ここ1年半くらいの間に読んだもの。これでぜんぶ書き出せたかな。※基本的に自分のための備忘メモですが、以下ネタバレにはご注意ください。
藍上陸『アキハバラ∧デンパトウ』
GA文庫、2016.10。東大志望2浪。実家は千葉。『ラブひな』に関係する箇所がちょっとある(笑)。よくわからないけど、最初カモメが飛んでいたり、ヒロインの女の子(自称は男の子)が白地に青のボーダーの服を着ていたり、海関係の比喩が使われていたり......電波な(?)住人たちが暮らす「電波塔」が海の灯台に見立てられている感じで、だから「東大」は「灯台」がかかっているのかも(登場人物の台詞でも、灯台ではなくて東大、みたいな言葉があったと思う)。建物の中ではというか、住人には動物の着ぐるみを着ている人や(実は人語を話せる)動物を飼っている人がいて、海よりも陸上な感じだけど。東大を目指している理由がヒロインに対して自嘲気味に(?)語られている箇所があるけど、それはあまり面白くなかったかな...。あとがきに「新感覚派」(川端康成、横光利一)という言葉も見られるけど、最後のへんで主人公には何を言っているかわからない老人が出てきたり、ヒロインに対して「少年」がどうの、と言っていたり、...ちょっと川端康成「伊豆の踊子」を思い出した(それくらいしか読んだことがないからかな(泣))。ストーリーは単純だったけど、ちょっと変な小説で、個人的にはけっこう楽しめた。続きが読みたいけど、2巻は出るのかな?
柏木サトシ『異世界スーパーマーケットを経営します~召喚姫と店長代理~』
ファミ通文庫、2016.2。浪人が決まって、父親にスーパー(千葉にある)の店長代理を任される。で、早めに異世界へ。ストーリーとか登場人物の性格とかがけっこうシンプルで、何か足りない気もしたけど、好感が持てる感じだった。「浪人」はほとんど関係ない感じだったけど。2巻も一応、読む予定。([追記]第2巻の『異世界スーパーマーケットを経営します2 ~ノウマッドストアと収穫祭~』(2016.7)読了。浪人はもう関係ない。2017.12.07。)
松智洋『異世界家族漂流記 不思議の島のエルザ』
ダッシュエックス文庫、2016.1。浪人が決まって旅行中に家族ごと異世界へ。だいぶ前に読んでよく覚えていないけど、これは面白かったというか、読んでいてすごく自然な感じがした覚えが。文章とか。作者が亡くなられているので、2巻は出ないよね...。(『迷い猫オーバーラン!』だいぶ前に買い揃えてあるんだけど、なかなか読み始められなくて...。積ん読本が多すぎ。)
前野ひろみち「満月と近鉄」
『ランボー怒りの改新』星海社FICTIONS、2016.8。浪人生というより小説家志望で、小説を書いている。大学を落ちて父親とぶつかっていたりしてーー青春小説として良かった覚えが。女性と出会うんだけど、その女性が文庫本で『聊斎志異』を読んでいるという...(笑)。舞台は生駒山。
からて「嘘つきセミと青空」
『マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。』MF文庫J、2013.8。第4話。再受験生(仮面浪人)が主人公だったかな。これもボーイ・ミーツ・「ガール」な話というか。いい話だった覚えが。マンガ化もされているみたい(わんにゃんぷー『青空嫌いの嘘つきセミ子』MFコミックス、2014.9)。
笹本祐一『裏山の宇宙船』
ソノラマ文庫(前編、1994.8/後編、1994.12)、ソノラマノベルス(1巻本、2005.6)、創元SF文庫(上/下、2016.7)。創元SF文庫が出たので読んだ(だいぶ前)。自分の年齢のせいか、読んでいて懐かしい感じが。あと、実際に宇宙船らしきものが見つかったらこうしないといけないのか、と理解はできたけど、話がなかなか進まないなと思ってしまった。卒業生なのになぜ先輩が高校にいるの? と思っていたら実は......というほどでもないか(汗)。
水生大海『結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります』
PHP文芸文庫、2016.1。『てのひらの記憶』(PHP研究所、2012.10)改題。ジャンルはミステリー? 行方不明になっている人(主人公の大学の同級生の姉)が2浪しても美大に受からなかった予備校生。あと、主人公のいとこが2浪していて、主人公と同じ大学(別の学部)の同級生になっている。(この作者の小説、もっと読んでみたいな。なんとなく。)
伊原柊人『隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?』
メディアワークス文庫、2015.11。このブログでは繰り返し書いている気がするけど、ホラーが好きではなくて。まして(?)スプラッターはちょっと...。メインになっている(と言ってもいいと思うけど)隣どうしの家の片方に3浪目の浪人生(20歳)が。隣の家の高校生の娘にストーカー的な行為も。多視点で書かれていて(TVドラマっぽいかな)、その浪人生視点の箇所もある。
