※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆訂正ありです。
*
28. 日本推理作家協会賞を『金属バット殺人事件』と同時に受賞している松山巖『乱歩と東京』の第六章の註の7で「受験競争の激化を描いた小説に久米正雄の『或る受験生の手記』(大正七年)がある。(略)」と書かれている。そういえば、角川文庫版『学生時代』の解説でも「或る」が付いていたっけな。
28.1. 「或る」ではなくて「ある」だったかな。
27. そういえば、田中康夫はたいした根拠もなく『でる単』を否定して、『700選』を薦めていたと思う(『大学受験講座』、単行本は1988年)。1956年生まれで、S台に通っていたのは1975年のようだ。(『英文解釈教室』は出ていない時期だよね。初版は1977年2月。)
27.1. 『本の雑誌』2014年7月号の「坪内祐三の読書日記」の4月18日(金)のところに「ところで、注文してあった三冊とは(略)それから伊藤和夫の『英文解釈教室』(研究社)だ。伊藤和夫は駿台予備校の名物講師で、ちょうどこの本が刊行された年(昭和52年)に私も同予備校に(続く)
27.2. (続き)入学したから、当然この参考書を購入した(はず)と思うが、当時の私はこの本の凄さをまったく理解出来なかっただろう。なにしろ伊藤和夫は一高東大を通じてあのマサオ・ミヨシと同級で大親友だったのだから。」と書かれている(p.85)。(続く)
27.3. (続き)自分を何かすごいものに結びつけないではいられない心理(?)というのは、なんだろう、若い頃の自分を見せられているようで、ちょっと嫌です(泣)。伊藤和夫がすごいのはマサオ・ミヨシと知り合いだったから? この人、おそらくいま読んでも理解できないのではないかと思われる。
27.4. 入不二基義『足の裏に影はあるか?ないか?』(朝日出版社、2009)所収の「Memoranda 1991-1992」のうちの1つ「受験勉強のための装置」は必読かも。予備校の上位クラスにしか通じない話かもしれないけど。(著者は1958年生まれだけど、S台に通っていたのは1978年?)
26. あ、通読した覚えはないけれど、もしかしたら『僕の青春放浪』は持っているかも。頭の中にある、医学部志望とか上京して予備校とか、この本からの得た情報かもしれない。すっかり忘れていた(^_^;)。
25. 何か書いていると連想的にあれこれと思い出してくるけれど、どうも時代的には大正半ば(大正7年)、昭和30年、1970年、1980年、1990年の5つの年前後を繰り返しうろうろしてしまう(泣)。(あと、明治37, 8年前後もかな。)
24. 頭の中でどうも猪瀬直樹と田中康夫がごっちゃになってしまって(汗)。どちらかでも2、3冊くらい読んだことがあれば、区別ができるんだけど。私の場合。(猪瀬直樹は1946年生まれ。高校卒業後、1浪。もともと医学部志望で上京して予備校。あ、中上健次や宮本輝と同じ歳?)
23. 浅田次郎は1951年生まれらしいけど、小説ではよく年齢を1つ上に上げている?(なんでだろう?)。高校卒業後、いちおう浪人はしているんだよね(でも、自衛隊に)。1952年生まれの小池真理子も『無伴奏』では年齢を1つ上にあげているんだっけ。1969年に高校3年生。
(追記)浅田次郎『獅子吼』所収の「うきよご」に関連して。
22. 高須智士「見知らぬ街を歩いた記憶」( 『三田文学』1996年春季号→『君を、愛している』1997に)。たしか両親が薫くんと同じ歳と書かれていたと思う。三田文学新人賞佳作。伊井直行と室井光広がいるらしい選考座談会が気になる。
http://mitabungaku.jp/backnumber45.html
21. 安久昭男『悲しいことなどないけれどさもしいことならどっこいあるさ』(龜鳴屋、2015.1)に収録されているらしい「んー My Sweet Lord」(初出『早稲田文学』1983年2月号)の主人公は予備校生? (グーグルブックスで『文学界』の文芸時評?がかかるけど、よく見えない。)
20. 金鶴泳は1浪して(上京して予備校)東大。吉永哲郎『六月の風・十七歳の文学誌』(2006)で少し引かれているけど、この本によれば浪人中に書かれたメモが残されているらしい。1938年生まれだから、もし1冊の本として出版されていれば、時代的に『受験番号5111』と『受験期』の間。
19. RT>波多野勤子・波多野文彦『受験期』(ポケット文春、1965)。浪人生研究(何それ?)の貴重な資料? 大塚のM予備校。(長男の『少年期』(1951)と比べてぜんぜん売れなかったのかな?)
18. うろ覚えだけど、『マイクロ・エシックス』(昭和堂、1993.9)という本で、「予備校」という項目を確か熊野純彦(哲学・倫理学)が担当していて。映画『ダイアモンドは~』(1982.5)では生徒役だった田中美佐子がTVドラマ『予備校ブギ』(1990.4-6)では先生役に。(続く)
18.1. (続き)その間(1982年~1990年)が「予備校ブーム」だったと言えるかもしれない、みたいなことを書いていたと思う。面白いけど、個人的には「予備校」だけじゃないので...。1976, 7年~1994年くらいでいいような気が。でも、後のほうは1994年ではちょっと遅いかな。
18.2. 『予備校ブギ』(1990)で生徒の1人だった織田裕二が先生になる『奇跡の教室』は2014年6月28日放送だったようだ(単発ドラマ、日本テレビ)。24年? (関係ないけど、『東京ラブストーリー』で医学部中退の江口洋介は、のちに『白い巨塔』で名内科医に。無免許の疑いがある。)
18.3. 本を処分してしまった気もしていたけど、この前ひょっこり出てきたので、引用しておきます。4ページのエッセイで、下に注の欄があってそこ(注の1の途中, pp. 174–5)。
18.4. 「一九八二年、『ダイヤモンドは傷つかない』(藤田敏八監督)が登場、その映画のなかで予備校講師に憧れる女学生を演じた田中美佐子が、一九九一年には予備校教師をテレビ・ドラマで演じている(『予備校ブギ』)。この間の十年が、いわゆる「予備校ブーム」であったといえるかも知れない。」
18.5. Wikipediaの「三石由起子」のところ、「1983年藤田敏八によって映画化され」と書かれているけど、1982年だよね。最近、なぜかWikipediaに惑わされることが(泣)。(1983年で合ってるのかもしれないけど、もし間違っているようなら、誰か直してあげて。)
17. 「15年ほど前に読んだSF小説(日本の)を探しています。」
http://okwave.jp/qa/q3819841.html
面白そう。読んでみたい。数年前に読んでよく覚えていないけど、浪人、おじさん、女子高生というだけなら、飛火野耀『UFOと猫とゲームの規則』(1991)に似ている。
16. 以前、四方田犬彦『ハイスクール1968』(2004)を読んでいて「誰?」と思った(けれど、そのまま調べることもなかった)芥川賞候補作家が、S台の飯田康夫師のブログを読んでいたらわかった。今ごろになって(^_^;)。
http://blog.livedoor.jp/eg_daw_jaw/archives/52156171.html
16.1. (続き)「現代国語の担当教師は噂によると、井上靖と同じ年度に芥川賞を争ったという元文学青年で、予備校の売店には彼が自費出版したという短編小説集が他の受験参考書とともに売られていた。もっとも予備校生のなかでそれを手にとって見る者はいないようで、気の毒なことに(続く)
16.2. (続き)何冊も積まれたその書物の一番上のものは、表紙がすっかり色褪せて捲れあがっていた。この教師はひどく神経質な印象をわたしに与えた。」ー四方田犬彦『ハイスクール1968』(pp.223-4、単行本)。この著者の見方かもしれないけど、せつないな(泣)。自費出版という辺りとか。
15. 伊藤伸平『はるかリフレイン』というマンガ。もともと1997年度に進研ゼミ『高1チャレンジ』で連載されていたものらしい。学年誌の『高1コース』(学研)も『高一時代』(旺文社)もすでになくなっている時代だから、その当時の高校1年生向け、というのは貴重かも。
14. 名作なんでは?とは思うけど、内容的に人に勧めにくい気がする、小檜山博『地吹雪』(1980.8)。主人公が同じもの2編。初出は表題作が『文藝』1980年10月号、もう1編の「雪虫」が同誌1982年2月号。働きながら夜、予備校。(作者、庄司薫と誕生日が近いな。4日違い。)
13. 赤川次郎「駈け落ちは死体とともに」の初出は『週刊プレイボーイ』1979年3月13日号。(西村京太郎「受験地獄」『週刊小説』1979年3月30日号よりも早い。)あと、式貴士「窓鴉」の初出は『奇想天外』1979年4月号。(どちらが先かよりも、この時期多いということのほうが大事かも。)
12. 西村京太郎「受験地獄」の初出は『週刊小説』1979年3月30日号らしい。時事問題を取り込んだとかなのかな? これを原作とした最初のテレビドラマ版(『火曜サスペンス劇場』)は1982年1月12日に放送されたらしい(Wikipedia情報)。この年の共通一次直前くらい?
11. 『京都よ、わが情念のはるかな飛翔を支えよ』(1980.1)の初出は『すばる』1979年12月号。/Wikipediaの「松原好之」(1952年生)のところに「2000年に、蛍雪アルシェ(旺文社)に小説「再生不良性貧血」連載。」とあるけど、たぶん1998年(4月号~翌年2月号)。
10. 『遙かな坂』の初出は『サンデー毎日』1978年6月4日~翌年6月10日? Wikipediaの「夏樹静子」のところに「遥かな坂(1979年4月 毎日新聞社【上・下】 /(略)」とあるけど、下巻は6月のようだ。(6月1日らしいけど、連載の最後のへんよりも先になっちゃうのか。)
9. 以前ネットで小峰元のことを調べていて、ちょっと気になったんだけど、ウィキペディアの「司馬遼太郎」のところに「2年上に庄野潤三」とあるけれど、3年上かもしれない。大阪外国語学校に庄野は1939年入学、1941年12月卒業。司馬は1942年4月入学。そもそも同時に在学はしてないかも。
8. この前ちょっと気になって。ウィキペディアの「安岡章太郎」の「著書」のところに「『青葉しげれる』新潮社 1959 のち旺文社文庫」とあるけれど、単行本と文庫とでは収録作が違うので、ちょっと注意というか。(便利だけど、「のち」という書き方ってどうなんだろう?)単行本の収録作は(続く)
8.1. (続き)「青葉しげれる」「一年後」「相も変らず」「もぐらの手袋」「美しい瞳」「顔の責任」「茶色の馬」「緑色の豚」「鼻の中の目覚時計」。旺文社文庫版は最初の3作までは同じで、「むし暑い朝」「吟遊詩人」「秘密」「キリザンショ」「われらの隣人」。
7. 「直木賞のすべて」によると、第61回直木賞候補の利根川裕「B少年の弁明」(『中央公論』1969年6月号)の語り手(「ぼく」)は予備校生らしい。ちょっと気になる。掲載誌の『中央公論』もちょっと気になる。前月号(5月号)には『赤頭巾ちゃん~』。
6. 『ただいま浪人』(単行本は講談社、1972)の初出は『東京新聞』1970年11月28日~1971年10月28日。(と、私のメモには書いてあったんだけど、何を見たんだろう?(^_^;)。間違っているかもm(__)m。)とりあえず『赤頭巾ちゃん~』(1969)よりはあとだね。
5. うろ覚えだけど(一応、大学生のときに読んだ)池田由子・矢花芙美子『大学浪人の心理と病理』(金剛出版、1982.5)で、確か「東大信仰」という文脈で取り上げられていた小説は、遠藤周作『ただいま浪人』(1972)と城山三郎『今日は再び来らず』(1977)。
4. 佐瀬稔『金属バット殺人事件』(1984)の「第五章 浪人」はなんと(?)学校群制度の話から始まっている。私立高校のチャンスでもあり、生徒獲得のためには、ペン or バット?(有名大学への進学率(合格者数?)か甲子園出場か)みたいな。この学校はペンのほうで、(続く)
4.1. (続き)部活もなかったらしく、少年(逮捕時すでに20歳だけど)は仲間たちと学校で朝、草野球をしていたらしい。それはそれとして、著者は取材をしている(当たり前か)。「卒業生の一人が語る。/「ぼくがあの高校に入ったのは、昭和五十三年ですが(略)」」。(続く)
4.2. (続き)2学年下の卒業生。だから(?)当時、その高校がどういう所だったかを知るには、小谷野敦「ミゼラブル・ハイスクール一九七八」(『童貞放浪記』幻冬舎、2008のち文庫)も併せて読むといいかも。(個人的にはこの小説のほうを先に読んだのだけど。)(続く)
4.3. (続き)「第六章 殺意」の冒頭は、2浪中のS台生から聞いた話。あと、参考文献にある『大学浪人の心理と病理』(1982.5)の著者に話を聞いている。ほとんどYゼミ系の本かな? (『受験生、こころの参考書』(1992)はS台系の本。あ、予備校がどこかはあまり関係ないだろうけど。)
3. 高橋留美子『めぞん一刻』の連載開始は『ビッグコミックスピリッツ』1980年11月号(創刊号)らしい。月刊誌で、だから五代くん(1浪)が浪人生なのはたった5ヶ月(5話)だけ? いわゆる金属バット殺人事件(こちらは2浪)が起こるのは、同年11月の末。『めぞん一刻』のほうが早い。
3.1. なんとなく11月の最後の日と覚えていたんだけど、30日ではなくて29日(の朝未明)らしい。ウィキペディアでは「神奈川金属バット両親殺害事件」として立項されている。(月刊誌の11月号はたぶん10月発売だから、前後関係は大丈夫だと思う。)
2. そういえば、SKYでいうと小説にS台生やYゼミ生はわりと出てくる気がするけど、K塾生は比較的少ない気が。『遙かな坂』の参考文献には「河合塾諸資料」というのが。あと、高校3年生だけど(どんな小説でもよければ)桜井亜美『alones』(2000)が千駄ヶ谷の予備校だったと思う。
1. 共通一次の開始は1979年。浪人生の場合、1978年の入試で受かっていれば...という感じだったかも。小説では、夏樹静子『遙かな坂』(1979)の息子が。あと、あまり描かれていないけど、鴻上尚史『八月の犬は二度吠える』(2011)の予備校生部分が1978年度(京都の寮)。
1.1. 『めぞん一刻』は1981年の共通一次を受けている(第1巻)。『冬物語』(作中にちらっと『めぞん一刻』が)は2浪していて、共通一次とセンター(新テスト)の両方だったかな? 小説『学問ノススメ』は作者があとがきで入試制度は自分で作った、と書いていたと思う。ころころ変わるから、と。
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28. 日本推理作家協会賞を『金属バット殺人事件』と同時に受賞している松山巖『乱歩と東京』の第六章の註の7で「受験競争の激化を描いた小説に久米正雄の『或る受験生の手記』(大正七年)がある。(略)」と書かれている。そういえば、角川文庫版『学生時代』の解説でも「或る」が付いていたっけな。
28.1. 「或る」ではなくて「ある」だったかな。
27. そういえば、田中康夫はたいした根拠もなく『でる単』を否定して、『700選』を薦めていたと思う(『大学受験講座』、単行本は1988年)。1956年生まれで、S台に通っていたのは1975年のようだ。(『英文解釈教室』は出ていない時期だよね。初版は1977年2月。)
27.1. 『本の雑誌』2014年7月号の「坪内祐三の読書日記」の4月18日(金)のところに「ところで、注文してあった三冊とは(略)それから伊藤和夫の『英文解釈教室』(研究社)だ。伊藤和夫は駿台予備校の名物講師で、ちょうどこの本が刊行された年(昭和52年)に私も同予備校に(続く)
27.2. (続き)入学したから、当然この参考書を購入した(はず)と思うが、当時の私はこの本の凄さをまったく理解出来なかっただろう。なにしろ伊藤和夫は一高東大を通じてあのマサオ・ミヨシと同級で大親友だったのだから。」と書かれている(p.85)。(続く)
27.3. (続き)自分を何かすごいものに結びつけないではいられない心理(?)というのは、なんだろう、若い頃の自分を見せられているようで、ちょっと嫌です(泣)。伊藤和夫がすごいのはマサオ・ミヨシと知り合いだったから? この人、おそらくいま読んでも理解できないのではないかと思われる。
27.4. 入不二基義『足の裏に影はあるか?ないか?』(朝日出版社、2009)所収の「Memoranda 1991-1992」のうちの1つ「受験勉強のための装置」は必読かも。予備校の上位クラスにしか通じない話かもしれないけど。(著者は1958年生まれだけど、S台に通っていたのは1978年?)
26. あ、通読した覚えはないけれど、もしかしたら『僕の青春放浪』は持っているかも。頭の中にある、医学部志望とか上京して予備校とか、この本からの得た情報かもしれない。すっかり忘れていた(^_^;)。
25. 何か書いていると連想的にあれこれと思い出してくるけれど、どうも時代的には大正半ば(大正7年)、昭和30年、1970年、1980年、1990年の5つの年前後を繰り返しうろうろしてしまう(泣)。(あと、明治37, 8年前後もかな。)
24. 頭の中でどうも猪瀬直樹と田中康夫がごっちゃになってしまって(汗)。どちらかでも2、3冊くらい読んだことがあれば、区別ができるんだけど。私の場合。(猪瀬直樹は1946年生まれ。高校卒業後、1浪。もともと医学部志望で上京して予備校。あ、中上健次や宮本輝と同じ歳?)
23. 浅田次郎は1951年生まれらしいけど、小説ではよく年齢を1つ上に上げている?(なんでだろう?)。高校卒業後、いちおう浪人はしているんだよね(でも、自衛隊に)。1952年生まれの小池真理子も『無伴奏』では年齢を1つ上にあげているんだっけ。1969年に高校3年生。
(追記)浅田次郎『獅子吼』所収の「うきよご」に関連して。
22. 高須智士「見知らぬ街を歩いた記憶」( 『三田文学』1996年春季号→『君を、愛している』1997に)。たしか両親が薫くんと同じ歳と書かれていたと思う。三田文学新人賞佳作。伊井直行と室井光広がいるらしい選考座談会が気になる。
http://mitabungaku.jp/backnumber45.html
21. 安久昭男『悲しいことなどないけれどさもしいことならどっこいあるさ』(龜鳴屋、2015.1)に収録されているらしい「んー My Sweet Lord」(初出『早稲田文学』1983年2月号)の主人公は予備校生? (グーグルブックスで『文学界』の文芸時評?がかかるけど、よく見えない。)
20. 金鶴泳は1浪して(上京して予備校)東大。吉永哲郎『六月の風・十七歳の文学誌』(2006)で少し引かれているけど、この本によれば浪人中に書かれたメモが残されているらしい。1938年生まれだから、もし1冊の本として出版されていれば、時代的に『受験番号5111』と『受験期』の間。
19. RT>波多野勤子・波多野文彦『受験期』(ポケット文春、1965)。浪人生研究(何それ?)の貴重な資料? 大塚のM予備校。(長男の『少年期』(1951)と比べてぜんぜん売れなかったのかな?)
18. うろ覚えだけど、『マイクロ・エシックス』(昭和堂、1993.9)という本で、「予備校」という項目を確か熊野純彦(哲学・倫理学)が担当していて。映画『ダイアモンドは~』(1982.5)では生徒役だった田中美佐子がTVドラマ『予備校ブギ』(1990.4-6)では先生役に。(続く)
18.1. (続き)その間(1982年~1990年)が「予備校ブーム」だったと言えるかもしれない、みたいなことを書いていたと思う。面白いけど、個人的には「予備校」だけじゃないので...。1976, 7年~1994年くらいでいいような気が。でも、後のほうは1994年ではちょっと遅いかな。
18.2. 『予備校ブギ』(1990)で生徒の1人だった織田裕二が先生になる『奇跡の教室』は2014年6月28日放送だったようだ(単発ドラマ、日本テレビ)。24年? (関係ないけど、『東京ラブストーリー』で医学部中退の江口洋介は、のちに『白い巨塔』で名内科医に。無免許の疑いがある。)
18.3. 本を処分してしまった気もしていたけど、この前ひょっこり出てきたので、引用しておきます。4ページのエッセイで、下に注の欄があってそこ(注の1の途中, pp. 174–5)。
18.4. 「一九八二年、『ダイヤモンドは傷つかない』(藤田敏八監督)が登場、その映画のなかで予備校講師に憧れる女学生を演じた田中美佐子が、一九九一年には予備校教師をテレビ・ドラマで演じている(『予備校ブギ』)。この間の十年が、いわゆる「予備校ブーム」であったといえるかも知れない。」
18.5. Wikipediaの「三石由起子」のところ、「1983年藤田敏八によって映画化され」と書かれているけど、1982年だよね。最近、なぜかWikipediaに惑わされることが(泣)。(1983年で合ってるのかもしれないけど、もし間違っているようなら、誰か直してあげて。)
17. 「15年ほど前に読んだSF小説(日本の)を探しています。」
http://okwave.jp/qa/q3819841.html
面白そう。読んでみたい。数年前に読んでよく覚えていないけど、浪人、おじさん、女子高生というだけなら、飛火野耀『UFOと猫とゲームの規則』(1991)に似ている。
16. 以前、四方田犬彦『ハイスクール1968』(2004)を読んでいて「誰?」と思った(けれど、そのまま調べることもなかった)芥川賞候補作家が、S台の飯田康夫師のブログを読んでいたらわかった。今ごろになって(^_^;)。
http://blog.livedoor.jp/eg_daw_jaw/archives/52156171.html
16.1. (続き)「現代国語の担当教師は噂によると、井上靖と同じ年度に芥川賞を争ったという元文学青年で、予備校の売店には彼が自費出版したという短編小説集が他の受験参考書とともに売られていた。もっとも予備校生のなかでそれを手にとって見る者はいないようで、気の毒なことに(続く)
16.2. (続き)何冊も積まれたその書物の一番上のものは、表紙がすっかり色褪せて捲れあがっていた。この教師はひどく神経質な印象をわたしに与えた。」ー四方田犬彦『ハイスクール1968』(pp.223-4、単行本)。この著者の見方かもしれないけど、せつないな(泣)。自費出版という辺りとか。
15. 伊藤伸平『はるかリフレイン』というマンガ。もともと1997年度に進研ゼミ『高1チャレンジ』で連載されていたものらしい。学年誌の『高1コース』(学研)も『高一時代』(旺文社)もすでになくなっている時代だから、その当時の高校1年生向け、というのは貴重かも。
14. 名作なんでは?とは思うけど、内容的に人に勧めにくい気がする、小檜山博『地吹雪』(1980.8)。主人公が同じもの2編。初出は表題作が『文藝』1980年10月号、もう1編の「雪虫」が同誌1982年2月号。働きながら夜、予備校。(作者、庄司薫と誕生日が近いな。4日違い。)
13. 赤川次郎「駈け落ちは死体とともに」の初出は『週刊プレイボーイ』1979年3月13日号。(西村京太郎「受験地獄」『週刊小説』1979年3月30日号よりも早い。)あと、式貴士「窓鴉」の初出は『奇想天外』1979年4月号。(どちらが先かよりも、この時期多いということのほうが大事かも。)
12. 西村京太郎「受験地獄」の初出は『週刊小説』1979年3月30日号らしい。時事問題を取り込んだとかなのかな? これを原作とした最初のテレビドラマ版(『火曜サスペンス劇場』)は1982年1月12日に放送されたらしい(Wikipedia情報)。この年の共通一次直前くらい?
11. 『京都よ、わが情念のはるかな飛翔を支えよ』(1980.1)の初出は『すばる』1979年12月号。/Wikipediaの「松原好之」(1952年生)のところに「2000年に、蛍雪アルシェ(旺文社)に小説「再生不良性貧血」連載。」とあるけど、たぶん1998年(4月号~翌年2月号)。
10. 『遙かな坂』の初出は『サンデー毎日』1978年6月4日~翌年6月10日? Wikipediaの「夏樹静子」のところに「遥かな坂(1979年4月 毎日新聞社【上・下】 /(略)」とあるけど、下巻は6月のようだ。(6月1日らしいけど、連載の最後のへんよりも先になっちゃうのか。)
9. 以前ネットで小峰元のことを調べていて、ちょっと気になったんだけど、ウィキペディアの「司馬遼太郎」のところに「2年上に庄野潤三」とあるけれど、3年上かもしれない。大阪外国語学校に庄野は1939年入学、1941年12月卒業。司馬は1942年4月入学。そもそも同時に在学はしてないかも。
8. この前ちょっと気になって。ウィキペディアの「安岡章太郎」の「著書」のところに「『青葉しげれる』新潮社 1959 のち旺文社文庫」とあるけれど、単行本と文庫とでは収録作が違うので、ちょっと注意というか。(便利だけど、「のち」という書き方ってどうなんだろう?)単行本の収録作は(続く)
8.1. (続き)「青葉しげれる」「一年後」「相も変らず」「もぐらの手袋」「美しい瞳」「顔の責任」「茶色の馬」「緑色の豚」「鼻の中の目覚時計」。旺文社文庫版は最初の3作までは同じで、「むし暑い朝」「吟遊詩人」「秘密」「キリザンショ」「われらの隣人」。
7. 「直木賞のすべて」によると、第61回直木賞候補の利根川裕「B少年の弁明」(『中央公論』1969年6月号)の語り手(「ぼく」)は予備校生らしい。ちょっと気になる。掲載誌の『中央公論』もちょっと気になる。前月号(5月号)には『赤頭巾ちゃん~』。
6. 『ただいま浪人』(単行本は講談社、1972)の初出は『東京新聞』1970年11月28日~1971年10月28日。(と、私のメモには書いてあったんだけど、何を見たんだろう?(^_^;)。間違っているかもm(__)m。)とりあえず『赤頭巾ちゃん~』(1969)よりはあとだね。
5. うろ覚えだけど(一応、大学生のときに読んだ)池田由子・矢花芙美子『大学浪人の心理と病理』(金剛出版、1982.5)で、確か「東大信仰」という文脈で取り上げられていた小説は、遠藤周作『ただいま浪人』(1972)と城山三郎『今日は再び来らず』(1977)。
4. 佐瀬稔『金属バット殺人事件』(1984)の「第五章 浪人」はなんと(?)学校群制度の話から始まっている。私立高校のチャンスでもあり、生徒獲得のためには、ペン or バット?(有名大学への進学率(合格者数?)か甲子園出場か)みたいな。この学校はペンのほうで、(続く)
4.1. (続き)部活もなかったらしく、少年(逮捕時すでに20歳だけど)は仲間たちと学校で朝、草野球をしていたらしい。それはそれとして、著者は取材をしている(当たり前か)。「卒業生の一人が語る。/「ぼくがあの高校に入ったのは、昭和五十三年ですが(略)」」。(続く)
4.2. (続き)2学年下の卒業生。だから(?)当時、その高校がどういう所だったかを知るには、小谷野敦「ミゼラブル・ハイスクール一九七八」(『童貞放浪記』幻冬舎、2008のち文庫)も併せて読むといいかも。(個人的にはこの小説のほうを先に読んだのだけど。)(続く)
4.3. (続き)「第六章 殺意」の冒頭は、2浪中のS台生から聞いた話。あと、参考文献にある『大学浪人の心理と病理』(1982.5)の著者に話を聞いている。ほとんどYゼミ系の本かな? (『受験生、こころの参考書』(1992)はS台系の本。あ、予備校がどこかはあまり関係ないだろうけど。)
3. 高橋留美子『めぞん一刻』の連載開始は『ビッグコミックスピリッツ』1980年11月号(創刊号)らしい。月刊誌で、だから五代くん(1浪)が浪人生なのはたった5ヶ月(5話)だけ? いわゆる金属バット殺人事件(こちらは2浪)が起こるのは、同年11月の末。『めぞん一刻』のほうが早い。
3.1. なんとなく11月の最後の日と覚えていたんだけど、30日ではなくて29日(の朝未明)らしい。ウィキペディアでは「神奈川金属バット両親殺害事件」として立項されている。(月刊誌の11月号はたぶん10月発売だから、前後関係は大丈夫だと思う。)
2. そういえば、SKYでいうと小説にS台生やYゼミ生はわりと出てくる気がするけど、K塾生は比較的少ない気が。『遙かな坂』の参考文献には「河合塾諸資料」というのが。あと、高校3年生だけど(どんな小説でもよければ)桜井亜美『alones』(2000)が千駄ヶ谷の予備校だったと思う。
1. 共通一次の開始は1979年。浪人生の場合、1978年の入試で受かっていれば...という感じだったかも。小説では、夏樹静子『遙かな坂』(1979)の息子が。あと、あまり描かれていないけど、鴻上尚史『八月の犬は二度吠える』(2011)の予備校生部分が1978年度(京都の寮)。
1.1. 『めぞん一刻』は1981年の共通一次を受けている(第1巻)。『冬物語』(作中にちらっと『めぞん一刻』が)は2浪していて、共通一次とセンター(新テスト)の両方だったかな? 小説『学問ノススメ』は作者があとがきで入試制度は自分で作った、と書いていたと思う。ころころ変わるから、と。
※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆訂正ありです。
*
23. 予備校の女子寮が舞台になっている『花束』(朝日新聞出版、2008)という小説がある。著者は1976年早生まれ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
22. そういえば、書こうと思って忘れていたことが。検索してみたら、触れていらっしゃる方がいたので、この前、坪内祐三『人声天語2 オンリー・イエスタデイ 2009-2015』(文春新書、2015.10)を買ってきて、収録されている(続く)
22.1. (続き)「かつての予備校ーー代ゼミや駿台はまるで旧制高校のようだった」(初出『文藝春秋』2014年12月号)を読んでみたのだけど、なんていうか、自分を旧制高校(の授業とか文化とか)に結び付けたいだけでしょ? みたいな。(違っていたらすみません。)(続く)
22.2. (続き)Yゼミの黒木(数学)、堀木(現代文)、S台の伊藤(英語)、奥井(英語)について触れられている。Yゼミでベ平連グループの小田、吉川(ともに英語)には近づかなかった、と書かれているのに、イラストが小田実なのが謎。
22.3. 坪内氏より3つくらい下かな、うろ覚えだけど、平田オリザ『受験の国のオリザ』で、著者は浪人生ではないけど、Yゼミに通っていて。S台に通っている友達が夏期講習だかで、堀木という人の授業を受けに来ている、みたいな話があったと思う。藤田師はS台生には不人気(あるいは不十分)だったとか?
22.4. 3つではなくて4つ下みたい(1962年生まれ)。本が行方知れずで確認できないけど、『受験の国のオリザ』は1981年の話かも。私は紙の本しか読まないのだけど、小谷野敦『グンはバスでウプサラへ行く』(2015.1)の表題作の予備校時代(S台)が同じ年かも。
22.5. 伊藤師はいつから「受験(英語)の神様」と呼ばれるように? 亡くなってからなんじゃないか疑惑が...。だとすれば、文字通り神話化(神格化)だよね。授業を受けたことがないので、あまり言いたくないけど、坪内氏のようないまさらなすり寄り(2014年にもなって)にはちょっと苛ついてしまう。
22.5.1. 1991年の「受験英語の「神様」」という記述を見つけた。生前からちゃんと(?)「神様」だったようだ。でも、いつからそう呼ばれていたんだろう? 1970年代にはすでに? (そういえば以前、Googleブックスで検索してみたら何か斎藤孝の本が出てきた覚えが。)
22.6. 書名は伏せよう。この前読んでいた1994年刊の英語の参考書。プロフィールによれば著者は高校教師で、1959年生まれで、浪人時代にはS台に通っていたらしい。(1978年の可能性がいちばん高いけど、早生まれなら1977年。あるいは2浪以上しているなら1979年以降の可能性も。)
22.6.1. 自分でも一瞬これ何だっけ? と思ってしまった。これか。
https://www.amazon.co.jp/dp/4327763659
21. おそらく戦前も同じ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
20. そういえば、浪人(大学受験の)することが決まった人が『五体不満足』を読むと、予備校はS台に通いたくなるかも(そんなこともないかな...)。著者は1976年生まれ。1浪して早稲田。>だいぶ前のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
19. ある本で知ったのだけど、藤森成吉編『受験小説選集』(考へ方研究社、1929)という本があるらしくて。
https://iss.ndl.go.jp/sp/show/R100000039-I001634512-00/
関連して検索してみると、秋山六郎兵衞『受験病患者』(考へ方研究社、1930)という本もあるようだ。
19.1. 読まないといけないような義務感をなぜか感じるけれど、別に読まなくてもいいのではないか、と(^_^;)。興味がある方がいらっしゃれば。
19.2. 今ごろになって気づいた。小島信夫がちょっと何か言っているっぽい。『小島信夫全集』第 6 巻(講談社、1971)の最後のほう。(Googleブックス情報です。)
18. Googleブックスを検索していて知ったんだけど、近藤経一『第二の誕生』(1919)という小説があるらしい。ちょっと気になる。(例によって地元の図書館にないので、後回し。)
17. 洛陽社、文建書房から少し間をおいて育文社も。学参オタクではないけど、英語関係の有名なものはなるべく手元においておいたい気持ちが...。私は受験生でも教師でもないけど。多田正行『思考訓練の~』は1巻しか持ってない。2と出たばかりの3は買いそびれてしまった。>RT
※受験参考書を出していた出版社の倒産。
17.1. そうえいば、学生時代に同級生で、大江健三郎の小説を添削したことがあるという伝説をもつ多田正行。小谷野敦『江藤淳と大江健三郎』に名前は出てこなかった。
17.2. 小谷野敦著『芥川賞の偏差値』(二見書房、2017)の柏原兵三「徳山道助の帰郷」(1967年下半期)のところには、「東大時代に大江健三郎と仲が良く、大江が『文學界』から二作目の依頼を受けた時、書いてから柏原に見せたが、柏原の指示で徹底改稿したという。」と書かれている(p.149)。
※このツイートは2017年6月7日。
17.3. 東大生作家、周りの優秀な東大生が直してあげまくり? 多田氏と違って柏原兵三は通信添削には関わっていないかもしれないけど、「次兄が設立した」と言われる神田予備校で受験生に教えてはいるかも。
17.4. 今日の昼間、たまに行く本屋に久しぶりに行ったら、(2)が売れ残っていたので、ほとんど迷わず買ってしまった。余計な出費(泣)。(3)は売ってなかった。(そういえば、3が売っているのって、1度も見たことがない。)
16. 主人公は京大生で、2浪している(という設定になっている)。作者は1976年早生まれで、1浪して京大。予備校はS台だったと思う。大阪出身だから大阪の? >RT
※リツイートしたのは『鴨川ホルモー』関係かな。
15. うろ覚えだけど、高校(旧制)の話、昭和19年は入試科目から英語がはずされ、昭和20年は試験そのものがなかった(内申書?だけ)と思う。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
14. 吉村昭『東京の戦争』所収のエッセイ(「進駐軍」)に、「私は終戦後に、予備校に通っていたが、或る日、内山常治という英語の教師に教員室に呼ばれ、(略)」という箇所がある(p.168、ちくま文庫)。この先生は創設者で初代校長という話があるけど、著者には一教師に見えていた?(続く)
14.1. (続き)予備校の生徒にとっては誰が校長とかどうでもいいことなのかもしれない。というか、そもそも誰が校長か知らされていないのかも。あ、予備校の場合、夏期講習とか短期のこともあるだろうし。
14.2. 計画性がなくて、話がもうぐちゃぐちゃ(泣)。吉村昭が通っていた予備校は正修英語学校です。
13. 和田芳恵『暗い流れ』で第一外国語学校(予備校)の夏期講習を受ける場面があって、先生として岡田実麿が出てくる。この小説ではわからないけど、そこの副校長だったようだ。震災の翌年の話だっけ。ウィキペディアによれば岡田が一高を辞めたのはその同じ年(1924年)。微妙、どっちが先だろう?
13.1. 岡田嘉子という人(女優)が岡田実麿(實麿)の娘という話はガセネタでいいのかな? あと、Googleブックスを検索すると(よくわからないけど)、実麿の甥の人の名前が出てくる。(あ、この本、地元の図書館にあるな。)
13.2. 「第一外国語学校に受験生の夏季講座があり、私は途中から受講することにした。元一高教授だった岡田実麿が英語の訳解を教えていた。いわゆる紳士といった風格があり、堂堂とした恰幅だった。」和田芳恵『暗い流れ』。「元」が付いている(^_^;)。
13.3. CiNii 論文 - 『英語研究苦心談』に見られる英語学習史(中国地区英語教育学会第13回研究発表) https://ci.nii.ac.jp/naid/110009782179 #CiNii
13.4. 1924年(大正13年)9月の設立の前に「『村井, 岡田夏期講習会』なるもの」が。これに和田は途中から参加した? /『受験英語と日本人』に「[村井知至は](略)1923年(大正12年)には第一外国語学校(予備校)を創設して(略)」とあるけど(p.116)、1924年の間違いかも。
12. ウィキペディアの「鈴木長十」に次のように書かれている。「東京高等師範学校(略)卒業後、駒込中学の英語講師をしていた。その傍らで駿台で講師をしていた岡田實麿の手伝いをしていたが、1939年に岡田が病気で講義を休むようになると駿台の専任講師となった。」(続く)
11. RT>原作の話、大学生の主人公(男子)が1浪している。たぶん大学生ものによくある年齢(の差)の調整。大学があるのは雪の降る地方で、モデルは新潟大学という説あり。
※リツイートしたのは映画『ホーンテッド・キャンパス』関係かな。
11.1. 調整というよりずらすため、といったほうがいいのかな。作者は1浪だけど、主人公は2浪みたいなずらし方も見かける。
10. 「池山廣」を検索してみると「芥川賞のすべて・のようなもの」が出てきて、見ると1914年生まれで、1980年に亡くなっているようだ。英語の鈴木長十はその前年の1979年で74歳で亡くなっている(こちらはWikipedia情報)。
9. そういえば、復刊された伊藤和夫のICシリーズ(3部作)もだけど、斎藤雅久『かつて「チョイス」という名の英語教材があった』(游学社、2015.2)もいまだにチェックしていない(こちらも前作と続編を合わせて3部作になっているようだ)。あ、1980年代なのか...。
9.1. 「チョイス」というと奥井潔師のイメージがあるかもしれないけれど、柴田耕太郎『英文翻訳テクニック』(ちくま新書、1997)という本では「もう一人忘れられないのが、故・鈴木長十先生。この人はその予備校の学頭を務め、choice exercisesというエッセイを集めた教材で(続く)
9.2. (続き)英文和訳を担当されていた。(略)」(p.178)と書かれている。著者は(早生まれかどうかわからない)1949年生まれ。1967年か1968年の話? もちろん同じ年でもコースやクラスによって違うんだろうけど。『ハイスクール1968』では鈴木師は英作文(1971年の話)。
8. デビューしていないと作者名が書けないけど、1990年の中央公論新人賞の候補作の1つ(作品名に昆虫と哺乳類の名前が入っているの)は予備校生が主人公のようだ。吉行淳之介の全集に選評が収録されているっぽい。(これもGoogleブックス情報です。)
7. 少し前に(けっこう前かな)山本昌代『応為坦坦録』を読んで、そのあとテキトウに検索していて知ったのだけど、1983年(第20回)の文藝賞の最終候補作の1つ(4作のうち2作が受賞で、残り2作のうちの1作)は予備校生(女子)が主人公のようだ。読みたくても読めないけど。
6. 金井美恵子「赤ちゃん教育」(『小春日和』)の初出は『群像』1983年4月号。語り手は男子。妊娠小説。作者は1947年生まれ。(そういえば『小春日和』、なんか売っていなくて未読です。あ、図書館にあるかな。)
5. 干刈あがた「樹下の家族」の初出は『海燕』1982年11月号。たしか夫と子供のいる女性が青年(浪人生?)に声をかけられる。紀伊国屋書店。ジョン・レノンが凶弾に倒れた日は1980年12月8日。(犯人が持っていたのは『ライ麦畑で~』のペーパーバック。)作者は1943年早生まれ。
4. 以前、Googleブックスを検索していて知ったのだけど、予備校生マンガについては『ザ・予備校 92年度版 世紀末はヨビコ一から始まる』(第三書館、1992)という本で何か語られているっぽい(私は未確認です)。興味がある方がいらっしゃれば。
3. 言った方がいい気がしていてずっと忘れていたけど、佐高信『親と子と教師への手紙』(コスカ出版、1987.6、のち現代教養文庫)という本に「小説の中の受験生たち」というエッセイ(?)が収録されている。初出はたぶん、「小説の中の受験生像」という題で『教育読本 入学試験』(1981.10)。
3.1. タイトルからもわかると思うけど、浪人限定にあらず。「最後に「受験小説」の古典ともいうべき、ヘッセの『車輪の下』(高橋健二訳、新潮文庫)に触れよう。」と書かれている(p.139、文庫版)。『車輪の下』はやっぱり古典なのか。
2. かなりうろ覚えだけど、高田里惠子『失われたものを数えて』という本だったかな、久米正雄「万年大学生」という短編の収録本を「『学生時代』(新潮社、1918)」みたいに書いていて。文庫版からの収録作なのに、単行本の出版年だけ書いても...と思った覚えがある。(「のち」問題の関連です。)
1. 以前、検索していたらあらすじだけ書かれていて、検索しても何かわからない作品があったんだけど、2ヶ月くらい経ってこの前、「あ、山田詠美の「微分積分」か!」とわかった。既読小説だった(^_^;)。(初出は『文學界』2010年5月号で、 『タイニーストーリーズ』に収録されている。)
*
23. 予備校の女子寮が舞台になっている『花束』(朝日新聞出版、2008)という小説がある。著者は1976年早生まれ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
22. そういえば、書こうと思って忘れていたことが。検索してみたら、触れていらっしゃる方がいたので、この前、坪内祐三『人声天語2 オンリー・イエスタデイ 2009-2015』(文春新書、2015.10)を買ってきて、収録されている(続く)
22.1. (続き)「かつての予備校ーー代ゼミや駿台はまるで旧制高校のようだった」(初出『文藝春秋』2014年12月号)を読んでみたのだけど、なんていうか、自分を旧制高校(の授業とか文化とか)に結び付けたいだけでしょ? みたいな。(違っていたらすみません。)(続く)
22.2. (続き)Yゼミの黒木(数学)、堀木(現代文)、S台の伊藤(英語)、奥井(英語)について触れられている。Yゼミでベ平連グループの小田、吉川(ともに英語)には近づかなかった、と書かれているのに、イラストが小田実なのが謎。
22.3. 坪内氏より3つくらい下かな、うろ覚えだけど、平田オリザ『受験の国のオリザ』で、著者は浪人生ではないけど、Yゼミに通っていて。S台に通っている友達が夏期講習だかで、堀木という人の授業を受けに来ている、みたいな話があったと思う。藤田師はS台生には不人気(あるいは不十分)だったとか?
