『海燕』1991年9月号で、「海燕」新人文学賞受賞第1作(表題作が受賞作)。妹の彼氏(半同棲)が浪人生。出てこない。
角田光代「ゆうべの神様」
『ロック母』講談社、2007.6/講談社文庫、2010.6。これは最近読んだもの。文庫版で。初出は『群像』1992年12月号。「私」は高校3年生(女子)。好ましく思っていない家族やご近所、地域から脱出する方法は、やっぱり東京の大学への進学? 「私」は大学に落ちて浪人生(予備校生)になっている。(芥川賞の候補になっているらしくて、本の後ろの「あとがき」には「たしか、選評も読まなかった。」と書かれているけど(p.283)、「芥川賞のすべて・のようなもの」を見てみると、黒井千次しかこの作品に触れていないみたい。皮肉ではないけど、読みたくてもほとんど読めなかっただろうね。三浦哲郎が触れていないのがちょっと意外。)
*
山内マリコ「大人になる方法」
『さみしくなったら名前を呼んで』幻冬舎、2014.9/幻冬舎文庫、2017.2。単行本で。初出は(この1篇は)単行本書き下ろし。舞台は地方。最後のほう、主人公(女子)が。
彩瀬まる「ハライソ」
『骨を彩る』幻冬舎、2013.11/幻冬舎文庫、2017.2。単行本で。初出は(すべて)単行本書き下ろし。ネットゲームでのパートナー(年下の女の子)と知り合ったのが主人公が浪人中だったかな(よく覚えていない)。
勝目梓「あしあと」
同名書、文藝春秋、2014.4/文春文庫、2016.10。最近読んだもの。文庫版で。初出は『オール讀物』2013年4月号。付き合う男性にはいつも去られていたけど、海で命を落とした漁師の夫だけは違う、という話かな。いまは房総で暮らしているけど、富山県出身で、「地元の大学受験に二回失敗し」ていて、予備校で最初の男が。でもふられていて(ひどいふられ方かな...)結局、進学せず東京で就職したらしい。
*
栗田有起「抱卵期」
『文學界』2015年4月号。大学受験に失敗して...。『オテル モル』などと同じで変わった職業もの? 母娘関係というか、母親との関係も書かれていたと思う。
谷川直子『四月は少しつめたくて』
河出書房新社、2015.4。初出の『文藝』2015年春号で読んだ。これはけっこう面白かった記憶が。主人公(の1人)の娘が浪人生。出てくる。
板垣真任「トレイス」
『文學界』2014年12月号。大学に落ちていて、まだ3月の話だったと思う。地方。読んでいて苛々する小説だったかな。ある種の純文学というか。
青木淳悟「僕ボードレール」
『群像』2017年2月号。ボードレールではなくて「僕」のほう、東京の私立高校。最後Yゼミに。
※加筆しました(最終更新2017.06.12)。
林真理子「いつも2人で」
『Hayashi Mariko Collections 5 約束』ポプラ文庫、2009.12。初出が書いていないけど、『小説ロマンチック洋画劇場 ローマの休日』(角川書店、1989.7/角川文庫、1992.11)に収録されているものらしい。舞台は地方、彼氏のほうだけ大学に落ちる。
小池真理子『ふたりの季節』
幻冬舎、2008.12/幻冬舎文庫、2016.4。文庫版で。初出は単行本書き下ろし? 舞台は東京。過去の話、彼氏のほうだけ落ちる。
小池真理子「春爛漫」
『夏の吐息』講談社、2005.6/講談社文庫、2008.6。文庫版で。初出は? 男友達というかの娘が浪人生。出てくる。
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角田光代「わか葉の恋」
アンソロジー『オトナの片思い』角川春樹事務所、2007.8/ハルキ文庫、2009.5。文庫版で。初出は? 過去の話、彼氏のほうだけ地方で浪人(2浪)。別れないパターン。
角田光代「ヤルキマチ」
『ドラママチ』文藝春秋、2006.6/文春文庫、2009.6。文庫版で。初出は『オール讀物』2003年12月号。妻子ある男性と付き合っていて(家は東京の荻窪)その1人娘がいまは浪人中らしい。小池真理子「春爛漫」と違って出てはこない。
角田光代「無愁天使」
『幸福な遊戯』福武書店、1991.9/角川文庫、2003.11。文庫版で。初出は『海燕』1991年9月号で、「海燕」新人文学賞受賞第1作(表題作が受賞作)。妹の彼氏(半同棲)が浪人生。出てこない。
角田光代「ゆうべの神様」
『ロック母』講談社、2007.6/講談社文庫、2010.6。これは最近読んだもの。文庫版で。初出は『群像』1992年12月号。「私」は高校3年生(女子)。好ましく思っていない家族やご近所、地域から脱出する方法は、やっぱり東京の大学への進学? 「私」は大学に落ちて浪人生(予備校生)になっている。(芥川賞の候補になっているらしくて、本の後ろの「あとがき」には「たしか、選評も読まなかった。」と書かれているけど(p.283)、「芥川賞のすべて・のようなもの」を見てみると、黒井千次しかこの作品に触れていないみたい。皮肉ではないけど、読みたくてもほとんど読めなかっただろうね。三浦哲郎が触れていないのがちょっと意外。)
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山内マリコ「大人になる方法」
『さみしくなったら名前を呼んで』幻冬舎、2014.9/幻冬舎文庫、2017.2。単行本で。初出は(この1篇は)単行本書き下ろし。舞台は地方。最後のほう、主人公(女子)が。
彩瀬まる「ハライソ」
『骨を彩る』幻冬舎、2013.11/幻冬舎文庫、2017.2。単行本で。初出は(すべて)単行本書き下ろし。ネットゲームでのパートナー(年下の女の子)と知り合ったのが主人公が浪人中だったかな(よく覚えていない)。
勝目梓「あしあと」
同名書、文藝春秋、2014.4/文春文庫、2016.10。最近読んだもの。文庫版で。初出は『オール讀物』2013年4月号。付き合う男性にはいつも去られていたけど、海で命を落とした漁師の夫だけは違う、という話かな。いまは房総で暮らしているけど、富山県出身で、「地元の大学受験に二回失敗し」ていて、予備校で最初の男が。でもふられていて(ひどいふられ方かな...)結局、進学せず東京で就職したらしい。
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栗田有起「抱卵期」
『文學界』2015年4月号。大学受験に失敗して...。『オテル モル』などと同じで変わった職業もの? 母娘関係というか、母親との関係も書かれていたと思う。
谷川直子『四月は少しつめたくて』
河出書房新社、2015.4。初出の『文藝』2015年春号で読んだ。これはけっこう面白かった記憶が。主人公(の1人)の娘が浪人生。出てくる。
板垣真任「トレイス」
『文學界』2014年12月号。大学に落ちていて、まだ3月の話だったと思う。地方。読んでいて苛々する小説だったかな。ある種の純文学というか。
青木淳悟「僕ボードレール」
『群像』2017年2月号。ボードレールではなくて「僕」のほう、東京の私立高校。最後Yゼミに。
※加筆しました(最終更新2017.06.12)。
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