2017年7–9月。

2021年9月12日 読書
※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。



6. >RT 1940年頃で岡田実麿の名前...。微妙な時期かな。
※何をリツイートしたのかわからない。

5. 以前にも同じことをつぶやいていると思うけど、久米正雄「受験生の手記」の「私」(久野健吉)と尾崎翠『第七官界彷徨』の佐田三五郎の接点といえば何があるんだろう? ...というか、自分はなぜその2つを直接つなげようとしているんだろう。。あいだに別の有名な作品があればいいんだけど。

5.1. 尾崎翠が小学校の代用教員を辞めて上京して、三兄(帝大農科在学中)のもとに身を寄せたとき、そこには三五郎のモデルと言われるいとこの田村熊蔵もいて...。1917年(大正6)年のことで、「受験生の手記」が発表される前年。(ちょっと微妙なので月まで考えないとかな...。)

5.2. 久米正雄「文学会」(『学生時代』所収)という小説に「それと前後して、戯曲家の滝田氏も、その小さな体を茶の洋服に包んで、座席の中心である机の横に座を占めることになった。」という箇所がある。この「滝田氏」(のモデル)は秋田雨雀らしい(p.51、小谷野敦『久米正雄伝』)。

5.3. 尾崎翠関係の本を読んでいると、(左から)橋浦泰雄、尾崎翠、秋田雨雀の3ショットの写真が載っていることがある(生田春月が亡くなったあとなので...というかそう思うせいか、3人とも悲しげな感じがする)。確かに秋田雨雀は女性の尾崎翠と同じくらいの身長で、橋浦泰雄よりも背が低い。

5.4. 「浪人生」が関係なくなるかもしれないけど(この話も以前に何度かつぶやいているけど)、「受験生の手記」(1918)と「第七官界彷徨」(1931)の間には、川端康成「伊豆の踊子」(1925)がある。最後のへんに謎の(?)「少年」が出てくる。

5.5. Wikipediaには「川端康成が伊豆に旅したのは、一高入学の翌年1918年(大正7年)の秋で、(略)約8日(10月30日から11月7日)の初めての一人旅であった」「(略)下田港からの帰京の賀茂丸では、蔵前高工(現・東京工大)の受験生・後藤孟と乗り合わせた」と書かれている。

5.6. 登場人物のモデルでいえば、田村氏(1917年、上野の音楽学校志望)と後藤氏(1918年、蔵前の高工志望)は1年くらいしか違わない。

4. 「旧帝大の入試問題」みたいな言葉は少なくとも2通りに曖昧なので要注意。

3. 三木笙子『竜の雨降る探偵社』(PHP研究所、2013。のちPHP文芸文庫)。先週読了。戦後10年くらいで、探偵社があるのは新宿。2階にあって1階には喫茶店が。下で注文すると店主が持ってきてくれる(出前はしてないだろうけど)。ちゃんとした珈琲で、1杯60円するらしい。

3.1. 浄水場の話があったりした。(2、3日前に新宿での出前の写真をリツイートさせてもらったのは、この小説を読んだばかりだったから。)

3.2. 内海隆一郎『遅咲きの梅』(筑摩書房、1998.12)。4割くらい読んだ。シリーズものの1冊らしい。連作短編集。1958年から始まっていてその翌年、大塚駅前の喫茶店はコーヒー1杯50円。「私」は東池袋の名曲喫茶で偶然、東大に4度落ちたという同級生と再会している(郷里は岩手のI市)。

2. 読んでいないけど、ネット情報によれば、昭和30年ごろの話で、この直也という人は、医者の息子で予備校生らしい。>RT3つ
※何をリツイートしたのか覚えていない。

1. >RT 大下宇陀児『鉄の舌』も読めるみたい。#浪人生小説情報
※何をリツイートしたのかわからない。

9月



6. 昭和11年の日記出て來たから一日づつ載っける : まめ速
http://mamesoku.com/archives/3370589.html
→中野塾(予備校)に通っている。藤枝静男が通っていたところ。

6.1. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/986275
中野静『代数学の復習. 上巻』六盟館、大正9