22.4. 3つではなくて4つ下みたい(1962年生まれ)。本が行方知れずで確認できないけど、『受験の国のオリザ』は1981年の話かも。私は紙の本しか読まないのだけど、小谷野敦『グンはバスでウプサラへ行く』(2015.1)の表題作の予備校時代(S台)が同じ年かも。
22.5. 伊藤師はいつから「受験(英語)の神様」と呼ばれるように? 亡くなってからなんじゃないか疑惑が...。だとすれば、文字通り神話化(神格化)だよね。授業を受けたことがないので、あまり言いたくないけど、坪内氏のようないまさらなすり寄り(2014年にもなって)にはちょっと苛ついてしまう。
22.5.1. 1991年の「受験英語の「神様」」という記述を見つけた。生前からちゃんと(?)「神様」だったようだ。でも、いつからそう呼ばれていたんだろう? 1970年代にはすでに? (そういえば以前、Googleブックスで検索してみたら何か斎藤孝の本が出てきた覚えが。)
22.6. 書名は伏せよう。この前読んでいた1994年刊の英語の参考書。プロフィールによれば著者は高校教師で、1959年生まれで、浪人時代にはS台に通っていたらしい。(1978年の可能性がいちばん高いけど、早生まれなら1977年。あるいは2浪以上しているなら1979年以降の可能性も。)
22.6.1. 自分でも一瞬これ何だっけ? と思ってしまった。これか。
https://www.amazon.co.jp/dp/4327763659
21. おそらく戦前も同じ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
20. そういえば、浪人(大学受験の)することが決まった人が『五体不満足』を読むと、予備校はS台に通いたくなるかも(そんなこともないかな...)。著者は1976年生まれ。1浪して早稲田。>だいぶ前のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
19. ある本で知ったのだけど、藤森成吉編『受験小説選集』(考へ方研究社、1929)という本があるらしくて。
https://iss.ndl.go.jp/sp/show/R100000039-I001634512-00/
関連して検索してみると、秋山六郎兵衞『受験病患者』(考へ方研究社、1930)という本もあるようだ。
19.1. 読まないといけないような義務感をなぜか感じるけれど、別に読まなくてもいいのではないか、と(^_^;)。興味がある方がいらっしゃれば。
19.2. 今ごろになって気づいた。小島信夫がちょっと何か言っているっぽい。『小島信夫全集』第 6 巻(講談社、1971)の最後のほう。(Googleブックス情報です。)
18. Googleブックスを検索していて知ったんだけど、近藤経一『第二の誕生』(1919)という小説があるらしい。ちょっと気になる。(例によって地元の図書館にないので、後回し。)
17. 洛陽社、文建書房から少し間をおいて育文社も。学参オタクではないけど、英語関係の有名なものはなるべく手元においておいたい気持ちが...。私は受験生でも教師でもないけど。多田正行『思考訓練の~』は1巻しか持ってない。2と出たばかりの3は買いそびれてしまった。>RT
※受験参考書を出していた出版社の倒産。
17.1. そうえいば、学生時代に同級生で、大江健三郎の小説を添削したことがあるという伝説をもつ多田正行。小谷野敦『江藤淳と大江健三郎』に名前は出てこなかった。
17.2. 小谷野敦著『芥川賞の偏差値』(二見書房、2017)の柏原兵三「徳山道助の帰郷」(1967年下半期)のところには、「東大時代に大江健三郎と仲が良く、大江が『文學界』から二作目の依頼を受けた時、書いてから柏原に見せたが、柏原の指示で徹底改稿したという。」と書かれている(p.149)。
※このツイートは2017年6月7日。
17.3. 東大生作家、周りの優秀な東大生が直してあげまくり? 多田氏と違って柏原兵三は通信添削には関わっていないかもしれないけど、「次兄が設立した」と言われる神田予備校で受験生に教えてはいるかも。
17.4. 今日の昼間、たまに行く本屋に久しぶりに行ったら、(2)が売れ残っていたので、ほとんど迷わず買ってしまった。余計な出費(泣)。(3)は売ってなかった。(そういえば、3が売っているのって、1度も見たことがない。)
16. 主人公は京大生で、2浪している(という設定になっている)。作者は1976年早生まれで、1浪して京大。予備校はS台だったと思う。大阪出身だから大阪の? >RT
※リツイートしたのは『鴨川ホルモー』関係かな。
15. うろ覚えだけど、高校(旧制)の話、昭和19年は入試科目から英語がはずされ、昭和20年は試験そのものがなかった(内申書?だけ)と思う。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
14. 吉村昭『東京の戦争』所収のエッセイ(「進駐軍」)に、「私は終戦後に、予備校に通っていたが、或る日、内山常治という英語の教師に教員室に呼ばれ、(略)」という箇所がある(p.168、ちくま文庫)。この先生は創設者で初代校長という話があるけど、著者には一教師に見えていた?(続く)
14.1. (続き)予備校の生徒にとっては誰が校長とかどうでもいいことなのかもしれない。というか、そもそも誰が校長か知らされていないのかも。あ、予備校の場合、夏期講習とか短期のこともあるだろうし。
14.2. 計画性がなくて、話がもうぐちゃぐちゃ(泣)。吉村昭が通っていた予備校は正修英語学校です。
13. 和田芳恵『暗い流れ』で第一外国語学校(予備校)の夏期講習を受ける場面があって、先生として岡田実麿が出てくる。この小説ではわからないけど、そこの副校長だったようだ。震災の翌年の話だっけ。ウィキペディアによれば岡田が一高を辞めたのはその同じ年(1924年)。微妙、どっちが先だろう?
13.1. 岡田嘉子という人(女優)が岡田実麿(實麿)の娘という話はガセネタでいいのかな? あと、Googleブックスを検索すると(よくわからないけど)、実麿の甥の人の名前が出てくる。(あ、この本、地元の図書館にあるな。)
13.2. 「第一外国語学校に受験生の夏季講座があり、私は途中から受講することにした。元一高教授だった岡田実麿が英語の訳解を教えていた。いわゆる紳士といった風格があり、堂堂とした恰幅だった。」和田芳恵『暗い流れ』。「元」が付いている(^_^;)。
13.3. CiNii 論文 - 『英語研究苦心談』に見られる英語学習史(中国地区英語教育学会第13回研究発表) https://ci.nii.ac.jp/naid/110009782179 #CiNii
13.4. 1924年(大正13年)9月の設立の前に「『村井, 岡田夏期講習会』なるもの」が。これに和田は途中から参加した? /『受験英語と日本人』に「[村井知至は](略)1923年(大正12年)には第一外国語学校(予備校)を創設して(略)」とあるけど(p.116)、1924年の間違いかも。
12. ウィキペディアの「鈴木長十」に次のように書かれている。「東京高等師範学校(略)卒業後、駒込中学の英語講師をしていた。その傍らで駿台で講師をしていた岡田實麿の手伝いをしていたが、1939年に岡田が病気で講義を休むようになると駿台の専任講師となった。」(続く)
11. RT>原作の話、大学生の主人公(男子)が1浪している。たぶん大学生ものによくある年齢(の差)の調整。大学があるのは雪の降る地方で、モデルは新潟大学という説あり。
※リツイートしたのは映画『ホーンテッド・キャンパス』関係かな。
11.1. 調整というよりずらすため、といったほうがいいのかな。作者は1浪だけど、主人公は2浪みたいなずらし方も見かける。
10. 「池山廣」を検索してみると「芥川賞のすべて・のようなもの」が出てきて、見ると1914年生まれで、1980年に亡くなっているようだ。英語の鈴木長十はその前年の1979年で74歳で亡くなっている(こちらはWikipedia情報)。
9. そういえば、復刊された伊藤和夫のICシリーズ(3部作)もだけど、斎藤雅久『かつて「チョイス」という名の英語教材があった』(游学社、2015.2)もいまだにチェックしていない(こちらも前作と続編を合わせて3部作になっているようだ)。あ、1980年代なのか...。
9.1. 「チョイス」というと奥井潔師のイメージがあるかもしれないけれど、柴田耕太郎『英文翻訳テクニック』(ちくま新書、1997)という本では「もう一人忘れられないのが、故・鈴木長十先生。この人はその予備校の学頭を務め、choice exercisesというエッセイを集めた教材で(続く)
9.2. (続き)英文和訳を担当されていた。(略)」(p.178)と書かれている。著者は(早生まれかどうかわからない)1949年生まれ。1967年か1968年の話? もちろん同じ年でもコースやクラスによって違うんだろうけど。『ハイスクール1968』では鈴木師は英作文(1971年の話)。
8. デビューしていないと作者名が書けないけど、1990年の中央公論新人賞の候補作の1つ(作品名に昆虫と哺乳類の名前が入っているの)は予備校生が主人公のようだ。吉行淳之介の全集に選評が収録されているっぽい。(これもGoogleブックス情報です。)
7. 少し前に(けっこう前かな)山本昌代『応為坦坦録』を読んで、そのあとテキトウに検索していて知ったのだけど、1983年(第20回)の文藝賞の最終候補作の1つ(4作のうち2作が受賞で、残り2作のうちの1作)は予備校生(女子)が主人公のようだ。読みたくても読めないけど。
6. 金井美恵子「赤ちゃん教育」(『小春日和』)の初出は『群像』1983年4月号。語り手は男子。妊娠小説。作者は1947年生まれ。(そういえば『小春日和』、なんか売っていなくて未読です。あ、図書館にあるかな。)
5. 干刈あがた「樹下の家族」の初出は『海燕』1982年11月号。たしか夫と子供のいる女性が青年(浪人生?)に声をかけられる。紀伊国屋書店。ジョン・レノンが凶弾に倒れた日は1980年12月8日。(犯人が持っていたのは『ライ麦畑で~』のペーパーバック。)作者は1943年早生まれ。
4. 以前、Googleブックスを検索していて知ったのだけど、予備校生マンガについては『ザ・予備校 92年度版 世紀末はヨビコ一から始まる』(第三書館、1992)という本で何か語られているっぽい(私は未確認です)。興味がある方がいらっしゃれば。
3. 言った方がいい気がしていてずっと忘れていたけど、佐高信『親と子と教師への手紙』(コスカ出版、1987.6、のち現代教養文庫)という本に「小説の中の受験生たち」というエッセイ(?)が収録されている。初出はたぶん、「小説の中の受験生像」という題で『教育読本 入学試験』(1981.10)。
3.1. タイトルからもわかると思うけど、浪人限定にあらず。「最後に「受験小説」の古典ともいうべき、ヘッセの『車輪の下』(高橋健二訳、新潮文庫)に触れよう。」と書かれている(p.139、文庫版)。『車輪の下』はやっぱり古典なのか。
2. かなりうろ覚えだけど、高田里惠子『失われたものを数えて』という本だったかな、久米正雄「万年大学生」という短編の収録本を「『学生時代』(新潮社、1918)」みたいに書いていて。文庫版からの収録作なのに、単行本の出版年だけ書いても...と思った覚えがある。(「のち」問題の関連です。)
1. 以前、検索していたらあらすじだけ書かれていて、検索しても何かわからない作品があったんだけど、2ヶ月くらい経ってこの前、「あ、山田詠美の「微分積分」か!」とわかった。既読小説だった(^_^;)。(初出は『文學界』2010年5月号で、 『タイニーストーリーズ』に収録されている。)
※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆訂正、補足ありです。
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19. 青空文庫に佐左木俊郎「土竜」(1926)という小説がある(私は未読です)。竜雄くん、入試で3度はねられているらしい。
http://aozora.gr.jp/cards/000134/card46183.html
19.1. 「竜雄は、三年前に東京へ出て行った。高等予備校に通って、高等学校の受験準備をするのが目的であった。しかし、彼は三度の入学試験に、三度とも撥ねられた。今の彼の心には、田園生活がとぐろを巻いているのであった。」 ー佐左木俊郎「土竜」(1926)
18. あまりお薦めはしないけど、青空文庫に豊島与志雄「香奠」(1925)という小説がある。小川三四郎でも佐田三五郎でもなく平田伍三郎(受験生)。
http://aozora.gr.jp/cards/000906/card42433.html
17. 『自叙伝の試み』(1961)によれば、 松岡譲の4年前かな、明治39年、和辻哲郎は中央大学の予備校(設置は明治38年)に通っている。一高に現役合格だけど、当時、中学校は3月卒業で、7月入試なので、その間に。神田乃武とかが教えていたらしい。(青空文庫にはないみたい、この本。)
17.1. 4年前ではなくて3年前かな。松岡の中学卒業は明治42年。でも7月入試だから、仮に予備校に丸1年通うとすると、中学卒業の年よりも入試のある翌年のほうが通う日数が多くなるかも。(主人公が1浪の「受験生の手記」では年明けに上京している。)
16. 「しかも受験者の多くが廿歳を越えたりと覚しき大人なるに三たび少なからず驚申候。」(『芥川竜之介書簡集』岩波文庫、p.16)。明治43年(1910年)、先生への手紙の中の1文。一高(現在でいえば東大)に入学願書を出しに行って、勉三さんがたくさんでびっくりな龍之介くん。
16.1. 直木三十五は中学卒業後、一応、1年浪人していたと思うけど(結局、高等学校ではなくて早稲田に)、芥川龍之介は浪人していない。現役で一高に合格(無試験入学)。でも、山本くんは(誰?)1年浪人している。慶応を蹴って予備校通い。(中学校の同級生で、のちの奥さん塚本文の叔父に当たる人。)
16.2. 一高で芥川・久米と同級生の松岡譲は1浪している(頼んだ人が願書を出し忘れたらしい)。上京して中央大学の予備校(たぶん中央高等予備校)。中学校の同級生、堀口大学も上京して同じ予備校。松岡譲には自伝的な小説がある(私は未読なので、どれくらい浪人中の話が描かれているかわからないけど)。
16.3. グーグルブックスに堀口大学『水かがみ』(昭和出版、1977)というのが。 「三月長岡中学を卒業し、祖母と妹と共に長岡の家をたたんで上京、受験準備のため/中央大学予備校に通学する。七月第一高等学校仏法科の入試に失敢。(略)」 受験に失敗後、予備校は?(図書館にあるかな、この本)。
16.4. 関口安義『評伝 松岡譲』(小沢書店、1991)も出てくる。 「この年九月、上京した松岡は、当時受験生に評判のよかつた中央大学の予備校に通っ/ている。クラスメ|トの掘ロ大畢と一緒だった。雪国育ちの努力家松岡譲の本領発樺の(略)」 9月か。明治38年9月開校で、42年にもう評判が?
16.5. もっとたくさんいるだろうけど、中央高等予備校(中央大学の予備校)に通っていた人(現役または浪人)。
和辻哲郎、水原秋桜子、堀口大学、松岡譲、夢野久作、岸信介、住谷悦治(※だいたい時系列)
16.6. 試しに「予」ではなくて「豫」で検索してみたら、森於菟『森鷗外』(養徳社、1946)という本が。森於莵も中央高等豫備校に通っていたようだ。お父さん、鴎外(医者)だから(?)英語ではなくてドイツ語か...。
16.7. https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/history/history_07/time_travel/
この036の「中央高等予備校の設立」を読むと、最初の年から合格者数が多かったようだ。堀という人は和辻『自叙伝の試み』でも触れられている。
16.8. 住谷悦治という人、1919年(大正8年)に通ったと書かれているけど、間違っているかも。ウィキペディアには「第二高等学校を経て、1922年東京帝国大学法学部卒業」とあって、(高校に入るのに予備校に通ったとすれば)ちょっとおかしい。そんなに早く大学まで卒業できない。
16.9. 住谷悦治『鶏肋の籠』(UL双書、中央大学出版部、1970)という本に「中央大学予備校の思い出」という随筆が収録されいて(pp.217ー21、初出『中央評論』1970年2月)、「大正三年晩秋から翌春四月までの六ヵ月にわたる神田錦町の中央大学予備校生活は、(略)」と始まっている。
16.10. (続き)大正8年ではなくて大正3年。あと、英語の先生の名前が多く挙げられている(少しずつ触れられている)。鈴木三重吉、森巻吉、村田祐治、岡田実麿、片山寛、広井辰太郎。和辻哲郎が通っていたのは明治39年? 『自叙伝の試み』に出てくるのは確か神田乃武、高橋五郎。ほかにもいたかな。。
16.11. 『日本の教育課題6 選抜と競争』(東京法令出版、1994)に合格体験記、松韻生「向陵一橋受験奮闘記」(『中学世界』明治43年)が収録されていて(pp.104ー16)、これには「中央には、高商の高島、長谷川の二氏、一高の村田、岡田の両氏、外語の浅田氏が講義をするので(略)」とある。
15. そういえば(話を元に戻したい→時代を昔に戻す、という連想です(^_^;))、早瀬乱『三年坂 火の夢』(講談社、2006のち文庫)という小説がある。乱歩賞受賞作。世紀の変わり目について何か書かれていた記憶が。それくらいの時代の話だと思う。一高の現役受験生が出てくる。
※「浪人生小説の系譜」をやり直そうとした感じ。
14. 竹内洋『立志・苦学・出世』にちょっと便利な(?)言葉がある。「予備校が受験の時代の大道具とすれば、参考書は小道具である。」(p.32、新書版)。実写の映画やTVドラマなら文字通り大道具/小道具だろうし、小説でもほとんど文字通りそうだと思う。 現実素というか、
14.1. 小説に出てくる実在の参考書でいちばん多いのは、英単語集の『豆単』か『でる単』あたりかな? それはともかく、これまで小説と関係のない、予備校や参考書に関するツイートをたくさんしてしまったけど、全くの無意味、というわけではなかった(と言い訳をしておきたいです(^_^;))
13. 話を戻したいんだけど、戻せるかな...(この発言自体2、3回しているような...)。なんていうか、ああ、このツイッターなるもの!(意味不明)
12. 昨日の夜(8時からだったかな。というか、ほんと私のツイート「わず」ばっかり(^_^;))、放送大学で森鴎外『青年』を扱った単発の授業(特別講義)が放送されていて。ぼけっと観ていたんだけど、けっこう面白かったです。最初、文学散歩みたいな感じで。再放送あるかな、ちゃんと見直したいな。
11. もう少し小説の話がしたいんだけど、関係のない話ばかりつぶやいてしまう(泣)。
10. 絲山秋子さんってS台なのか。知らなかった。スガシカオと同じ歳みたいだけど、スガシカオは2浪目だからたぶん1年違う。関係ないけど、「19才」って大人っぽすきるよね。私の19才当時が子どもっぽすぎたのか...
9. 「東京ゼミナール」で検索すると、予備校業界黒歴史みたいなのが出てきちゃうよ...。1979年6月18日、 医歯系予備校の東京ゼミナール(東京・四谷)の理事長・斎藤博という人が逮捕されている。裏口入学がらみ。(これも1980年前後の話だな...。)
8. ウィキペディアの「中央ゼミナール」の「沿革」のところには「・1966年6月 - 個人経営の大学受験を目的とした私塾として創立される。/・長野県出身の旧日産財閥の幹部であった羽場梅子の夫が私費で、譲渡を受ける。/・1979年 - 羽場梅子(2004年没)が、(続く)
8.1. (続き)東京都認可の学校法人羽場学園として、初代理事長に就任。/・2000年 - 専修学校中央ゼミナールとなる。」と書かれている。山田克己『予備校 不屈の教育者』(育文社、2009.6)ではこの夫・羽場俊男が創立者とされている(p.214)けど、wikiのほうが正しそう。
8.2. (続き)Googleブックスで「羽場俊男」で検索すると、「Ina, 第25巻」(1977)というのが出てくる。 「(略)矗羽場俊男氏東京都杉並区氏は(略)出身、東京ゼミナ I ル 予備校理事長であった。十月十二日死去、七十七^出身地へ多額の寄付金をした由。」 東京は中央の間違い?
7. 竹内洋『立志・苦学・出世ー受験生の社会史』(講談社現代新書、1991.2)という本が好きで、自分としては珍しく3回も通読している。以前はよくぱらぱらと部分的に読み返したり...。著者の本はあまり読んでいないけど、そういえば以前、放送大学の『学校システム論』はよく見ていた。
7.1. 文庫化されているので、何か修正や加筆があるかもしれないけど(講談社学術文庫、私は未確認です)、『立志・苦学・出世』の82ページに「(略)管見では本格的な受験専門雑誌は大正2年の「受験世界」が最初である。しかしこれは季刊雑誌のようだった。ようだったというのは、(続く)
7.2. (続き)実物が見つからず、今となっては広告を通じて推測する以外手立てがないからである。」と書かれている。『創刊号のパノラマ』(2004.9)という本に創刊号の表紙の写真が、菅原亮芳編『受験・進学・学校』(2008.3)という本には第2号の表紙の写真が載っている。(続く)
7.3. (続き)87ページには「「受験と学生」は戦後もしばらく続いたが、昭和28年に廃刊。」と書かれているけど、この雑誌はその後も名前を変えたりして、最後は『高校英語研究』という名前で1996年3月号を最後に休刊。ネットもほとんど普及していなかった1991年の本だからしかたがない。
6. 浪人生人気の高い雑誌といえば『週刊プレイボーイ』?(いつの話だよ?)。コラム集というか『デキゴトロジー vol.1』(新潮文庫)という本に「受験戦国浪人伝」というコラム(7ページ)が収録されている。下ネタが多い感じです(^_^;)。初出は『週刊朝日』ーのいつだろう?
6.1. (続き)本の後ろの方には「週刊朝日の人気コラム「デキゴトロジー」欄に昭和53年11月3日号より同55年12月26日号までの2年余りにわたって掲載された記事をまとめ、昭和58年2月新潮社より刊行されたものを再編集」とある。金属バット事件(55.11.29)より前の可能性の方が高い。
6.2. 三浦哲郎・晶子『林檎とパイプ―父と娘の往復書簡』(文藝春秋、1980)は読んだことがないけど、三好京三・佐々木千尋『三好京三の娘と私―父から娘へ 娘から父へ』(講談社、1982)は地元の図書館にあったので、以前借りて読んだことがある。内容をほとんど覚えていないけど、(続く)
6.3. (続き)娘の気持ちがわからない悩めるお父さんというか。浪人中(もちろん娘さんのほうが浪人生に)の話は1982年でよかったかな。予備校の決定にも親子間で問題?が発生していたと思うけど、結局、確か「C予備校」(東京の)と書かれていたと思う。千代田予備校?(Cってほかにあるかな?)。
※「中央ゼミナール」もあると教えてもらった。
5. いまだに読む気がしない佐藤卓己編『青年と雑誌の黄金時代』(岩波書店、2015.11)という本。第1章は編者が『螢雪時代』を扱っている。第1節の冒頭はこう。「なんとも不覚である。すでに『螢雪時代』は月刊ではなく、大学紹介の(続く)
5.1. (続き)「臨時増刊」のみ刊行されているものだとばかり考えていた。だが周囲に聞いても皆そう信じ込んでいたようだ。こうした社会人一般の「不覚」こそが、人生における「一回性」メディア、すなわち「受験雑誌」の性格をよく示している。」(p.1)(続く)
5.2. (続き)「皆」って誰? 増刊号だけが残っていると周囲の人全員が思っていた?(そんなことあるかな? うーん...)。執筆者個人の「不覚」がいつの間にやら社会人一般の「不覚」に...。よほど一般的な環境で生活しているのかな? 研究対象に愛(または憎)は要らないとは思うけど、(続く)
5.3. (続き)思うに今後『蛍雪時代』等の受験雑誌について論じたい人は、場合によっては、安岡章太郎の爪の垢でも煎じて飲んでからにしたほうがいいような?(もちろん冗談です)。編者は1960年生まれ。金属バット事件(1980年)は他人事だったのかな。
4. 最近、ほとんど本が読めていないけど、やっとこさ1冊読み終わっても、感想がぜんぜん出てこなくて(泣)。出てこないときは、読書メーターは「読み終わった本」の登録だけしておけばいいかな。うーん...。感想、書いていない人けっこう多いし。
3. 「「勉強になって面白い」の何が悪いのか」 http://shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/610506.html
2. 1979~1980年頃にS台に通っていた作家または文筆もしている人。
中谷彰宏 1959年生まれ(2浪)
香山リカ 1960年生まれ
齋藤孝 1960年生まれ
島田雅彦 1961年早生まれ
石黒達昌 1961年生まれ
早生まれかどうかわからないけど、海堂尊は1961年生まれ。
2.1. 忘れていたけど、藤野千夜は1982年早生まれ。個人的にはデビュー作の「午後の時間割」(『少年と少女のポルカ』)よりも『ベジタブルハイツ物語』のほうが人に薦めやすいかな。初出は『小説宝石』だったかも。連作短編集。大家さんちのお兄ちゃん2浪、妹1浪。
2.2. 小谷野敦『バカのための読書術』(ちくま新書、2001)に「私も、代々木ゼミナールの語呂合わせ年代暗記でいろいろ覚えた記憶がある。」(p.133)と書かれているけど、1980年前後かな、これはたぶん山村良橘『代々木ゼミ方式 世界史年代記憶法』(1976)だと思う。
1. そういえば、以前、帯の言葉に惹かれて、単行本の横田増生『評伝 ナンシー関』(朝日新聞出版、2012.6、のち文庫)を買ってしまったんだけど、いまだに読んでいない(泣)。読もうかな。それほど書かれていない感じだけど、1981年、上京して早稲田予備校。
*
19. 青空文庫に佐左木俊郎「土竜」(1926)という小説がある(私は未読です)。竜雄くん、入試で3度はねられているらしい。
http://aozora.gr.jp/cards/000134/card46183.html
19.1. 「竜雄は、三年前に東京へ出て行った。高等予備校に通って、高等学校の受験準備をするのが目的であった。しかし、彼は三度の入学試験に、三度とも撥ねられた。今の彼の心には、田園生活がとぐろを巻いているのであった。」 ー佐左木俊郎「土竜」(1926)
18. あまりお薦めはしないけど、青空文庫に豊島与志雄「香奠」(1925)という小説がある。小川三四郎でも佐田三五郎でもなく平田伍三郎(受験生)。
http://aozora.gr.jp/cards/000906/card42433.html
17. 『自叙伝の試み』(1961)によれば、 松岡譲の4年前かな、明治39年、和辻哲郎は中央大学の予備校(設置は明治38年)に通っている。一高に現役合格だけど、当時、中学校は3月卒業で、7月入試なので、その間に。神田乃武とかが教えていたらしい。(青空文庫にはないみたい、この本。)
17.1. 4年前ではなくて3年前かな。松岡の中学卒業は明治42年。でも7月入試だから、仮に予備校に丸1年通うとすると、中学卒業の年よりも入試のある翌年のほうが通う日数が多くなるかも。(主人公が1浪の「受験生の手記」では年明けに上京している。)
16. 「しかも受験者の多くが廿歳を越えたりと覚しき大人なるに三たび少なからず驚申候。」(『芥川竜之介書簡集』岩波文庫、p.16)。明治43年(1910年)、先生への手紙の中の1文。一高(現在でいえば東大)に入学願書を出しに行って、勉三さんがたくさんでびっくりな龍之介くん。
16.1. 直木三十五は中学卒業後、一応、1年浪人していたと思うけど(結局、高等学校ではなくて早稲田に)、芥川龍之介は浪人していない。現役で一高に合格(無試験入学)。でも、山本くんは(誰?)1年浪人している。慶応を蹴って予備校通い。(中学校の同級生で、のちの奥さん塚本文の叔父に当たる人。)
16.2. 一高で芥川・久米と同級生の松岡譲は1浪している(頼んだ人が願書を出し忘れたらしい)。上京して中央大学の予備校(たぶん中央高等予備校)。中学校の同級生、堀口大学も上京して同じ予備校。松岡譲には自伝的な小説がある(私は未読なので、どれくらい浪人中の話が描かれているかわからないけど)。
16.3. グーグルブックスに堀口大学『水かがみ』(昭和出版、1977)というのが。 「三月長岡中学を卒業し、祖母と妹と共に長岡の家をたたんで上京、受験準備のため/中央大学予備校に通学する。七月第一高等学校仏法科の入試に失敢。(略)」 受験に失敗後、予備校は?(図書館にあるかな、この本)。
16.4. 関口安義『評伝 松岡譲』(小沢書店、1991)も出てくる。 「この年九月、上京した松岡は、当時受験生に評判のよかつた中央大学の予備校に通っ/ている。クラスメ|トの掘ロ大畢と一緒だった。雪国育ちの努力家松岡譲の本領発樺の(略)」 9月か。明治38年9月開校で、42年にもう評判が?
16.5. もっとたくさんいるだろうけど、中央高等予備校(中央大学の予備校)に通っていた人(現役または浪人)。
和辻哲郎、水原秋桜子、堀口大学、松岡譲、夢野久作、岸信介、住谷悦治(※だいたい時系列)
16.6. 試しに「予」ではなくて「豫」で検索してみたら、森於菟『森鷗外』(養徳社、1946)という本が。森於莵も中央高等豫備校に通っていたようだ。お父さん、鴎外(医者)だから(?)英語ではなくてドイツ語か...。
16.7. https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/history/history_07/time_travel/
この036の「中央高等予備校の設立」を読むと、最初の年から合格者数が多かったようだ。堀という人は和辻『自叙伝の試み』でも触れられている。
16.8. 住谷悦治という人、1919年(大正8年)に通ったと書かれているけど、間違っているかも。ウィキペディアには「第二高等学校を経て、1922年東京帝国大学法学部卒業」とあって、(高校に入るのに予備校に通ったとすれば)ちょっとおかしい。そんなに早く大学まで卒業できない。
16.9. 住谷悦治『鶏肋の籠』(UL双書、中央大学出版部、1970)という本に「中央大学予備校の思い出」という随筆が収録されいて(pp.217ー21、初出『中央評論』1970年2月)、「大正三年晩秋から翌春四月までの六ヵ月にわたる神田錦町の中央大学予備校生活は、(略)」と始まっている。
16.10. (続き)大正8年ではなくて大正3年。あと、英語の先生の名前が多く挙げられている(少しずつ触れられている)。鈴木三重吉、森巻吉、村田祐治、岡田実麿、片山寛、広井辰太郎。和辻哲郎が通っていたのは明治39年? 『自叙伝の試み』に出てくるのは確か神田乃武、高橋五郎。ほかにもいたかな。。
16.11. 『日本の教育課題6 選抜と競争』(東京法令出版、1994)に合格体験記、松韻生「向陵一橋受験奮闘記」(『中学世界』明治43年)が収録されていて(pp.104ー16)、これには「中央には、高商の高島、長谷川の二氏、一高の村田、岡田の両氏、外語の浅田氏が講義をするので(略)」とある。
15. そういえば(話を元に戻したい→時代を昔に戻す、という連想です(^_^;))、早瀬乱『三年坂 火の夢』(講談社、2006のち文庫)という小説がある。乱歩賞受賞作。世紀の変わり目について何か書かれていた記憶が。それくらいの時代の話だと思う。一高の現役受験生が出てくる。
※「浪人生小説の系譜」をやり直そうとした感じ。
14. 竹内洋『立志・苦学・出世』にちょっと便利な(?)言葉がある。「予備校が受験の時代の大道具とすれば、参考書は小道具である。」(p.32、新書版)。実写の映画やTVドラマなら文字通り大道具/小道具だろうし、小説でもほとんど文字通りそうだと思う。 現実素というか、
14.1. 小説に出てくる実在の参考書でいちばん多いのは、英単語集の『豆単』か『でる単』あたりかな? それはともかく、これまで小説と関係のない、予備校や参考書に関するツイートをたくさんしてしまったけど、全くの無意味、というわけではなかった(と言い訳をしておきたいです(^_^;))
13. 話を戻したいんだけど、戻せるかな...(この発言自体2、3回しているような...)。なんていうか、ああ、このツイッターなるもの!(意味不明)
12. 昨日の夜(8時からだったかな。というか、ほんと私のツイート「わず」ばっかり(^_^;))、放送大学で森鴎外『青年』を扱った単発の授業(特別講義)が放送されていて。ぼけっと観ていたんだけど、けっこう面白かったです。最初、文学散歩みたいな感じで。再放送あるかな、ちゃんと見直したいな。
11. もう少し小説の話がしたいんだけど、関係のない話ばかりつぶやいてしまう(泣)。
10. 絲山秋子さんってS台なのか。知らなかった。スガシカオと同じ歳みたいだけど、スガシカオは2浪目だからたぶん1年違う。関係ないけど、「19才」って大人っぽすきるよね。私の19才当時が子どもっぽすぎたのか...
9. 「東京ゼミナール」で検索すると、予備校業界黒歴史みたいなのが出てきちゃうよ...。1979年6月18日、 医歯系予備校の東京ゼミナール(東京・四谷)の理事長・斎藤博という人が逮捕されている。裏口入学がらみ。(これも1980年前後の話だな...。)
8. ウィキペディアの「中央ゼミナール」の「沿革」のところには「・1966年6月 - 個人経営の大学受験を目的とした私塾として創立される。/・長野県出身の旧日産財閥の幹部であった羽場梅子の夫が私費で、譲渡を受ける。/・1979年 - 羽場梅子(2004年没)が、(続く)
8.1. (続き)東京都認可の学校法人羽場学園として、初代理事長に就任。/・2000年 - 専修学校中央ゼミナールとなる。」と書かれている。山田克己『予備校 不屈の教育者』(育文社、2009.6)ではこの夫・羽場俊男が創立者とされている(p.214)けど、wikiのほうが正しそう。
8.2. (続き)Googleブックスで「羽場俊男」で検索すると、「Ina, 第25巻」(1977)というのが出てくる。 「(略)矗羽場俊男氏東京都杉並区氏は(略)出身、東京ゼミナ I ル 予備校理事長であった。十月十二日死去、七十七^出身地へ多額の寄付金をした由。」 東京は中央の間違い?
7. 竹内洋『立志・苦学・出世ー受験生の社会史』(講談社現代新書、1991.2)という本が好きで、自分としては珍しく3回も通読している。以前はよくぱらぱらと部分的に読み返したり...。著者の本はあまり読んでいないけど、そういえば以前、放送大学の『学校システム論』はよく見ていた。
7.1. 文庫化されているので、何か修正や加筆があるかもしれないけど(講談社学術文庫、私は未確認です)、『立志・苦学・出世』の82ページに「(略)管見では本格的な受験専門雑誌は大正2年の「受験世界」が最初である。しかしこれは季刊雑誌のようだった。ようだったというのは、(続く)
7.2. (続き)実物が見つからず、今となっては広告を通じて推測する以外手立てがないからである。」と書かれている。『創刊号のパノラマ』(2004.9)という本に創刊号の表紙の写真が、菅原亮芳編『受験・進学・学校』(2008.3)という本には第2号の表紙の写真が載っている。(続く)
7.3. (続き)87ページには「「受験と学生」は戦後もしばらく続いたが、昭和28年に廃刊。」と書かれているけど、この雑誌はその後も名前を変えたりして、最後は『高校英語研究』という名前で1996年3月号を最後に休刊。ネットもほとんど普及していなかった1991年の本だからしかたがない。
6. 浪人生人気の高い雑誌といえば『週刊プレイボーイ』?(いつの話だよ?)。コラム集というか『デキゴトロジー vol.1』(新潮文庫)という本に「受験戦国浪人伝」というコラム(7ページ)が収録されている。下ネタが多い感じです(^_^;)。初出は『週刊朝日』ーのいつだろう?
6.1. (続き)本の後ろの方には「週刊朝日の人気コラム「デキゴトロジー」欄に昭和53年11月3日号より同55年12月26日号までの2年余りにわたって掲載された記事をまとめ、昭和58年2月新潮社より刊行されたものを再編集」とある。金属バット事件(55.11.29)より前の可能性の方が高い。
6.2. 三浦哲郎・晶子『林檎とパイプ―父と娘の往復書簡』(文藝春秋、1980)は読んだことがないけど、三好京三・佐々木千尋『三好京三の娘と私―父から娘へ 娘から父へ』(講談社、1982)は地元の図書館にあったので、以前借りて読んだことがある。内容をほとんど覚えていないけど、(続く)
6.3. (続き)娘の気持ちがわからない悩めるお父さんというか。浪人中(もちろん娘さんのほうが浪人生に)の話は1982年でよかったかな。予備校の決定にも親子間で問題?が発生していたと思うけど、結局、確か「C予備校」(東京の)と書かれていたと思う。千代田予備校?(Cってほかにあるかな?)。
※「中央ゼミナール」もあると教えてもらった。
5. いまだに読む気がしない佐藤卓己編『青年と雑誌の黄金時代』(岩波書店、2015.11)という本。第1章は編者が『螢雪時代』を扱っている。第1節の冒頭はこう。「なんとも不覚である。すでに『螢雪時代』は月刊ではなく、大学紹介の(続く)
5.1. (続き)「臨時増刊」のみ刊行されているものだとばかり考えていた。だが周囲に聞いても皆そう信じ込んでいたようだ。こうした社会人一般の「不覚」こそが、人生における「一回性」メディア、すなわち「受験雑誌」の性格をよく示している。」(p.1)(続く)
5.2. (続き)「皆」って誰? 増刊号だけが残っていると周囲の人全員が思っていた?(そんなことあるかな? うーん...)。執筆者個人の「不覚」がいつの間にやら社会人一般の「不覚」に...。よほど一般的な環境で生活しているのかな? 研究対象に愛(または憎)は要らないとは思うけど、(続く)
5.3. (続き)思うに今後『蛍雪時代』等の受験雑誌について論じたい人は、場合によっては、安岡章太郎の爪の垢でも煎じて飲んでからにしたほうがいいような?(もちろん冗談です)。編者は1960年生まれ。金属バット事件(1980年)は他人事だったのかな。
4. 最近、ほとんど本が読めていないけど、やっとこさ1冊読み終わっても、感想がぜんぜん出てこなくて(泣)。出てこないときは、読書メーターは「読み終わった本」の登録だけしておけばいいかな。うーん...。感想、書いていない人けっこう多いし。
3. 「「勉強になって面白い」の何が悪いのか」 http://shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/610506.html
2. 1979~1980年頃にS台に通っていた作家または文筆もしている人。
中谷彰宏 1959年生まれ(2浪)
香山リカ 1960年生まれ
齋藤孝 1960年生まれ
島田雅彦 1961年早生まれ
石黒達昌 1961年生まれ
早生まれかどうかわからないけど、海堂尊は1961年生まれ。
2.1. 忘れていたけど、藤野千夜は1982年早生まれ。個人的にはデビュー作の「午後の時間割」(『少年と少女のポルカ』)よりも『ベジタブルハイツ物語』のほうが人に薦めやすいかな。初出は『小説宝石』だったかも。連作短編集。大家さんちのお兄ちゃん2浪、妹1浪。
2.2. 小谷野敦『バカのための読書術』(ちくま新書、2001)に「私も、代々木ゼミナールの語呂合わせ年代暗記でいろいろ覚えた記憶がある。」(p.133)と書かれているけど、1980年前後かな、これはたぶん山村良橘『代々木ゼミ方式 世界史年代記憶法』(1976)だと思う。
1. そういえば、以前、帯の言葉に惹かれて、単行本の横田増生『評伝 ナンシー関』(朝日新聞出版、2012.6、のち文庫)を買ってしまったんだけど、いまだに読んでいない(泣)。読もうかな。それほど書かれていない感じだけど、1981年、上京して早稲田予備校。
※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆訂正、補足ありです。
*
14. https://www.sundai.ac.jp/about/principles.html
ここに「1930年、駿台予備学校に改称し、東京府より各種学校として認可されました。」とあって、一瞬「あれ?」と思ったけど、これでいいのか。ん? あ、やっぱり間違っているのか。どっちだよ!(泣)。恐るべし「学」のあるなし問題。
14.1. あ、ぜんぜん違う、あさってなことを言ってしまった(泣)。「学」のあるなしは置いておいて、1930年には「駿台高等予備校」になっているらしいです(いくつか前のRT)。「予」か「豫」かも気になるけど、もういいです。
14.2. 中途半端なことを言ってしまったよ(泣)。「予」か「豫」だけでなく、「台」か「臺」かもあるね。
14.3. 以前、相当迷った末に購入してしまった『學生』昭和25年(1950年)2月号=第34巻第2号(研究社)。もちろん古本。そこに出ている広告です。左の囲みの左下のあたりをご覧ください。「臺」と「豫」。「學」なし。「学校法人」もない。
※画像省略。
14.4. 青木雨彦『男と女の泣きボクロ』(集英社文庫)というエッセイ集に「私立のなかでも、早稲田に決めたのは、当時、たまたま読んだ新庄嘉章というひとの、早稲田大学を紹介した文章に、井伏鱒二さんの『休憩時間』という小説が引用してあったからだ。(略)/新庄さんの文章は、(続く
14.5. 続き)たしか「螢雪時代」に対抗して創刊された「学生」とかいう雑誌に掲載されていた。」と書かれている(p.328)。国会図書館のサイトを見ると、確かに『学生』35巻1号(1950年4月号?)の目次に、 「特集 新制大学案內大学 今昔物語――早大の卷 / 新庄嘉章」 というのがある。
14.6. 続き)この『学生』(研究社)はもともと1918年創刊の『受験と学生』で、1932年創刊の『受験旬報』=『螢雪時代』よりも古い。『学生』は何年か読物雑誌になっていて、1950年1月号からまた受験雑誌に戻る。だから著者は以前の『学生』を知らず、リニューアルを創刊と勘違いしたのかも。
14.7. 私はたまたま第2号(2月号)だけ持っているんだけど、国立国会図書館デジタルコレクションでは第34巻(1950年1~3月号?)は欠巻になっていて、目次が見れない(1, 3月号?の)。
14.8. あー、何を言っているかわかりにくいかも。「1, 3月号?の」と言ってしまったのは、2月号は持っているので。あと、その2月号の編集後記に「新年号より新発足した本誌は四月号よりまた一段の飛躍を試みんと考えている」とある。4月号を創刊号と勘違いしたのかな?