藍上陸『アキハバラ∧デンパトウ』
GA文庫、2016.10。東大志望2浪。実家は千葉。『ラブひな』に関係する箇所がちょっとある(笑)。よくわからないけど、最初カモメが飛んでいたり、ヒロインの女の子(自称は男の子)が白地に青のボーダーの服を着ていたり、海関係の比喩が使われていたり......電波な(?)住人たちが暮らす「電波塔」が海の灯台に見立てられている感じで、だから「東大」は「灯台」がかかっているのかも(登場人物の台詞でも、灯台ではなくて東大、みたいな言葉があったと思う)。建物の中ではというか、住人には動物の着ぐるみを着ている人や(実は人語を話せる)動物を飼っている人がいて、海よりも陸上な感じだけど。東大を目指している理由がヒロインに対して自嘲気味に(?)語られている箇所があるけど、それはあまり面白くなかったかな...。あとがきに「新感覚派」(川端康成、横光利一)という言葉も見られるけど、最後のへんで主人公には何を言っているかわからない老人が出てきたり、ヒロインに対して「少年」がどうの、と言っていたり、...ちょっと川端康成「伊豆の踊子」を思い出した(それくらいしか読んだことがないからかな(泣))。ストーリーは単純だったけど、ちょっと変な小説で、個人的にはけっこう楽しめた。続きが読みたいけど、2巻は出るのかな?
柏木サトシ『異世界スーパーマーケットを経営します~召喚姫と店長代理~』
ファミ通文庫、2016.2。浪人が決まって、父親にスーパー(千葉にある)の店長代理を任される。で、早めに異世界へ。ストーリーとか登場人物の性格とかがけっこうシンプルで、何か足りない気もしたけど、好感が持てる感じだった。「浪人」はほとんど関係ない感じだったけど。2巻も一応、読む予定。([追記]第2巻の『異世界スーパーマーケットを経営します2 ~ノウマッドストアと収穫祭~』(2016.7)読了。浪人はもう関係ない。2017.12.07。)
松智洋『異世界家族漂流記 不思議の島のエルザ』
ダッシュエックス文庫、2016.1。浪人が決まって旅行中に家族ごと異世界へ。だいぶ前に読んでよく覚えていないけど、これは面白かったというか、読んでいてすごく自然な感じがした覚えが。文章とか。作者が亡くなられているので、2巻は出ないよね...。(『迷い猫オーバーラン!』だいぶ前に買い揃えてあるんだけど、なかなか読み始められなくて...。積ん読本が多すぎ。)
前野ひろみち「満月と近鉄」
『ランボー怒りの改新』星海社FICTIONS、2016.8。浪人生というより小説家志望で、小説を書いている。大学を落ちて父親とぶつかっていたりしてーー青春小説として良かった覚えが。女性と出会うんだけど、その女性が文庫本で『聊斎志異』を読んでいるという...(笑)。舞台は生駒山。
からて「嘘つきセミと青空」
『マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。』MF文庫J、2013.8。第4話。再受験生(仮面浪人)が主人公だったかな。これもボーイ・ミーツ・「ガール」な話というか。いい話だった覚えが。マンガ化もされているみたい(わんにゃんぷー『青空嫌いの嘘つきセミ子』MFコミックス、2014.9)。
笹本祐一『裏山の宇宙船』
ソノラマ文庫(前編、1994.8/後編、1994.12)、ソノラマノベルス(1巻本、2005.6)、創元SF文庫(上/下、2016.7)。創元SF文庫が出たので読んだ(だいぶ前)。自分の年齢のせいか、読んでいて懐かしい感じが。あと、実際に宇宙船らしきものが見つかったらこうしないといけないのか、と理解はできたけど、話がなかなか進まないなと思ってしまった。卒業生なのになぜ先輩が高校にいるの? と思っていたら実は......というほどでもないか(汗)。
水生大海『結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります』
PHP文芸文庫、2016.1。『てのひらの記憶』(PHP研究所、2012.10)改題。ジャンルはミステリー? 行方不明になっている人(主人公の大学の同級生の姉)が2浪しても美大に受からなかった予備校生。あと、主人公のいとこが2浪していて、主人公と同じ大学(別の学部)の同級生になっている。(この作者の小説、もっと読んでみたいな。なんとなく。)
伊原柊人『隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?』
メディアワークス文庫、2015.11。このブログでは繰り返し書いている気がするけど、ホラーが好きではなくて。まして(?)スプラッターはちょっと...。メインになっている(と言ってもいいと思うけど)隣どうしの家の片方に3浪目の浪人生(20歳)が。隣の家の高校生の娘にストーカー的な行為も。多視点で書かれていて(TVドラマっぽいかな)、その浪人生視点の箇所もある。
コメント