6.3. 某掲示板に「昭和11年の日記出て來たから一日づつ載っける」というのがあげられている。読むとこの日記の人、中野静の中野塾に通っている(ほんとは話が逆で「中野塾」などを検索したら出てきた)。その11年前かな、大正14年(1925年)に藤枝静男が通っていた名古屋の予備校。(続く)
※このツイートは2016年1月9日。

6.4. (続き)中野静という人、近デジで参考書が1冊読める(大正9年のもの、なぜか上巻のみ)。Googleブックスで検索してみると(著作権的な問題があるかな...、Googleブックス情報)お父さんは中野保という人で、長野で数学を教えていたらしい。親子2代で数学の先生だったようだ。
※同上。

6.5. 中野塾のあった場所と開校年が知りたい。 | レファレンス協同データベース
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000080856
Googleブックス、よく見えないから勘違いをしてしまった(言い訳)。お父さんは数学を教えていたわけではない? 何を教えていたんだろう?

6.6. 三上敦史「近代における中京圏の予備校の誕生」(2019)
http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/10383
「まず,1935年の生徒減は,創設者の中野静が逝去したことが大きい。」よくわからないけど、昭和11年=1936年になってから教えられなくなったのでは?
※このツイートは2020年8月20日。

6.7. 中村一雄『信州近代の教師群像・第1巻』とうほう、1992。
※Googleブックスのurl省略。

6.8. あ、日記、1月から始まっていて、1~3月はまだ1935年度(昭和10年度)か。

6.9. 「岡田の単語帳」って何だろう?(論文のほうの引用の1つにある)。岡田=岡田實麿? 大正15年(1926年)の話。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2436462
岡田実麿著/山田宇三郎改訂『英單語熟語要訳』泰文堂, 1953。初版の出版年がわからない。

6.10. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1031031
岡田実麿『前後関係で覚える標準英語単語の研究』開文社, 1935。「緒言」(コマ番号3)によれば単語集はこれまでに「単語要訣」しか出していないらしい。(言い忘れたけど、岡田實麿の生没年は1878–1943。)

6.11. 江利川春雄『受験英語と日本人』(研究社、2011)を見ると『英文和訳要訣』が1919年、『英文法要訣』が1920年に出ているようなので(p. 148)、英単語の「要訣」も1926年までには出ていそう。(いや、わからないけど。)

6.12. 関係ないけど(以前にもツイートした気がするけど)、『受験英語と日本人』のp. 166の引用のような箇所で、「岡田美廣の『伸ばす英作文の力』」とあるのは、たぶん藤田美廣『伸びゆく英作文の力』のこと。

5. 昭和12年:東京で浪人生活をスタートした医大を目指す旧制中学の5年生で16歳の少年。#戦前の日記 #1937年9月26日|TABILISTA[タビリスタ]
http://tabilista.com/2016/09/26/?cat=3
→見方がよくわからないんだけど、ここから日付を押せばいい感じ?

5.1. 色が変わってないけど、列挙されている日付が押せる。

4. 大正11年:16歳の少年の日記。 旧制中学校に通っていて日々学校のことなどを綴っている。#1922年3月30日 #戦前の日記|TABILISTA[タビリスタ]
http://tabilista.com/2016/03/30/?cat=3
→only(筆記体)がanyに見えたか...

3. >RT 1975年7月生まれ。平成11年=1999年。
※何をリツイートしたのかわからない。

2. 南英男『切断魔』(実業之日本社文庫、2016.12)。いつも寄る本屋には置かれていなかった(泣)。気づくのが遅かったか...。これまでに何度も再刊されている作品みたいだけど。24歳の浪人生って6浪? 7浪? 我らがレジェンド勉三さん並みだな。
※のちに購入。

1. 『予備校図鑑』。2016年版だけ持っている。来年から出ないようなら(あるいは内容ががらっと変わるなら)ほかの年度のも欲しいな。資料的に。
※何をリツイートしたのか覚えていない。裁判? 事件?

1.1. あ、そうだよね、これもう、新刊で売ってても買わないほうがいいのか...。深く考えずに「欲しい」と言ってしまった...
※自分のことしか考えていなくて、反省。

8月



9. 7月も終わるね。村上春樹『騎士団長殺し』朝イチではないけど、発売日にわざわざ本屋に行って手に入れてきたのに、いまだにほとんど読んでいないという(^_^;)。上巻の60ページくらいまで読んでほったらかし。8月中に読めるかな...