14.9. 昔のベストセラー、波多野勤子『少年期』(1950)は、母子の往復書簡で、息子さんは中学4年のとき一高受験生に。「朝八時から十二時まで研数、十二時半から四時半までは、駿河台の一高受験科、帰ってきてから十一時ごろまでは、(略)」ー昭和23年(1948年)元旦の手紙。掛け持ちしている。
14.10. (続き)「駿河台の一高受験科」という言い方をしている。1948年(1月)、最後の旧制高校受験生で、しかも中学4年生なのでぎりぎり間にあった学年(1つ下の学年はもう受験できない)。ただ、この年に合格しても1年しかいられなくて、翌年(昭和24年)新制大学を受け直さないとだけど。
14.11. そういえば(出版年でいえば13年後)、玉井美知子編『お母さん合格よ』(秋元書房、1963)という日記本がある。文庫版(1976)を持っているけど、未読です(^_^;)。高校2年の4月から始まっていて(何年の話かは不明)、お茶の水の予備校に通っている(たぶんS台だよね)。
13. 「受験生の手記」(初出『黒潮』1918年3月号)に付いている「作者附記」に、「だからこの話は受驗制度が、今のやうに綜合的に改良されない、以前の事であると思つて貰ひ度い」とある。川端康成は1917年(大正6年)3月に中学校を卒業。7月に受けた入試は“総合的に改良された”もの。
13.1. 川端康成は浪人はしてないけど、中学校を卒業して上京して浅草のいとこの家に(1917年3月卒業で7月入試)。日土講習会と明治大学の予備校に通ったらしい。後者で山崎寿春の授業を受けていたらちょっと面白い? S台の前身、東京高等受験講習会の開設はWikipediaによれば1918年。
13.2. S台の前身、東京高等受験講習会の開設は、本によって1917年(大正6年)と書かれていたり、1918年(大正7年)と書かれていたりする。このへんの1年の違いは大きいような。大正半ば。でも、ネット上を見たりすると、後ろのほう(1918年)でいいっぽい?(いや、わからないけど)。
13.3. 1917年の4月から7月くらい、同じ日土講習会でもけっこういい時期に当たっているかも。以前、板倉聖宣『かわりだねの科学者たち』(1987)の藤森良蔵の章を読んでいて、そう思った記憶がある(よく覚えていないけど)。
13.4. 『学歴貴族の栄光と挫折』の表16(p.107、単行本)を見ると、大正6年前後の高等学校の入試は、明治41~大正5年は「単独(試験)選抜」、大正6~7年は「共通試験総合選抜」、大正8~14年は「共通試験単独選抜」。「総合」(的に)というのは、高校をぜんぶ合わせて、といった意味。
13.5. 秦郁彦『旧制高校物語』(文春新書、2003)に次のような箇所がある。「(略)大正7(1918)年名古屋で一緒に受験した池田勇人、佐藤栄作(略)は、第一志望ではない五高にまわされた。池田は前年、五高英文科へ合格したにもかかわらず辞退して翌年受け直し、またも五高へまわされ、(続く)
13.6. (続き)こんどは入る決心をしたという。入校を辞退したり、第七志望の第二志望科(たとえば医科がだめで農科へまわされる)へすべりこんだ者もいたにちがいない。」(p.76)。池田の「前年」が大正6年だけど、この年も第7志望校まで書けたのかな? 「名古屋」って八高?(第8まで書けた?)。
13.7. 大正6~7年の入試制度なら、健吉くんは第2志望科や第2志望以下の高校に合格して、死ぬことはなかったかもしれないし、松井くん(誰?)も都落ちをせずに一高で受験して、堂々と第1志望校を一高にすることができた、みたいな話です。(小説の成立に入試制度が関係しているので、必要な「附記」。)
13.8. ちなみに、中学4年修了(四修)での受験が可能になるのは(大正7年末に出された高等学校令によってで)大正8年からになるようだけど、最初のころはあまり機能していなかったのではないか、という感じがする(ちゃんと書かれている本が見つからないんだけど、なんとなく)。
13.9. 予備校オタク必携かどうか知らないけど、山崎春之『教育界のトップブランド「駿台」 親子二代に引き継がれた「愛情教育」』(財界研究所、2003.12)という本があって。次のような箇所がある。「明治から大正に移る時期、明治・専修・東洋・法政などの各私立大学では、イギリスで(続く)
13.10. (続き)「プレパラトリー・スクール」(Preparatory School)と呼ばれているような、大学に入るための学力を身につけさせる予備校を持っていた。その大学の予備校で学び、成績が上がったら大学に編入してあげましょうという制度である。」(p.24) 。(続く)
13.11. 中央、日本が抜けているかな(中央をはずしているのは意図的?)。なんか変だな。。著者は大正15年生まれで、予科は知っているだろうから、それと予備校が区別できないはずはないのに。あと、きれいごとというか、ほかの本によれば私大が予備校を付設していたのは、やっぱり商売の面が大きいらしい。
13.12. 孫引きになるけど、千野帽子『読まず嫌い。』にこんな箇所が。「(略)ロバート・グレイヴズは『さらば古きものよ』(1929)でこう回想している。/イギリスの進学予備校やパブリックスクールでは、ロマンスは必然的に同性愛になる。異性は蔑まれ、(略)〔工藤政司訳〕」(pp.51-2)。→
13.13. →パブリック・スクールだけでなくプレップ・スクールもBLの温床! 進学できてからにすればいいのにね(そういう問題ではないか)。
※これは差別的な発言に当たるかもしれない。すみませんm(_ _)m。
13.14. 『新英語学辞典』(1982)のtranslationの項にこんな記述が。「アメリカの’prep school’を直訳して「予備校」とすると、それが一流校を目指す金持ち階級の師弟のためのエリート校であるという含みが伝わらなくなる。」一緒にしたらいけない、と?(イギリスのでも?)
13.15. 未読なのでよくわからないけど、水村美苗『私小説 from left to right』(手元にあるのは文庫版)にprep schoolの話が出てくる。友達(?)が交際し始めた相手(韓国人)が通っている。あ、アメリカの話です。
13.16. 村上春樹「イエスタデイ」の英訳、
Kitaru ... was attending a prep course to cram for the retake.
常套手段なのかな? prepとcramの両方が使われている。
http://newyorker.com/magazine/2014/06/09/yesterday-3
13.17. もう1つ、
... though Aki-kun’s in his second year of cramming for the entrance exams, ....
He skips exam-prep school a lot, too.
prepの前にexam-。
12. 蓮實重彦は1浪して東大。1955年、研数学館(の数学コース)に通っていたらしい。(Wikipediaの「研数学館」の項、和田芳恵の名前は載ってないのか。)
12.1. 辻仁成は1浪だっけ? 確か上京して高田馬場の予備校。早めに行かなくなってしまったらしいけど。大学は成城大学(中退)。(1959年生まれらしいので、浪人年は1978年? この作家も1980年前後か。)
11. 以前、ある小説(ラノベ寄りの)を読んでブログに感想を書いて、数ヶ月後にほかの人の感想も知りなくなって、検索して出てきたものを読んでいたら、「ネットにこれこれこういう批判的な感想がある。そういう小説じゃないから!」みたいなことが書かれていて。(続く
11.1. (承前)もちろん反省すべきはこちらです。だって恋愛小説を読んで恋愛部分をほぼすべて無視して感想を書いていたんだから!(汗)。世の中にそう言って(「そういう小説じゃないから!」と言って)くださる方がいてよかった、ありがたいです。
10. 「浪人(生)」という言葉が定着する以前は(以後も?)「落(ち)武者」という言葉がけっこう使われていたんではないか、と。比喩的に。大杉栄『自叙伝』(1923)では、学校の中退者に対して使われている。
http://aozora.gr.jp/cards/000169/card1273.html
10. 1. 近デジに『大学受験の告白』(1916/大正5)という本がある。なんと著者名が「荒武者」(笑)。(あ、高校受験じゃないんだね。)
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/941340
10.2. Googleブックスで検索すると、佐々木邦の全集が出てくるんだけど、『凡人伝』(1946)でいいのかな、「落武者」という言葉が使われている。(青空文庫では作業中、いま現在。)
9. 「君の「受験生の手記」を読んだ。君も確信のある作だろうから褒める方は省略するが、兄貴が弟の手紙を見る時に少しもstruggleのないのが僕には不服だった。そう云う点が外でもまだ少しある。そのせいかどうもあの兄貴には僕はあまり同情がない。(続く
9.1. 続き)精神的に何だか病者のような気がする。ああ云うlove affairを書くんならもっと実感を露骨にどんどん出して行けばいいのに。併し今月中の創作で一番いい事は確だよ。以上。」ー『芥川竜之介書簡集』(岩波文庫、p.227)。大正7年(1918年)久米正雄への手紙(葉書)。(続く
9.2. 続き)「受験生の手記」というタイトルなのに、受験生に関することは、ほとんどスルーな龍之介。松岡譲には「久米のことはうちゃって置くがいい」(同書、p.221)と書き送る龍之介。
8. 久米正雄は1910年(明治43年)現役で一高に。同級生の芥川と同じで無試験入学。なので、「受験生の手記」(1918)の受験生部分の話がどこから来たのか? みたいなことは思ってしまう。小谷野敦『久米正雄伝』のp.230に (続く
8.1. 続き)「(略)これ[=「受験生の手記」]はもちろん実体験ではなく、失恋事件を受験生にことよせたものだが、佐治祐吉に、俺は受験のことは知らないから話せと言って、佐治が話したことを書いたと、佐治が言っている(佐治・村松)。」と書かれている。後ろのほうの参考文献を見ると(続く
8.2. 続き)この発言は1962年の座談会のもので、久米正雄(1891-1952)が亡くなってからだいぶ経つ。一高、帝大と周囲に受験経験者(浪人経験者)ならたくさんいただろうし、執筆の直前ではなくても、松岡譲からも話を聞いていたのではないか、と思ってしまう。(続く
8.3. 続き)あと、雑誌『中学世界』に載っていた(不)合格体験記を参照している可能性もあるかもしれない。ただ、一高の合格体験記なら結局、一高生か元一高生が書いているわけで、もしそうだとしても、友人たちから直接聞いた話と区別ができないかも(鶏と卵どっちが先か的な)。
8.4. Wikipediaはないみたいで、コトバンクによれば、佐治祐吉は福島出身。健吉くんと同じ(おおー)。近デジで『恐ろしき告白』(1921)という短編集が読めるみたい。
8.5. なんか忘れていたけど(忘れちゃいけなかったな)、久米正雄は福島の中学校出身。主人公の名前は久野(健吉)だし、本人のほうがいいのかな?
7. そういえば、海老沢泰久『満月 空に満月』(文春文庫)という本もあったっけか。「博多で歯科大学入学を目指していた青年は、3度目の浪人中に、(略)」(カバー背より)。井上陽水は1948年生まれ。(著者は直木賞作家。)
6. 浜田省吾「19のままさ」という歌。予備校生ソングというか。(浜田省吾は一応、広島の英数学館らしい。そういえば、田家秀樹『陽のあたる場所』(角川文庫)という本。持ってたんだけど、どっか行ちゃったな(泣)。)
5. そういえば、内容をほとんど覚えていないけど、瀧井孝作「邦男と二宮と」(1931)という小説がある。ネタバレしてしまうかもしれないけど、苦学生の定番アルバイト、人力車夫の話が出てきたと思う(回想的にかな)。1931年(昭和6年)の作品だから、明治か大正の話ではないかと。
4. 外村繁は1浪して三高(いまでいえば京大)。中学卒業は1920年(大正9年)のようだ。青空文庫に『澪標』(1960)という自伝的な小説があるけど(私は未読です)、浪人中の話は飛ばされているっぽい。
http://aozora.gr.jp/cards/001499/card51277.html
3. 江戸川乱歩「百面相役者」(1925)。青空文庫では作業中になっている(いま現在)。小学校代用教員もの(回想的)。たんなる設定かな。。江戸川乱歩も横溝正史も、探せば何かもっといい作品がありそうな感じはするけど。
3.1. これいまはあるみたい。→図書カード:百面相役者 http://aozora.gr.jp/cards/001779/card57194.html #青空文庫
2. これも大正期、横溝正史「汁粉屋の娘」(1921)という小説が。(角川文庫『双生児は囁く』などに収録されている。)デビュー第2作? ぜんぜん読み返していないけど、確か主人公は浪人生でよかったと思う。
2.1. 第2作じゃないな。4作目くらい? よくわからん...
1. 谷崎潤一郎「金色の死」(1914)という小説。青空文庫では作業中になっている(いま現在)。岡村くんは一高に入るのに1年浪人している(どうでもよすぎる情報(^_^;))。
*
14. https://www.sundai.ac.jp/about/principles.html
ここに「1930年、駿台予備学校に改称し、東京府より各種学校として認可されました。」とあって、一瞬「あれ?」と思ったけど、これでいいのか。ん? あ、やっぱり間違っているのか。どっちだよ!(泣)。恐るべし「学」のあるなし問題。
14.1. あ、ぜんぜん違う、あさってなことを言ってしまった(泣)。「学」のあるなしは置いておいて、1930年には「駿台高等予備校」になっているらしいです(いくつか前のRT)。「予」か「豫」かも気になるけど、もういいです。
14.2. 中途半端なことを言ってしまったよ(泣)。「予」か「豫」だけでなく、「台」か「臺」かもあるね。
14.3. 以前、相当迷った末に購入してしまった『學生』昭和25年(1950年)2月号=第34巻第2号(研究社)。もちろん古本。そこに出ている広告です。左の囲みの左下のあたりをご覧ください。「臺」と「豫」。「學」なし。「学校法人」もない。
※画像省略。
14.4. 青木雨彦『男と女の泣きボクロ』(集英社文庫)というエッセイ集に「私立のなかでも、早稲田に決めたのは、当時、たまたま読んだ新庄嘉章というひとの、早稲田大学を紹介した文章に、井伏鱒二さんの『休憩時間』という小説が引用してあったからだ。(略)/新庄さんの文章は、(続く
14.5. 続き)たしか「螢雪時代」に対抗して創刊された「学生」とかいう雑誌に掲載されていた。」と書かれている(p.328)。国会図書館のサイトを見ると、確かに『学生』35巻1号(1950年4月号?)の目次に、 「特集 新制大学案內大学 今昔物語――早大の卷 / 新庄嘉章」 というのがある。
14.6. 続き)この『学生』(研究社)はもともと1918年創刊の『受験と学生』で、1932年創刊の『受験旬報』=『螢雪時代』よりも古い。『学生』は何年か読物雑誌になっていて、1950年1月号からまた受験雑誌に戻る。だから著者は以前の『学生』を知らず、リニューアルを創刊と勘違いしたのかも。
14.7. 私はたまたま第2号(2月号)だけ持っているんだけど、国立国会図書館デジタルコレクションでは第34巻(1950年1~3月号?)は欠巻になっていて、目次が見れない(1, 3月号?の)。
14.8. あー、何を言っているかわかりにくいかも。「1, 3月号?の」と言ってしまったのは、2月号は持っているので。あと、その2月号の編集後記に「新年号より新発足した本誌は四月号よりまた一段の飛躍を試みんと考えている」とある。4月号を創刊号と勘違いしたのかな?
14.9. 昔のベストセラー、波多野勤子『少年期』(1950)は、母子の往復書簡で、息子さんは中学4年のとき一高受験生に。「朝八時から十二時まで研数、十二時半から四時半までは、駿河台の一高受験科、帰ってきてから十一時ごろまでは、(略)」ー昭和23年(1948年)元旦の手紙。掛け持ちしている。
14.10. (続き)「駿河台の一高受験科」という言い方をしている。1948年(1月)、最後の旧制高校受験生で、しかも中学4年生なのでぎりぎり間にあった学年(1つ下の学年はもう受験できない)。ただ、この年に合格しても1年しかいられなくて、翌年(昭和24年)新制大学を受け直さないとだけど。
14.11. そういえば(出版年でいえば13年後)、玉井美知子編『お母さん合格よ』(秋元書房、1963)という日記本がある。文庫版(1976)を持っているけど、未読です(^_^;)。高校2年の4月から始まっていて(何年の話かは不明)、お茶の水の予備校に通っている(たぶんS台だよね)。
13. 「受験生の手記」(初出『黒潮』1918年3月号)に付いている「作者附記」に、「だからこの話は受驗制度が、今のやうに綜合的に改良されない、以前の事であると思つて貰ひ度い」とある。川端康成は1917年(大正6年)3月に中学校を卒業。7月に受けた入試は“総合的に改良された”もの。
13.1. 川端康成は浪人はしてないけど、中学校を卒業して上京して浅草のいとこの家に(1917年3月卒業で7月入試)。日土講習会と明治大学の予備校に通ったらしい。後者で山崎寿春の授業を受けていたらちょっと面白い? S台の前身、東京高等受験講習会の開設はWikipediaによれば1918年。
13.2. S台の前身、東京高等受験講習会の開設は、本によって1917年(大正6年)と書かれていたり、1918年(大正7年)と書かれていたりする。このへんの1年の違いは大きいような。大正半ば。でも、ネット上を見たりすると、後ろのほう(1918年)でいいっぽい?(いや、わからないけど)。
13.3. 1917年の4月から7月くらい、同じ日土講習会でもけっこういい時期に当たっているかも。以前、板倉聖宣『かわりだねの科学者たち』(1987)の藤森良蔵の章を読んでいて、そう思った記憶がある(よく覚えていないけど)。
13.4. 『学歴貴族の栄光と挫折』の表16(p.107、単行本)を見ると、大正6年前後の高等学校の入試は、明治41~大正5年は「単独(試験)選抜」、大正6~7年は「共通試験総合選抜」、大正8~14年は「共通試験単独選抜」。「総合」(的に)というのは、高校をぜんぶ合わせて、といった意味。
13.5. 秦郁彦『旧制高校物語』(文春新書、2003)に次のような箇所がある。「(略)大正7(1918)年名古屋で一緒に受験した池田勇人、佐藤栄作(略)は、第一志望ではない五高にまわされた。池田は前年、五高英文科へ合格したにもかかわらず辞退して翌年受け直し、またも五高へまわされ、(続く)
13.6. (続き)こんどは入る決心をしたという。入校を辞退したり、第七志望の第二志望科(たとえば医科がだめで農科へまわされる)へすべりこんだ者もいたにちがいない。」(p.76)。池田の「前年」が大正6年だけど、この年も第7志望校まで書けたのかな? 「名古屋」って八高?(第8まで書けた?)。
13.7. 大正6~7年の入試制度なら、健吉くんは第2志望科や第2志望以下の高校に合格して、死ぬことはなかったかもしれないし、松井くん(誰?)も都落ちをせずに一高で受験して、堂々と第1志望校を一高にすることができた、みたいな話です。(小説の成立に入試制度が関係しているので、必要な「附記」。)
13.8. ちなみに、中学4年修了(四修)での受験が可能になるのは(大正7年末に出された高等学校令によってで)大正8年からになるようだけど、最初のころはあまり機能していなかったのではないか、という感じがする(ちゃんと書かれている本が見つからないんだけど、なんとなく)。
13.9. 予備校オタク必携かどうか知らないけど、山崎春之『教育界のトップブランド「駿台」 親子二代に引き継がれた「愛情教育」』(財界研究所、2003.12)という本があって。次のような箇所がある。「明治から大正に移る時期、明治・専修・東洋・法政などの各私立大学では、イギリスで(続く)
13.10. (続き)「プレパラトリー・スクール」(Preparatory School)と呼ばれているような、大学に入るための学力を身につけさせる予備校を持っていた。その大学の予備校で学び、成績が上がったら大学に編入してあげましょうという制度である。」(p.24) 。(続く)
13.11. 中央、日本が抜けているかな(中央をはずしているのは意図的?)。なんか変だな。。著者は大正15年生まれで、予科は知っているだろうから、それと予備校が区別できないはずはないのに。あと、きれいごとというか、ほかの本によれば私大が予備校を付設していたのは、やっぱり商売の面が大きいらしい。
13.12. 孫引きになるけど、千野帽子『読まず嫌い。』にこんな箇所が。「(略)ロバート・グレイヴズは『さらば古きものよ』(1929)でこう回想している。/イギリスの進学予備校やパブリックスクールでは、ロマンスは必然的に同性愛になる。異性は蔑まれ、(略)〔工藤政司訳〕」(pp.51-2)。→
13.13. →パブリック・スクールだけでなくプレップ・スクールもBLの温床! 進学できてからにすればいいのにね(そういう問題ではないか)。
※これは差別的な発言に当たるかもしれない。すみませんm(_ _)m。
13.14. 『新英語学辞典』(1982)のtranslationの項にこんな記述が。「アメリカの’prep school’を直訳して「予備校」とすると、それが一流校を目指す金持ち階級の師弟のためのエリート校であるという含みが伝わらなくなる。」一緒にしたらいけない、と?(イギリスのでも?)
13.15. 未読なのでよくわからないけど、水村美苗『私小説 from left to right』(手元にあるのは文庫版)にprep schoolの話が出てくる。友達(?)が交際し始めた相手(韓国人)が通っている。あ、アメリカの話です。
13.16. 村上春樹「イエスタデイ」の英訳、
Kitaru ... was attending a prep course to cram for the retake.
常套手段なのかな? prepとcramの両方が使われている。
http://newyorker.com/magazine/2014/06/09/yesterday-3
13.17. もう1つ、
... though Aki-kun’s in his second year of cramming for the entrance exams, ....
He skips exam-prep school a lot, too.
prepの前にexam-。
12. 蓮實重彦は1浪して東大。1955年、研数学館(の数学コース)に通っていたらしい。(Wikipediaの「研数学館」の項、和田芳恵の名前は載ってないのか。)
12.1. 辻仁成は1浪だっけ? 確か上京して高田馬場の予備校。早めに行かなくなってしまったらしいけど。大学は成城大学(中退)。(1959年生まれらしいので、浪人年は1978年? この作家も1980年前後か。)
11. 以前、ある小説(ラノベ寄りの)を読んでブログに感想を書いて、数ヶ月後にほかの人の感想も知りなくなって、検索して出てきたものを読んでいたら、「ネットにこれこれこういう批判的な感想がある。そういう小説じゃないから!」みたいなことが書かれていて。(続く
11.1. (承前)もちろん反省すべきはこちらです。だって恋愛小説を読んで恋愛部分をほぼすべて無視して感想を書いていたんだから!(汗)。世の中にそう言って(「そういう小説じゃないから!」と言って)くださる方がいてよかった、ありがたいです。
10. 「浪人(生)」という言葉が定着する以前は(以後も?)「落(ち)武者」という言葉がけっこう使われていたんではないか、と。比喩的に。大杉栄『自叙伝』(1923)では、学校の中退者に対して使われている。
http://aozora.gr.jp/cards/000169/card1273.html
10. 1. 近デジに『大学受験の告白』(1916/大正5)という本がある。なんと著者名が「荒武者」(笑)。(あ、高校受験じゃないんだね。)
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/941340
10.2. Googleブックスで検索すると、佐々木邦の全集が出てくるんだけど、『凡人伝』(1946)でいいのかな、「落武者」という言葉が使われている。(青空文庫では作業中、いま現在。)
9. 「君の「受験生の手記」を読んだ。君も確信のある作だろうから褒める方は省略するが、兄貴が弟の手紙を見る時に少しもstruggleのないのが僕には不服だった。そう云う点が外でもまだ少しある。そのせいかどうもあの兄貴には僕はあまり同情がない。(続く
9.1. 続き)精神的に何だか病者のような気がする。ああ云うlove affairを書くんならもっと実感を露骨にどんどん出して行けばいいのに。併し今月中の創作で一番いい事は確だよ。以上。」ー『芥川竜之介書簡集』(岩波文庫、p.227)。大正7年(1918年)久米正雄への手紙(葉書)。(続く
9.2. 続き)「受験生の手記」というタイトルなのに、受験生に関することは、ほとんどスルーな龍之介。松岡譲には「久米のことはうちゃって置くがいい」(同書、p.221)と書き送る龍之介。
8. 久米正雄は1910年(明治43年)現役で一高に。同級生の芥川と同じで無試験入学。なので、「受験生の手記」(1918)の受験生部分の話がどこから来たのか? みたいなことは思ってしまう。小谷野敦『久米正雄伝』のp.230に (続く
8.1. 続き)「(略)これ[=「受験生の手記」]はもちろん実体験ではなく、失恋事件を受験生にことよせたものだが、佐治祐吉に、俺は受験のことは知らないから話せと言って、佐治が話したことを書いたと、佐治が言っている(佐治・村松)。」と書かれている。後ろのほうの参考文献を見ると(続く
8.2. 続き)この発言は1962年の座談会のもので、久米正雄(1891-1952)が亡くなってからだいぶ経つ。一高、帝大と周囲に受験経験者(浪人経験者)ならたくさんいただろうし、執筆の直前ではなくても、松岡譲からも話を聞いていたのではないか、と思ってしまう。(続く
8.3. 続き)あと、雑誌『中学世界』に載っていた(不)合格体験記を参照している可能性もあるかもしれない。ただ、一高の合格体験記なら結局、一高生か元一高生が書いているわけで、もしそうだとしても、友人たちから直接聞いた話と区別ができないかも(鶏と卵どっちが先か的な)。
8.4. Wikipediaはないみたいで、コトバンクによれば、佐治祐吉は福島出身。健吉くんと同じ(おおー)。近デジで『恐ろしき告白』(1921)という短編集が読めるみたい。
8.5. なんか忘れていたけど(忘れちゃいけなかったな)、久米正雄は福島の中学校出身。主人公の名前は久野(健吉)だし、本人のほうがいいのかな?
7. そういえば、海老沢泰久『満月 空に満月』(文春文庫)という本もあったっけか。「博多で歯科大学入学を目指していた青年は、3度目の浪人中に、(略)」(カバー背より)。井上陽水は1948年生まれ。(著者は直木賞作家。)
6. 浜田省吾「19のままさ」という歌。予備校生ソングというか。(浜田省吾は一応、広島の英数学館らしい。そういえば、田家秀樹『陽のあたる場所』(角川文庫)という本。持ってたんだけど、どっか行ちゃったな(泣)。)
5. そういえば、内容をほとんど覚えていないけど、瀧井孝作「邦男と二宮と」(1931)という小説がある。ネタバレしてしまうかもしれないけど、苦学生の定番アルバイト、人力車夫の話が出てきたと思う(回想的にかな)。1931年(昭和6年)の作品だから、明治か大正の話ではないかと。
4. 外村繁は1浪して三高(いまでいえば京大)。中学卒業は1920年(大正9年)のようだ。青空文庫に『澪標』(1960)という自伝的な小説があるけど(私は未読です)、浪人中の話は飛ばされているっぽい。
http://aozora.gr.jp/cards/001499/card51277.html
3. 江戸川乱歩「百面相役者」(1925)。青空文庫では作業中になっている(いま現在)。小学校代用教員もの(回想的)。たんなる設定かな。。江戸川乱歩も横溝正史も、探せば何かもっといい作品がありそうな感じはするけど。
3.1. これいまはあるみたい。→図書カード:百面相役者 http://aozora.gr.jp/cards/001779/card57194.html #青空文庫
2. これも大正期、横溝正史「汁粉屋の娘」(1921)という小説が。(角川文庫『双生児は囁く』などに収録されている。)デビュー第2作? ぜんぜん読み返していないけど、確か主人公は浪人生でよかったと思う。
2.1. 第2作じゃないな。4作目くらい? よくわからん...
1. 谷崎潤一郎「金色の死」(1914)という小説。青空文庫では作業中になっている(いま現在)。岡村くんは一高に入るのに1年浪人している(どうでもよすぎる情報(^_^;))。
※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足ありです。
*
11. 大下宇陀児。デビュー作(「金口の巻煙草」『新青年』1925年4月)が一高生小説なのに検索しても一高入学年が出てこないな。大正10年(1921年)に九州帝国大学卒なことはわかるけど。検索のしかたが悪いのかな...。図書館に行って年譜の載っている本を確認した方が早いかも(^_^;)
11.2. (おととい図書館に行ってきた)大正3年に中学卒業、大正6年に高校卒業らしい。高校(一高)は現役合格で、留年もしていない感じ。ところで(?)権田萬治『日本探偵作家論』の大下宇陀児の章は「残酷な青春の鎮魂歌」と題されている。「青春ミステリの系譜」では重要な作家になるのかな?
※これは7月3日のツイート。
10. 尾崎翠が小学校の代用教員をしていたのは大正3年(1914年)7月初旬から大正6年(1917年)(何月?)。芹沢光治良が小学校の代用教員をしていたのは(1学期だけらしいけど)大正4年(1915年)。鳥取と静岡ではずいぶん距離があるけど、時期は被っている。漁村という共通点もあるかな。
9. そういえば、昨日の夜(日付でいえば今日)ぼけっと「ライブB♪」を観るともなく観ていて。誰か「19のままさ」(浜田省吾)についてちょっと触れていたかも。TEE? (関係ないけど、ベッキーはもう戻ってくればいいのにね。微妙に冠番組だし(「B」)月1回深夜だし。)
8. 林芙美子「落合町山川記」
http://aozora.gr.jp/cards/000291/card42333.html
7. 「私はカバンを枕にして横たわった。(略)涙がぽろぽろカバンに流れた。頬が冷たいのでカバンを裏返しにした程だった。私の横に少年が寝ていた。河津の工場主の息子で入学準備に東京へ行くのだったから、一高の制帽をかぶっている私に好意を感じたらしかった。」川端康成「伊豆の踊子」
7.1. 「伊豆の踊子」はほとんど事実だそうで、「少年」にもモデルが。蔵前の高工(現・東工大)受験生らしい。11月上旬(大正7年の話)に上京して「入学準備」というのは予備校通いかな? その前にこの年の入試はどうしたんだろう? でもこの人、翌年(大正8年)ちゃんと受かっているようだ。
7.2. 大正7年(1918年)の9月から川端は一高の2年生に。その年の秋(10月の終わり頃から11月初旬)に伊豆へひとり旅。「少年」はいくつだったんだろう? 川端とはそれほど違わないよね。(あ、「伊豆の踊子」の初出は『文藝時代』大正15年(1926年)1・2月号。)
7.3. 「高工」とあとテキトウな言葉を組み合わせてネット検索してみたら、なぜか「梶井基次郎」がたくさん出てきた。大正8年(1919年)の3月下旬、大阪高工を受験して落ちているらしい(下旬だから中学校を卒業してからかな)。でも、そのあと三高(7月入試)には受かっているらしい。
7.4. グーグルブックスを検索したら「大谷晃一著作集, 第 2 巻」という本が。 「(略)と箒次郎の符案をのぞき込む:麓次郎が病気だつたことが樺認できる。大阪高工/の入学試験は三月下旬に行われた。その年の離争串は十借に遽した。碁次郎は兄と/同じ(略)」 基次郎はどこへ?(笑)。
7.5. 久米正雄「受験生の手記」
http://aozora.gr.jp/cards/001151/card52934.html
初出は『黒潮』大正7年3月号で、『学生時代』同年5月に収録。「作者附記」から計算すると(作者の一高入学は明治43年で、その2、3級下だから)、作中年は明治45年(1912年)か大正2年(1913年)くらい。
7.6. 「私」(久野健吉)ではなくて松井くんの話。「松井は二部が志望だつた。そして今年も高等學校を受ける前に、四月には高工を受驗する筈だつた。四月と云へばもう二ヶ月ほどしかない。それだのに彼はさう際きはだつて、勉強してゐる樣子もなかつた。」/(続く)
7.7. (続き)3月ではなくて4月になっている。入学は何月なのかな? ちなみに、久米正雄には(弟ではなくて)お兄さんがいて、明治38年ごろに高工(蔵前の。現・東工大)に入学しているらしい(p.31、小谷野敦『久米正雄伝』)。
7.7.1. 当時の高等学校の「二部」って工学部に当たるところ?(何かに書かれていた気がするけど忘れてしまった)。文脈的には工学部でよさそうだけど。
7.8. 野尻草雄『一高ロマンス』
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/937827/2
大正6年の何月? 奥付では7月、アマゾンでは1月(「1917/1/1」)。微妙...。7月なら川端くん、受験生中には無理かな。前年に『中学世界』で連載されていたものらしいので、そちらは読んでいるかも。
7.9. 小谷野敦『川端伝』にこう書かれている。「川端は、東大の先輩で鎌倉文士であった大佛次郎(略)を尊敬していたらしい。ある集まりに、大佛も来ると思っていたら欠席と分かって、がっくりするという記述がある。(略)その大佛は、川端の追悼文で(略)」(p.295) 。いつからなのか、謎の尊敬。
7.10. 高田里惠子『学歴・階級・軍隊』に次のように書かれている。「ちなみに、1916年に『中学生活』という受験雑誌に連載され、のちに単行本となった大佛次郎(略)の『一高ロマンス』でも(略)。『一高ロマンス』は一高受験を希望する中学生に人気が高く、よく読まれていたという。」(p.202)。
7.11. (続き)『中学生活』ではなくて『中学世界』。博文館の雑誌だし(?)。「受験雑誌」と言い切るのもよくないかも。それはともかく、人気があったらしい。もちろん一高志望の中学生全員が読んでいたわけではないだろうけど。
6. 海苔巻きと学生マント。「海苔巻き」って意味深?(考えすぎかな...)。ご飯や具が黒い海苔にくるまっている。>RT
6.1. 正確には「海苔巻のすし」のようだ(新潮文庫『伊豆の踊子』)。
5. 山田風太郎が『受験旬報』とその後継誌『螢雪時代』に投稿した(応募して当選、掲載された)小説は、『橘傳來記―山田風太郎初期作品集』(出版芸術社、2008)という本で読める。ありがたい1冊。(山田風太郎は浪人中の日記や書簡もあるんだよね。)
5.1. そういえば、山田風太郎と遠藤周作は中学校の卒業の年が同じなんだよね。山田風太郎はたぶん一応4浪、遠藤周作は一応3浪。
4. 探していたのだけど、これだ。見つかった。 「【新・仕事の周辺】直木賞作家・中島京子 古新聞古雑誌を眺める妙味」(産経新聞)
https://web.archive.org/web/20101201172506/http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100808/bks1008080831010-n1.htm
https://web.archive.org/web/20101023225957/http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100808/bks1008080831010-n2.htm
3. 尾木直樹氏が海城高校に勤めていたのは、Wikipediaによれば1972年4月~1976年3月らしい。1980年(11月)に2浪の人は、高校入学はたいてい1976年(4月)? 金属バット事件の少年とは入れ替わりになるみたい。(RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
3.1. 「入れ替わり」って変かな、「入れ違い」のほうがいいかも。というか、だいたい通じればいいや(^_^;)
2. 今日、某総選挙の話題を振られて、知識もなくて素っ気ない対応しか取れず、自分のコミュ力の無さすぎに改めてがっかり(泣)。前からすごくいい人だとはわかっていたけど、個人的な話の最初がなぜまゆゆ推しとかそんな話? これはこの前「指原カイワイズ」を見てしまった天罰かも(違)。
1. 昨日(日付でいえば今日)「指原カイワイズ」を見たあと、テレビをあれこれ見ていたら、松岡正剛が出ていた(「オトナの!」)。1944年早生まれ。よくわからないけど、S台四谷校に通っていたらしい(1962年くらい?)。↓O井師の思いで。
https://1000ya.isis.ne.jp/0580.html
1.1. 「駿台予備学校のあゆみ 師たちの回顧/英語科 奥井潔先生(故人)にきく」Internet Archiveは怒られるかな?
https://web.archive.org/web/20071117181741/http://www.sundai.ac.jp/ayumi/chp82.htm
S台で教え始めたのは1953年からっぽい。千代田予備校との関係もわかる。
*
11. 大下宇陀児。デビュー作(「金口の巻煙草」『新青年』1925年4月)が一高生小説なのに検索しても一高入学年が出てこないな。大正10年(1921年)に九州帝国大学卒なことはわかるけど。検索のしかたが悪いのかな...。図書館に行って年譜の載っている本を確認した方が早いかも(^_^;)
11.2. (おととい図書館に行ってきた)大正3年に中学卒業、大正6年に高校卒業らしい。高校(一高)は現役合格で、留年もしていない感じ。ところで(?)権田萬治『日本探偵作家論』の大下宇陀児の章は「残酷な青春の鎮魂歌」と題されている。「青春ミステリの系譜」では重要な作家になるのかな?
※これは7月3日のツイート。
10. 尾崎翠が小学校の代用教員をしていたのは大正3年(1914年)7月初旬から大正6年(1917年)(何月?)。芹沢光治良が小学校の代用教員をしていたのは(1学期だけらしいけど)大正4年(1915年)。鳥取と静岡ではずいぶん距離があるけど、時期は被っている。漁村という共通点もあるかな。
9. そういえば、昨日の夜(日付でいえば今日)ぼけっと「ライブB♪」を観るともなく観ていて。誰か「19のままさ」(浜田省吾)についてちょっと触れていたかも。TEE? (関係ないけど、ベッキーはもう戻ってくればいいのにね。微妙に冠番組だし(「B」)月1回深夜だし。)
8. 林芙美子「落合町山川記」
http://aozora.gr.jp/cards/000291/card42333.html
7. 「私はカバンを枕にして横たわった。(略)涙がぽろぽろカバンに流れた。頬が冷たいのでカバンを裏返しにした程だった。私の横に少年が寝ていた。河津の工場主の息子で入学準備に東京へ行くのだったから、一高の制帽をかぶっている私に好意を感じたらしかった。」川端康成「伊豆の踊子」
7.1. 「伊豆の踊子」はほとんど事実だそうで、「少年」にもモデルが。蔵前の高工(現・東工大)受験生らしい。11月上旬(大正7年の話)に上京して「入学準備」というのは予備校通いかな? その前にこの年の入試はどうしたんだろう? でもこの人、翌年(大正8年)ちゃんと受かっているようだ。
7.2. 大正7年(1918年)の9月から川端は一高の2年生に。その年の秋(10月の終わり頃から11月初旬)に伊豆へひとり旅。「少年」はいくつだったんだろう? 川端とはそれほど違わないよね。(あ、「伊豆の踊子」の初出は『文藝時代』大正15年(1926年)1・2月号。)
7.3. 「高工」とあとテキトウな言葉を組み合わせてネット検索してみたら、なぜか「梶井基次郎」がたくさん出てきた。大正8年(1919年)の3月下旬、大阪高工を受験して落ちているらしい(下旬だから中学校を卒業してからかな)。でも、そのあと三高(7月入試)には受かっているらしい。
7.4. グーグルブックスを検索したら「大谷晃一著作集, 第 2 巻」という本が。 「(略)と箒次郎の符案をのぞき込む:麓次郎が病気だつたことが樺認できる。大阪高工/の入学試験は三月下旬に行われた。その年の離争串は十借に遽した。碁次郎は兄と/同じ(略)」 基次郎はどこへ?(笑)。
7.5. 久米正雄「受験生の手記」
http://aozora.gr.jp/cards/001151/card52934.html
初出は『黒潮』大正7年3月号で、『学生時代』同年5月に収録。「作者附記」から計算すると(作者の一高入学は明治43年で、その2、3級下だから)、作中年は明治45年(1912年)か大正2年(1913年)くらい。
7.6. 「私」(久野健吉)ではなくて松井くんの話。「松井は二部が志望だつた。そして今年も高等學校を受ける前に、四月には高工を受驗する筈だつた。四月と云へばもう二ヶ月ほどしかない。それだのに彼はさう際きはだつて、勉強してゐる樣子もなかつた。」/(続く)
7.7. (続き)3月ではなくて4月になっている。入学は何月なのかな? ちなみに、久米正雄には(弟ではなくて)お兄さんがいて、明治38年ごろに高工(蔵前の。現・東工大)に入学しているらしい(p.31、小谷野敦『久米正雄伝』)。
7.7.1. 当時の高等学校の「二部」って工学部に当たるところ?(何かに書かれていた気がするけど忘れてしまった)。文脈的には工学部でよさそうだけど。
7.8. 野尻草雄『一高ロマンス』
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/937827/2
大正6年の何月? 奥付では7月、アマゾンでは1月(「1917/1/1」)。微妙...。7月なら川端くん、受験生中には無理かな。前年に『中学世界』で連載されていたものらしいので、そちらは読んでいるかも。
7.9. 小谷野敦『川端伝』にこう書かれている。「川端は、東大の先輩で鎌倉文士であった大佛次郎(略)を尊敬していたらしい。ある集まりに、大佛も来ると思っていたら欠席と分かって、がっくりするという記述がある。(略)その大佛は、川端の追悼文で(略)」(p.295) 。いつからなのか、謎の尊敬。
7.10. 高田里惠子『学歴・階級・軍隊』に次のように書かれている。「ちなみに、1916年に『中学生活』という受験雑誌に連載され、のちに単行本となった大佛次郎(略)の『一高ロマンス』でも(略)。『一高ロマンス』は一高受験を希望する中学生に人気が高く、よく読まれていたという。」(p.202)。
7.11. (続き)『中学生活』ではなくて『中学世界』。博文館の雑誌だし(?)。「受験雑誌」と言い切るのもよくないかも。それはともかく、人気があったらしい。もちろん一高志望の中学生全員が読んでいたわけではないだろうけど。
6. 海苔巻きと学生マント。「海苔巻き」って意味深?(考えすぎかな...)。ご飯や具が黒い海苔にくるまっている。>RT
6.1. 正確には「海苔巻のすし」のようだ(新潮文庫『伊豆の踊子』)。
5. 山田風太郎が『受験旬報』とその後継誌『螢雪時代』に投稿した(応募して当選、掲載された)小説は、『橘傳來記―山田風太郎初期作品集』(出版芸術社、2008)という本で読める。ありがたい1冊。(山田風太郎は浪人中の日記や書簡もあるんだよね。)
5.1. そういえば、山田風太郎と遠藤周作は中学校の卒業の年が同じなんだよね。山田風太郎はたぶん一応4浪、遠藤周作は一応3浪。
4. 探していたのだけど、これだ。見つかった。 「【新・仕事の周辺】直木賞作家・中島京子 古新聞古雑誌を眺める妙味」(産経新聞)
https://web.archive.org/web/20101201172506/http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100808/bks1008080831010-n1.htm
https://web.archive.org/web/20101023225957/http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100808/bks1008080831010-n2.htm
3. 尾木直樹氏が海城高校に勤めていたのは、Wikipediaによれば1972年4月~1976年3月らしい。1980年(11月)に2浪の人は、高校入学はたいてい1976年(4月)? 金属バット事件の少年とは入れ替わりになるみたい。(RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
3.1. 「入れ替わり」って変かな、「入れ違い」のほうがいいかも。というか、だいたい通じればいいや(^_^;)
2. 今日、某総選挙の話題を振られて、知識もなくて素っ気ない対応しか取れず、自分のコミュ力の無さすぎに改めてがっかり(泣)。前からすごくいい人だとはわかっていたけど、個人的な話の最初がなぜまゆゆ推しとかそんな話? これはこの前「指原カイワイズ」を見てしまった天罰かも(違)。
1. 昨日(日付でいえば今日)「指原カイワイズ」を見たあと、テレビをあれこれ見ていたら、松岡正剛が出ていた(「オトナの!」)。1944年早生まれ。よくわからないけど、S台四谷校に通っていたらしい(1962年くらい?)。↓O井師の思いで。
https://1000ya.isis.ne.jp/0580.html
1.1. 「駿台予備学校のあゆみ 師たちの回顧/英語科 奥井潔先生(故人)にきく」Internet Archiveは怒られるかな?
https://web.archive.org/web/20071117181741/http://www.sundai.ac.jp/ayumi/chp82.htm
S台で教え始めたのは1953年からっぽい。千代田予備校との関係もわかる。
※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足ありです。
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39. ウィキペディアの「城北予備校」によれば、この予備校が府立四中の補習科から独立した(分離された)のは、1935年(昭和10年)らしい。城北高等補習学校/城北予備校に通っていた作家には、安岡章太郎、古山高麗雄、清岡卓行、丸谷才一がいる(たぶんもっとたくさんいると思うけど)。
39.1. あ、「から独立」という言い方はまずかったかも。補習科が独立して予備校になった、みたいに言わないと? すみません。(でも、そのあと府立四中に補習科がなくなったわけではない? そのへんがよくわからないな(泣)。)
38. 山田克己『予備校 不屈の教育者』という本の、正修英語学校(という予備校)が取り上げられている箇所によれば、その予備校の元職員や元講師の人たちは、S台の真のライバルは正修だった、と言っているらしい。いつごろの話なのかな? 場所は同じ御茶ノ水だから近くだろうけど。
38.1. 山崎春之『教育界のトップブランド「駿台」』にこんな箇所がある。「また当時[=昭和27年]の予備校のナンバーワンは、戦前の府立四中(現・戸山高校)の補習科が独立して生まれた城北予備校である。(略)ここを追い越すことは男の仕事としてやり甲斐のあるものではないか。(略)」(p.56)。
37. 府立一中で小林秀雄と同級の正岡忠三郎という人(司馬遼太郎『ひとびとの跫音』の主人公らしい)は大正8年、四修で二高に合格しているっぽい。urlを貼っても大丈夫かな、↓このページの「1919/09」のところ。
http://homepage2.nifty.com/yarimizu2/tominaga.html
37.1. 四修(中学4年修了)での受験はやっぱり(?)大正8年(1919年)からちゃんと行われていたのか...。7月入試(大正8, 9年)だと中学5年目がけっこう進んでしまっていて? あと、小林は四修での受験はどうしたのかな、どこも受験していない?
37.2. 数学者・岡潔の『春の草』に「私たちのころは、中学四年から高等学校へ行く制度はなく、受験勉強は五年になってからやったものです。」と書かれている。岡潔の三高入学は大正8年(1919年)。同級生には四修での入学者がいたのではないか、と思ってしまう。
37.3. この前、古本屋(といってもコミックやDVD、ゲームが中心の)に寄ったら、単行本のほうが売っていた。上下巻セットで200円。迷った末に購入。「忠三郎さんが、中学四年終了で仙台の二高を選んだのも、あるいは東京から逃げだしたいのが理由だったようでもある。」司馬遼太郎『ひとびとの跫音』
36. 検索したらこんなのが。(ネットオークションを使ったことがなくて、どんなサイトかわからないけど。) 「エンタイア資料 大正9年 東京 第一高校 受験票 心得」
http://aucview.aucfan.com/yahoo/d163807301/
「受験者心得」の最後、「第一高等学校」の前に「大正九年六月」。
35. ウィキペディアの「小林秀雄」の項、「略年譜」があって「1920年(大正9年)/・3月 - 府立一中卒業。 第一高等学校受験、不合格。」と書かれている。高校受験は何月? 3月あたりかと思ってしまう。翌大正10年のところには「4月 - 第一高等学校文科丙類入学。」とある。
35.1. たぶん旧制高校(官立)の入学試験は大正9年(1920年)までが7月(入学は9月)で、大正10年(1921年)以降が3月(入学は4月)だと思う。(ちゃんと調べたわけではなくて、自分にはよくわからないけど。すみません。)
34. 丸岡明が府立四中の補修科に通っていた(浪人2年目、1学期だけ)のと同じ年(大正15年)に、植草甚一は府立五中の補修科(「補習科」という表記のほうが一般的)に通っている。ウィキぺディアの「植草甚一」のところには(続く
34.1. 続き)「1926年、旧制第一高等学校を受験するが失敗。このため、東京府立第五中学校の補習科に通学。併せて神田錦町の日土講習会に通う。(略)1927年、第一高等学校を再度受験して失敗し、第一早稲田高等学院理科に補欠で入学した。」と書かれている。府立五中は現在の都立小石川高校。
33. 戸川幸夫『猛犬 忠犬 ただの犬』講談社文芸文庫版。以前、本屋で見かけて買っちゃったんだけど、いまだにほとんど読んでいない(^_^;)。表紙カバー背に「自伝的小説」と書かれているので、たぶん小説。後ろの「年譜」によれば、作者は(続く
33.1. 続き)1930年(昭和5年)、私立高千穂中学卒業。この年は広島高校、翌年は佐賀高校を受験して失敗。1932年、山形高校に入学。1936年、その高校を退学。ーという感じ。2浪ということで? 本文によれば「神田の予備校」や「府立五中の補修科」に通っていたようだ。
32. 猪瀬直樹『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』(1998)。別の本を探していたら出てきた。文庫版。拾い読みしかしていなくて。ちゃんと読もうかな。「大正六年になった。三学期である。志望校を決めなければいけない。『中学世界』に「一高ロマンス」と題した読物が連載されていた。」p.63。
31. 宮本(中條)百合子の日記が青空文庫にたくさんあるなー。日本女子大学に入学したのは大正5年(1916年)で、その前後の日記もあるみたい。試験は(7月とかではなくて)4月か。
31.1. 宮本百合子「日記 03 一九一六年(大正五年)」
http://aozora.gr.jp/cards/000311/card46236.html
31.2. あ、Wikipediaでは「中條」になっているけど、青空文庫では「中条」になっている。
30. 1作も読んだことないな、梅崎春生。Wikipediaを見ると「父親(略)は佐賀県出身で陸軍士官学校を卒業した軍人であり、(略)。(略)第32回直木賞は、佐賀出身の戸川幸夫と合わせ、佐賀の血を引く作家が同時受賞した。」と書かれている。第32回は1954年下半期。
29. 知らなかったけど、青空文庫に梅崎春生『狂い凧』という小説が。「その竜介は中学校を卒業して、上級学校の受験に再度失敗した。ぶらぶらしている中に、思想的に赤化した。福次郎は生涯それを口に触れたがらなかったし、栄介も(略)」
http://aozora.gr.jp/cards/001798/card56775.html
28. 三浦哲郎『驢馬の鈴』(1977―78)に出てくる兄弟は、お兄ちゃんが4浪、弟が現役受験生。たぶん大下宇陀児『鉄の舌』(昭12=1937)の兄弟と年齢差(学年の違い)が同じ。
27. 宮本輝「途中下車」(初出『螢雪時代』1978年7月号)というエッセイを再読したいんだけど、収録されている『二十歳の火影』(講談社文庫)がどっか行っちゃって(泣)。あー、買い直すのは嫌だな...
26. 小島信夫。以前『公園/卒業式 小島信夫初期作品集』(講談社文芸文庫、2014)で読んだことがあるんだけど、一高時代に書かれたものの1つ、「鉄道事務所」(昭和12年)という小説は、女学校の先生をしているお兄さんと「私」は同居していて、そこに訪ねてくる女生徒たちがいて、ーみたいな話。
25. 庄野潤三『休みのあくる日』(1975)。ちょっと気になる。図書館にあるかな、中身を確認したい。短編集らしいけど。(RT)
※リツイートしたのは庄野順三のbotかな。
24. 駒田信二「私的「遁走」論」(『私の小説教室』所収)に次のような箇所がある。「私は安岡氏よりも、6、7歳年上である。安岡氏が中学(旧制)を卒業したのは昭和13年。そして大学予科(旧制高校にあたる)に入学したのは昭和16年である。3年間、いわゆる浪人生活をしたことになる。(続く
24.1. 続き)その7年さきを、私は殆ど同じような歩き方をした。私が中学を卒業したのは昭和6年。3年間浪人生活をして、旧制高校に入学したのは昭和9年である。」。入学した高校は山形高校。そういう年齢差なのか...。小島信夫(3浪して昭和10年一高入学)なら7年さきではなくて6年さきかな。
23. 以前、何か高校生が主人公の小説を読んでいたら「戦争に行く用意」という語呂合わせが出てきて。あぁそう覚えるのかと思った記憶が。1941年(昭和16年)。/学生時代、ほんと歴史(というか社会科全般)が苦手だったんだけど(泣)、あと日露戦争っていつだっけ? ー1904年~1905年か。
22. 以前、何か高校生が主人公の小説を読んでいたら「戦争に行く用意」という語呂合わせが出てきて。あぁそう覚えるのかと思った記憶が。1941年(昭和16年)。/学生時代、ほんと歴史(というか社会科全般)が苦手だったんだけど(泣)、あと日露戦争っていつだっけ? ー1904年~1905年か。
※たぶん小峰元の小説。
21. 「僕の書生時代の話だから、ずいぶん古いことだ。年代などもハッキリしないが、なんでも、日露戦争のすぐあとだったと思う。/その頃、僕は中学校を出て、さて、上の学校へはいりたいのだけれど、当時僕の地方には高等学校もなし、そうかといって、東京へ出て勉強させてもらうほど、(続く
21.1. 続き)家が豊かでもなかったので、気の長い話だ、僕は小学校教員をかせいで、そのかせぎためた金で、上京して苦学をしようと思いたったものだ。なに、その頃は、そんなのがめずらしくはなかったよ。何しろ給料に比べて物価の方がずっと安い時代だからね。」江戸川乱歩「百面相役者」
21.2. 初出は何(いつ)だろう? ...ネットで検索してみると、『写真報知』大正14年7月15日・25日となっている。
20. 「女学校を出た年の夏、私は海岸の祖父母の家へ身を寄せて、先生になりました。その生活は最初の予想通り長続きしませんでしたが色々な意味で、私の過去の重要な部分だったようです。この話は其時代の事です。」尾崎翠「花束」(初出『水脈』1924年3月号)
19. 直木三十五「死までを語る」
http://aozora.gr.jp/cards/000216/card1725.html
18. 月給、田山花袋『田舎教師』は明治34年(1901年)?で11円、直木三十五は明治43年で11円50銭、芹沢光治良『人間の運命』は大正4年(1915年)、8円のところを特別に9円50銭、和田芳恵『暗い流れ』は大正11年で33円。(33円は多すぎ? 何か読み間違えているかも。)
17. 「翌大正十五年に私は一番で八高理科乙類に入学することができた。一番でパスしたということは後に指導教官の高嶺教授から告げられたのであるが、不思議にもそれを聞いたとき私は格別の喜びを感じなかった。私は「浪人」というあの不安と苦渋に満ちた青春前期の二年間が終わったという解放感で(続く
17.1. 続き)十二分にふくれ上がっていた。そして怠け者の私は、もう当分勉強しなくていいんだという想念に性こりもなくとりつかれはじめていたのである。」藤枝静男「少年時代のこと」。中学には四年修了で行かなくなっていて「二年間」。大正15年だけど、井上靖と同じく「二班制」かどうか不明な感じ。
16. 「翌年は仲間と静岡高校を受験したが、もちろん私も仲間も入学できなかった。この時も二日目は試験場を早く出て、レストランでカツレツを食べた。この時仲間の一人が岡田嘉子のブロマイドを買って、写真に口づけしたのを、受験というといつも思い出す」井上靖「青春放浪」
16.1. ちょっとツッコミを入れたくなるけど(笑)、それは置いといて。前年(四修)は山形まで山形高校を受けに行ったのに、この年=大正15年は、いちばん近くの静岡高校を(で?)受験している。よくわからないけど、入試制度が関係しているかも。(井上靖は翌年=昭和2年、四高に。)
15. 大正15年~昭和2年(1926年~1927年)の高校入試は「2班制」というもので、2校受けられた(受けられるというか、志望が出せたというか)。第1班と第2班に分けられた高校の中から、1校ずつ選べる。試験会場は全国どこの高校でも。(遠出しなくて済む。)
15.1. 丸岡明「静かな影絵」。昭和2年かな、静岡(高校)で、静岡と三高を受けたと書かれている(作中では「二校制」と呼ばれている)。どちらを第1志望にしたかは不明。竹内洋『学歴貴族の栄光と挫折』を見ると(p.108)、前者が第1班で、後者が第2班。(でも、両方とも落ちて、慶應予科に。)
14. 「浪人生活二年目は、私が出たカトリックの中学とは、対照的な校風の府立四中の補修科にいた。/(略)/(略)だが、私にはさし当って、無用な、英語の時間があまりの多いのを口実に、一学期だけでそこをよした。」丸岡明「静かな影絵」(初出『群像』1964年11月号)。大正15年の話。
13. 村上春樹『若い読者のための短編小説案内』の後ろの「付録 読書の手引き」(文責・文藝春秋出版局)の「長谷川四郎」のところに「(略)中学を卒業すると、単身東京に出た。/二年間の浪人の後、昭和三年に立教大学予科に入学。(略)」と書かれている(p.248、文庫版)。「浪人」は受験浪人?
12. 藤枝静男は四修で八高を受験して不合格。翌年の大正14年(1925年)は「三月、第一高等学校に願書を出すが試験場で引き返し、未受験。兄と名古屋に下宿し予備校に通う。(略)」(「年譜」『藤枝静男随筆集』講談社文芸文庫)。引き返した理由(心理)はなんだろう? 何かに書かれているかも。
11. 「中学四年の時山形高校を受けに出掛けた。試験は最初の一日であきらめ、二日目は試験場へ行く代りに映画館へ出掛けた。(略)私には最初の旅であったので、この山形行きは十分楽しく、サクランボのジャムと(略)。」井上靖「青春放浪」。予定ゆるめの観光旅行?(笑)。大正14年の話。
10. 「村田さんのところへは行った。君が藪のある所を曲ると云ったから、(略)。村田さんのうちは村田さんのあたまのような家じゃあないか。紅茶を御馳走になった。女中が小さいくせに大へん丁寧なので感心した。」『芥川竜之介書簡集』。一高の卒業式がもう済んでいて大正2年7月17日、井川恭宛。
10.1. 続き)大正5, 6年ではなくて大正2年の話。「あたまのような家」ってどんな家だろう?(笑)。村田さん=村田先生=村田祐治(1864―1944)。どこの予備校で教えていたんだろう?(複数校?)。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/942985
この参考書は大正4年。
10.2. 『英文直読直解法 : 附・和文英訳』南総舎、大正4。最初のほうを見ると、ページの下のほうが読めなかったり、書き込みがけっこうあったり…
9. 芹沢光治良は大正4年(1915年)に沼津中学を卒業、代用教員をしたりして、翌年の大正5年(1916年)に一高入学。『人間の運命』ってどれくらい自伝的なものなんだろう? 主人公は森次郎。新潮文庫の『人間の運命 (一)』は単行本の1、2巻を合わせたものらしい。(続く
9.1. 続き)その2巻に当たるほうで、一高生になった主人公が家庭教師の口を探す話が出てくる(大正5年ではなくてもう6年かな)。新聞の募集広告を見て訪ねても、著名な紹介者がいなくて断られることが続いて...。「二カ月近く無駄な努力をしたあとで、或る家庭でふと思いついて言ってみた。/(続く
9.2. 続き)「英語の村田先生の紹介状ではどうですか。一高の僕の保証人ですからーー」/「あの有名な英語学者の村田教授ですね。上の子が予備校でおならいして、一ッ橋に入学しましたよ」/「先生の保証でも紹介状でももらえますね」/「はい」/それで、漸くその婦人は、(続く
9.3. 続き)一高志望の中学三年生の英語と数学と漢文を週二回見てくれと言い、条件は、当日夕食を出して、月二円の謝礼だと、一方的にきめていた。」(p.443)。山の手の主婦らしい? お兄ちゃんが高商(一橋大学)で、弟が一高(東大)志望。...弟のほうができるのかな? 次郎は二ヶ月で首に。
8. 牧野信一「文学的自叙伝」は青空文庫にあるね。
http://aozora.gr.jp/cards/000183/card52851.html
7. 「私の履歴書」
http://aozora.gr.jp/cards/001569/card57295.html
→『ドミトリーともきんす』の住人の中谷くん。1浪して四高。その落第について、のちに寺田寅彦に語る中谷くん(笑)。某私大ってどこだろう? 参考書は時代的に「『考へ方』の本」なのか(岡潔も藤森のを使っている)。
6. 「横溝正史 秘話 正史伝承/2. 退職理由は?」
http://yokomizo.to/chronicle/biography02.htm
→わかりやすくて面白かった。中学卒業(大正9年)後の就職や進学について。「汁粉屋の娘」(大10)を読むと、神戸高商を受けている? とか思うけど、受けてないっぽい。
5. 牧野信一「文学的自叙伝」(1935)に次のような箇所が。「(略)[一高の]試験会場へ行きあまり大勢の学生が青ざめているのを目撃すると、一人でも余分に入学させてやりたいといわんばかりの凡そ意味もない覇気見たいなものに駆られて、そのまま方角も(続く
5.1. 続き)知らなかった早稲田へ人力車を走らせた。」(p.291、『ゼーロン・淡雪 他十一篇』岩波文庫)。早稲田で入学手続き(無試験)。敵前逃亡的な行動?(ちょっと違うか...)。大正3年(1914年)の話、「青ざめている」「あまり大勢の学生」のなかには大下宇陀児がいるかも。
4. 大下宇陀児『鉄の舌』という小説があって。初出は『新青年』昭和12年(1937年)3月号~9月号らしい。最初、たしかお兄ちゃんが3浪中で、弟も中学4年で受験生(四修での受験が可能)。年齢差は違うけど、久米正雄「受験生の手記」(1918)と同じくお兄ちゃんが不利な(?)状況。
3. 1917年(大正6年)、尾崎翠の最初の上京は春? ちくま文庫『尾崎翠集成』の年譜には書かれていないけど、『定本尾崎翠全集』の年譜には書かれているようだ(p.23、川崎賢子『尾崎翠 砂丘の彼方へ』)。小学校(代用教員)には3月まで勤めていたのかな? 川端康成が上京したのと同時期?
2. 1896年(明治29年)生まれの作家は、「犬養健/大下宇陀児/尾崎翠/久野豊彦/小山勝清/佐々木味津三/芹沢光治良/中戸川吉二/浜尾四郎/牧野信一/宮沢賢治/山田清三郎/吉屋信子」という感じ(『日本現代小説大事典 増補縮刷版』明治書院、2009、p.1465より)。
1. 時代で変えたいとも思うけど、「同世代」と言った場合に、個人的には(私的な定義はダメな言葉だろうけど)プラスマイナス2歳以内がいい、と思っていて。5年の幅。ただそう考えると、AさんとBさんは同世代、BさんとCさんは同世代、なのにAさんとCさんは同世代ではない、というケースも普通に。
*
39. ウィキペディアの「城北予備校」によれば、この予備校が府立四中の補習科から独立した(分離された)のは、1935年(昭和10年)らしい。城北高等補習学校/城北予備校に通っていた作家には、安岡章太郎、古山高麗雄、清岡卓行、丸谷才一がいる(たぶんもっとたくさんいると思うけど)。
39.1. あ、「から独立」という言い方はまずかったかも。補習科が独立して予備校になった、みたいに言わないと? すみません。(でも、そのあと府立四中に補習科がなくなったわけではない? そのへんがよくわからないな(泣)。)
38. 山田克己『予備校 不屈の教育者』という本の、正修英語学校(という予備校)が取り上げられている箇所によれば、その予備校の元職員や元講師の人たちは、S台の真のライバルは正修だった、と言っているらしい。いつごろの話なのかな? 場所は同じ御茶ノ水だから近くだろうけど。
38.1. 山崎春之『教育界のトップブランド「駿台」』にこんな箇所がある。「また当時[=昭和27年]の予備校のナンバーワンは、戦前の府立四中(現・戸山高校)の補習科が独立して生まれた城北予備校である。(略)ここを追い越すことは男の仕事としてやり甲斐のあるものではないか。(略)」(p.56)。
37. 府立一中で小林秀雄と同級の正岡忠三郎という人(司馬遼太郎『ひとびとの跫音』の主人公らしい)は大正8年、四修で二高に合格しているっぽい。urlを貼っても大丈夫かな、↓このページの「1919/09」のところ。
http://homepage2.nifty.com/yarimizu2/tominaga.html
37.1. 四修(中学4年修了)での受験はやっぱり(?)大正8年(1919年)からちゃんと行われていたのか...。7月入試(大正8, 9年)だと中学5年目がけっこう進んでしまっていて? あと、小林は四修での受験はどうしたのかな、どこも受験していない?
37.2. 数学者・岡潔の『春の草』に「私たちのころは、中学四年から高等学校へ行く制度はなく、受験勉強は五年になってからやったものです。」と書かれている。岡潔の三高入学は大正8年(1919年)。同級生には四修での入学者がいたのではないか、と思ってしまう。
37.3. この前、古本屋(といってもコミックやDVD、ゲームが中心の)に寄ったら、単行本のほうが売っていた。上下巻セットで200円。迷った末に購入。「忠三郎さんが、中学四年終了で仙台の二高を選んだのも、あるいは東京から逃げだしたいのが理由だったようでもある。」司馬遼太郎『ひとびとの跫音』
36. 検索したらこんなのが。(ネットオークションを使ったことがなくて、どんなサイトかわからないけど。) 「エンタイア資料 大正9年 東京 第一高校 受験票 心得」
http://aucview.aucfan.com/yahoo/d163807301/
「受験者心得」の最後、「第一高等学校」の前に「大正九年六月」。
35. ウィキペディアの「小林秀雄」の項、「略年譜」があって「1920年(大正9年)/・3月 - 府立一中卒業。 第一高等学校受験、不合格。」と書かれている。高校受験は何月? 3月あたりかと思ってしまう。翌大正10年のところには「4月 - 第一高等学校文科丙類入学。」とある。
35.1. たぶん旧制高校(官立)の入学試験は大正9年(1920年)までが7月(入学は9月)で、大正10年(1921年)以降が3月(入学は4月)だと思う。(ちゃんと調べたわけではなくて、自分にはよくわからないけど。すみません。)
34. 丸岡明が府立四中の補修科に通っていた(浪人2年目、1学期だけ)のと同じ年(大正15年)に、植草甚一は府立五中の補修科(「補習科」という表記のほうが一般的)に通っている。ウィキぺディアの「植草甚一」のところには(続く
34.1. 続き)「1926年、旧制第一高等学校を受験するが失敗。このため、東京府立第五中学校の補習科に通学。併せて神田錦町の日土講習会に通う。(略)1927年、第一高等学校を再度受験して失敗し、第一早稲田高等学院理科に補欠で入学した。」と書かれている。府立五中は現在の都立小石川高校。
33. 戸川幸夫『猛犬 忠犬 ただの犬』講談社文芸文庫版。以前、本屋で見かけて買っちゃったんだけど、いまだにほとんど読んでいない(^_^;)。表紙カバー背に「自伝的小説」と書かれているので、たぶん小説。後ろの「年譜」によれば、作者は(続く
33.1. 続き)1930年(昭和5年)、私立高千穂中学卒業。この年は広島高校、翌年は佐賀高校を受験して失敗。1932年、山形高校に入学。1936年、その高校を退学。ーという感じ。2浪ということで? 本文によれば「神田の予備校」や「府立五中の補修科」に通っていたようだ。
32. 猪瀬直樹『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』(1998)。別の本を探していたら出てきた。文庫版。拾い読みしかしていなくて。ちゃんと読もうかな。「大正六年になった。三学期である。志望校を決めなければいけない。『中学世界』に「一高ロマンス」と題した読物が連載されていた。」p.63。
31. 宮本(中條)百合子の日記が青空文庫にたくさんあるなー。日本女子大学に入学したのは大正5年(1916年)で、その前後の日記もあるみたい。試験は(7月とかではなくて)4月か。
31.1. 宮本百合子「日記 03 一九一六年(大正五年)」
http://aozora.gr.jp/cards/000311/card46236.html
31.2. あ、Wikipediaでは「中條」になっているけど、青空文庫では「中条」になっている。
30. 1作も読んだことないな、梅崎春生。Wikipediaを見ると「父親(略)は佐賀県出身で陸軍士官学校を卒業した軍人であり、(略)。(略)第32回直木賞は、佐賀出身の戸川幸夫と合わせ、佐賀の血を引く作家が同時受賞した。」と書かれている。第32回は1954年下半期。
29. 知らなかったけど、青空文庫に梅崎春生『狂い凧』という小説が。「その竜介は中学校を卒業して、上級学校の受験に再度失敗した。ぶらぶらしている中に、思想的に赤化した。福次郎は生涯それを口に触れたがらなかったし、栄介も(略)」
http://aozora.gr.jp/cards/001798/card56775.html
28. 三浦哲郎『驢馬の鈴』(1977―78)に出てくる兄弟は、お兄ちゃんが4浪、弟が現役受験生。たぶん大下宇陀児『鉄の舌』(昭12=1937)の兄弟と年齢差(学年の違い)が同じ。
27. 宮本輝「途中下車」(初出『螢雪時代』1978年7月号)というエッセイを再読したいんだけど、収録されている『二十歳の火影』(講談社文庫)がどっか行っちゃって(泣)。あー、買い直すのは嫌だな...
26. 小島信夫。以前『公園/卒業式 小島信夫初期作品集』(講談社文芸文庫、2014)で読んだことがあるんだけど、一高時代に書かれたものの1つ、「鉄道事務所」(昭和12年)という小説は、女学校の先生をしているお兄さんと「私」は同居していて、そこに訪ねてくる女生徒たちがいて、ーみたいな話。
25. 庄野潤三『休みのあくる日』(1975)。ちょっと気になる。図書館にあるかな、中身を確認したい。短編集らしいけど。(RT)
※リツイートしたのは庄野順三のbotかな。
24. 駒田信二「私的「遁走」論」(『私の小説教室』所収)に次のような箇所がある。「私は安岡氏よりも、6、7歳年上である。安岡氏が中学(旧制)を卒業したのは昭和13年。そして大学予科(旧制高校にあたる)に入学したのは昭和16年である。3年間、いわゆる浪人生活をしたことになる。(続く
24.1. 続き)その7年さきを、私は殆ど同じような歩き方をした。私が中学を卒業したのは昭和6年。3年間浪人生活をして、旧制高校に入学したのは昭和9年である。」。入学した高校は山形高校。そういう年齢差なのか...。小島信夫(3浪して昭和10年一高入学)なら7年さきではなくて6年さきかな。
23. 以前、何か高校生が主人公の小説を読んでいたら「戦争に行く用意」という語呂合わせが出てきて。あぁそう覚えるのかと思った記憶が。1941年(昭和16年)。/学生時代、ほんと歴史(というか社会科全般)が苦手だったんだけど(泣)、あと日露戦争っていつだっけ? ー1904年~1905年か。
22. 以前、何か高校生が主人公の小説を読んでいたら「戦争に行く用意」という語呂合わせが出てきて。あぁそう覚えるのかと思った記憶が。1941年(昭和16年)。/学生時代、ほんと歴史(というか社会科全般)が苦手だったんだけど(泣)、あと日露戦争っていつだっけ? ー1904年~1905年か。
※たぶん小峰元の小説。
21. 「僕の書生時代の話だから、ずいぶん古いことだ。年代などもハッキリしないが、なんでも、日露戦争のすぐあとだったと思う。/その頃、僕は中学校を出て、さて、上の学校へはいりたいのだけれど、当時僕の地方には高等学校もなし、そうかといって、東京へ出て勉強させてもらうほど、(続く
21.1. 続き)家が豊かでもなかったので、気の長い話だ、僕は小学校教員をかせいで、そのかせぎためた金で、上京して苦学をしようと思いたったものだ。なに、その頃は、そんなのがめずらしくはなかったよ。何しろ給料に比べて物価の方がずっと安い時代だからね。」江戸川乱歩「百面相役者」
21.2. 初出は何(いつ)だろう? ...ネットで検索してみると、『写真報知』大正14年7月15日・25日となっている。
20. 「女学校を出た年の夏、私は海岸の祖父母の家へ身を寄せて、先生になりました。その生活は最初の予想通り長続きしませんでしたが色々な意味で、私の過去の重要な部分だったようです。この話は其時代の事です。」尾崎翠「花束」(初出『水脈』1924年3月号)
19. 直木三十五「死までを語る」
http://aozora.gr.jp/cards/000216/card1725.html
18. 月給、田山花袋『田舎教師』は明治34年(1901年)?で11円、直木三十五は明治43年で11円50銭、芹沢光治良『人間の運命』は大正4年(1915年)、8円のところを特別に9円50銭、和田芳恵『暗い流れ』は大正11年で33円。(33円は多すぎ? 何か読み間違えているかも。)
17. 「翌大正十五年に私は一番で八高理科乙類に入学することができた。一番でパスしたということは後に指導教官の高嶺教授から告げられたのであるが、不思議にもそれを聞いたとき私は格別の喜びを感じなかった。私は「浪人」というあの不安と苦渋に満ちた青春前期の二年間が終わったという解放感で(続く
17.1. 続き)十二分にふくれ上がっていた。そして怠け者の私は、もう当分勉強しなくていいんだという想念に性こりもなくとりつかれはじめていたのである。」藤枝静男「少年時代のこと」。中学には四年修了で行かなくなっていて「二年間」。大正15年だけど、井上靖と同じく「二班制」かどうか不明な感じ。
16. 「翌年は仲間と静岡高校を受験したが、もちろん私も仲間も入学できなかった。この時も二日目は試験場を早く出て、レストランでカツレツを食べた。この時仲間の一人が岡田嘉子のブロマイドを買って、写真に口づけしたのを、受験というといつも思い出す」井上靖「青春放浪」
16.1. ちょっとツッコミを入れたくなるけど(笑)、それは置いといて。前年(四修)は山形まで山形高校を受けに行ったのに、この年=大正15年は、いちばん近くの静岡高校を(で?)受験している。よくわからないけど、入試制度が関係しているかも。(井上靖は翌年=昭和2年、四高に。)
15. 大正15年~昭和2年(1926年~1927年)の高校入試は「2班制」というもので、2校受けられた(受けられるというか、志望が出せたというか)。第1班と第2班に分けられた高校の中から、1校ずつ選べる。試験会場は全国どこの高校でも。(遠出しなくて済む。)
15.1. 丸岡明「静かな影絵」。昭和2年かな、静岡(高校)で、静岡と三高を受けたと書かれている(作中では「二校制」と呼ばれている)。どちらを第1志望にしたかは不明。竹内洋『学歴貴族の栄光と挫折』を見ると(p.108)、前者が第1班で、後者が第2班。(でも、両方とも落ちて、慶應予科に。)
14. 「浪人生活二年目は、私が出たカトリックの中学とは、対照的な校風の府立四中の補修科にいた。/(略)/(略)だが、私にはさし当って、無用な、英語の時間があまりの多いのを口実に、一学期だけでそこをよした。」丸岡明「静かな影絵」(初出『群像』1964年11月号)。大正15年の話。
13. 村上春樹『若い読者のための短編小説案内』の後ろの「付録 読書の手引き」(文責・文藝春秋出版局)の「長谷川四郎」のところに「(略)中学を卒業すると、単身東京に出た。/二年間の浪人の後、昭和三年に立教大学予科に入学。(略)」と書かれている(p.248、文庫版)。「浪人」は受験浪人?
12. 藤枝静男は四修で八高を受験して不合格。翌年の大正14年(1925年)は「三月、第一高等学校に願書を出すが試験場で引き返し、未受験。兄と名古屋に下宿し予備校に通う。(略)」(「年譜」『藤枝静男随筆集』講談社文芸文庫)。引き返した理由(心理)はなんだろう? 何かに書かれているかも。
11. 「中学四年の時山形高校を受けに出掛けた。試験は最初の一日であきらめ、二日目は試験場へ行く代りに映画館へ出掛けた。(略)私には最初の旅であったので、この山形行きは十分楽しく、サクランボのジャムと(略)。」井上靖「青春放浪」。予定ゆるめの観光旅行?(笑)。大正14年の話。
10. 「村田さんのところへは行った。君が藪のある所を曲ると云ったから、(略)。村田さんのうちは村田さんのあたまのような家じゃあないか。紅茶を御馳走になった。女中が小さいくせに大へん丁寧なので感心した。」『芥川竜之介書簡集』。一高の卒業式がもう済んでいて大正2年7月17日、井川恭宛。
10.1. 続き)大正5, 6年ではなくて大正2年の話。「あたまのような家」ってどんな家だろう?(笑)。村田さん=村田先生=村田祐治(1864―1944)。どこの予備校で教えていたんだろう?(複数校?)。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/942985
この参考書は大正4年。
10.2. 『英文直読直解法 : 附・和文英訳』南総舎、大正4。最初のほうを見ると、ページの下のほうが読めなかったり、書き込みがけっこうあったり…
9. 芹沢光治良は大正4年(1915年)に沼津中学を卒業、代用教員をしたりして、翌年の大正5年(1916年)に一高入学。『人間の運命』ってどれくらい自伝的なものなんだろう? 主人公は森次郎。新潮文庫の『人間の運命 (一)』は単行本の1、2巻を合わせたものらしい。(続く
9.1. 続き)その2巻に当たるほうで、一高生になった主人公が家庭教師の口を探す話が出てくる(大正5年ではなくてもう6年かな)。新聞の募集広告を見て訪ねても、著名な紹介者がいなくて断られることが続いて...。「二カ月近く無駄な努力をしたあとで、或る家庭でふと思いついて言ってみた。/(続く
9.2. 続き)「英語の村田先生の紹介状ではどうですか。一高の僕の保証人ですからーー」/「あの有名な英語学者の村田教授ですね。上の子が予備校でおならいして、一ッ橋に入学しましたよ」/「先生の保証でも紹介状でももらえますね」/「はい」/それで、漸くその婦人は、(続く
9.3. 続き)一高志望の中学三年生の英語と数学と漢文を週二回見てくれと言い、条件は、当日夕食を出して、月二円の謝礼だと、一方的にきめていた。」(p.443)。山の手の主婦らしい? お兄ちゃんが高商(一橋大学)で、弟が一高(東大)志望。...弟のほうができるのかな? 次郎は二ヶ月で首に。
8. 牧野信一「文学的自叙伝」は青空文庫にあるね。
http://aozora.gr.jp/cards/000183/card52851.html
7. 「私の履歴書」
http://aozora.gr.jp/cards/001569/card57295.html
→『ドミトリーともきんす』の住人の中谷くん。1浪して四高。その落第について、のちに寺田寅彦に語る中谷くん(笑)。某私大ってどこだろう? 参考書は時代的に「『考へ方』の本」なのか(岡潔も藤森のを使っている)。
6. 「横溝正史 秘話 正史伝承/2. 退職理由は?」
http://yokomizo.to/chronicle/biography02.htm
→わかりやすくて面白かった。中学卒業(大正9年)後の就職や進学について。「汁粉屋の娘」(大10)を読むと、神戸高商を受けている? とか思うけど、受けてないっぽい。
5. 牧野信一「文学的自叙伝」(1935)に次のような箇所が。「(略)[一高の]試験会場へ行きあまり大勢の学生が青ざめているのを目撃すると、一人でも余分に入学させてやりたいといわんばかりの凡そ意味もない覇気見たいなものに駆られて、そのまま方角も(続く
5.1. 続き)知らなかった早稲田へ人力車を走らせた。」(p.291、『ゼーロン・淡雪 他十一篇』岩波文庫)。早稲田で入学手続き(無試験)。敵前逃亡的な行動?(ちょっと違うか...)。大正3年(1914年)の話、「青ざめている」「あまり大勢の学生」のなかには大下宇陀児がいるかも。
4. 大下宇陀児『鉄の舌』という小説があって。初出は『新青年』昭和12年(1937年)3月号~9月号らしい。最初、たしかお兄ちゃんが3浪中で、弟も中学4年で受験生(四修での受験が可能)。年齢差は違うけど、久米正雄「受験生の手記」(1918)と同じくお兄ちゃんが不利な(?)状況。
3. 1917年(大正6年)、尾崎翠の最初の上京は春? ちくま文庫『尾崎翠集成』の年譜には書かれていないけど、『定本尾崎翠全集』の年譜には書かれているようだ(p.23、川崎賢子『尾崎翠 砂丘の彼方へ』)。小学校(代用教員)には3月まで勤めていたのかな? 川端康成が上京したのと同時期?