9.1. こんなことをつぶやいていたっけ。この前のGW(2018年です)の終わりか終わったくらいにやっと読み始めて『騎士団長殺し』読み終わっている(新潮社、2017。上・下ではなくて第1部・第2部だった)。どうにか読む読む詐欺回避(^_^;)。やっぱり村上春樹、読みやすかった。
※このツイートは2018年5月18日。

8. 「文典の本は神田乃武の“Intermediate Grammar”を使っていて」
※何をリツイートしたのか(引用元が何か)わからない。

7. 『輪唱』
https://bookwalker.jp/de6ae01a98-60f2-4d98-bbf2-ce0bfc70ba01/ #文芸

6. 伊井直行のデビュー作&芥川賞候補作の『草のかんむり』って電子書籍があるのか。知らなかった。

5. >RT 昭和9年(1934年)9月号...
※何をリツイートしたのかわからない。

5.1. 高浜虚子も永井龍男も鎌倉。Wikipediaの「永井龍男」には「同年[=1934年]11月、神奈川県鎌倉郡鎌倉町(現在の鎌倉市)に移る。以後転居を度々行ったが鎌倉市で終生居住した。」と書かれている。昭和9年11月から。

5.2. 国デジで目次を見ると「胡桃割り」ではなくて「胡桃わり」になっているけど、鎌倉通信(「昔ばなし――鎌倉通信」)のすぐあとに掲載されているようだ。『学生』1948年7月号(32巻7号)。永井龍男は『学生』にほかにも作品を載せているみたい。

5.3. 「研究社というその社の隣の小宮山さんという社長の家には、中学生の兄弟がいて、時々原っぱに来てキャッチボールをしていると、いい球が飛び交うので、小学生たちはびっくりする。(略)」ーー戸板康二「少年探偵」(初出『小説新潮』1993年1月号)。社長は小酒井五一郎?

5.4. 国会図書館のサイトに「欠: 30巻4, 8-11号, 31巻1, 4, 11号, 32巻4号, 33巻11, 12号」とある。たまたま知っているんだけど、30巻9~11号(昭和21年10~12月号)は用紙不足で出せなかったようだ。30巻8号と31巻1号(翌1月)はここにないだけ。

5.5. 雑誌『学生』の話。

5.6. この件、そもそも関心を持ったきっかけは、伊藤和夫師が『高校英語研究』の最終号(1996年3月号)に書いていた記事(『予備校の英語』に収録)を読んだこと。冒頭で触れられている。20年以上も前...。時の経つのはほんと早い(泣)

5.7. 「(略)氏[=大佛次郎]の経歴の一つに、(略)『高校英語研究』誌編集長の肩書きもあったことを同誌1995年11月号のVoice欄で知って(略)」(p.98、『予備校の英語』)。伊藤師は昭和21年は...一高生なのか(昭和22年旧制東大に)。『学生』当時読んではいなかったかな...

4. ↓Amazonってわからないと勝手に1/1(1月1日)にしちゃう方針?(12/31のほうがよさそうな場合もありそう)。あと1917年、ちょうど100年前の7月に川端康成は一高を受けているのか...

3. 火論:走りながらも=玉木研二 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170711/ddm/003/070/140000c

2. 竹内洋著『立志・苦学・出世』に「「受験と学生」は戦後もしばらく続いたが、昭和28年に廃刊。「考え方」も戦後一時続いたがやがて廃刊になる。「受験と学生」の時代から「蛍雪時代」の時代になった。」と書かれている(p.87、新書版)。「受験と学生」が「昭和28年に廃刊」ってどういうこと?

2.1. 国会図書館のサイトには「26巻から27巻までは「学生」, 28巻から29巻までは「中学生」, 30巻から35巻までは「学生」として刊行」とある。1巻~25巻だけでなく36巻~37巻も「受験と学生」だったようだ。その後は(38巻から。昭和28年=1953年から)「高校英語研究」に。

1. なんか「創刊」の意味がわからなくなってくる。雑誌の。

7月
 

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