2. 1896年(明治29年)生まれの作家は、「犬養健/大下宇陀児/尾崎翠/久野豊彦/小山勝清/佐々木味津三/芹沢光治良/中戸川吉二/浜尾四郎/牧野信一/宮沢賢治/山田清三郎/吉屋信子」という感じ(『日本現代小説大事典 増補縮刷版』明治書院、2009、p.1465より)。
1. 時代で変えたいとも思うけど、「同世代」と言った場合に、個人的には(私的な定義はダメな言葉だろうけど)プラスマイナス2歳以内がいい、と思っていて。5年の幅。ただそう考えると、AさんとBさんは同世代、BさんとCさんは同世代、なのにAさんとCさんは同世代ではない、というケースも普通に。
2016年8–9月。
2021年9月7日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足ありです。
*
27. これも青空文庫から。「中学へ遅れて入学した私と、早く入学した弟とは同級だったのです。/火花を散らすような勉強を強いられる者と、酒色にふけって学校なんかろくすっぽ行かない者とその二人が一緒に一高の試験を受けたわけなんですが、弟が美事に及第して、私が(続く
27.1. 続き)落第したって別に不思議はないはずですのに、私は非常に憤慨して、彼を恨みました。」大倉てる子「鉄の処女」(1935)。大下宇陀児『鉄の舌』(1937)の題名や設定はこの作品から影響を受けている? ウィキを見ると作者(大倉)は何人かの作家に師事していて、その中には大下の名前も。
27.2. 「てる」は火へんに華。
26. 青空文庫にこんなのが。「それでも中学は相応に卒業したが、東京へ出て、高等学校の試験を受けることになってから、度々落第して、次第に神経質になった。無理な事をさせてはならないというので、傍から勧めて早稲田に入れることにした。それからは諦めて余り勉強をしない。」森鴎外「蛇」(1911)
25. 以前にも同じ内容でつぶやいているかもだけど、遠藤周作『一・二・三!』の初出は『北海タイムス』ほか1963年6月6日~12月12日、『灯のうるむ頃』(=『浮世風呂』)は『日本経済新聞』夕刊、1963年11月12日~1964年4月15日。(間違っていたらすみませんm(__)m。)
24. 曽野綾子「弥勒」(『文藝』1964年9月号→同名書、『たまゆら』新潮文庫など所収)。よく覚えていないけど、浪人生といえる人が出てきたような、出てこなかったような...。どっちだ?(^_^;)。(一応、ぎりぎり昭和30年代なので。)
23. 新田次郎「すっぱいくちづけ」(『壷鳴り』東都書房、1961.11、初出『オール讀物』1960年11月号)。以前ネットで知って図書館本で読んだ。季節は夏で、山村に来て勉強。障子の振動という怪現象に見舞われているのに(村全体が)、規則正しい生活w。40日以上も。理系っぽいかな。
22. 角田喜久雄「奇妙なアルバイト」。確認できないな。。↓ラジオドラマ版(1960年7月6日)では浪人生が主人公っぽい。
http://mezala.la.coocan.jp/radiodrama/rd1960.html
初出は『オール讀物』1960年6月(たぶん)、『推理小説ベスト20 探偵小説年鑑1961年版2』に収録。
21. 「東北大学かなんか知らんけど、そんなもん、オレは作者やでぇ、満点に決まっとるやないか」/そう語りつつも、用紙を手にした時の目つきは宙を彷徨っていた。」ー「宮本輝が挑む入試問題」『新潮四月臨時増刊 宮本輝』(1999)。1995年度文系前期国語の問題、出典は『螢川』。
20. 「中学2年の時、文学青年の、兄と慕うようになった(略)浪人生に(略)愛を告白され、(略)唇を塞がれた時は、喜びより(略)」「その時からこの人を憎んだ。それを知らない彼に富島健夫氏の『雪の記憶』を渡された」 藍川京「キスへの憎しみ 読むのが早すぎた一冊」『忘れられない一冊』
19. 「一年浪人して東大受験のために代々木の宿に泊まっていた折、鞄のなかに読みかけの『罪と罰』と未読の『白痴』とがあった。明日が試験の最終日という夜、大した根拠もないのに試験にはかならず合格すると思われ、気持ちが鎮静というか澄明というか、しんしんと落ち着き、『罪と罰』は読み終わっ(続く
19.1. 続き)ていたので、『白痴』の頁をめくりはじめた。結局、一睡もせずに読みふけった。その間、主人公のムイシュキン公爵にすっかり思い入れ、しとど涙にくれるのもいくたびか、といった調子であった。」西部邁「私を被告人にした『白痴』 「学生運動」に足を踏み入れるきっかけ」『忘れられない一冊』
18. 多岐川恭「黒いレジャー」という小説(『夜の装置』講談社、1963)に浪人生が出てくるようだ。↓の2003年7月18日のところ。
http://ann.hi-ho.ne.jp/kashiba/0307y.htm
初出は『宝石』1962年6月。
17. 昭和30年代(1955年~1964年)はよくわからないけど(ほかの時代も同じだけど)、佐野洋「五十三分の一」という小説は、浪人生(上京して予備校)が主人公だったと思う。初出は『別冊小説新潮』1960年10月号。収録本は『婦人科選手』(講談社、1966、のち文庫)。
16. 松本清張「坂道の家」という小説。たぶん直接は出てこないと思うけど、浪人生がちょこっと。初出は『週刊朝日』1959年1月4日号~4月19日号。単行本は『黒い画集1』(光文社、1959)、文庫だと『黒い画集』(新潮文庫、文春文庫)に収録されているらしい。
15. なんかすごいな...。1977年7月12日放送らしい。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
14. Wikipediaの「河野典生」の項を見ると「遠い親戚に安岡章太郎がいる」と書かれていて。もっと近い親戚に有名な人はいなのかな? とか思ってしまう(どうでもよすぎる話(^_^;))。でも故郷つながり、小説家つながりだから「遠い」にしても書くに値することなのかも。
13. 古いといえば古い、河野典生『殺意という名の家畜』(1963)には一応、浪人生が出てくる。タイトルがなんかちょっとすごいな...。(宝石社、1963.9。のち角川文庫、双葉文庫。初出は『宝石』1963年6月~8月。)
12. これも以前に同じことを呟いている気がするけど、村山由佳『天使の卵』(1994)に「宇能鴻一郎」の名前が出てくる。作者は1964年生まれ。
11. 以前にもつぶやいているかな、天藤真「推理クラブ殺人事件」という小説。殺人事件が起こって現役の作家である顧問の先生が疑われる。「調べるとなると、とことん調べるのがサツの習性らしくて、当局ではどの古本屋にも出ていない先生の小説を、どこからか手に入れて急いで研究したようである。(続く
11.1. 続き)すると作品のあちらこちらに富健、宗薫顔負けのセックスシーンの描写がある。」(富健、宗薫には傍点。p.45、『犯罪は二人で』創元推理文庫)。初出は『高二コース』1976年7月号~8月号らしい。当時の高校2年生は(1959年生まれ?)富島健夫や川上宗薫を読んでいたんだろうか?
11.2. 引用した箇所、初出は『高2コース』1976年8月号ではなくて7月号のほうかな。区切りの番号が8まであるうちの4のところ(ページ数でいえばpp.33ー65のうちのp.45)。7月号なら発売は6月かな。関係ないけど、創元推理文庫『犯罪は二人で』の巻末解説は、末國善己。
11.3. この前、荒川佳洋著『「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝』(河出書房新社、2017.1)を読んだ。1975年に摘発を受けているらしい。川上宗薫も。1976年6月2日に起訴猶予処分。世間一般で(というか高校生の間で)どれくらい話題になったのか、少なくとも小説家にとっては大問題?
11.4. あと、後ろの詳細な「年譜」を見ると、1975年に『高1コース』で連載をしている(「相愛の条件」、11月から翌年3月まで)。前年から熱心に『コース』を読んでいた人なら「富健」を必ず知っているはずだね。ほかにも、当時コース文学賞の選考委員もしていたらしいし(1972ー85年)。
10. Googleブックスで出てくる、芹沢光治良『麓の景色』(角川小説新書、1955.12)。誰か(はつ子の弟の一男?)が新聞配達をしながら神田の予備校に通っている。「芹沢光治良文学館」(http://hi-ho.ne.jp/kstudio/kojiro/index.htm)によれば、初出は『スタイル』1955年1月。
10.1. 収録本を図書館で借りてきて読んだ。弟の一男が東大を受けて落ちている。家が経済的に苦しいので、就職を考えていたところ、姉の婚約者というかの安田(東大院生)が両親を説得してくれて、浪人できることに。朝夕新聞配達をしながら、予備校にも通って勉強している。(翌年の受験までは話が進まず。)
9. 以前にもつぶやいたかもしれないけど、安岡章太郎「逆立」(浪人はあまり関係がなかった気も)の初出は『三田文学』1954年10月号。川上宗薫「初心」の初出はその翌月号(『三田文学』1954年11月号)。川上宗薫って確か浪人はしてなかったと思う(宇能鴻一郎は1浪しているけど)。
8. 『作家の自伝 80 中上健次』(1998)に載っている年譜(栗坪良樹)の1964年、18歳のところに「文芸部の有力な部員として活躍し、副部長として文芸部機関誌『車輪』の編集に携わった。小説「赤い儀式」(29号、12月)や詩などを発表した。(続く
8.1. 続き)この年の夏、大学受験の準備のため東京の予備校の講習を受講した。」と書かれている(p.254)。高3の夏休みに上京して予備校→受験浪人が主人公の処女作執筆、という流れ? あ、誕生日は8月2日らしい(同年譜によれば)。関係ないか(^_^;)
7. 原田康子「素直な容疑者」(同名書所収、作品社、1980.2。のち講談社文庫、角川文庫)の初出は『別冊婦人公論』1963年1月。浪人生(男子)視点の小説。ちょっとフランス文学っぽいかも。フランス文学をぜんぜん読んだことがないけど(^_^;)
6. 原田康子『輪唱』(東都書房、1958.8、のち角川文庫)。三姉妹の三女が東大志望の予備校生。初出は『週刊女性』1958年1月5日~7月6日。安岡章太郎「青葉しげれる」(初出『中央公論』1958年10月)よりも少し早いし、女子浪人生が登場する小説としては相当早いかも。
5. 原田康子『挽歌』。未読だけど、文庫本(新潮文庫)を持っていたような...。見つからない(泣)。わからないけど、芸大(美大?)志望の浪人生が出てくるっぽい。初出は『北海文学』1955年6月~1956年7月で、単行本は東都書房、1956年12月。文庫は角川文庫と新潮文庫。
4. ネットで適当に検索しているとたまに出てくる、映画『偽大学生』(1960)。ニセ学生は4浪らしいけど、原作の大江健三郎「偽証の時」(初出『文學界』1957年10月)のほうは違う?
4.1. 「偽証の時」(1957.10)。以前ぱらぱらしたことはあったけど、落ち着いて読んでみた(pp. 377ー404, 『筑摩現代文学大系 86 開高健・大江健三郎集』)。T大寮に監禁されている「贋学生」が浪人生かは不明だった。何者か素性が明かされず。視点は19歳の女子学生の「私」に。
3. なんとなく思い出した。以前、出版社が「赤本」の創刊号を探しているというニュースがあったけど、あれは結局どうなったんだろう?
2. 「赤い儀式」が読みたい。まだ本屋にあるかな...。>RT
1. そういえば以前、槇村さとる『ピーナッツ戦線』(の文庫版の表題作)というマンガを読んでいて、「何この先生、「国語入試問題必勝法」!?」と思ったら、次のページにそれが参考文献として書かれていた、みたいなことが。
1.1. マンガ図書館Z、志名坂高次『受験の帝王』(1~4)というマンガのキーワード(登録タグ)に「清水義範」というのが入っていて、ちょっと笑える。書名にはあまり心惹かれないけど、そのうち読めたら読んでみたいな。
9月
*
11. そういえば(何が「そう」なのか自分でもわからないけど(^_^;))、数年前に大島弓子『綿の国星』(の文庫版)を買ったままいまだに読んでいない。小説と違って漫画のいいところは、服装が一目瞭然だったりするよね。ま、我らが(?)勉三さんは学生服だけど。
10. Wikipediaによれば、小山ゆう『がんばれ元気』は全28巻で、『週刊少年サンデー』に1976年から1981年にかけて連載されていたものらしい。アニメ化もされているようだ。浪人生は何巻から出てくるんだろう? ボクシング同様、浪人生活も美化されているのかな?
9. 同じTBSのドラマ、『岸辺のアルバム』(1977年6月24日~9月30日)と『ムー』(1977年5月18日~11月9日)は放送時期がかさなっている。『寺内貫太郎一家』(1974年1月16日~10月9日)はもう少し前か...。※参考文献はWikipediaです。
8. 三浦哲郎『驢馬の鈴』の初出は、単行本(文藝春秋、1979.8)に「本書は、京都新聞ほか地方紙に昭和52年6月22日から昭和53年3月4日まで連載された。」と書かれている。連載開始はTVドラマ『岸辺のアルバム』の第1話放送の2日前。
7. 山田太一『岸辺のアルバム』(小説)の初出は、単行本(東京新聞出版局、1977.5)の記載によれば、 東京新聞/中日新聞/北陸中日新聞/北海道新聞1976年12月15日~1977年5月27日です。放置ブログの解析を見たら、どなたか知りたい人がいるみたいだったので。
7.1. TVドラマ『岸辺のアルバム』の放送は、Wikipediaによれば、1977年6月24日~1977年9月30日(全15話)らしい。「多摩川水害」(実際の出来事)が起こったのは1974年9月らしい。
6. 夏目漱石関係で大塚楠緒子が浮上(?)したみたいに川端康成で浮上しないかな。国会図書館デジタルコレクションで読めるけど、紙の本で読みたい。講談社文芸文庫(最近ぜんぜん買ってないけど)に挟まっているアンケート葉書に読みたい、と書いて送ろうかな。>RT
※リツイートしたのはたぶん内藤千代子関係のもの。
5. 大野晋『日本語と私』という本。よく覚えていないけど、以前「内山常治」で検索していたら出てきて(たぶんGoogleブックス)、地元の本屋に売っていてすぐに手に入ったんだけど、そのあと「あ、大野晋は吉村昭と同じ中学校か!」と気づいた。(「だから何?」って話ですね(^_^;)。)
5.1. 2週間くらい前かな(今日も得意の「わず」です(^_^;))、吉村昭「光る藻」という小説を読んだ(『遠い幻影』所収、初出は『新潮』1994年1月号)。浪人生といえば無為徒食というイメージ? ただでさえそうなのに、戦後すぐの食糧難の時代。蛙。(北杜夫「異形」はコオロギだっけ?)
4. 『天皇の料理番』皇居で炊き出ししていたなぁ。佐藤健。震災、妻や子供たちが中に入れた唯一の? (RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
4.1. あ、「唯一の」じゃ意味がわからないな...。「唯一の機会」とか「唯一の時」とか、...その辺りです。
3. 今年の集英社文庫「ナツイチ」の1冊、川村二郎『孤高 国語学者大野晋の生涯』に「大野は結局、五年生の一学期が終わったところで、開成中学を退学し、一高の受験に備えることにした。前回は英語で失敗したこともわかっていた。/開成中学で英語を習った千葉良祐に頼み、(続く)
3.1. (続き)週に一度、千葉の自宅に通って教わることにした。テキストはハマートンの『Intellectual Life』で、それを春から冬のはじめまでに読み終えた。」とある(p.64)。1学期が終わるのはふつう7月? 退学したのにその学校の先生に英語を習いに? 夏ではなく春から?
3.2. 大野晋『日本語と私』には「私は中学五年に当る年に合格できず、六年目になった。やむなく、中学で英語をお習いした千葉良祐先生にお願いして毎週お宅に参上。Hamertonの“Intellectual Life”一冊を春から冬の初めまでに読み終わった。」とある(p.54、河出文庫版)。
3.3. わかりやすい。なぜわかりにくくしたんだろう? それはそれとして、四修では受験していないのかな? 中退していなければ卒業に当たる年=昭和12年(1937年)に一高を受験して不合格。で、中学校の先生に英語を教わったりして、翌年=昭和13年(1938年)には一高合格。
2. 相変わらずよく見えない!(泣)でお馴染みのGoogleブックス。検索していたら三浦綾子『愛の鬼才―西村久蔵の歩んだ道』という本が出てきて。この西村という人は大正6年(1917年)二高に落ちて明治大学の予備校に通っていたっぽい。落ちてからなら重なっていないけど、川端康成と同じ年。
2.1. いまだに謎の言葉、スニペット表示。
1. ウィキペディアの「岡田實麿」。ちょっと短いな、もう少し詳しく知りたい。「1924年に一高を辞し明治大学予科教授に就任。大学の同僚となった山崎が1927年に駿台高等豫備學校を開校すると、同校にも出講し受験英語の指導に半生を捧げた。」と書かれている。明大予科教授に就任したのは何月?
1.1. ウィキペディアの同記事によれば、1878年生まれで、1943年に亡くなっているらしいので、「受験英語」に半生は捧げていても、S台で教えていた期間はそれほど長くない?(1927年かららしいので)。
8月
*
27. これも青空文庫から。「中学へ遅れて入学した私と、早く入学した弟とは同級だったのです。/火花を散らすような勉強を強いられる者と、酒色にふけって学校なんかろくすっぽ行かない者とその二人が一緒に一高の試験を受けたわけなんですが、弟が美事に及第して、私が(続く
27.1. 続き)落第したって別に不思議はないはずですのに、私は非常に憤慨して、彼を恨みました。」大倉てる子「鉄の処女」(1935)。大下宇陀児『鉄の舌』(1937)の題名や設定はこの作品から影響を受けている? ウィキを見ると作者(大倉)は何人かの作家に師事していて、その中には大下の名前も。
27.2. 「てる」は火へんに華。
26. 青空文庫にこんなのが。「それでも中学は相応に卒業したが、東京へ出て、高等学校の試験を受けることになってから、度々落第して、次第に神経質になった。無理な事をさせてはならないというので、傍から勧めて早稲田に入れることにした。それからは諦めて余り勉強をしない。」森鴎外「蛇」(1911)
25. 以前にも同じ内容でつぶやいているかもだけど、遠藤周作『一・二・三!』の初出は『北海タイムス』ほか1963年6月6日~12月12日、『灯のうるむ頃』(=『浮世風呂』)は『日本経済新聞』夕刊、1963年11月12日~1964年4月15日。(間違っていたらすみませんm(__)m。)
24. 曽野綾子「弥勒」(『文藝』1964年9月号→同名書、『たまゆら』新潮文庫など所収)。よく覚えていないけど、浪人生といえる人が出てきたような、出てこなかったような...。どっちだ?(^_^;)。(一応、ぎりぎり昭和30年代なので。)
23. 新田次郎「すっぱいくちづけ」(『壷鳴り』東都書房、1961.11、初出『オール讀物』1960年11月号)。以前ネットで知って図書館本で読んだ。季節は夏で、山村に来て勉強。障子の振動という怪現象に見舞われているのに(村全体が)、規則正しい生活w。40日以上も。理系っぽいかな。
22. 角田喜久雄「奇妙なアルバイト」。確認できないな。。↓ラジオドラマ版(1960年7月6日)では浪人生が主人公っぽい。
http://mezala.la.coocan.jp/radiodrama/rd1960.html
初出は『オール讀物』1960年6月(たぶん)、『推理小説ベスト20 探偵小説年鑑1961年版2』に収録。
21. 「東北大学かなんか知らんけど、そんなもん、オレは作者やでぇ、満点に決まっとるやないか」/そう語りつつも、用紙を手にした時の目つきは宙を彷徨っていた。」ー「宮本輝が挑む入試問題」『新潮四月臨時増刊 宮本輝』(1999)。1995年度文系前期国語の問題、出典は『螢川』。
20. 「中学2年の時、文学青年の、兄と慕うようになった(略)浪人生に(略)愛を告白され、(略)唇を塞がれた時は、喜びより(略)」「その時からこの人を憎んだ。それを知らない彼に富島健夫氏の『雪の記憶』を渡された」 藍川京「キスへの憎しみ 読むのが早すぎた一冊」『忘れられない一冊』
19. 「一年浪人して東大受験のために代々木の宿に泊まっていた折、鞄のなかに読みかけの『罪と罰』と未読の『白痴』とがあった。明日が試験の最終日という夜、大した根拠もないのに試験にはかならず合格すると思われ、気持ちが鎮静というか澄明というか、しんしんと落ち着き、『罪と罰』は読み終わっ(続く
19.1. 続き)ていたので、『白痴』の頁をめくりはじめた。結局、一睡もせずに読みふけった。その間、主人公のムイシュキン公爵にすっかり思い入れ、しとど涙にくれるのもいくたびか、といった調子であった。」西部邁「私を被告人にした『白痴』 「学生運動」に足を踏み入れるきっかけ」『忘れられない一冊』
18. 多岐川恭「黒いレジャー」という小説(『夜の装置』講談社、1963)に浪人生が出てくるようだ。↓の2003年7月18日のところ。
http://ann.hi-ho.ne.jp/kashiba/0307y.htm
初出は『宝石』1962年6月。
17. 昭和30年代(1955年~1964年)はよくわからないけど(ほかの時代も同じだけど)、佐野洋「五十三分の一」という小説は、浪人生(上京して予備校)が主人公だったと思う。初出は『別冊小説新潮』1960年10月号。収録本は『婦人科選手』(講談社、1966、のち文庫)。
16. 松本清張「坂道の家」という小説。たぶん直接は出てこないと思うけど、浪人生がちょこっと。初出は『週刊朝日』1959年1月4日号~4月19日号。単行本は『黒い画集1』(光文社、1959)、文庫だと『黒い画集』(新潮文庫、文春文庫)に収録されているらしい。
15. なんかすごいな...。1977年7月12日放送らしい。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
14. Wikipediaの「河野典生」の項を見ると「遠い親戚に安岡章太郎がいる」と書かれていて。もっと近い親戚に有名な人はいなのかな? とか思ってしまう(どうでもよすぎる話(^_^;))。でも故郷つながり、小説家つながりだから「遠い」にしても書くに値することなのかも。
13. 古いといえば古い、河野典生『殺意という名の家畜』(1963)には一応、浪人生が出てくる。タイトルがなんかちょっとすごいな...。(宝石社、1963.9。のち角川文庫、双葉文庫。初出は『宝石』1963年6月~8月。)
12. これも以前に同じことを呟いている気がするけど、村山由佳『天使の卵』(1994)に「宇能鴻一郎」の名前が出てくる。作者は1964年生まれ。
11. 以前にもつぶやいているかな、天藤真「推理クラブ殺人事件」という小説。殺人事件が起こって現役の作家である顧問の先生が疑われる。「調べるとなると、とことん調べるのがサツの習性らしくて、当局ではどの古本屋にも出ていない先生の小説を、どこからか手に入れて急いで研究したようである。(続く
11.1. 続き)すると作品のあちらこちらに富健、宗薫顔負けのセックスシーンの描写がある。」(富健、宗薫には傍点。p.45、『犯罪は二人で』創元推理文庫)。初出は『高二コース』1976年7月号~8月号らしい。当時の高校2年生は(1959年生まれ?)富島健夫や川上宗薫を読んでいたんだろうか?
11.2. 引用した箇所、初出は『高2コース』1976年8月号ではなくて7月号のほうかな。区切りの番号が8まであるうちの4のところ(ページ数でいえばpp.33ー65のうちのp.45)。7月号なら発売は6月かな。関係ないけど、創元推理文庫『犯罪は二人で』の巻末解説は、末國善己。
11.3. この前、荒川佳洋著『「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝』(河出書房新社、2017.1)を読んだ。1975年に摘発を受けているらしい。川上宗薫も。1976年6月2日に起訴猶予処分。世間一般で(というか高校生の間で)どれくらい話題になったのか、少なくとも小説家にとっては大問題?
11.4. あと、後ろの詳細な「年譜」を見ると、1975年に『高1コース』で連載をしている(「相愛の条件」、11月から翌年3月まで)。前年から熱心に『コース』を読んでいた人なら「富健」を必ず知っているはずだね。ほかにも、当時コース文学賞の選考委員もしていたらしいし(1972ー85年)。
10. Googleブックスで出てくる、芹沢光治良『麓の景色』(角川小説新書、1955.12)。誰か(はつ子の弟の一男?)が新聞配達をしながら神田の予備校に通っている。「芹沢光治良文学館」(http://hi-ho.ne.jp/kstudio/kojiro/index.htm)によれば、初出は『スタイル』1955年1月。
10.1. 収録本を図書館で借りてきて読んだ。弟の一男が東大を受けて落ちている。家が経済的に苦しいので、就職を考えていたところ、姉の婚約者というかの安田(東大院生)が両親を説得してくれて、浪人できることに。朝夕新聞配達をしながら、予備校にも通って勉強している。(翌年の受験までは話が進まず。)
9. 以前にもつぶやいたかもしれないけど、安岡章太郎「逆立」(浪人はあまり関係がなかった気も)の初出は『三田文学』1954年10月号。川上宗薫「初心」の初出はその翌月号(『三田文学』1954年11月号)。川上宗薫って確か浪人はしてなかったと思う(宇能鴻一郎は1浪しているけど)。
8. 『作家の自伝 80 中上健次』(1998)に載っている年譜(栗坪良樹)の1964年、18歳のところに「文芸部の有力な部員として活躍し、副部長として文芸部機関誌『車輪』の編集に携わった。小説「赤い儀式」(29号、12月)や詩などを発表した。(続く
8.1. 続き)この年の夏、大学受験の準備のため東京の予備校の講習を受講した。」と書かれている(p.254)。高3の夏休みに上京して予備校→受験浪人が主人公の処女作執筆、という流れ? あ、誕生日は8月2日らしい(同年譜によれば)。関係ないか(^_^;)
7. 原田康子「素直な容疑者」(同名書所収、作品社、1980.2。のち講談社文庫、角川文庫)の初出は『別冊婦人公論』1963年1月。浪人生(男子)視点の小説。ちょっとフランス文学っぽいかも。フランス文学をぜんぜん読んだことがないけど(^_^;)
6. 原田康子『輪唱』(東都書房、1958.8、のち角川文庫)。三姉妹の三女が東大志望の予備校生。初出は『週刊女性』1958年1月5日~7月6日。安岡章太郎「青葉しげれる」(初出『中央公論』1958年10月)よりも少し早いし、女子浪人生が登場する小説としては相当早いかも。
5. 原田康子『挽歌』。未読だけど、文庫本(新潮文庫)を持っていたような...。見つからない(泣)。わからないけど、芸大(美大?)志望の浪人生が出てくるっぽい。初出は『北海文学』1955年6月~1956年7月で、単行本は東都書房、1956年12月。文庫は角川文庫と新潮文庫。
4. ネットで適当に検索しているとたまに出てくる、映画『偽大学生』(1960)。ニセ学生は4浪らしいけど、原作の大江健三郎「偽証の時」(初出『文學界』1957年10月)のほうは違う?
4.1. 「偽証の時」(1957.10)。以前ぱらぱらしたことはあったけど、落ち着いて読んでみた(pp. 377ー404, 『筑摩現代文学大系 86 開高健・大江健三郎集』)。T大寮に監禁されている「贋学生」が浪人生かは不明だった。何者か素性が明かされず。視点は19歳の女子学生の「私」に。
3. なんとなく思い出した。以前、出版社が「赤本」の創刊号を探しているというニュースがあったけど、あれは結局どうなったんだろう?
2. 「赤い儀式」が読みたい。まだ本屋にあるかな...。>RT
1. そういえば以前、槇村さとる『ピーナッツ戦線』(の文庫版の表題作)というマンガを読んでいて、「何この先生、「国語入試問題必勝法」!?」と思ったら、次のページにそれが参考文献として書かれていた、みたいなことが。
1.1. マンガ図書館Z、志名坂高次『受験の帝王』(1~4)というマンガのキーワード(登録タグ)に「清水義範」というのが入っていて、ちょっと笑える。書名にはあまり心惹かれないけど、そのうち読めたら読んでみたいな。
9月
*
11. そういえば(何が「そう」なのか自分でもわからないけど(^_^;))、数年前に大島弓子『綿の国星』(の文庫版)を買ったままいまだに読んでいない。小説と違って漫画のいいところは、服装が一目瞭然だったりするよね。ま、我らが(?)勉三さんは学生服だけど。
10. Wikipediaによれば、小山ゆう『がんばれ元気』は全28巻で、『週刊少年サンデー』に1976年から1981年にかけて連載されていたものらしい。アニメ化もされているようだ。浪人生は何巻から出てくるんだろう? ボクシング同様、浪人生活も美化されているのかな?
9. 同じTBSのドラマ、『岸辺のアルバム』(1977年6月24日~9月30日)と『ムー』(1977年5月18日~11月9日)は放送時期がかさなっている。『寺内貫太郎一家』(1974年1月16日~10月9日)はもう少し前か...。※参考文献はWikipediaです。
8. 三浦哲郎『驢馬の鈴』の初出は、単行本(文藝春秋、1979.8)に「本書は、京都新聞ほか地方紙に昭和52年6月22日から昭和53年3月4日まで連載された。」と書かれている。連載開始はTVドラマ『岸辺のアルバム』の第1話放送の2日前。
7. 山田太一『岸辺のアルバム』(小説)の初出は、単行本(東京新聞出版局、1977.5)の記載によれば、 東京新聞/中日新聞/北陸中日新聞/北海道新聞1976年12月15日~1977年5月27日です。放置ブログの解析を見たら、どなたか知りたい人がいるみたいだったので。
7.1. TVドラマ『岸辺のアルバム』の放送は、Wikipediaによれば、1977年6月24日~1977年9月30日(全15話)らしい。「多摩川水害」(実際の出来事)が起こったのは1974年9月らしい。
6. 夏目漱石関係で大塚楠緒子が浮上(?)したみたいに川端康成で浮上しないかな。国会図書館デジタルコレクションで読めるけど、紙の本で読みたい。講談社文芸文庫(最近ぜんぜん買ってないけど)に挟まっているアンケート葉書に読みたい、と書いて送ろうかな。>RT
※リツイートしたのはたぶん内藤千代子関係のもの。
5. 大野晋『日本語と私』という本。よく覚えていないけど、以前「内山常治」で検索していたら出てきて(たぶんGoogleブックス)、地元の本屋に売っていてすぐに手に入ったんだけど、そのあと「あ、大野晋は吉村昭と同じ中学校か!」と気づいた。(「だから何?」って話ですね(^_^;)。)
5.1. 2週間くらい前かな(今日も得意の「わず」です(^_^;))、吉村昭「光る藻」という小説を読んだ(『遠い幻影』所収、初出は『新潮』1994年1月号)。浪人生といえば無為徒食というイメージ? ただでさえそうなのに、戦後すぐの食糧難の時代。蛙。(北杜夫「異形」はコオロギだっけ?)
4. 『天皇の料理番』皇居で炊き出ししていたなぁ。佐藤健。震災、妻や子供たちが中に入れた唯一の? (RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
4.1. あ、「唯一の」じゃ意味がわからないな...。「唯一の機会」とか「唯一の時」とか、...その辺りです。
3. 今年の集英社文庫「ナツイチ」の1冊、川村二郎『孤高 国語学者大野晋の生涯』に「大野は結局、五年生の一学期が終わったところで、開成中学を退学し、一高の受験に備えることにした。前回は英語で失敗したこともわかっていた。/開成中学で英語を習った千葉良祐に頼み、(続く)
3.1. (続き)週に一度、千葉の自宅に通って教わることにした。テキストはハマートンの『Intellectual Life』で、それを春から冬のはじめまでに読み終えた。」とある(p.64)。1学期が終わるのはふつう7月? 退学したのにその学校の先生に英語を習いに? 夏ではなく春から?
3.2. 大野晋『日本語と私』には「私は中学五年に当る年に合格できず、六年目になった。やむなく、中学で英語をお習いした千葉良祐先生にお願いして毎週お宅に参上。Hamertonの“Intellectual Life”一冊を春から冬の初めまでに読み終わった。」とある(p.54、河出文庫版)。
3.3. わかりやすい。なぜわかりにくくしたんだろう? それはそれとして、四修では受験していないのかな? 中退していなければ卒業に当たる年=昭和12年(1937年)に一高を受験して不合格。で、中学校の先生に英語を教わったりして、翌年=昭和13年(1938年)には一高合格。
2. 相変わらずよく見えない!(泣)でお馴染みのGoogleブックス。検索していたら三浦綾子『愛の鬼才―西村久蔵の歩んだ道』という本が出てきて。この西村という人は大正6年(1917年)二高に落ちて明治大学の予備校に通っていたっぽい。落ちてからなら重なっていないけど、川端康成と同じ年。
2.1. いまだに謎の言葉、スニペット表示。
1. ウィキペディアの「岡田實麿」。ちょっと短いな、もう少し詳しく知りたい。「1924年に一高を辞し明治大学予科教授に就任。大学の同僚となった山崎が1927年に駿台高等豫備學校を開校すると、同校にも出講し受験英語の指導に半生を捧げた。」と書かれている。明大予科教授に就任したのは何月?
1.1. ウィキペディアの同記事によれば、1878年生まれで、1943年に亡くなっているらしいので、「受験英語」に半生は捧げていても、S台で教えていた期間はそれほど長くない?(1927年かららしいので)。
8月
2016年10–12月。
2021年9月8日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足ありです。
*
6. 2016年10月号。検索していて今ごろ知った。梅田の予備校。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。これはなんだろう、気になる。
5. この前、たまたま芹沢光治良『麓の景色』という小説を読んだばかりだったので、↓この娘さんの話が興味深かった。
※何をリツイートしたのかわからない。
4. RTに関して。『コクリコ坂』(2011)いまだに観れてなくて。Wikipediaによれば「映画版の時代設定は1963年5月-6月」「職業も獣医師から医師に変更」。1963年か...。(宮崎駿は1941年早生まれ。)
※何をリツイートしたのかわからない。
3. 宇能鴻一郎「白鳥の蜜」(初出『別冊小説現代』1967年10月)読了。『逸楽』(講談社、1968.7)に収録されているらしいけど、アンソロジー『現代作家代表作シリーズ 好色の系譜』(講談社、1969.6)で読んだ。意外と浪人生(上京予備校生)小説だった。受験生にはお薦めしないけど。
3.1. 筒井康隆「慶安大変記」(『アルファルファ作戦』など所収)。初出は「慶安の変始末記」という題で『高3コース』1966年12月号。家の隣に大規模な予備校が。語り手は高3男子、姉がそこの予備校生。作者は当時、Yゼミの近くのビルに住んでいたらしい(徳間文庫『近所迷惑』巻末インタビュー)。
3.2. 山本義隆『私の1960年代』(金曜日、2015.9)と同じで、亀和田武『60年代ポップ少年』(小学館、2016.10)も積ん読状態になりそう。読もう(^_^;)。著者は1949年早生まれ。1浪目は代々木学院、2浪目はYゼミ。家が東京だといいよね、上京したりしなくて済むから。
3.3. 李恢成は1955年(昭和30年)上京して代々木学院に。昼間働きながら夜間部。その当時のことは「われら青春の途上にて」(初出『群像』1969年8月号)や「奇蹟の日」(初出『高一時代』1974年2月号)で描かれている。(後者のほうがお薦めかな。文春文庫『砧をうつ女』などに収録。)
3.4. 年末ですね(?)。村上春樹『女のいない男たち』が文庫化されたので(文春文庫、2016.10)、今年いちばん読まれた浪人生小説はそこに収録されている「イエスタデイ」(初出『文藝春秋』2014年1月号)かも。過去の話、語り手は当時大学生で、友人が2浪中。作者は1949年早生まれ。
3.5. 昭和40年代(1965―1974年)は真ん中に庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(初出は『中央公論』1969年5月号、主人公は高校3年生)があるので、それ以降はあまり面白くないというか、みんな(?)“薫くんチルドレン”に見えてしまいそうな...。いやそんなこともないだろうけど。
3.6. 勝手な推測だけど、昭和50年代に入ると(1975年以降になると)、さすがに(?)旧制高校受験生が主人公の小説はかなり減るような...。昭和40年代が最後くらいな気がする。でもそんなこともないのかな...。小説家って健康に問題がなければ亡くなるまで現役だろうし。
3.7. 最後の旧制高校入試は1948年なので、例えば1浪でその時18歳だとすると、昭和50年(1975年)にはーー45歳か。ぜんぜん若いな。吉村昭「光る藻」(『遠い幻影』など所収)は1945, 6年の話だったかな、90年代に発表されたものだし(初出『新潮』1994年1月号)。
3.8. 高野悦子『二十歳の原点』の陰に隠れている感じの堀勝治『青春の彷徨』(角川文庫)。遺稿集は著者に寄り添った読み方しかいけない気がするけど、どうなんだろう? 高校まで金沢で1967年受験に失敗、大阪の日本予備校に。寮生活。第1部が浪人中のもの(手紙と日記)。国立はダメで関西学院大に。
3.9. 作家の高橋克彦は1967年高校卒業後、3浪。家が医者で当初は医学部志望。1浪目は(叔父の家がある)札幌の予備校、2浪目は自宅浪人(実家は盛岡)、3浪目は東京のYゼミ。弟さんが医者を目指すことになって結局、早稲田の商学部に。(参考文献)道又力『開封 高橋克彦』講談社文庫。
3.10. 橋本治『リア家の人々』(新潮社、2010.7、のち文庫。初出『新潮』2010年4月号)。甥の国分秀和(富山出身)が東大志望で、1968年浪人生に。誰も東大には入れない年度。(作者は1948年早生まれ。1浪していて、1968年には東大2年生。)
3.11. 地元の本屋に売っているんだけど、単行本(贅沢品)だし、迷ってしまう(地元の図書館にはないっぽい)浅田次郎『獅子吼』(文藝春秋、2016.1)。収録されている「うきよご」(初出『オール讀物』2015年8・9月号)に東大浪人が出てくるっぽい。1969年、無受験浪人。
3.12. 中野正夫『ゲバルト時代』(バジリコ、2008.6、のちちくま文庫)。「第2章 浪人生、ベ平連に出入りする」の最初のへんに「当時の国電水道橋駅前にあった、一橋学院系列の東京学院という予備校に入学手続きをし」とある(p.57、単行本)。著者は1948年生まれで、1967年の話。(続く
3.13. 続き)「一橋学院系列の」というのは本当かな? 山田克己『予備校 不屈の教育者』(2009)によれば、東京予備校・代々木学院・東京学院の3校が同じ経営だったようだ(創立者は内海政夫)。亀和田武『60年代ポップ少年』は1967年、1浪目は代々木学院。うーん...
3.14. つかこうへい。ウィキによれば(孫引きになるけど)「集英社文庫『飛龍伝~神林美智子の生涯』のあとがきの中では、「激動の1960年代を駆け抜けた中核派の学生運動家・奥浩平氏の名前がペンネームの由来」と明かしている」。1948年生まれ。高校卒業後、上京して予備校に(1浪→慶応)。
2. よくある浪人生が内容紹介では大学生に変えられてしまうパターンかも。女子の場合は大学生より高校生かな。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
1. 中沢新一、1950年生まれ。Wikipediaによれば「早稲田大学文学部に入学するも、翌年には東京大学教養学部理科二類に入学し(略)」。なぜ早大? 東大入試が中止された1969年、高橋源一郎や内田樹みたいに京大を受けて落ちているとか?
12月
*
5. 原民喜「三人」
http://aozora.gr.jp/cards/000293/files/48459_35788.html
1人は大学を2度落第している。浪人? 留年? 25歳らしい。2年前は23歳。なんか旧制ってよくわからないな(泣)。>1つ前のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
5.1. 「大学を落第」と言えば、ふつう留年ではなくて、入試で不合格のことかな。
4. 初出に関して記載がないけど(あ、小説本の話です)、全12章で各章の長さ(ページ数)がだいたい揃っていると、何か月刊誌で1年間連載されていた? と思ってしまう。可能性は無限にあるだろうけど。
3. 北重人『鳥かごの詩』(小学館、2009のち文庫)。昭和41年春、「新聞店での住み込みが決まると同時に、康男は大塚にあるK予備校への入学手続きをした。調べた限りでは、入学金、授業料ともに、都内で一番安い予備校だった。/すぐ隣には、東大入学者数を誇る有名なM予備校があった。(略)」。
3.1. 山田克己『予備校 不屈の教育者』(2009)によれば、啓成予備校は「当時の案内書には、/「大正12年の関東大震災の際、政府の支出した義援金で設立された公益法人啓成会が公益事業の一環として経営している大学受験の教育機関であり、(略)」」(p.223)。それなら安いのも当然?
3.2. 志望は工学部の建築で、東京五輪が関係している。「建設が進む高速道路やオリンピック競技施設が[テレビの]画面に繰り返し流された。/そのとき、康男は代々木国立屋内総合競技場に目を奪われた。その体育館は、(略)」。2度目の東京五輪(の準備)も、高校生の進路に影響を与えているのかな?
2. 波多野勤子・文彦『受験期』(ポケット文春、1965)。前に図書館で借りて読んでよく覚えていないけど(通読していないかも)、確か2浪して東大、予備校は武蔵高等予備校だったと思う(あ、息子さんの方がです)。「芥川賞のすべて・のようなもの」によれば1943年生まれ(月、日が「?」)。
1. 池田満寿夫「私信|Mより」(『日付のある自画像』講談社、1977)。母親への手紙。浪人中のものは意外に少ないかな...。著者は1952年に高校を卒業、その年から東京芸大を3度受けて諦めている。よく覚えていないけど、塚本康彦『受験番号5111』(1963)と時期がかぶっているかも。
11月
*
11. 中上健次『路上のジャズ』(中公文庫、2016.7)で、18歳のときに書いたという小説「赤い儀式」を読んだ。「アイラーの残したもの」というエッセイに引かれている。高校生というか若者が書いている感じはする。未読だけど、「嘔吐」と言われるとやっぱりサルトルの名前が浮かんでしまう。
11.1. 続き)同エッセイによれば、中上健次は高校時代に大江健三郎『個人的な体験』(新潮社、1964.8)を読んでいるらしい。予備校講師が主人公の小説を読んだから予備校生を主人公にしたわけではないだろうけど。(あ、1946年8月2日生まれらしいので、18歳になるのはその年の8月。)
10. サルトルがノーベル賞の受賞を辞退したのは1964年。東京オリンピックの開催期間とかぶっている?
9. そういえば、久米正雄『学生時代』(短編集、新潮文庫など)がいつまで読まれていたか、という話があるけど(小谷野敦『久米正雄伝』『恋愛の昭和史』)、『東大2002 東大生活がはじまる。』(東京大学新聞社、2001.7)というムックには「受験生の手記」からの引用がある(p.281)。
9.1. どこ(何)から引用しているのかわからないけど。なんていうか、よく耳にする世代論と同じで、例外的な個人がいないわけはないと思うけど、とにかく2001年でも「受験生の手記」を読んでいた人は(少なくとも知っていた人は)いたようだ。(あ、何歳くらいの人が引用しているのかわからないけど。)
8. 伊ケ崎暁生『小説のなかの教師たち』(1986.2)。地元図書館にあったので確認してみた。第5章は「受験戦争のなかで」という題名で、「受験生の手記」も取りあげられている。(あとがきによれば本書の元になっているのは『母と子』(蒼生社)での連載(1982年7月~85年7月)らしい。)
8.1. そこの図書館には『文学でつづる教育史』(1974)は置かれていなかった。こちらのほうが古いんだよね。
7. もう今年の体育の日は過ぎてしまったけど、東京オリンピックって1964年(昭和39年)の10月だったんだね。夏というより秋か...
6. 秋元文庫の創刊は1973年らしいけど、それより前(あとで文庫化されていたり、されていなかったりだろうけど)に秋元書房から出ている本は古いというか、1960年前後のものもあるよね。ネットで知って読みたいと思っても地元の図書館には置かれてなくてすぐには無理なことが多いけど(泣)。
5. 北杜夫『楡家の人びと』(単行本は新潮社、1964.4)。個人的には未読だけど、たぶん浪人生が出てくる(誰か浪人している)と思う。(なんていうか、ざる1つ持って家の近くのありふれた川に行って、一日中砂金を探しているような行為に思えてくる。そこまでひどくはないか...。)
4. なだいなだ「トンネル」。よく覚えていないけど、亡くなっている弟が元浪人生だったと思う。初出は『文學界』1964年12月号で、ぎりぎり昭和30年代。単行本は『れとると』(大光社、1967)。
3. 『すばる』8月号の特集は 「LGBT──海の向こうから」だったみたい。「ナイロンの罠」ちょっと気になる。(RT)
※何をリツイートしたのか覚えていない。検索してみると、館淳一『ナイロンの罠』は短編集みたい。浪人生は出てくるのかな?
2. 『太陽をぶち落せ』という映画(1958年10月1日)、予備校生が出てくるっぽい。
http://movie.walkerplus.com/mv25723/
原作は宮下幻一郎とある(誰?)。同名の『太陽をぶち落せ』(同光社、1958)という本でいいのかな?(発行の月がわからないな...)。
1. 小説を求めてネット検索しているのに、小説を原作とする映画やTVドラマのほうがかかってしまって。有馬頼義「三十六人の乗客」は以前読んだけど浪人生は出てこず。「葉山一色海岸」は図書館で借りてぱらぱらと見てみたけどよくわからず。「三人の息子」(『毒薬と宰相』)は地元図書館にはない。
10月
*
6. 2016年10月号。検索していて今ごろ知った。梅田の予備校。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。これはなんだろう、気になる。
5. この前、たまたま芹沢光治良『麓の景色』という小説を読んだばかりだったので、↓この娘さんの話が興味深かった。
※何をリツイートしたのかわからない。
4. RTに関して。『コクリコ坂』(2011)いまだに観れてなくて。Wikipediaによれば「映画版の時代設定は1963年5月-6月」「職業も獣医師から医師に変更」。1963年か...。(宮崎駿は1941年早生まれ。)
※何をリツイートしたのかわからない。
3. 宇能鴻一郎「白鳥の蜜」(初出『別冊小説現代』1967年10月)読了。『逸楽』(講談社、1968.7)に収録されているらしいけど、アンソロジー『現代作家代表作シリーズ 好色の系譜』(講談社、1969.6)で読んだ。意外と浪人生(上京予備校生)小説だった。受験生にはお薦めしないけど。
3.1. 筒井康隆「慶安大変記」(『アルファルファ作戦』など所収)。初出は「慶安の変始末記」という題で『高3コース』1966年12月号。家の隣に大規模な予備校が。語り手は高3男子、姉がそこの予備校生。作者は当時、Yゼミの近くのビルに住んでいたらしい(徳間文庫『近所迷惑』巻末インタビュー)。
3.2. 山本義隆『私の1960年代』(金曜日、2015.9)と同じで、亀和田武『60年代ポップ少年』(小学館、2016.10)も積ん読状態になりそう。読もう(^_^;)。著者は1949年早生まれ。1浪目は代々木学院、2浪目はYゼミ。家が東京だといいよね、上京したりしなくて済むから。
3.3. 李恢成は1955年(昭和30年)上京して代々木学院に。昼間働きながら夜間部。その当時のことは「われら青春の途上にて」(初出『群像』1969年8月号)や「奇蹟の日」(初出『高一時代』1974年2月号)で描かれている。(後者のほうがお薦めかな。文春文庫『砧をうつ女』などに収録。)
3.4. 年末ですね(?)。村上春樹『女のいない男たち』が文庫化されたので(文春文庫、2016.10)、今年いちばん読まれた浪人生小説はそこに収録されている「イエスタデイ」(初出『文藝春秋』2014年1月号)かも。過去の話、語り手は当時大学生で、友人が2浪中。作者は1949年早生まれ。
3.5. 昭和40年代(1965―1974年)は真ん中に庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(初出は『中央公論』1969年5月号、主人公は高校3年生)があるので、それ以降はあまり面白くないというか、みんな(?)“薫くんチルドレン”に見えてしまいそうな...。いやそんなこともないだろうけど。
3.6. 勝手な推測だけど、昭和50年代に入ると(1975年以降になると)、さすがに(?)旧制高校受験生が主人公の小説はかなり減るような...。昭和40年代が最後くらいな気がする。でもそんなこともないのかな...。小説家って健康に問題がなければ亡くなるまで現役だろうし。
3.7. 最後の旧制高校入試は1948年なので、例えば1浪でその時18歳だとすると、昭和50年(1975年)にはーー45歳か。ぜんぜん若いな。吉村昭「光る藻」(『遠い幻影』など所収)は1945, 6年の話だったかな、90年代に発表されたものだし(初出『新潮』1994年1月号)。
3.8. 高野悦子『二十歳の原点』の陰に隠れている感じの堀勝治『青春の彷徨』(角川文庫)。遺稿集は著者に寄り添った読み方しかいけない気がするけど、どうなんだろう? 高校まで金沢で1967年受験に失敗、大阪の日本予備校に。寮生活。第1部が浪人中のもの(手紙と日記)。国立はダメで関西学院大に。
3.9. 作家の高橋克彦は1967年高校卒業後、3浪。家が医者で当初は医学部志望。1浪目は(叔父の家がある)札幌の予備校、2浪目は自宅浪人(実家は盛岡)、3浪目は東京のYゼミ。弟さんが医者を目指すことになって結局、早稲田の商学部に。(参考文献)道又力『開封 高橋克彦』講談社文庫。
3.10. 橋本治『リア家の人々』(新潮社、2010.7、のち文庫。初出『新潮』2010年4月号)。甥の国分秀和(富山出身)が東大志望で、1968年浪人生に。誰も東大には入れない年度。(作者は1948年早生まれ。1浪していて、1968年には東大2年生。)
3.11. 地元の本屋に売っているんだけど、単行本(贅沢品)だし、迷ってしまう(地元の図書館にはないっぽい)浅田次郎『獅子吼』(文藝春秋、2016.1)。収録されている「うきよご」(初出『オール讀物』2015年8・9月号)に東大浪人が出てくるっぽい。1969年、無受験浪人。
3.12. 中野正夫『ゲバルト時代』(バジリコ、2008.6、のちちくま文庫)。「第2章 浪人生、ベ平連に出入りする」の最初のへんに「当時の国電水道橋駅前にあった、一橋学院系列の東京学院という予備校に入学手続きをし」とある(p.57、単行本)。著者は1948年生まれで、1967年の話。(続く
3.13. 続き)「一橋学院系列の」というのは本当かな? 山田克己『予備校 不屈の教育者』(2009)によれば、東京予備校・代々木学院・東京学院の3校が同じ経営だったようだ(創立者は内海政夫)。亀和田武『60年代ポップ少年』は1967年、1浪目は代々木学院。うーん...
3.14. つかこうへい。ウィキによれば(孫引きになるけど)「集英社文庫『飛龍伝~神林美智子の生涯』のあとがきの中では、「激動の1960年代を駆け抜けた中核派の学生運動家・奥浩平氏の名前がペンネームの由来」と明かしている」。1948年生まれ。高校卒業後、上京して予備校に(1浪→慶応)。
2. よくある浪人生が内容紹介では大学生に変えられてしまうパターンかも。女子の場合は大学生より高校生かな。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
1. 中沢新一、1950年生まれ。Wikipediaによれば「早稲田大学文学部に入学するも、翌年には東京大学教養学部理科二類に入学し(略)」。なぜ早大? 東大入試が中止された1969年、高橋源一郎や内田樹みたいに京大を受けて落ちているとか?
12月
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5. 原民喜「三人」
http://aozora.gr.jp/cards/000293/files/48459_35788.html
1人は大学を2度落第している。浪人? 留年? 25歳らしい。2年前は23歳。なんか旧制ってよくわからないな(泣)。>1つ前のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
5.1. 「大学を落第」と言えば、ふつう留年ではなくて、入試で不合格のことかな。
4. 初出に関して記載がないけど(あ、小説本の話です)、全12章で各章の長さ(ページ数)がだいたい揃っていると、何か月刊誌で1年間連載されていた? と思ってしまう。可能性は無限にあるだろうけど。
3. 北重人『鳥かごの詩』(小学館、2009のち文庫)。昭和41年春、「新聞店での住み込みが決まると同時に、康男は大塚にあるK予備校への入学手続きをした。調べた限りでは、入学金、授業料ともに、都内で一番安い予備校だった。/すぐ隣には、東大入学者数を誇る有名なM予備校があった。(略)」。
3.1. 山田克己『予備校 不屈の教育者』(2009)によれば、啓成予備校は「当時の案内書には、/「大正12年の関東大震災の際、政府の支出した義援金で設立された公益法人啓成会が公益事業の一環として経営している大学受験の教育機関であり、(略)」」(p.223)。それなら安いのも当然?
3.2. 志望は工学部の建築で、東京五輪が関係している。「建設が進む高速道路やオリンピック競技施設が[テレビの]画面に繰り返し流された。/そのとき、康男は代々木国立屋内総合競技場に目を奪われた。その体育館は、(略)」。2度目の東京五輪(の準備)も、高校生の進路に影響を与えているのかな?
2. 波多野勤子・文彦『受験期』(ポケット文春、1965)。前に図書館で借りて読んでよく覚えていないけど(通読していないかも)、確か2浪して東大、予備校は武蔵高等予備校だったと思う(あ、息子さんの方がです)。「芥川賞のすべて・のようなもの」によれば1943年生まれ(月、日が「?」)。
1. 池田満寿夫「私信|Mより」(『日付のある自画像』講談社、1977)。母親への手紙。浪人中のものは意外に少ないかな...。著者は1952年に高校を卒業、その年から東京芸大を3度受けて諦めている。よく覚えていないけど、塚本康彦『受験番号5111』(1963)と時期がかぶっているかも。
11月
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11. 中上健次『路上のジャズ』(中公文庫、2016.7)で、18歳のときに書いたという小説「赤い儀式」を読んだ。「アイラーの残したもの」というエッセイに引かれている。高校生というか若者が書いている感じはする。未読だけど、「嘔吐」と言われるとやっぱりサルトルの名前が浮かんでしまう。
11.1. 続き)同エッセイによれば、中上健次は高校時代に大江健三郎『個人的な体験』(新潮社、1964.8)を読んでいるらしい。予備校講師が主人公の小説を読んだから予備校生を主人公にしたわけではないだろうけど。(あ、1946年8月2日生まれらしいので、18歳になるのはその年の8月。)
10. サルトルがノーベル賞の受賞を辞退したのは1964年。東京オリンピックの開催期間とかぶっている?
9. そういえば、久米正雄『学生時代』(短編集、新潮文庫など)がいつまで読まれていたか、という話があるけど(小谷野敦『久米正雄伝』『恋愛の昭和史』)、『東大2002 東大生活がはじまる。』(東京大学新聞社、2001.7)というムックには「受験生の手記」からの引用がある(p.281)。
9.1. どこ(何)から引用しているのかわからないけど。なんていうか、よく耳にする世代論と同じで、例外的な個人がいないわけはないと思うけど、とにかく2001年でも「受験生の手記」を読んでいた人は(少なくとも知っていた人は)いたようだ。(あ、何歳くらいの人が引用しているのかわからないけど。)
8. 伊ケ崎暁生『小説のなかの教師たち』(1986.2)。地元図書館にあったので確認してみた。第5章は「受験戦争のなかで」という題名で、「受験生の手記」も取りあげられている。(あとがきによれば本書の元になっているのは『母と子』(蒼生社)での連載(1982年7月~85年7月)らしい。)
8.1. そこの図書館には『文学でつづる教育史』(1974)は置かれていなかった。こちらのほうが古いんだよね。
7. もう今年の体育の日は過ぎてしまったけど、東京オリンピックって1964年(昭和39年)の10月だったんだね。夏というより秋か...
6. 秋元文庫の創刊は1973年らしいけど、それより前(あとで文庫化されていたり、されていなかったりだろうけど)に秋元書房から出ている本は古いというか、1960年前後のものもあるよね。ネットで知って読みたいと思っても地元の図書館には置かれてなくてすぐには無理なことが多いけど(泣)。
5. 北杜夫『楡家の人びと』(単行本は新潮社、1964.4)。個人的には未読だけど、たぶん浪人生が出てくる(誰か浪人している)と思う。(なんていうか、ざる1つ持って家の近くのありふれた川に行って、一日中砂金を探しているような行為に思えてくる。そこまでひどくはないか...。)
4. なだいなだ「トンネル」。よく覚えていないけど、亡くなっている弟が元浪人生だったと思う。初出は『文學界』1964年12月号で、ぎりぎり昭和30年代。単行本は『れとると』(大光社、1967)。
3. 『すばる』8月号の特集は 「LGBT──海の向こうから」だったみたい。「ナイロンの罠」ちょっと気になる。(RT)
※何をリツイートしたのか覚えていない。検索してみると、館淳一『ナイロンの罠』は短編集みたい。浪人生は出てくるのかな?
2. 『太陽をぶち落せ』という映画(1958年10月1日)、予備校生が出てくるっぽい。
http://movie.walkerplus.com/mv25723/
原作は宮下幻一郎とある(誰?)。同名の『太陽をぶち落せ』(同光社、1958)という本でいいのかな?(発行の月がわからないな...)。
1. 小説を求めてネット検索しているのに、小説を原作とする映画やTVドラマのほうがかかってしまって。有馬頼義「三十六人の乗客」は以前読んだけど浪人生は出てこず。「葉山一色海岸」は図書館で借りてぱらぱらと見てみたけどよくわからず。「三人の息子」(『毒薬と宰相』)は地元図書館にはない。
10月
2017年1–2月。
2021年9月9日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足ありです。
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7. >RT 岩波文庫『聊斎志異』(上下)のアマゾンレビューを読むと「そういう話ばっかり」っぽい。作者の年齢は森見登美彦(1979年早生まれ)の1つ上らしいので、1978年の遅生まれなら1浪目は1997年。上巻が1997年1月(下巻は翌月)に出ているようだからこれで丁度いいような...
※何をリツイートしたのかわからない。
6. 前野ひろみち「満月と近鉄」(『ランボー怒りの改新』星海社FICTIONS、2016.8)。主人公は浪人生というかいわゆるワナビで、生駒山の麓のアパートで小説を書いているんだけど、1人の女性と出会って...。「何を読んでるのかと私が訊くと彼女は文庫本の表紙を見せた。(続く
6.1. 続き)『聊斎志異』という本だった。受験勉強中の若者のところへ美人の女がやってきていちゃいちゃするのだが、その美人は決まって幽霊か狐である。ようするにそういう話ばっかりだという。「こんなん読んでたら阿呆になるで」と彼女はけらけら笑った。」(p.159)。(続く
6.2. 続き)読んだことがないのでわからないけど、そんな話ばっかりではないのでは?(笑)。でも、まぁ浪人生はあまり読まないほうがいいような?(阿呆になりたければ別だろうけど)。
6.3. 文庫化されていたみたい。『満月と近鉄』角川文庫、2020.05。
※このツイートは2020年7月。
5. Wikipediaの「光クラブ事件」の「首謀者・山崎晃嗣」のところ、「旧制木更津中(略)から一高を経て1942年に東京帝国大学法学部に入学するが、学徒出陣により(略)」とあるけど、1942年ではなくて1943年かも。
5.1. 1940年中学卒業。1浪して一高。浪人中は城北高等補習学校(城北予備校)に通っていたらしい。安岡章太郎(3浪目)や清岡卓行(9月から)と同じ。(安岡章太郎は一高ではなくて慶応予科。)/高校は半年繰り上げ卒業で、1943年10月東京帝大入学。
5.2. 「年譜」(「清岡卓行の世界」)
http://k5.dion.ne.jp/~kiyooka/chronologie.html#anchor4
清岡卓行。1940年旅順高校を3ヶ月でやめて、東京へ出て予備校に。浪人(1浪)というより再受験? /あー、1943年6月に一高を休学しているのか...(大連に帰郷)。
5.3. 安岡章太郎「青葉しげれる」(初出『中央公論』1958年10月号)。順太郎、不合格通知が届いて3浪が決まる。旺文社文庫『青葉しげれる』(1976.11)の解説を清岡卓行が書いているのだけど(「秀才の奇妙な怠惰」)、作者と同じ年に同じ予備校に通ってたみたいなことは書かれていない。
5.4. 「おそらく日本の文学において、これらの四つの短篇小説[=「青葉しげれる」に始まる〈順太郎もの〉]ほど、受験のための浪人生活における、また、その結果である合格後の生活における、いわば情熱的な倦怠のポエジーに、持続的につらぬかれた作品群は、どこを探してもほかには見つからないだろう。」
5.5. 違和感...。解説全体的に。あとこの文庫には未収録の「聊斎私異」(初出『文學界』1970年1月号)にも触れられている(比較対象としてというか)。ロングバージョンの『私説聊斎志異』(朝日新聞社、1975.1。初出『朝日ジャーナル』1973.9―74.2)が出ているのに、短いほう。
5.6. 「年譜」(「清岡卓行の世界」)
http://k5.dion.ne.jp/~kiyooka/chronologie.html#anchor4
清岡卓行。1944年のところに「9月、東京大学仏文科入学。」とあるけど、10月でなくて9月? 原口統三が4月に入学したときには一高生でいいのか...。
5.7. 中村稔『私の昭和史』(青土社、2004)。昭和18年(1943年)、四修では一高に落ちていて、翌年(昭和19年)合格。「五中からは毎年一高に三十名内外が合格していた。」(p.228)。府立一中や四中がどれくらいなのかわからないけど、たぶん全国平均からいえばかなり多いよね。
5.8. 年上の幼馴染みから参考書を沢山もらったそうで、「山崎貞『英文解釈法』をはじめとする受験参考書の山を眺めながら、ぼつぼつ受験勉強にとりかからなければならない、と(略)」p.222/「いまだに(略)題名を覚えているのは、私にはこの参考書がずいぶん難しかったからである。」p.223。
5.9. 南日恒太郎『英文解釈法』でもなく山崎貞『新々英文解釈研究』でもない、山崎貞『英文解釈法』という参考書が本当にあったのかな? と思って検索してみたら、中野卓『中学生のみた昭和十年代』(新潮社、1989)という本がかかる。昭和10年代だし、やっぱりあったのか...。
4. 以前どなたかが(いま検索しても出てこないんだけど)ちくま文庫での復刊、獅子文六、源氏鶏太の次は若山三郎では? みたいなことをつぶやかれていた記憶があるけど、いまのところ出ていない。阿川弘之は出たけど。(RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
3. >RTに関して。日下圭介、予備校生が出てくる小説をけっこう書いているようだ(検索した)。あまり読めていないけど、「暗い光」(『ころす・の・よ』)はちょっとおすすめです。
※何をリツイートしたのかわからない。
2. ↓たくさんありそうだけど、いま何も思い浮かばないという...(^_^;)。というか、思い浮かんでもLINEをやっていないので回答できないけど。そういえば、黒田研二『カンニング少女』は受験の場面が描かれていたかも。
※何をリツイートしたのかわからない。
1. 斎藤美奈子『文庫解説ワンダーランド』(岩波新書、2017)を読んでいたら、集英社文庫『伊豆の踊子』の橋本治による解説が少し引用されていて(p.28)、最後のほうに出てくる「少年」について「やがて自分と同じような一高生になるはずの少年」と書かれているようだ。
1.1. 自分もそうだったけど、やっぱり「一高(現・東大)志望なのかな?」と思っちゃうよね。でも、モデルがいて(「伊豆の踊子」はほとんど事実らしいので)、この「少年」(「河津の工場主の息子」)は実は(?)蔵前の高工(現・東工大)志望だったようだ。
2月
*
11. まだ読んでいないけど、永江朗『東大vs京大 入試文芸頂上決戦』(原書房、2017.1)。「現代の大学入試は戦前の高等学校入試に相当すると考えればわかりやすい」(p.9)と言っていてちゃんとわかっているのに、最初に1947年の旧制一高ではなく旧制東大の問題を持ってくるという...
11.1. (続き)「第1問は「日本文學史上に於ける價値高き作品もしくは作家を十えらびその理由を簡單に述べよ」というもの。/質問のあまりの大雑把さに驚愕する。なんだか暇をもてあましたフリーライターが思いつく雑誌の企画みたいだ。あるいは中年編集者の酒場のおしゃべり。」(p.12)
11.3. (続き)だから(?)こういう感想にもなってしまうというか...。主に旧制高校から進学する人が受ける試験なんだから、今でいえば大学の学期末試験の問題とか、あるいは大学院の入試問題とか、そういうのと比較するべきなんでは?(よくわからないけど。大学院を受けたことがないので)。
10. 文科省のサイトに「二十六年度には、旧制高等学校卒業者で旧制大学に入学できなかったいわゆる白線浪人対策として、新制国立大学への臨時編入学試験が文部省作成の問題により、全国一せいに実施された。これは、旧制大学が廃止されたため、新制大学の編入学という形をとらざるを得なく(略)」とある。
10.1. http://mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317752.htm
9. 澁澤龍彦はウィキによれば「本来、旧制高校卒業生はほぼ無試験で帝国大学に進める立場だったが、新しい学制が施行されたためにその特権的立場を喪失し、このため澁澤は東大仏文受験に失敗して、いわゆる白線浪人となった。」「1950年、2年の浪人生活を経て東京大学文学部に入学。」とのこと。
8. 『予備校の英語』(研究社出版、1997.12)によれば、伊藤和夫は1944年(昭和19年)、府立五中から四修で一高に(秀才だよね。あとこの年戦争の影響で試験科目に英語なし)。1947年、東大哲学科へ進む。在学中に病気をしたりして、1953年旧制東大の最後の卒業生に。
7. 自分も以前、Wikipediaの「山田洋次」の項を読んでいて同じ疑問が。1949年最初の新制東大の入試を受けて不合格?→新制高校3年に編入? みたいなことが本当にできたのかな? (同じ年、岡松和夫は普通に浪人している。)>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
7.1. 山田洋次。『教育読本 入学試験』(河出書房新社、1981)に収録されている「われら落第派」という雑誌記事(初出『週刊朝日』1974年2月8日号)には「★山口高校から、新制切り替えとなった最初の年、東大法学部を受験して落ち、翌年合格した。/(続く
7.2. 続き)☆(略)/浪人時代、郷里に帰ってヤミ屋や土方をやり、いろんな人間を知ることができた。(略)」と書かれている。「郷里」は山口? 東京ではない? うーん...やっぱりウィキに「1950年、東京都立小山台高等学校卒業」とあるのは本当かな? と思ってしまう。
※Wikipedia。いま見てみたけど(2021年9月)いつの間にか直されていた感じ。
6. 波多野勤子『少年期』って映画化されているのか。知らなかった。
5. 内容紹介に「戦後教育がはじまった1947年の東大の入試問題は(略)」と書いてある。何かもういやな予感がする...。本屋に売っていたら確認しておきたい。>RT
※リツイートしたのは永江朗『東大 vs 京大 入試文芸頂上決戦』(原書房、2017.1)という本に関係するもの。
4. 検索してみると、出典は丸谷才一「年の残り」で、もともと引かれている線のようだ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。「浪人生」は関係ないと思う。
3. 野上弥生子といえば、清水義範『学問ノススメ』に野上弥生子と野溝七生子の区別がつかないみたいな話があったような。
2. 細かいどうでもいい話だけど、『本の雑誌』の特集を集めた本、『特集・本の雑誌2 ブックガイド篇』(角川文庫)に次のような箇所がある。「A そういうきわめつけの作品ってある?/C 荒木一郎『ありんこアフターダーク』がいいですね。昭和40年代の
2.1. 渋谷・恋文横丁を舞台にジャズ喫茶に集まってくる不良少年たちの話。」(pp.299―80、特集が青春小説の1991年3月号)。これが気になっていて、文庫本が出たときに購入したんだけど(小学館文庫、2014.10。単行本は河出書房新社、1984.4)、帯には
2.2. 「大学なんて行かずにさ、バンドをやっていきたいんだ。/モダンジャズ喫茶〈ありんこ〉にたむろする愛すべき不良たち。東京オリンピック前夜を背景に描く、あの青春小説の傑作が甦る!」と書かれている。東京五輪(1964年10月)より前なら、まだ昭和30年代だよね。
1. 「干刈あがた・年譜」(干刈あがた資料館)
http://ne.jp/asahi/hikariagata/shiryoukan/nenpu0908.html
この年譜を見ると1960年、高校3年の3月から5月にデモや集会に参加。6月に樺美智子さんが亡くなる。翌年の1961年、浪人中に小田実『何でも見てやろう』。
1.1. 3月はまだ高校2年生か。間違ってしまった(私が)。
1.2. Googleブックスを検索すると、舟崎克彦『さよなら、あの日の動物たち』(時事通信社、1999.7)という本が出てくる。Wikipediaに3よれば著者は「1963年に高等科を卒業し、代々木ゼミナールで1年間の浪人生活を送る」。開高健がYゼミ生へ取材しているのと同じ年度。
1.3. 開高健「予備校という教育課程」(『ずばり東京 昭和著聞集 (上)』朝日新聞社、1964.5所収。初出『週刊朝日』1964年1月31日)。講談社文庫『小田実の受験教育』の解説(古藤晃)で触れられている「開高健のルポタージュ」というのはたぶんこれ。
1.4. Wikipediaの「樺美智子」によれば、1937年東京生まれで、中学から兵庫県の芦屋へ。県立神戸高校卒業後、「一浪して研数学館へ通ったのち[要出典]、1957年に東京大学」に入学。「要出典」だけど、1956年(昭和31年)に研数学館か...
1.5. 高野悦子『二十歳の原点』(新潮文庫)で「奥くん」と親しみを込めて呼ばれている奥浩平『青春の墓標』(文春文庫)。1943年生まれ。1962年に高校卒業後、1浪している(横浜市立大に)。第2章が浪人中のもの。同じ女性への手紙。
1月
*
7. >RT 岩波文庫『聊斎志異』(上下)のアマゾンレビューを読むと「そういう話ばっかり」っぽい。作者の年齢は森見登美彦(1979年早生まれ)の1つ上らしいので、1978年の遅生まれなら1浪目は1997年。上巻が1997年1月(下巻は翌月)に出ているようだからこれで丁度いいような...
※何をリツイートしたのかわからない。
6. 前野ひろみち「満月と近鉄」(『ランボー怒りの改新』星海社FICTIONS、2016.8)。主人公は浪人生というかいわゆるワナビで、生駒山の麓のアパートで小説を書いているんだけど、1人の女性と出会って...。「何を読んでるのかと私が訊くと彼女は文庫本の表紙を見せた。(続く
6.1. 続き)『聊斎志異』という本だった。受験勉強中の若者のところへ美人の女がやってきていちゃいちゃするのだが、その美人は決まって幽霊か狐である。ようするにそういう話ばっかりだという。「こんなん読んでたら阿呆になるで」と彼女はけらけら笑った。」(p.159)。(続く
6.2. 続き)読んだことがないのでわからないけど、そんな話ばっかりではないのでは?(笑)。でも、まぁ浪人生はあまり読まないほうがいいような?(阿呆になりたければ別だろうけど)。
6.3. 文庫化されていたみたい。『満月と近鉄』角川文庫、2020.05。
※このツイートは2020年7月。
5. Wikipediaの「光クラブ事件」の「首謀者・山崎晃嗣」のところ、「旧制木更津中(略)から一高を経て1942年に東京帝国大学法学部に入学するが、学徒出陣により(略)」とあるけど、1942年ではなくて1943年かも。
5.1. 1940年中学卒業。1浪して一高。浪人中は城北高等補習学校(城北予備校)に通っていたらしい。安岡章太郎(3浪目)や清岡卓行(9月から)と同じ。(安岡章太郎は一高ではなくて慶応予科。)/高校は半年繰り上げ卒業で、1943年10月東京帝大入学。
5.2. 「年譜」(「清岡卓行の世界」)
http://k5.dion.ne.jp/~kiyooka/chronologie.html#anchor4
清岡卓行。1940年旅順高校を3ヶ月でやめて、東京へ出て予備校に。浪人(1浪)というより再受験? /あー、1943年6月に一高を休学しているのか...(大連に帰郷)。
5.3. 安岡章太郎「青葉しげれる」(初出『中央公論』1958年10月号)。順太郎、不合格通知が届いて3浪が決まる。旺文社文庫『青葉しげれる』(1976.11)の解説を清岡卓行が書いているのだけど(「秀才の奇妙な怠惰」)、作者と同じ年に同じ予備校に通ってたみたいなことは書かれていない。
5.4. 「おそらく日本の文学において、これらの四つの短篇小説[=「青葉しげれる」に始まる〈順太郎もの〉]ほど、受験のための浪人生活における、また、その結果である合格後の生活における、いわば情熱的な倦怠のポエジーに、持続的につらぬかれた作品群は、どこを探してもほかには見つからないだろう。」
5.5. 違和感...。解説全体的に。あとこの文庫には未収録の「聊斎私異」(初出『文學界』1970年1月号)にも触れられている(比較対象としてというか)。ロングバージョンの『私説聊斎志異』(朝日新聞社、1975.1。初出『朝日ジャーナル』1973.9―74.2)が出ているのに、短いほう。
5.6. 「年譜」(「清岡卓行の世界」)
http://k5.dion.ne.jp/~kiyooka/chronologie.html#anchor4
清岡卓行。1944年のところに「9月、東京大学仏文科入学。」とあるけど、10月でなくて9月? 原口統三が4月に入学したときには一高生でいいのか...。
5.7. 中村稔『私の昭和史』(青土社、2004)。昭和18年(1943年)、四修では一高に落ちていて、翌年(昭和19年)合格。「五中からは毎年一高に三十名内外が合格していた。」(p.228)。府立一中や四中がどれくらいなのかわからないけど、たぶん全国平均からいえばかなり多いよね。
5.8. 年上の幼馴染みから参考書を沢山もらったそうで、「山崎貞『英文解釈法』をはじめとする受験参考書の山を眺めながら、ぼつぼつ受験勉強にとりかからなければならない、と(略)」p.222/「いまだに(略)題名を覚えているのは、私にはこの参考書がずいぶん難しかったからである。」p.223。
5.9. 南日恒太郎『英文解釈法』でもなく山崎貞『新々英文解釈研究』でもない、山崎貞『英文解釈法』という参考書が本当にあったのかな? と思って検索してみたら、中野卓『中学生のみた昭和十年代』(新潮社、1989)という本がかかる。昭和10年代だし、やっぱりあったのか...。
4. 以前どなたかが(いま検索しても出てこないんだけど)ちくま文庫での復刊、獅子文六、源氏鶏太の次は若山三郎では? みたいなことをつぶやかれていた記憶があるけど、いまのところ出ていない。阿川弘之は出たけど。(RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
3. >RTに関して。日下圭介、予備校生が出てくる小説をけっこう書いているようだ(検索した)。あまり読めていないけど、「暗い光」(『ころす・の・よ』)はちょっとおすすめです。
※何をリツイートしたのかわからない。
2. ↓たくさんありそうだけど、いま何も思い浮かばないという...(^_^;)。というか、思い浮かんでもLINEをやっていないので回答できないけど。そういえば、黒田研二『カンニング少女』は受験の場面が描かれていたかも。
※何をリツイートしたのかわからない。
1. 斎藤美奈子『文庫解説ワンダーランド』(岩波新書、2017)を読んでいたら、集英社文庫『伊豆の踊子』の橋本治による解説が少し引用されていて(p.28)、最後のほうに出てくる「少年」について「やがて自分と同じような一高生になるはずの少年」と書かれているようだ。
1.1. 自分もそうだったけど、やっぱり「一高(現・東大)志望なのかな?」と思っちゃうよね。でも、モデルがいて(「伊豆の踊子」はほとんど事実らしいので)、この「少年」(「河津の工場主の息子」)は実は(?)蔵前の高工(現・東工大)志望だったようだ。
2月
*
11. まだ読んでいないけど、永江朗『東大vs京大 入試文芸頂上決戦』(原書房、2017.1)。「現代の大学入試は戦前の高等学校入試に相当すると考えればわかりやすい」(p.9)と言っていてちゃんとわかっているのに、最初に1947年の旧制一高ではなく旧制東大の問題を持ってくるという...
11.1. (続き)「第1問は「日本文學史上に於ける價値高き作品もしくは作家を十えらびその理由を簡單に述べよ」というもの。/質問のあまりの大雑把さに驚愕する。なんだか暇をもてあましたフリーライターが思いつく雑誌の企画みたいだ。あるいは中年編集者の酒場のおしゃべり。」(p.12)
11.3. (続き)だから(?)こういう感想にもなってしまうというか...。主に旧制高校から進学する人が受ける試験なんだから、今でいえば大学の学期末試験の問題とか、あるいは大学院の入試問題とか、そういうのと比較するべきなんでは?(よくわからないけど。大学院を受けたことがないので)。
10. 文科省のサイトに「二十六年度には、旧制高等学校卒業者で旧制大学に入学できなかったいわゆる白線浪人対策として、新制国立大学への臨時編入学試験が文部省作成の問題により、全国一せいに実施された。これは、旧制大学が廃止されたため、新制大学の編入学という形をとらざるを得なく(略)」とある。
10.1. http://mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1317752.htm
9. 澁澤龍彦はウィキによれば「本来、旧制高校卒業生はほぼ無試験で帝国大学に進める立場だったが、新しい学制が施行されたためにその特権的立場を喪失し、このため澁澤は東大仏文受験に失敗して、いわゆる白線浪人となった。」「1950年、2年の浪人生活を経て東京大学文学部に入学。」とのこと。
8. 『予備校の英語』(研究社出版、1997.12)によれば、伊藤和夫は1944年(昭和19年)、府立五中から四修で一高に(秀才だよね。あとこの年戦争の影響で試験科目に英語なし)。1947年、東大哲学科へ進む。在学中に病気をしたりして、1953年旧制東大の最後の卒業生に。
7. 自分も以前、Wikipediaの「山田洋次」の項を読んでいて同じ疑問が。1949年最初の新制東大の入試を受けて不合格?→新制高校3年に編入? みたいなことが本当にできたのかな? (同じ年、岡松和夫は普通に浪人している。)>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
7.1. 山田洋次。『教育読本 入学試験』(河出書房新社、1981)に収録されている「われら落第派」という雑誌記事(初出『週刊朝日』1974年2月8日号)には「★山口高校から、新制切り替えとなった最初の年、東大法学部を受験して落ち、翌年合格した。/(続く
7.2. 続き)☆(略)/浪人時代、郷里に帰ってヤミ屋や土方をやり、いろんな人間を知ることができた。(略)」と書かれている。「郷里」は山口? 東京ではない? うーん...やっぱりウィキに「1950年、東京都立小山台高等学校卒業」とあるのは本当かな? と思ってしまう。
※Wikipedia。いま見てみたけど(2021年9月)いつの間にか直されていた感じ。
6. 波多野勤子『少年期』って映画化されているのか。知らなかった。
5. 内容紹介に「戦後教育がはじまった1947年の東大の入試問題は(略)」と書いてある。何かもういやな予感がする...。本屋に売っていたら確認しておきたい。>RT
※リツイートしたのは永江朗『東大 vs 京大 入試文芸頂上決戦』(原書房、2017.1)という本に関係するもの。
4. 検索してみると、出典は丸谷才一「年の残り」で、もともと引かれている線のようだ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。「浪人生」は関係ないと思う。
3. 野上弥生子といえば、清水義範『学問ノススメ』に野上弥生子と野溝七生子の区別がつかないみたいな話があったような。
2. 細かいどうでもいい話だけど、『本の雑誌』の特集を集めた本、『特集・本の雑誌2 ブックガイド篇』(角川文庫)に次のような箇所がある。「A そういうきわめつけの作品ってある?/C 荒木一郎『ありんこアフターダーク』がいいですね。昭和40年代の
2.1. 渋谷・恋文横丁を舞台にジャズ喫茶に集まってくる不良少年たちの話。」(pp.299―80、特集が青春小説の1991年3月号)。これが気になっていて、文庫本が出たときに購入したんだけど(小学館文庫、2014.10。単行本は河出書房新社、1984.4)、帯には
2.2. 「大学なんて行かずにさ、バンドをやっていきたいんだ。/モダンジャズ喫茶〈ありんこ〉にたむろする愛すべき不良たち。東京オリンピック前夜を背景に描く、あの青春小説の傑作が甦る!」と書かれている。東京五輪(1964年10月)より前なら、まだ昭和30年代だよね。
1. 「干刈あがた・年譜」(干刈あがた資料館)
http://ne.jp/asahi/hikariagata/shiryoukan/nenpu0908.html
この年譜を見ると1960年、高校3年の3月から5月にデモや集会に参加。6月に樺美智子さんが亡くなる。翌年の1961年、浪人中に小田実『何でも見てやろう』。
1.1. 3月はまだ高校2年生か。間違ってしまった(私が)。
1.2. Googleブックスを検索すると、舟崎克彦『さよなら、あの日の動物たち』(時事通信社、1999.7)という本が出てくる。Wikipediaに3よれば著者は「1963年に高等科を卒業し、代々木ゼミナールで1年間の浪人生活を送る」。開高健がYゼミ生へ取材しているのと同じ年度。
1.3. 開高健「予備校という教育課程」(『ずばり東京 昭和著聞集 (上)』朝日新聞社、1964.5所収。初出『週刊朝日』1964年1月31日)。講談社文庫『小田実の受験教育』の解説(古藤晃)で触れられている「開高健のルポタージュ」というのはたぶんこれ。
1.4. Wikipediaの「樺美智子」によれば、1937年東京生まれで、中学から兵庫県の芦屋へ。県立神戸高校卒業後、「一浪して研数学館へ通ったのち[要出典]、1957年に東京大学」に入学。「要出典」だけど、1956年(昭和31年)に研数学館か...
1.5. 高野悦子『二十歳の原点』(新潮文庫)で「奥くん」と親しみを込めて呼ばれている奥浩平『青春の墓標』(文春文庫)。1943年生まれ。1962年に高校卒業後、1浪している(横浜市立大に)。第2章が浪人中のもの。同じ女性への手紙。
1月
2017年3–4月。
2021年9月10日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足ありです。
*
11. 関係ないけど、最近良くも悪くも(悪くも悪くも?)話題の金田法務大臣。Wikipediaによれば1949年秋田県生まれで、大学は「東京大学を受験するが不合格となり、浪人中の1968年に東大入試の中止が決定されたため、一橋大学経済学部に入学」したらしい。
10. https://54487.diarynote.jp/201006240949426258/
9. Wikipediaによれば、山本氏は1966年生まれ。千野氏は1965年生まれ。1つ違い。というか、全世代なのかもしれないけど。
※何の話かわからない(何かリツイートしているかも)。山本幸久『失恋延長戦』?
8. 三浦朱門の両親が少し気になる。朱門は大正15年1月生まれ。「東京府下豊多摩郡東中野で生まれる。父三浦逸雄は東京外語大学中退の文学青年、母小イシは元新劇の女優であった。(略)後、武蔵境に越す。」(『昭和文学全集22』の年譜)。Wikiによれば武蔵境に越したのは「2歳半ほど」のとき。
7. 少し前から田山花袋の『縁』(『明治の文学 第23巻 田山花袋』)を読んでいるんだけど、なかなか進まなくて。それほど読みにくいわけじゃないんだけど、基本的に文章を読むのが遅いので。いまやっと3分の1くらい(手もとの本で残り200ページくらい)。
7.1. ほかの自伝ものは知らないけど、名前、「蒲団」では時雄・芳子だったのが『縁』では清・敏子になっていて、ちょっとアナグラムっぽいかな。ときお・よしこ→きよし・としこ。「お」がなくなって「し」が2度使われているのか。(時雄の筆名「古城」は「少女病」『田舎教師』でも使われている。)
7.2. 田山花袋『縁』(明43)。おととい読了。断続的に読んでいて、読み終わるのに日数がかかりすぎて、手前の3分2くらいの記憶がかなり薄い(泣)。敏子(モデルは岡田美知代)のお兄さん(モデルは実麿)も少し出てくる。最後のほうに出てくる新しい女弟子のお国さん(水野仙子)がちょっと気になる。
※このツイートは5月21日。
6. 「大島博光年譜(1910年―1935年)」(大島博光記念館 Oshima Hakko Museum)
http://oshimahakkou.blog44.fc2.com/blog-entry-3257.html
1928年(昭和3年)10月、S台。ランボーを訳している人なのか。
5. >RT 何で読めるんだろう? 私も読みたいな。1958年生まれらしいので、2浪目は1978年かな。
※何をリツイートしたのかわからない。
4. そうだよね、青春小説といえば、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』なんだろうけど(読めと勧めている方を見かけた)いまだに読めていない(泣)。自分のなかで読む読む詐欺、読みたい読みたい詐欺が横行中...
3. 春先はほんとカオスだな...
2. 面白くないという三浦朱門、読んで確認したくなってきた。本屋よりも図書館に行ったほうが早いかな。(何か短編とかエッセイなら読んだことがあると思うんだけど、内容の記憶がぜんぜんない。あと『犠牲』という文庫本を持っていたはずなんだけど、見つからない。いま探してみたんだけど。)
2.1. 三浦朱門「冥府山水図」読了。『昭和文学全集22』で。意外と面白かった(^_^;)。読み始めてすぐ「ゆるい?」と思ったし、グラグラやフンフンなど擬音語も気になったけど。「私」だけは画家サイドの人間ではなく、芸術度の低い文章で芸術について書かれていても別に構わないのではないか、と。
2.2. 5人も絵を描く人、描いていた人が出てくるのに(老人/或る男→白石翁→衡山居士→鄭)1人も無頼な人、破天荒な人がいないという...。設定のせいか芥川龍之介や中島敦と比べたくなるけど、「地獄変」や「山月記」と違って、エゴが行方不明? 一方の「私」(父→私→息子)は世俗的な感じだけど。
2.3. 初出は「画鬼」という題で『新思潮』1951年4月らしい。ちなみに(あまりちなんでいないけど)、三浦朱門は旧制高校に入るのに浪人はしていないけど、四修で水戸高校を受けて落ちているらしい。で、5年のとき(昭和18年)高知高校に。(中学校は東京府立二中。)
1. 小谷野敦『恋愛の超克』所収「それでも言う「惚れたが悪いか」!」(初出『ユリイカ』1998年6月号)。著者が太宰治にはまった経緯が書かれていてちょっと面白い。高校1年の秋、高1向け雑誌で小説の募集があって、応募しようと思って、「(略)その前に選考委員の本を読もうと思ったのである。
1.1. 続き)選考委員は富島健夫、三浦朱門、奥野健男の三人だった。三浦の小説は面白くなかったし、富島は結局オナニーのネタになってしまうのだが、奥野の本で当時文庫版で出ていたのは角川の『太宰治論』だけだった。まさか太宰を読まずして太宰治論も読めないので、(略)」(p.86)。
1.2. 続き)こんなふうに太宰治に入っていく人は珍しい? というか、三浦朱門が高校生にばっさり切り捨てられているw。たぶん1978年の話で(小谷野氏は1962年生まれ)、コース文学賞、翌年(1979年)からは三浦朱門に替わって安西篤子だったようだ(p.299、『富島健夫伝』)。
4月
*
18. 辻元議員って牧野氏の教え子なんだよね。1960年生まれらしいので、いま57歳か。59歳の人とは話が合いそう?
17. 憂楽帳:春の出会い - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170330/ddf/041/070/032000c
16. べっぴんさん、私は1度も観ていないけど、「蛍光時代」という書名だったらしい。よく覚えていないけど、中島京子『小さいおうち』では「窓雪時代」だったかな。確か「窓」が含まれていたような気が。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
15. 何か工事をしているみたい。ロシア文学とか文壇バー?とかはともかく。作中の現在がいつだったか覚えていないけど、1973年10月刊(単行本書き下ろし)らしい。1961年早生まれの島田雅彦は1979年にS台。最短で6年後くらいか。でも、S台生(お茶の水の)は方向的にあまり橋を渡らない?
※工事というのはJR御茶ノ水駅のこと。
14. 名作の現場:第23回 後藤明生『挟み撃ち』 案内人・島田雅彦(その2止) - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20170204/ddm/014/070/014000c?utm_source=dlvr.it
13. 後藤明生『挟み撃ち』は面白かったな。安岡章太郎『私説聊斎志異』は読んでいるんだけど、よく覚えていなくて。「僕、蒲松齢!」みたいな話だっけ?(違うような...)。
12. 「年譜」(「清岡卓行の世界」)
http://k5.dion.ne.jp/~kiyooka/chronologie.html#anchor4
1945年のところ、「...暗澹たる戦局のなかを一高後輩の原口統三、江川卓とともに渡満。」。あぁゴーゴリを訳している人か。
11. 百目鬼恭三郎って丸谷才一と同じで、高校に4年、5年で落ちて1浪して入っているらしい(参考文献は『教育読本 入学試験』所収の「運」。初出『螢雪時代』1978年5月号)。入った高校は新潟高校だろうけど、落ちたのはどこだろう? あと大学(東大)に入るのにも1年浪人しているらしい。
11.1. 丸谷才一は4年と5年で水戸高校を受けて落ちている。
10. 中野孝次。Wikipediaに「「職人の子に教育は不要」との父親の考えから旧制中学に進学できなかったが、1日14時間の猛勉強で専検に合格して旧制中学卒業資格を取得し、旧制第五高等学校(略)に入学。」とあるけど、専検ではなくて高検だったような...。卒業ではなく四修に相当するほう。
10.1. 専検=専門学校入学者検定試験、高検=高等学校高等科入学資格試験。あと、旧制中学は5年制で、大正8年からだっけかな、四修(=4年修了)で上の学校を受けられた。
9. 伊藤和夫『英文解釈教室』。初版(1977.2)から改訂版(1997.6)になったとき、鈴木長十師による「序」(推薦文)がなくなっていて、ちょっと切ない。
8. そういえば、いつの間にかよく行く本屋でも『総合英語Evergreen』(いいずな書店、2016.12)を見かけるようになった。アマゾンレビューを読むと『Forest』とほぼ同じ、などと言われているけど、まぁそうだろうね、実質的にその本の改訂版だろうから。第8版に相当?
8.1. 先々月、青木淳悟「僕ボードレール」(『群像』2月号)を読んだけど、ピンとこなかった(私に純文学は無理(泣))。人生というレールとボードレール? 高3生のYゼミエンド。書名として?『コンプリート高校総合英語』が。自分もそれだったなぁ。東京の私立高の「僕」と違って地方の県立だけど。
7. Wikipediaを見ると、山崎寿春と岡田實麿はどちらも1878年生まれで同い歳だね。岡田實麿、1907年(明治40年)から一高教授らしいけど、いつから予備校でも教え始めたんだろう? (というか、こんな内容のツイートばかりですみませんm(_ _)m。)
6. 鹿島茂『神田神保町書肆街考』(筑摩書房、2017.2)の「駿台予備校」(pp.236―44)を斜め読み。どういうこと? 昭和2年開設のS台の前身は、大正7年開設の東京高等受験講習会と言われいるけど、明治40年開校、昭和2年閉校の明治高等予備校も引き継いでいる、みたいな?
6.1. 大正7年ではなく明治40年のほうを採れば、もっと古くなるな、S台。山崎寿春が教え始めたのは明治44年かららしいけど。あと、私大の予科と予備校はやっぱり一緒に授業をしていたのか。いままではっきりと書いてある本に出会わなくて。
6.2. 東京高等受験講習会の開設。川端康成は大正6年、中学校を卒業後に上京して、明治高等予備校と日土講習会に通っていたらしいけど、そういう受験生の存在を知ったら明治高等予備校で教えている先生は、自分たちで土・日に講習会を始めたいと思うかも。収入的に?
5. 最近、田山花袋の「蒲団」を読んだのだけど、文学史の知識がなくて、謎の言葉がたくさん。「平面描写」とか「客観描写」とか、「新体詩」とか「自然主義」とか「ゾライズム」とか、「花袋せんべい」とか「田舎教師最中」とか。
5.1. 「...勤めている雑誌社は、神田の錦町で、青年社という、正則英語学校のすぐ次の通りで、街道に面したガラス戸の前には、新刊の書籍の看板が五つ六つも並べられてあって、戸を開あけて中に入ると、雑誌書籍のらちもなく取り散らされた室の帳場には社主のむずかしい顔が...」田山花袋「少女病」
5.2. 「総領の兄は英国へ洋行して、帰朝後は某官立学校の教授となっている。」/「「兄さんも御達者?」/「うむ、あれもこの頃は少し落附いている。」」ー田山花袋「蒲団」(明40)。女弟子のモデルの岡田美知代には兄が2人いたらしい。上のお兄さんが岡田実麿。当時はまだ東京(一高)ではなく神戸に。
4. 野坂昭如。Wikipediaには次のように書かれている。「17歳の時、下宿先の親戚の家で窃盗を働いて多摩少年院東京出張所に送致されるが、実父が保証人となり釈放され、旧制新潟高校に編入。なお、高校の上級生に丸谷才一がいた。/旧制高校在学中に学制改革が起き、(続く
4.1. 続き)1949年に新制新潟大学に入学するも3日で退学。(略)上京し果物屋でアルバイトをするが、1950年、シャンソン歌手を志して早稲田大学第一文学部仏文科に入学。」。「編入」というのはどういうことだろう? あと、入学時にはもう丸谷才一は卒業している?
4.2. 1947年、中学4年(四修)で三高を受けて不合格。少年院に入ったりして(中学校は卒業していない)翌1948年、最後の旧制高校の入試で(合格できても1年しかいられない)新潟高校に入学。1949年、新潟大学入学。...旧制新潟高校も新制新潟大学もちゃんと受験して受かっているのでは?
4.3. 丸谷才一。Wikipediaを見ると、新潟高校に1944年入学、1947年3月卒業。あと「(略)上京して東京の城北予備校に1年間通学(1943年4月から1944年春)。予備校時代に作家の安岡章太郎と知り合う。」とあるけど、本当に浪人中に安岡章太郎(大学予科生?)と知り合っている?
4.4. 「編入」という言葉がやっぱり気になる。1947年か1948年にもしどこかの学校に入っていれば1948年に「編入」でもおかしくないかな...。あと、1950年(たぶん)には東大も受けているらしい。「阿部 野坂さんは、大学は早稲田だけ受けられたのですか?/野坂 いや、(続く
4.5. 東大、慶応、早稲田を受けたんです。東大では英語の試験で(略)。(略)一方的に試験を放棄して、井の頭公園に行ってボートをこいでたんです(笑い)。慶応と早稲田は受かったのですが、(略)結局早稲田に(略)。」ー阿部牧郎との対談「ぼくたちの受験生時代」(初出『螢雪時代』1978.4)。
3. 「カフカと『聊斎志異』」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1399870123 #知恵袋
2.
また見付かつた。
何がだ? 永遠。
去(い)つてしまつた海のことさあ
太陽もろとも去(い)つてしまつた。
ーランボオ「永遠」(中原中也訳)
http://aozora.gr.jp/cards/001296/card47296.html
1. 原口統三『二十歳のエチュード』。「一高入学後は上級生である清岡卓行のほか、橋本一明、中村稔と親交を結び、ランボーに傾倒する。」(Wikipediaの「原口統三」)。遺稿集って著作権どうなってるのかな? 青空文庫で読める。
http://aozora.gr.jp/index_pages/person740.html
1.1. 原口統三は浪人していない。1944年、卒業の年に大連一中から一高に(四修ではどうしたんだろう?)。中村稔も同じ年、府立五中から一高へ(前年、四修では落ちている)。橋本一明(『二十歳のエチュード』の登場人物というか)は高崎中学から一応1浪になるかな、1945年一高に(四修では?)。
1.2. 橋本一明。吉永哲郎『六月の風・十七歳の文学誌』(至誠社、2006)という本には「昭和19年当時、戦争の敗色濃い情勢下で、学籍のない者は中学校を卒業すると同時に軍か軍需工場へ進むしか道がなかった。橋本は第一高等学校受験に失敗したが、学籍を得るために(続く
1.3. 続き)慈恵医科大学予科に入学し、翌年、徴兵猶予の適用は理科学生のみであったので、第一高等学校理科乙類に入学した。しかし、(略)」と書かれている(p.197)。翌年(終戦の年)の10月、文科丙類に転学。...という感じ。浪人しているといえば浪人しているかな。
1.4. あ、違う。翌年ではなくて入学したその年。(昭和20年だから終戦の年というのは大丈夫。)
3月
*
11. 関係ないけど、最近良くも悪くも(悪くも悪くも?)話題の金田法務大臣。Wikipediaによれば1949年秋田県生まれで、大学は「東京大学を受験するが不合格となり、浪人中の1968年に東大入試の中止が決定されたため、一橋大学経済学部に入学」したらしい。
10. https://54487.diarynote.jp/201006240949426258/
9. Wikipediaによれば、山本氏は1966年生まれ。千野氏は1965年生まれ。1つ違い。というか、全世代なのかもしれないけど。
※何の話かわからない(何かリツイートしているかも)。山本幸久『失恋延長戦』?
8. 三浦朱門の両親が少し気になる。朱門は大正15年1月生まれ。「東京府下豊多摩郡東中野で生まれる。父三浦逸雄は東京外語大学中退の文学青年、母小イシは元新劇の女優であった。(略)後、武蔵境に越す。」(『昭和文学全集22』の年譜)。Wikiによれば武蔵境に越したのは「2歳半ほど」のとき。
7. 少し前から田山花袋の『縁』(『明治の文学 第23巻 田山花袋』)を読んでいるんだけど、なかなか進まなくて。それほど読みにくいわけじゃないんだけど、基本的に文章を読むのが遅いので。いまやっと3分の1くらい(手もとの本で残り200ページくらい)。
7.1. ほかの自伝ものは知らないけど、名前、「蒲団」では時雄・芳子だったのが『縁』では清・敏子になっていて、ちょっとアナグラムっぽいかな。ときお・よしこ→きよし・としこ。「お」がなくなって「し」が2度使われているのか。(時雄の筆名「古城」は「少女病」『田舎教師』でも使われている。)
7.2. 田山花袋『縁』(明43)。おととい読了。断続的に読んでいて、読み終わるのに日数がかかりすぎて、手前の3分2くらいの記憶がかなり薄い(泣)。敏子(モデルは岡田美知代)のお兄さん(モデルは実麿)も少し出てくる。最後のほうに出てくる新しい女弟子のお国さん(水野仙子)がちょっと気になる。
※このツイートは5月21日。
6. 「大島博光年譜(1910年―1935年)」(大島博光記念館 Oshima Hakko Museum)
http://oshimahakkou.blog44.fc2.com/blog-entry-3257.html
1928年(昭和3年)10月、S台。ランボーを訳している人なのか。
5. >RT 何で読めるんだろう? 私も読みたいな。1958年生まれらしいので、2浪目は1978年かな。
※何をリツイートしたのかわからない。
4. そうだよね、青春小説といえば、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』なんだろうけど(読めと勧めている方を見かけた)いまだに読めていない(泣)。自分のなかで読む読む詐欺、読みたい読みたい詐欺が横行中...
3. 春先はほんとカオスだな...
2. 面白くないという三浦朱門、読んで確認したくなってきた。本屋よりも図書館に行ったほうが早いかな。(何か短編とかエッセイなら読んだことがあると思うんだけど、内容の記憶がぜんぜんない。あと『犠牲』という文庫本を持っていたはずなんだけど、見つからない。いま探してみたんだけど。)
2.1. 三浦朱門「冥府山水図」読了。『昭和文学全集22』で。意外と面白かった(^_^;)。読み始めてすぐ「ゆるい?」と思ったし、グラグラやフンフンなど擬音語も気になったけど。「私」だけは画家サイドの人間ではなく、芸術度の低い文章で芸術について書かれていても別に構わないのではないか、と。
2.2. 5人も絵を描く人、描いていた人が出てくるのに(老人/或る男→白石翁→衡山居士→鄭)1人も無頼な人、破天荒な人がいないという...。設定のせいか芥川龍之介や中島敦と比べたくなるけど、「地獄変」や「山月記」と違って、エゴが行方不明? 一方の「私」(父→私→息子)は世俗的な感じだけど。
2.3. 初出は「画鬼」という題で『新思潮』1951年4月らしい。ちなみに(あまりちなんでいないけど)、三浦朱門は旧制高校に入るのに浪人はしていないけど、四修で水戸高校を受けて落ちているらしい。で、5年のとき(昭和18年)高知高校に。(中学校は東京府立二中。)
1. 小谷野敦『恋愛の超克』所収「それでも言う「惚れたが悪いか」!」(初出『ユリイカ』1998年6月号)。著者が太宰治にはまった経緯が書かれていてちょっと面白い。高校1年の秋、高1向け雑誌で小説の募集があって、応募しようと思って、「(略)その前に選考委員の本を読もうと思ったのである。
1.1. 続き)選考委員は富島健夫、三浦朱門、奥野健男の三人だった。三浦の小説は面白くなかったし、富島は結局オナニーのネタになってしまうのだが、奥野の本で当時文庫版で出ていたのは角川の『太宰治論』だけだった。まさか太宰を読まずして太宰治論も読めないので、(略)」(p.86)。
1.2. 続き)こんなふうに太宰治に入っていく人は珍しい? というか、三浦朱門が高校生にばっさり切り捨てられているw。たぶん1978年の話で(小谷野氏は1962年生まれ)、コース文学賞、翌年(1979年)からは三浦朱門に替わって安西篤子だったようだ(p.299、『富島健夫伝』)。
4月
*
18. 辻元議員って牧野氏の教え子なんだよね。1960年生まれらしいので、いま57歳か。59歳の人とは話が合いそう?
17. 憂楽帳:春の出会い - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170330/ddf/041/070/032000c
16. べっぴんさん、私は1度も観ていないけど、「蛍光時代」という書名だったらしい。よく覚えていないけど、中島京子『小さいおうち』では「窓雪時代」だったかな。確か「窓」が含まれていたような気が。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
15. 何か工事をしているみたい。ロシア文学とか文壇バー?とかはともかく。作中の現在がいつだったか覚えていないけど、1973年10月刊(単行本書き下ろし)らしい。1961年早生まれの島田雅彦は1979年にS台。最短で6年後くらいか。でも、S台生(お茶の水の)は方向的にあまり橋を渡らない?
※工事というのはJR御茶ノ水駅のこと。
14. 名作の現場:第23回 後藤明生『挟み撃ち』 案内人・島田雅彦(その2止) - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20170204/ddm/014/070/014000c?utm_source=dlvr.it
13. 後藤明生『挟み撃ち』は面白かったな。安岡章太郎『私説聊斎志異』は読んでいるんだけど、よく覚えていなくて。「僕、蒲松齢!」みたいな話だっけ?(違うような...)。
12. 「年譜」(「清岡卓行の世界」)
http://k5.dion.ne.jp/~kiyooka/chronologie.html#anchor4
1945年のところ、「...暗澹たる戦局のなかを一高後輩の原口統三、江川卓とともに渡満。」。あぁゴーゴリを訳している人か。
11. 百目鬼恭三郎って丸谷才一と同じで、高校に4年、5年で落ちて1浪して入っているらしい(参考文献は『教育読本 入学試験』所収の「運」。初出『螢雪時代』1978年5月号)。入った高校は新潟高校だろうけど、落ちたのはどこだろう? あと大学(東大)に入るのにも1年浪人しているらしい。
11.1. 丸谷才一は4年と5年で水戸高校を受けて落ちている。
10. 中野孝次。Wikipediaに「「職人の子に教育は不要」との父親の考えから旧制中学に進学できなかったが、1日14時間の猛勉強で専検に合格して旧制中学卒業資格を取得し、旧制第五高等学校(略)に入学。」とあるけど、専検ではなくて高検だったような...。卒業ではなく四修に相当するほう。
10.1. 専検=専門学校入学者検定試験、高検=高等学校高等科入学資格試験。あと、旧制中学は5年制で、大正8年からだっけかな、四修(=4年修了)で上の学校を受けられた。
9. 伊藤和夫『英文解釈教室』。初版(1977.2)から改訂版(1997.6)になったとき、鈴木長十師による「序」(推薦文)がなくなっていて、ちょっと切ない。
8. そういえば、いつの間にかよく行く本屋でも『総合英語Evergreen』(いいずな書店、2016.12)を見かけるようになった。アマゾンレビューを読むと『Forest』とほぼ同じ、などと言われているけど、まぁそうだろうね、実質的にその本の改訂版だろうから。第8版に相当?
8.1. 先々月、青木淳悟「僕ボードレール」(『群像』2月号)を読んだけど、ピンとこなかった(私に純文学は無理(泣))。人生というレールとボードレール? 高3生のYゼミエンド。書名として?『コンプリート高校総合英語』が。自分もそれだったなぁ。東京の私立高の「僕」と違って地方の県立だけど。
7. Wikipediaを見ると、山崎寿春と岡田實麿はどちらも1878年生まれで同い歳だね。岡田實麿、1907年(明治40年)から一高教授らしいけど、いつから予備校でも教え始めたんだろう? (というか、こんな内容のツイートばかりですみませんm(_ _)m。)
6. 鹿島茂『神田神保町書肆街考』(筑摩書房、2017.2)の「駿台予備校」(pp.236―44)を斜め読み。どういうこと? 昭和2年開設のS台の前身は、大正7年開設の東京高等受験講習会と言われいるけど、明治40年開校、昭和2年閉校の明治高等予備校も引き継いでいる、みたいな?
6.1. 大正7年ではなく明治40年のほうを採れば、もっと古くなるな、S台。山崎寿春が教え始めたのは明治44年かららしいけど。あと、私大の予科と予備校はやっぱり一緒に授業をしていたのか。いままではっきりと書いてある本に出会わなくて。
6.2. 東京高等受験講習会の開設。川端康成は大正6年、中学校を卒業後に上京して、明治高等予備校と日土講習会に通っていたらしいけど、そういう受験生の存在を知ったら明治高等予備校で教えている先生は、自分たちで土・日に講習会を始めたいと思うかも。収入的に?
5. 最近、田山花袋の「蒲団」を読んだのだけど、文学史の知識がなくて、謎の言葉がたくさん。「平面描写」とか「客観描写」とか、「新体詩」とか「自然主義」とか「ゾライズム」とか、「花袋せんべい」とか「田舎教師最中」とか。
5.1. 「...勤めている雑誌社は、神田の錦町で、青年社という、正則英語学校のすぐ次の通りで、街道に面したガラス戸の前には、新刊の書籍の看板が五つ六つも並べられてあって、戸を開あけて中に入ると、雑誌書籍のらちもなく取り散らされた室の帳場には社主のむずかしい顔が...」田山花袋「少女病」
5.2. 「総領の兄は英国へ洋行して、帰朝後は某官立学校の教授となっている。」/「「兄さんも御達者?」/「うむ、あれもこの頃は少し落附いている。」」ー田山花袋「蒲団」(明40)。女弟子のモデルの岡田美知代には兄が2人いたらしい。上のお兄さんが岡田実麿。当時はまだ東京(一高)ではなく神戸に。
4. 野坂昭如。Wikipediaには次のように書かれている。「17歳の時、下宿先の親戚の家で窃盗を働いて多摩少年院東京出張所に送致されるが、実父が保証人となり釈放され、旧制新潟高校に編入。なお、高校の上級生に丸谷才一がいた。/旧制高校在学中に学制改革が起き、(続く
4.1. 続き)1949年に新制新潟大学に入学するも3日で退学。(略)上京し果物屋でアルバイトをするが、1950年、シャンソン歌手を志して早稲田大学第一文学部仏文科に入学。」。「編入」というのはどういうことだろう? あと、入学時にはもう丸谷才一は卒業している?
4.2. 1947年、中学4年(四修)で三高を受けて不合格。少年院に入ったりして(中学校は卒業していない)翌1948年、最後の旧制高校の入試で(合格できても1年しかいられない)新潟高校に入学。1949年、新潟大学入学。...旧制新潟高校も新制新潟大学もちゃんと受験して受かっているのでは?
4.3. 丸谷才一。Wikipediaを見ると、新潟高校に1944年入学、1947年3月卒業。あと「(略)上京して東京の城北予備校に1年間通学(1943年4月から1944年春)。予備校時代に作家の安岡章太郎と知り合う。」とあるけど、本当に浪人中に安岡章太郎(大学予科生?)と知り合っている?
4.4. 「編入」という言葉がやっぱり気になる。1947年か1948年にもしどこかの学校に入っていれば1948年に「編入」でもおかしくないかな...。あと、1950年(たぶん)には東大も受けているらしい。「阿部 野坂さんは、大学は早稲田だけ受けられたのですか?/野坂 いや、(続く
4.5. 東大、慶応、早稲田を受けたんです。東大では英語の試験で(略)。(略)一方的に試験を放棄して、井の頭公園に行ってボートをこいでたんです(笑い)。慶応と早稲田は受かったのですが、(略)結局早稲田に(略)。」ー阿部牧郎との対談「ぼくたちの受験生時代」(初出『螢雪時代』1978.4)。
3. 「カフカと『聊斎志異』」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1399870123 #知恵袋
2.
また見付かつた。
何がだ? 永遠。
去(い)つてしまつた海のことさあ
太陽もろとも去(い)つてしまつた。
ーランボオ「永遠」(中原中也訳)
http://aozora.gr.jp/cards/001296/card47296.html
1. 原口統三『二十歳のエチュード』。「一高入学後は上級生である清岡卓行のほか、橋本一明、中村稔と親交を結び、ランボーに傾倒する。」(Wikipediaの「原口統三」)。遺稿集って著作権どうなってるのかな? 青空文庫で読める。
http://aozora.gr.jp/index_pages/person740.html
1.1. 原口統三は浪人していない。1944年、卒業の年に大連一中から一高に(四修ではどうしたんだろう?)。中村稔も同じ年、府立五中から一高へ(前年、四修では落ちている)。橋本一明(『二十歳のエチュード』の登場人物というか)は高崎中学から一応1浪になるかな、1945年一高に(四修では?)。
1.2. 橋本一明。吉永哲郎『六月の風・十七歳の文学誌』(至誠社、2006)という本には「昭和19年当時、戦争の敗色濃い情勢下で、学籍のない者は中学校を卒業すると同時に軍か軍需工場へ進むしか道がなかった。橋本は第一高等学校受験に失敗したが、学籍を得るために(続く
1.3. 続き)慈恵医科大学予科に入学し、翌年、徴兵猶予の適用は理科学生のみであったので、第一高等学校理科乙類に入学した。しかし、(略)」と書かれている(p.197)。翌年(終戦の年)の10月、文科丙類に転学。...という感じ。浪人しているといえば浪人しているかな。
1.4. あ、違う。翌年ではなくて入学したその年。(昭和20年だから終戦の年というのは大丈夫。)
3月
2017年5–6月。
2021年9月11日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
16. 以前、篠原一『ゴージャス』(角川書店、1998.12)という高校生が主人公の小説を読んだことがある。作者は1976年生まれ。豊田議員の2学年下?
https://amazon.co.jp/dp/4048731394/
15. 1974年生まれ。まだ42歳か。>RT
※リツイートしたのは豊田真由子議員(当時)の件の何かかな。
14. 「浪人生主人公の小説を最も多く書いている作家は睦月影郎」説。
13. ライトノベルに浪人生はあまり出てこないけど(今後どうなるかわからないけど)官能小説にはけっこう出てくる。「けっこう」どころか、フランス書院文庫では主人公の職業トップ10に浪人生が入っているらしいし。
12. Yゼミは今年、創立60周年らしいけど、今年は2017年なので、60年前は1957年(昭和32年)か。予備校が急増する昭和30年前後だよね(やや後発?)。その年に通っていた有名人は誰かいるかな? 『何でも見てやろう』小田実っていつから教えていたんだろう?(丸谷才一の紹介だっけ?)。
11. >RT 「英語の塾講師の資格を持つ後輩」そんな資格があるんだ、知らなかった。
※何をリツイートしたんだろう?
10. 『踊る~』7年前の織田裕二と深津絵里の出会いは予備校生とフリーター! 浪人でもバブリーなのは時代のせい?~1990年『予備校ブギ』より/懐かし番組表
https://pablo.click/tv/column/44720/
9. 「誰もがそうするように、私は水道橋にある研数学館という予備校に通いはじめた。...毎日、予備校の授業を受けている時間と、御茶ノ水の〈ジロー〉という喫茶店にいる時間とがだいたい同じくらいで、...」ー久世光彦「去年の雪いまいずこ」(『怖い絵』)。エッセイなのか小説なのか...。
9.1. すぐに思い出せなかったけど、昭和29年(1954年)で「御茶ノ水の予備校」といえば久世光彦(2浪して東大)がいる。小林竜雄著『久世光彦vs.向田邦子』(朝日新書、2009.2)にこんな箇所が。「そう考えると予備校生たちの青春を描く「春一番が吹くまで」を作りたかった理由も(続く)
9.2. (続き)分かってくる。/大江の方は愛媛県から上京して一浪で入学していた。現役で入った久世の遠縁の志甫溥(後のTBS会長)と大江が親しかったので久世も浪人時代に誘われてよく一緒に遊んだ。」(97頁)。もう少し前後も引用したかったけど、引用多すぎ(泣)。浪人生と遊ぶ大学生の健三郎。
9.3. 大江健三郎は1935年1月31日生まれで、久世光彦は同年4月19日生まれらしいので、学年は1つ違うけど、歳は3ヶ月弱しか違わないのか...。一浪と現役で同じ年(1954年)に東大も受験しているし。
9.4. 「春一番が吹くまで」。手許にある同名の文庫の後ろには「高校3年夏の忘れがたい出逢いと愛と別れをさざ波のきらめきのように描き、日本のラディゲと江藤淳氏を驚嘆させた、著者19歳のデビュー作。キャンディーズ世代から生れながら、時代を超えた青春の永遠性を見事に結実させたロングセラー」と。
9.5. 作者の川西蘭は1960年2月生、広島県出身。1978年4月、早大入学。上京したのは何月何日? キャンディーズの解散コンサート(後楽園球場)は4月4日。著者ノート(『春一番が吹くまで』)によれば、その年に書いて文藝賞に応募して、選にはもれて(10月)、半年近く書き直して雑誌掲載に。
9.6. 「春一番が吹くまで」(初出は『文藝』1979年4月?)。主人公は17歳、上京して予備校の夏期講習に。近くの駅は「O駅」だし、最後は橋の上でヒロインと別れているし。“G”という喫茶店(Jではないけど)も出てくるし、...場所的にもドラマにしたくなっちゃう?
9.7. https://www.giraud.co.jp/company/history.html
これでいいのかな? ジローはGIRAUDらしい。1955年に神保町で開店して、1957年にJR(国電?)お茶の水の駅前に移転。1954年(昭和29年)にはまだないのか...。なんか話が合わないな...
9.8. 奥田英朗『東京物語』(集英社、2001.10のち文庫)に「春本番」という1編がある(初出『小説すばる』2000年4月号らしい)。自分、10年前に読んでいるみたいだけど、上京した日の話でいいんだっけ? 1978年4月4日。高校卒業後、東京の予備校に通うことに。代々木にある予備校。
8. 伊藤和夫著『英文解釈教室』(研究社)。初版の奥付を見ると、発行日は1977年2月5日になっている。2月か。
7. ↓1954年(昭和29年)とその4年前の1950年ではぜんぜん違うと思うけど(この時期の1年の違いは大きそう)、でも1950年の受験雑誌の広告にはこんなのが。ちょっと見づらいけど、左がS台で、右が正修です。(そういえば、『螢雪時代』のO社は違うけど、K社は駿河台にあるね。)
※何をリツイートしたのかわからない。
6. 車谷長吉『鹽壺の匙』(新潮社、1992.10のち文庫)の表題作を読んだ。初出は『新潮』1992年3月号らしい。「私」が小学校3年生のとき、兄のような(?)叔父さんの話で、「宏之はその年の三月、大阪大学工学部の入学試験を受けたが、落第し、二期校の横浜国立大学には受かったが、(続く)
6.1. (続き)これを蹴って、神田駿河台の予備校に通い始めた。中野桃園町というところに下宿しているのだと聞いた。」(p.256、単行本版)。「私(わたくし)」と同じで叔父さん、東京で何が? と思ってしまったけど。昭和29年(1954年)なので、大江健三郎が正修英語学校に通っていた翌年か。
6.2. 竹内洋著『日本の近代 12 学歴貴族の栄光と挫折』(中央公論新社、1999.4)の後ろのほう、関係年表の1953年(昭和28年)のところに「ーー大学受験の予備校・講習会など急増。東京の予備校はこの年前後で十数校増加、駿台予備校の競争率約10倍」とある(p.366)。
6.3. これ文庫版も出てるけど(講談社学術文庫、2011.2)年表、付いているかな? 当時(昭和30年前後)神田駿河台にあったのはS台、正修のほかに千代田予備校? 細かい予備校がほかにもありそう。研数学館の場所は駿河台には入らない?
5. そういえば、三木卓の自伝的な小説『裸足と貝殻』『柴笛と地図』の続きはないんだよね。高校生編まで。うろ覚えだけど、作者が雑誌(『すばる』?)でインタビューに答えて、続きは書かないと言っていたと思う。
4. 以前にも同じことをつぶやいているかもしれないけど、池田満寿夫「テーブルの下の婚礼」という小説。収録本の『エーゲ海に捧ぐ』は持っているけど、主人公は浪人生のようなそうではないような...。気が向いたらちゃんと読んでみよう(^_^;)。(初出は『野性時代』1977年3月らしい。)
3. そういえば、Googleブックスを検索すると、上総英郎著『内なる軌跡 7人の作家達』(朝文社、1990.9)という本が出てきて。森内俊雄「彼のうちなる〈彼〉の時」という小説(『幼き者は驢馬に乗って』所収)は、主人公が上京浪人生らしい。(地元の図書館になくて確認が後回しに。)
2. 2日くらい前にリツイートした、毎日新聞の76歳の方による投稿。58年前といえば、今年2017年だから1959年(昭和34年)くらいか...。浪人中の日記、処分しなくてもいいのになぁ、とか思ってしまった。
1. いつだったかGoogleブックスを検索していたら出てきた、内海隆一郎『遅咲きの梅』という小説(筑摩書房、1998.12)。昭和30年代半ばの大塚で、よくわからないけど、予備校生も少し出てくるっぽい。今度、図書館(地元の)に行ったら確認しておこう。
1.1. 途中で大塚からは引っ越している。
6月
*
11. この前(だいぶ前かな)三浦朱門の本を求めて古本屋に探しに行ったとき、『筑摩現代文学大系 86 開高健・大江健三郎集』が売っていて買ってしまった。開高健『青い月曜日』と大江健三郎「偽証の時」が読みたくて。開高健は小野圭(小野圭次郎)の参考書を使っていたみたいだよね。
※あとで集英社文庫の『青い月曜日』(2018.11)
購入。積ん読状態だけど。
11.1. 國弘正雄って1冊も読んだことがないけど、この前、澤井康佑著『一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法』(講談社+α新書、2017.3)を読んでいたら3回くらい引用されていて。音読に英語のリーダーだけでなく小野圭の参考書も使っていたらしい。1930年生まれ。開高健と同じ。
11.2. 別の引用によれば「英作文は英借文なり」は伊地知純正(1884–1964、宮沢喜一の岳父)の言葉らしい。知らなかった。死後50年でおととし著作権は切れているようだけど、それ以前から英語教師、みんな勝手に使っているイメージが...。「英作文は英借文」という和借文?
10. そういえば以前、大江健三郎の『キルプの軍団』を読むと言ってしまったことがあるけど、いまだに読んでいない。#読む読む詐欺
9. 映画『その人は遠く』(1963)に浪人生が出てくるらしいけど、原作の藤原審爾「遠い人」には出てこない? 図書館にその収録本『罪な女 藤原審爾作品集5』(森脇文庫、1958)があったので、ぱらぱらと見てみたんだけど、いまいちよくわからず。大学受験生のようだけど。(旧制大学?)
9.1. この本には初出が書かれていない。ネットで検索すると、『オール読物』(何年何月?)と『小説新潮』1956年7月号の2つが出てくるけど、初出はたぶん後者。前者には本当に載っているのかな?(直木賞受賞作ではないし...)。
8. 落ちのない私語りですが、昨日午前中久しぶりに図書館に寄って、そのあと(久しぶりではなく)コンビニにも寄って。レジでくじを引いて、炭酸飲料をもらった(当たった)のだけど、去年の8月にちょっと体調が悪くしてから、なぜか甘い炭酸を飲まなくなっていて...。でも、まぁ少しずつ飲もうかな。
※もらった場合以外、いまだに(2021年9月現在)甘い炭酸飲料は飲んでいない。そういえばこの前ペットボトルのカフェラテを飲んでしまって、意味ないなと思った。糖分的に。
7. >RT この人、1958年生まれ。「しかし、私たちの世代には「大学受験戦争」という関門があったことを忘れてはなりません。/当時の大学受験は一種の社会現象となっており、大学受験を素材にした小説や漫画がたくさん出ていました。(略)」。「たくさん」って具体的に何?
※これについてかな。
「大学受験戦争がなくなった今、中学受験の勉強は有益/荘司雅彦 2017.05.17 06:00」
https://agora-web.jp/archives/2026082.html
6. そういえば、内容をほとんど覚えていないけど、村上桃子『恋するマドリ もうひとつの物語たち』 (リンダブックス、2007.8)という短編集、読んだことがある。映画の関連本っぽい。表紙がガッキー。「引越しと恋」がテーマらしい。
https://amazon.co.jp/dp/4803001235/
5. 未読だけど、宇能鴻一郎『淫好夫人』(グリーンアロー・ノベルス、1988.12)という小説には予備校生が出てくるっぽい。
https://amazon.co.jp/dp/4766311973/
4. そういえば、伊井直行著『会社員とは何者か? 会社員小説をめぐって』(講談社、2012.4)。文庫化されないのかな? 面白かったのに。講談社文芸文庫とかではなくて普通の文庫で出してほしいな。
3. 氏田雄介著『あたりまえポエム 君の前で息を止めると呼吸ができなくなってしまうよ』(講談社、2017.4)購入。読んでみた。ヨギ・ベラっぽいの(「試合は終わるまで終わらない」とか)があるかな。主人公たちは予備校で出会っているらしいんだけど、現役受験生か浪人生かわからなかった。
2. 「電子書籍発売のお知らせ+学生さんはつらいよ」(雑記帖としま)
http://fengdao.exblog.jp/26816579/
※無くなっている。
1. >RT 『学生週報』(旺文社)という雑誌があったのか。ちょっと気になる。
※何をリツイートしたのかわからない。
5月
*
16. 以前、篠原一『ゴージャス』(角川書店、1998.12)という高校生が主人公の小説を読んだことがある。作者は1976年生まれ。豊田議員の2学年下?
https://amazon.co.jp/dp/4048731394/
15. 1974年生まれ。まだ42歳か。>RT
※リツイートしたのは豊田真由子議員(当時)の件の何かかな。
14. 「浪人生主人公の小説を最も多く書いている作家は睦月影郎」説。
13. ライトノベルに浪人生はあまり出てこないけど(今後どうなるかわからないけど)官能小説にはけっこう出てくる。「けっこう」どころか、フランス書院文庫では主人公の職業トップ10に浪人生が入っているらしいし。
12. Yゼミは今年、創立60周年らしいけど、今年は2017年なので、60年前は1957年(昭和32年)か。予備校が急増する昭和30年前後だよね(やや後発?)。その年に通っていた有名人は誰かいるかな? 『何でも見てやろう』小田実っていつから教えていたんだろう?(丸谷才一の紹介だっけ?)。
11. >RT 「英語の塾講師の資格を持つ後輩」そんな資格があるんだ、知らなかった。
※何をリツイートしたんだろう?
10. 『踊る~』7年前の織田裕二と深津絵里の出会いは予備校生とフリーター! 浪人でもバブリーなのは時代のせい?~1990年『予備校ブギ』より/懐かし番組表
https://pablo.click/tv/column/44720/
9. 「誰もがそうするように、私は水道橋にある研数学館という予備校に通いはじめた。...毎日、予備校の授業を受けている時間と、御茶ノ水の〈ジロー〉という喫茶店にいる時間とがだいたい同じくらいで、...」ー久世光彦「去年の雪いまいずこ」(『怖い絵』)。エッセイなのか小説なのか...。
9.1. すぐに思い出せなかったけど、昭和29年(1954年)で「御茶ノ水の予備校」といえば久世光彦(2浪して東大)がいる。小林竜雄著『久世光彦vs.向田邦子』(朝日新書、2009.2)にこんな箇所が。「そう考えると予備校生たちの青春を描く「春一番が吹くまで」を作りたかった理由も(続く)
9.2. (続き)分かってくる。/大江の方は愛媛県から上京して一浪で入学していた。現役で入った久世の遠縁の志甫溥(後のTBS会長)と大江が親しかったので久世も浪人時代に誘われてよく一緒に遊んだ。」(97頁)。もう少し前後も引用したかったけど、引用多すぎ(泣)。浪人生と遊ぶ大学生の健三郎。
9.3. 大江健三郎は1935年1月31日生まれで、久世光彦は同年4月19日生まれらしいので、学年は1つ違うけど、歳は3ヶ月弱しか違わないのか...。一浪と現役で同じ年(1954年)に東大も受験しているし。
9.4. 「春一番が吹くまで」。手許にある同名の文庫の後ろには「高校3年夏の忘れがたい出逢いと愛と別れをさざ波のきらめきのように描き、日本のラディゲと江藤淳氏を驚嘆させた、著者19歳のデビュー作。キャンディーズ世代から生れながら、時代を超えた青春の永遠性を見事に結実させたロングセラー」と。
9.5. 作者の川西蘭は1960年2月生、広島県出身。1978年4月、早大入学。上京したのは何月何日? キャンディーズの解散コンサート(後楽園球場)は4月4日。著者ノート(『春一番が吹くまで』)によれば、その年に書いて文藝賞に応募して、選にはもれて(10月)、半年近く書き直して雑誌掲載に。
9.6. 「春一番が吹くまで」(初出は『文藝』1979年4月?)。主人公は17歳、上京して予備校の夏期講習に。近くの駅は「O駅」だし、最後は橋の上でヒロインと別れているし。“G”という喫茶店(Jではないけど)も出てくるし、...場所的にもドラマにしたくなっちゃう?
9.7. https://www.giraud.co.jp/company/history.html
これでいいのかな? ジローはGIRAUDらしい。1955年に神保町で開店して、1957年にJR(国電?)お茶の水の駅前に移転。1954年(昭和29年)にはまだないのか...。なんか話が合わないな...
9.8. 奥田英朗『東京物語』(集英社、2001.10のち文庫)に「春本番」という1編がある(初出『小説すばる』2000年4月号らしい)。自分、10年前に読んでいるみたいだけど、上京した日の話でいいんだっけ? 1978年4月4日。高校卒業後、東京の予備校に通うことに。代々木にある予備校。
8. 伊藤和夫著『英文解釈教室』(研究社)。初版の奥付を見ると、発行日は1977年2月5日になっている。2月か。
7. ↓1954年(昭和29年)とその4年前の1950年ではぜんぜん違うと思うけど(この時期の1年の違いは大きそう)、でも1950年の受験雑誌の広告にはこんなのが。ちょっと見づらいけど、左がS台で、右が正修です。(そういえば、『螢雪時代』のO社は違うけど、K社は駿河台にあるね。)
※何をリツイートしたのかわからない。
6. 車谷長吉『鹽壺の匙』(新潮社、1992.10のち文庫)の表題作を読んだ。初出は『新潮』1992年3月号らしい。「私」が小学校3年生のとき、兄のような(?)叔父さんの話で、「宏之はその年の三月、大阪大学工学部の入学試験を受けたが、落第し、二期校の横浜国立大学には受かったが、(続く)
6.1. (続き)これを蹴って、神田駿河台の予備校に通い始めた。中野桃園町というところに下宿しているのだと聞いた。」(p.256、単行本版)。「私(わたくし)」と同じで叔父さん、東京で何が? と思ってしまったけど。昭和29年(1954年)なので、大江健三郎が正修英語学校に通っていた翌年か。
6.2. 竹内洋著『日本の近代 12 学歴貴族の栄光と挫折』(中央公論新社、1999.4)の後ろのほう、関係年表の1953年(昭和28年)のところに「ーー大学受験の予備校・講習会など急増。東京の予備校はこの年前後で十数校増加、駿台予備校の競争率約10倍」とある(p.366)。
6.3. これ文庫版も出てるけど(講談社学術文庫、2011.2)年表、付いているかな? 当時(昭和30年前後)神田駿河台にあったのはS台、正修のほかに千代田予備校? 細かい予備校がほかにもありそう。研数学館の場所は駿河台には入らない?
5. そういえば、三木卓の自伝的な小説『裸足と貝殻』『柴笛と地図』の続きはないんだよね。高校生編まで。うろ覚えだけど、作者が雑誌(『すばる』?)でインタビューに答えて、続きは書かないと言っていたと思う。
4. 以前にも同じことをつぶやいているかもしれないけど、池田満寿夫「テーブルの下の婚礼」という小説。収録本の『エーゲ海に捧ぐ』は持っているけど、主人公は浪人生のようなそうではないような...。気が向いたらちゃんと読んでみよう(^_^;)。(初出は『野性時代』1977年3月らしい。)
3. そういえば、Googleブックスを検索すると、上総英郎著『内なる軌跡 7人の作家達』(朝文社、1990.9)という本が出てきて。森内俊雄「彼のうちなる〈彼〉の時」という小説(『幼き者は驢馬に乗って』所収)は、主人公が上京浪人生らしい。(地元の図書館になくて確認が後回しに。)
2. 2日くらい前にリツイートした、毎日新聞の76歳の方による投稿。58年前といえば、今年2017年だから1959年(昭和34年)くらいか...。浪人中の日記、処分しなくてもいいのになぁ、とか思ってしまった。
1. いつだったかGoogleブックスを検索していたら出てきた、内海隆一郎『遅咲きの梅』という小説(筑摩書房、1998.12)。昭和30年代半ばの大塚で、よくわからないけど、予備校生も少し出てくるっぽい。今度、図書館(地元の)に行ったら確認しておこう。
1.1. 途中で大塚からは引っ越している。
6月
*
11. この前(だいぶ前かな)三浦朱門の本を求めて古本屋に探しに行ったとき、『筑摩現代文学大系 86 開高健・大江健三郎集』が売っていて買ってしまった。開高健『青い月曜日』と大江健三郎「偽証の時」が読みたくて。開高健は小野圭(小野圭次郎)の参考書を使っていたみたいだよね。
※あとで集英社文庫の『青い月曜日』(2018.11)
購入。積ん読状態だけど。
11.1. 國弘正雄って1冊も読んだことがないけど、この前、澤井康佑著『一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法』(講談社+α新書、2017.3)を読んでいたら3回くらい引用されていて。音読に英語のリーダーだけでなく小野圭の参考書も使っていたらしい。1930年生まれ。開高健と同じ。
11.2. 別の引用によれば「英作文は英借文なり」は伊地知純正(1884–1964、宮沢喜一の岳父)の言葉らしい。知らなかった。死後50年でおととし著作権は切れているようだけど、それ以前から英語教師、みんな勝手に使っているイメージが...。「英作文は英借文」という和借文?
10. そういえば以前、大江健三郎の『キルプの軍団』を読むと言ってしまったことがあるけど、いまだに読んでいない。#読む読む詐欺
9. 映画『その人は遠く』(1963)に浪人生が出てくるらしいけど、原作の藤原審爾「遠い人」には出てこない? 図書館にその収録本『罪な女 藤原審爾作品集5』(森脇文庫、1958)があったので、ぱらぱらと見てみたんだけど、いまいちよくわからず。大学受験生のようだけど。(旧制大学?)
9.1. この本には初出が書かれていない。ネットで検索すると、『オール読物』(何年何月?)と『小説新潮』1956年7月号の2つが出てくるけど、初出はたぶん後者。前者には本当に載っているのかな?(直木賞受賞作ではないし...)。
8. 落ちのない私語りですが、昨日午前中久しぶりに図書館に寄って、そのあと(久しぶりではなく)コンビニにも寄って。レジでくじを引いて、炭酸飲料をもらった(当たった)のだけど、去年の8月にちょっと体調が悪くしてから、なぜか甘い炭酸を飲まなくなっていて...。でも、まぁ少しずつ飲もうかな。
※もらった場合以外、いまだに(2021年9月現在)甘い炭酸飲料は飲んでいない。そういえばこの前ペットボトルのカフェラテを飲んでしまって、意味ないなと思った。糖分的に。
7. >RT この人、1958年生まれ。「しかし、私たちの世代には「大学受験戦争」という関門があったことを忘れてはなりません。/当時の大学受験は一種の社会現象となっており、大学受験を素材にした小説や漫画がたくさん出ていました。(略)」。「たくさん」って具体的に何?
※これについてかな。
「大学受験戦争がなくなった今、中学受験の勉強は有益/荘司雅彦 2017.05.17 06:00」
https://agora-web.jp/archives/2026082.html
6. そういえば、内容をほとんど覚えていないけど、村上桃子『恋するマドリ もうひとつの物語たち』 (リンダブックス、2007.8)という短編集、読んだことがある。映画の関連本っぽい。表紙がガッキー。「引越しと恋」がテーマらしい。
https://amazon.co.jp/dp/4803001235/
5. 未読だけど、宇能鴻一郎『淫好夫人』(グリーンアロー・ノベルス、1988.12)という小説には予備校生が出てくるっぽい。
https://amazon.co.jp/dp/4766311973/
4. そういえば、伊井直行著『会社員とは何者か? 会社員小説をめぐって』(講談社、2012.4)。文庫化されないのかな? 面白かったのに。講談社文芸文庫とかではなくて普通の文庫で出してほしいな。
3. 氏田雄介著『あたりまえポエム 君の前で息を止めると呼吸ができなくなってしまうよ』(講談社、2017.4)購入。読んでみた。ヨギ・ベラっぽいの(「試合は終わるまで終わらない」とか)があるかな。主人公たちは予備校で出会っているらしいんだけど、現役受験生か浪人生かわからなかった。
2. 「電子書籍発売のお知らせ+学生さんはつらいよ」(雑記帖としま)
http://fengdao.exblog.jp/26816579/
※無くなっている。
1. >RT 『学生週報』(旺文社)という雑誌があったのか。ちょっと気になる。
※何をリツイートしたのかわからない。
5月
2017年7–9月。
2021年9月12日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
6. >RT 1940年頃で岡田実麿の名前...。微妙な時期かな。
※何をリツイートしたのかわからない。
5. 以前にも同じことをつぶやいていると思うけど、久米正雄「受験生の手記」の「私」(久野健吉)と尾崎翠『第七官界彷徨』の佐田三五郎の接点といえば何があるんだろう? ...というか、自分はなぜその2つを直接つなげようとしているんだろう。。あいだに別の有名な作品があればいいんだけど。
5.1. 尾崎翠が小学校の代用教員を辞めて上京して、三兄(帝大農科在学中)のもとに身を寄せたとき、そこには三五郎のモデルと言われるいとこの田村熊蔵もいて...。1917年(大正6)年のことで、「受験生の手記」が発表される前年。(ちょっと微妙なので月まで考えないとかな...。)
5.2. 久米正雄「文学会」(『学生時代』所収)という小説に「それと前後して、戯曲家の滝田氏も、その小さな体を茶の洋服に包んで、座席の中心である机の横に座を占めることになった。」という箇所がある。この「滝田氏」(のモデル)は秋田雨雀らしい(p.51、小谷野敦『久米正雄伝』)。
5.3. 尾崎翠関係の本を読んでいると、(左から)橋浦泰雄、尾崎翠、秋田雨雀の3ショットの写真が載っていることがある(生田春月が亡くなったあとなので...というかそう思うせいか、3人とも悲しげな感じがする)。確かに秋田雨雀は女性の尾崎翠と同じくらいの身長で、橋浦泰雄よりも背が低い。
5.4. 「浪人生」が関係なくなるかもしれないけど(この話も以前に何度かつぶやいているけど)、「受験生の手記」(1918)と「第七官界彷徨」(1931)の間には、川端康成「伊豆の踊子」(1925)がある。最後のへんに謎の(?)「少年」が出てくる。
5.5. Wikipediaには「川端康成が伊豆に旅したのは、一高入学の翌年1918年(大正7年)の秋で、(略)約8日(10月30日から11月7日)の初めての一人旅であった」「(略)下田港からの帰京の賀茂丸では、蔵前高工(現・東京工大)の受験生・後藤孟と乗り合わせた」と書かれている。
5.6. 登場人物のモデルでいえば、田村氏(1917年、上野の音楽学校志望)と後藤氏(1918年、蔵前の高工志望)は1年くらいしか違わない。
4. 「旧帝大の入試問題」みたいな言葉は少なくとも2通りに曖昧なので要注意。
3. 三木笙子『竜の雨降る探偵社』(PHP研究所、2013。のちPHP文芸文庫)。先週読了。戦後10年くらいで、探偵社があるのは新宿。2階にあって1階には喫茶店が。下で注文すると店主が持ってきてくれる(出前はしてないだろうけど)。ちゃんとした珈琲で、1杯60円するらしい。
3.1. 浄水場の話があったりした。(2、3日前に新宿での出前の写真をリツイートさせてもらったのは、この小説を読んだばかりだったから。)
3.2. 内海隆一郎『遅咲きの梅』(筑摩書房、1998.12)。4割くらい読んだ。シリーズものの1冊らしい。連作短編集。1958年から始まっていてその翌年、大塚駅前の喫茶店はコーヒー1杯50円。「私」は東池袋の名曲喫茶で偶然、東大に4度落ちたという同級生と再会している(郷里は岩手のI市)。
2. 読んでいないけど、ネット情報によれば、昭和30年ごろの話で、この直也という人は、医者の息子で予備校生らしい。>RT3つ
※何をリツイートしたのか覚えていない。
1. >RT 大下宇陀児『鉄の舌』も読めるみたい。#浪人生小説情報
※何をリツイートしたのかわからない。
9月
*
6. 昭和11年の日記出て來たから一日づつ載っける : まめ速
http://mamesoku.com/archives/3370589.html
→中野塾(予備校)に通っている。藤枝静男が通っていたところ。
6.1. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/986275
中野静『代数学の復習. 上巻』六盟館、大正9
6.3. 某掲示板に「昭和11年の日記出て來たから一日づつ載っける」というのがあげられている。読むとこの日記の人、中野静の中野塾に通っている(ほんとは話が逆で「中野塾」などを検索したら出てきた)。その11年前かな、大正14年(1925年)に藤枝静男が通っていた名古屋の予備校。(続く)
※このツイートは2016年1月9日。
6.4. (続き)中野静という人、近デジで参考書が1冊読める(大正9年のもの、なぜか上巻のみ)。Googleブックスで検索してみると(著作権的な問題があるかな...、Googleブックス情報)お父さんは中野保という人で、長野で数学を教えていたらしい。親子2代で数学の先生だったようだ。
※同上。
6.5. 中野塾のあった場所と開校年が知りたい。 | レファレンス協同データベース
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000080856
Googleブックス、よく見えないから勘違いをしてしまった(言い訳)。お父さんは数学を教えていたわけではない? 何を教えていたんだろう?
6.6. 三上敦史「近代における中京圏の予備校の誕生」(2019)
http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/10383
「まず,1935年の生徒減は,創設者の中野静が逝去したことが大きい。」よくわからないけど、昭和11年=1936年になってから教えられなくなったのでは?
※このツイートは2020年8月20日。
6.7. 中村一雄『信州近代の教師群像・第1巻』とうほう、1992。
※Googleブックスのurl省略。
6.8. あ、日記、1月から始まっていて、1~3月はまだ1935年度(昭和10年度)か。
6.9. 「岡田の単語帳」って何だろう?(論文のほうの引用の1つにある)。岡田=岡田實麿? 大正15年(1926年)の話。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2436462
岡田実麿著/山田宇三郎改訂『英單語熟語要訳』泰文堂, 1953。初版の出版年がわからない。
6.10. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1031031
岡田実麿『前後関係で覚える標準英語単語の研究』開文社, 1935。「緒言」(コマ番号3)によれば単語集はこれまでに「単語要訣」しか出していないらしい。(言い忘れたけど、岡田實麿の生没年は1878–1943。)
6.11. 江利川春雄『受験英語と日本人』(研究社、2011)を見ると『英文和訳要訣』が1919年、『英文法要訣』が1920年に出ているようなので(p. 148)、英単語の「要訣」も1926年までには出ていそう。(いや、わからないけど。)
6.12. 関係ないけど(以前にもツイートした気がするけど)、『受験英語と日本人』のp. 166の引用のような箇所で、「岡田美廣の『伸ばす英作文の力』」とあるのは、たぶん藤田美廣『伸びゆく英作文の力』のこと。
5. 昭和12年:東京で浪人生活をスタートした医大を目指す旧制中学の5年生で16歳の少年。#戦前の日記 #1937年9月26日|TABILISTA[タビリスタ]
http://tabilista.com/2016/09/26/?cat=3
→見方がよくわからないんだけど、ここから日付を押せばいい感じ?
5.1. 色が変わってないけど、列挙されている日付が押せる。
4. 大正11年:16歳の少年の日記。 旧制中学校に通っていて日々学校のことなどを綴っている。#1922年3月30日 #戦前の日記|TABILISTA[タビリスタ]
http://tabilista.com/2016/03/30/?cat=3
→only(筆記体)がanyに見えたか...
3. >RT 1975年7月生まれ。平成11年=1999年。
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 南英男『切断魔』(実業之日本社文庫、2016.12)。いつも寄る本屋には置かれていなかった(泣)。気づくのが遅かったか...。これまでに何度も再刊されている作品みたいだけど。24歳の浪人生って6浪? 7浪? 我らがレジェンド勉三さん並みだな。
※のちに購入。
1. 『予備校図鑑』。2016年版だけ持っている。来年から出ないようなら(あるいは内容ががらっと変わるなら)ほかの年度のも欲しいな。資料的に。
※何をリツイートしたのか覚えていない。裁判? 事件?
1.1. あ、そうだよね、これもう、新刊で売ってても買わないほうがいいのか...。深く考えずに「欲しい」と言ってしまった...
※自分のことしか考えていなくて、反省。
8月
*
9. 7月も終わるね。村上春樹『騎士団長殺し』朝イチではないけど、発売日にわざわざ本屋に行って手に入れてきたのに、いまだにほとんど読んでいないという(^_^;)。上巻の60ページくらいまで読んでほったらかし。8月中に読めるかな...
9.1. こんなことをつぶやいていたっけ。この前のGW(2018年です)の終わりか終わったくらいにやっと読み始めて『騎士団長殺し』読み終わっている(新潮社、2017。上・下ではなくて第1部・第2部だった)。どうにか読む読む詐欺回避(^_^;)。やっぱり村上春樹、読みやすかった。
※このツイートは2018年5月18日。
8. 「文典の本は神田乃武の“Intermediate Grammar”を使っていて」
※何をリツイートしたのか(引用元が何か)わからない。
7. 『輪唱』
https://bookwalker.jp/de6ae01a98-60f2-4d98-bbf2-ce0bfc70ba01/ #文芸
6. 伊井直行のデビュー作&芥川賞候補作の『草のかんむり』って電子書籍があるのか。知らなかった。
5. >RT 昭和9年(1934年)9月号...
※何をリツイートしたのかわからない。
5.1. 高浜虚子も永井龍男も鎌倉。Wikipediaの「永井龍男」には「同年[=1934年]11月、神奈川県鎌倉郡鎌倉町(現在の鎌倉市)に移る。以後転居を度々行ったが鎌倉市で終生居住した。」と書かれている。昭和9年11月から。
5.2. 国デジで目次を見ると「胡桃割り」ではなくて「胡桃わり」になっているけど、鎌倉通信(「昔ばなし――鎌倉通信」)のすぐあとに掲載されているようだ。『学生』1948年7月号(32巻7号)。永井龍男は『学生』にほかにも作品を載せているみたい。
5.3. 「研究社というその社の隣の小宮山さんという社長の家には、中学生の兄弟がいて、時々原っぱに来てキャッチボールをしていると、いい球が飛び交うので、小学生たちはびっくりする。(略)」ーー戸板康二「少年探偵」(初出『小説新潮』1993年1月号)。社長は小酒井五一郎?
5.4. 国会図書館のサイトに「欠: 30巻4, 8-11号, 31巻1, 4, 11号, 32巻4号, 33巻11, 12号」とある。たまたま知っているんだけど、30巻9~11号(昭和21年10~12月号)は用紙不足で出せなかったようだ。30巻8号と31巻1号(翌1月)はここにないだけ。
5.5. 雑誌『学生』の話。
5.6. この件、そもそも関心を持ったきっかけは、伊藤和夫師が『高校英語研究』の最終号(1996年3月号)に書いていた記事(『予備校の英語』に収録)を読んだこと。冒頭で触れられている。20年以上も前...。時の経つのはほんと早い(泣)
5.7. 「(略)氏[=大佛次郎]の経歴の一つに、(略)『高校英語研究』誌編集長の肩書きもあったことを同誌1995年11月号のVoice欄で知って(略)」(p.98、『予備校の英語』)。伊藤師は昭和21年は...一高生なのか(昭和22年旧制東大に)。『学生』当時読んではいなかったかな...
4. ↓Amazonってわからないと勝手に1/1(1月1日)にしちゃう方針?(12/31のほうがよさそうな場合もありそう)。あと1917年、ちょうど100年前の7月に川端康成は一高を受けているのか...
3. 火論:走りながらも=玉木研二 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170711/ddm/003/070/140000c
2. 竹内洋著『立志・苦学・出世』に「「受験と学生」は戦後もしばらく続いたが、昭和28年に廃刊。「考え方」も戦後一時続いたがやがて廃刊になる。「受験と学生」の時代から「蛍雪時代」の時代になった。」と書かれている(p.87、新書版)。「受験と学生」が「昭和28年に廃刊」ってどういうこと?
2.1. 国会図書館のサイトには「26巻から27巻までは「学生」, 28巻から29巻までは「中学生」, 30巻から35巻までは「学生」として刊行」とある。1巻~25巻だけでなく36巻~37巻も「受験と学生」だったようだ。その後は(38巻から。昭和28年=1953年から)「高校英語研究」に。
1. なんか「創刊」の意味がわからなくなってくる。雑誌の。
7月
*
6. >RT 1940年頃で岡田実麿の名前...。微妙な時期かな。
※何をリツイートしたのかわからない。
5. 以前にも同じことをつぶやいていると思うけど、久米正雄「受験生の手記」の「私」(久野健吉)と尾崎翠『第七官界彷徨』の佐田三五郎の接点といえば何があるんだろう? ...というか、自分はなぜその2つを直接つなげようとしているんだろう。。あいだに別の有名な作品があればいいんだけど。
5.1. 尾崎翠が小学校の代用教員を辞めて上京して、三兄(帝大農科在学中)のもとに身を寄せたとき、そこには三五郎のモデルと言われるいとこの田村熊蔵もいて...。1917年(大正6)年のことで、「受験生の手記」が発表される前年。(ちょっと微妙なので月まで考えないとかな...。)
5.2. 久米正雄「文学会」(『学生時代』所収)という小説に「それと前後して、戯曲家の滝田氏も、その小さな体を茶の洋服に包んで、座席の中心である机の横に座を占めることになった。」という箇所がある。この「滝田氏」(のモデル)は秋田雨雀らしい(p.51、小谷野敦『久米正雄伝』)。
5.3. 尾崎翠関係の本を読んでいると、(左から)橋浦泰雄、尾崎翠、秋田雨雀の3ショットの写真が載っていることがある(生田春月が亡くなったあとなので...というかそう思うせいか、3人とも悲しげな感じがする)。確かに秋田雨雀は女性の尾崎翠と同じくらいの身長で、橋浦泰雄よりも背が低い。
5.4. 「浪人生」が関係なくなるかもしれないけど(この話も以前に何度かつぶやいているけど)、「受験生の手記」(1918)と「第七官界彷徨」(1931)の間には、川端康成「伊豆の踊子」(1925)がある。最後のへんに謎の(?)「少年」が出てくる。
5.5. Wikipediaには「川端康成が伊豆に旅したのは、一高入学の翌年1918年(大正7年)の秋で、(略)約8日(10月30日から11月7日)の初めての一人旅であった」「(略)下田港からの帰京の賀茂丸では、蔵前高工(現・東京工大)の受験生・後藤孟と乗り合わせた」と書かれている。
5.6. 登場人物のモデルでいえば、田村氏(1917年、上野の音楽学校志望)と後藤氏(1918年、蔵前の高工志望)は1年くらいしか違わない。
4. 「旧帝大の入試問題」みたいな言葉は少なくとも2通りに曖昧なので要注意。
3. 三木笙子『竜の雨降る探偵社』(PHP研究所、2013。のちPHP文芸文庫)。先週読了。戦後10年くらいで、探偵社があるのは新宿。2階にあって1階には喫茶店が。下で注文すると店主が持ってきてくれる(出前はしてないだろうけど)。ちゃんとした珈琲で、1杯60円するらしい。
3.1. 浄水場の話があったりした。(2、3日前に新宿での出前の写真をリツイートさせてもらったのは、この小説を読んだばかりだったから。)
3.2. 内海隆一郎『遅咲きの梅』(筑摩書房、1998.12)。4割くらい読んだ。シリーズものの1冊らしい。連作短編集。1958年から始まっていてその翌年、大塚駅前の喫茶店はコーヒー1杯50円。「私」は東池袋の名曲喫茶で偶然、東大に4度落ちたという同級生と再会している(郷里は岩手のI市)。
2. 読んでいないけど、ネット情報によれば、昭和30年ごろの話で、この直也という人は、医者の息子で予備校生らしい。>RT3つ
※何をリツイートしたのか覚えていない。
1. >RT 大下宇陀児『鉄の舌』も読めるみたい。#浪人生小説情報
※何をリツイートしたのかわからない。
9月
*
6. 昭和11年の日記出て來たから一日づつ載っける : まめ速
http://mamesoku.com/archives/3370589.html
→中野塾(予備校)に通っている。藤枝静男が通っていたところ。
6.1. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/986275
中野静『代数学の復習. 上巻』六盟館、大正9
6.3. 某掲示板に「昭和11年の日記出て來たから一日づつ載っける」というのがあげられている。読むとこの日記の人、中野静の中野塾に通っている(ほんとは話が逆で「中野塾」などを検索したら出てきた)。その11年前かな、大正14年(1925年)に藤枝静男が通っていた名古屋の予備校。(続く)
※このツイートは2016年1月9日。
6.4. (続き)中野静という人、近デジで参考書が1冊読める(大正9年のもの、なぜか上巻のみ)。Googleブックスで検索してみると(著作権的な問題があるかな...、Googleブックス情報)お父さんは中野保という人で、長野で数学を教えていたらしい。親子2代で数学の先生だったようだ。
※同上。
6.5. 中野塾のあった場所と開校年が知りたい。 | レファレンス協同データベース
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000080856
Googleブックス、よく見えないから勘違いをしてしまった(言い訳)。お父さんは数学を教えていたわけではない? 何を教えていたんだろう?
6.6. 三上敦史「近代における中京圏の予備校の誕生」(2019)
http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/10383
「まず,1935年の生徒減は,創設者の中野静が逝去したことが大きい。」よくわからないけど、昭和11年=1936年になってから教えられなくなったのでは?
※このツイートは2020年8月20日。
6.7. 中村一雄『信州近代の教師群像・第1巻』とうほう、1992。
※Googleブックスのurl省略。
6.8. あ、日記、1月から始まっていて、1~3月はまだ1935年度(昭和10年度)か。
6.9. 「岡田の単語帳」って何だろう?(論文のほうの引用の1つにある)。岡田=岡田實麿? 大正15年(1926年)の話。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2436462
岡田実麿著/山田宇三郎改訂『英單語熟語要訳』泰文堂, 1953。初版の出版年がわからない。
6.10. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1031031
岡田実麿『前後関係で覚える標準英語単語の研究』開文社, 1935。「緒言」(コマ番号3)によれば単語集はこれまでに「単語要訣」しか出していないらしい。(言い忘れたけど、岡田實麿の生没年は1878–1943。)
6.11. 江利川春雄『受験英語と日本人』(研究社、2011)を見ると『英文和訳要訣』が1919年、『英文法要訣』が1920年に出ているようなので(p. 148)、英単語の「要訣」も1926年までには出ていそう。(いや、わからないけど。)
6.12. 関係ないけど(以前にもツイートした気がするけど)、『受験英語と日本人』のp. 166の引用のような箇所で、「岡田美廣の『伸ばす英作文の力』」とあるのは、たぶん藤田美廣『伸びゆく英作文の力』のこと。
5. 昭和12年:東京で浪人生活をスタートした医大を目指す旧制中学の5年生で16歳の少年。#戦前の日記 #1937年9月26日|TABILISTA[タビリスタ]
http://tabilista.com/2016/09/26/?cat=3
→見方がよくわからないんだけど、ここから日付を押せばいい感じ?
5.1. 色が変わってないけど、列挙されている日付が押せる。
4. 大正11年:16歳の少年の日記。 旧制中学校に通っていて日々学校のことなどを綴っている。#1922年3月30日 #戦前の日記|TABILISTA[タビリスタ]
http://tabilista.com/2016/03/30/?cat=3
→only(筆記体)がanyに見えたか...
3. >RT 1975年7月生まれ。平成11年=1999年。
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 南英男『切断魔』(実業之日本社文庫、2016.12)。いつも寄る本屋には置かれていなかった(泣)。気づくのが遅かったか...。これまでに何度も再刊されている作品みたいだけど。24歳の浪人生って6浪? 7浪? 我らがレジェンド勉三さん並みだな。
※のちに購入。
1. 『予備校図鑑』。2016年版だけ持っている。来年から出ないようなら(あるいは内容ががらっと変わるなら)ほかの年度のも欲しいな。資料的に。
※何をリツイートしたのか覚えていない。裁判? 事件?
1.1. あ、そうだよね、これもう、新刊で売ってても買わないほうがいいのか...。深く考えずに「欲しい」と言ってしまった...
※自分のことしか考えていなくて、反省。
8月
*
9. 7月も終わるね。村上春樹『騎士団長殺し』朝イチではないけど、発売日にわざわざ本屋に行って手に入れてきたのに、いまだにほとんど読んでいないという(^_^;)。上巻の60ページくらいまで読んでほったらかし。8月中に読めるかな...
9.1. こんなことをつぶやいていたっけ。この前のGW(2018年です)の終わりか終わったくらいにやっと読み始めて『騎士団長殺し』読み終わっている(新潮社、2017。上・下ではなくて第1部・第2部だった)。どうにか読む読む詐欺回避(^_^;)。やっぱり村上春樹、読みやすかった。
※このツイートは2018年5月18日。
8. 「文典の本は神田乃武の“Intermediate Grammar”を使っていて」
※何をリツイートしたのか(引用元が何か)わからない。
7. 『輪唱』
https://bookwalker.jp/de6ae01a98-60f2-4d98-bbf2-ce0bfc70ba01/ #文芸
6. 伊井直行のデビュー作&芥川賞候補作の『草のかんむり』って電子書籍があるのか。知らなかった。
5. >RT 昭和9年(1934年)9月号...
※何をリツイートしたのかわからない。
5.1. 高浜虚子も永井龍男も鎌倉。Wikipediaの「永井龍男」には「同年[=1934年]11月、神奈川県鎌倉郡鎌倉町(現在の鎌倉市)に移る。以後転居を度々行ったが鎌倉市で終生居住した。」と書かれている。昭和9年11月から。
5.2. 国デジで目次を見ると「胡桃割り」ではなくて「胡桃わり」になっているけど、鎌倉通信(「昔ばなし――鎌倉通信」)のすぐあとに掲載されているようだ。『学生』1948年7月号(32巻7号)。永井龍男は『学生』にほかにも作品を載せているみたい。
5.3. 「研究社というその社の隣の小宮山さんという社長の家には、中学生の兄弟がいて、時々原っぱに来てキャッチボールをしていると、いい球が飛び交うので、小学生たちはびっくりする。(略)」ーー戸板康二「少年探偵」(初出『小説新潮』1993年1月号)。社長は小酒井五一郎?
5.4. 国会図書館のサイトに「欠: 30巻4, 8-11号, 31巻1, 4, 11号, 32巻4号, 33巻11, 12号」とある。たまたま知っているんだけど、30巻9~11号(昭和21年10~12月号)は用紙不足で出せなかったようだ。30巻8号と31巻1号(翌1月)はここにないだけ。
5.5. 雑誌『学生』の話。
5.6. この件、そもそも関心を持ったきっかけは、伊藤和夫師が『高校英語研究』の最終号(1996年3月号)に書いていた記事(『予備校の英語』に収録)を読んだこと。冒頭で触れられている。20年以上も前...。時の経つのはほんと早い(泣)
5.7. 「(略)氏[=大佛次郎]の経歴の一つに、(略)『高校英語研究』誌編集長の肩書きもあったことを同誌1995年11月号のVoice欄で知って(略)」(p.98、『予備校の英語』)。伊藤師は昭和21年は...一高生なのか(昭和22年旧制東大に)。『学生』当時読んではいなかったかな...
4. ↓Amazonってわからないと勝手に1/1(1月1日)にしちゃう方針?(12/31のほうがよさそうな場合もありそう)。あと1917年、ちょうど100年前の7月に川端康成は一高を受けているのか...
3. 火論:走りながらも=玉木研二 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20170711/ddm/003/070/140000c
2. 竹内洋著『立志・苦学・出世』に「「受験と学生」は戦後もしばらく続いたが、昭和28年に廃刊。「考え方」も戦後一時続いたがやがて廃刊になる。「受験と学生」の時代から「蛍雪時代」の時代になった。」と書かれている(p.87、新書版)。「受験と学生」が「昭和28年に廃刊」ってどういうこと?
2.1. 国会図書館のサイトには「26巻から27巻までは「学生」, 28巻から29巻までは「中学生」, 30巻から35巻までは「学生」として刊行」とある。1巻~25巻だけでなく36巻~37巻も「受験と学生」だったようだ。その後は(38巻から。昭和28年=1953年から)「高校英語研究」に。
1. なんか「創刊」の意味がわからなくなってくる。雑誌の。
7月
2017年10–12月。
2021年9月13日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
3. #名刺代わりの小説10選
受験生の手記/久米正雄
竹青/太宰治
青葉しげれる/安岡章太郎
十九歳の地図/中上健次
星々の悲しみ/宮本輝
冬への順応/南木佳士
午後の時間割/藤野千夜
一実ちゃんのこと/川上弘美
もういちど生まれる/朝井リョウ
イエスタデイ/村上春樹
2. #私の2017年はこいつに捧げた
前年に続いて北斎と応為のにわかファン。NHKの関連番組を合計6つくらい見た。あと田山花袋「蒲団」にちょっとはまった。
1. そういえば、おととい本屋に行って。まだ読んでないけど、やっと確認できた。悠木シュン『花葬』(小学館、2017.4)。連作短編集で、真ん中の第3章が浪人生(男)目線のようだ。藝大志望で3浪に突入してるみたい。
※購入して第3章だけ先に読んだ。残りも読みたい。
12月
*
8. >RT 作者は1960年12月生まれ。
※何をリツイートしたのかわからない。
7. 小説ゆかりの地発展誓う 伊豆の踊子文学祭―河津 - 伊豆新聞
http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20171127iz1000000014000c.html
「名作「伊豆の踊子」は1919(大正8)年11月に予備校生だった川端が伊豆を旅し、...」
※予備校生ではなく高校生(一高生)のときに決まっている、と思ってしまった。「旧制高校は旧制大学の予備校」みたいな言い方に影響された?
6. ほとんど読んでいないけど、両角長彦『メメント1993 34歳無職父さんの東大受験日記』(角川書店、2017.9)という自伝的な小説。主人公は15年前に使っていた参考書を買い直している。1993年は最後の版(1979)で、1978年頃はその前の版かな。『新々英文解釈研究』。
5. 高見順(1907年1月生)は高杉一郎(1908年7月生)と歳が近い。Wikiには「1930年に東大を卒業、研究社英和辞典臨時雇として勤務する。その後、コロムビア・レコード会社教育部に」/「1935年、(略)『故旧忘れ得べき』を『日暦』に発表、第1回芥川賞候補となり」とある。昭和5年、市河三喜の紹介。
5.1. 「小関は大学の英文科を出て、同窓がそれぞれ相応な職業についたなかで、彼ひとり勤め口がなく、親戚の中学の英語教師の紹介でどうやらこの出版社にもぐりこんだ。はいった当座三年ばかりはそこから出ている英語雑誌の編集の手伝いをしていたが、社内に英和辞書編纂部が新しくできるとその方へ回され
5.2. 、その臨時雇に来て小関と机を並べたのがこの友人であった。多分過労のためだろうが、顔色が極めて悪く、艶がなく、案外に大柄でガッシリした身体の割に大変小さいその顔は額が狭く、絶えずそこに数条の皺を浮べているなど、どう見ても社会の下積みで終始するらしい人相の同僚は、小関の神経衰弱を出
5.3. 版社のせいにしてくどくどと社主の悪辣さや貪婪ぶりをこきおろしたが、もともとその男が好きでない小関は表面ではふんふんとうなずいていたけれど、肚の中ではまるでソッポを向いていた。私立大学の英文科を出たその男は夜学の先生を二校ばかりかけ持ちでやっていて、ここでは昼間の四時間、一月三十円
5.4. の手当で働いているのだが、夜の授業の為、ここで精力を使うのを惜しんでか、もともと狡い性質のためか、部長がいないと居睡りをし、いてもすこぶるのろのろと仕事をし、仕事がなくなると馘である。辞書の完成が一日でも遅れれば遅れるだけ、彼には得なわけである。その為、仕事をサボッているように小
5.5. 関には見え、その汚い根性に腹が立ってならなかった。これはあまりに穿ち過ぎていると小関は思い、自分も亦この男と同様社主に搾取されている仲間であるのに、そして学生時分には学内の左翼組織の一員であった自分がこれはなんとしたことだろうと反省し、却って自己嫌悪に襲われる時もあったけれど、さ
5.6. りとてその男を好きになることはできなかった。三十円のはした金とその男はいうが、自分は一月働いて六十円だ。細かい仕事のため眼が疲れ、夜は新聞を読むのさえ大儀な位、自分はその六十円で一心に働いている。夜学は愚か、安い翻訳の内職すらできない自分は...」『故旧忘れ得べき』より。
4. コペル君ではなくて山本君。
※何をリツイートしたのかわからない。『漫画 君たちはどう生きるか』に関連して、その原作者・吉野源三郎の『人間を信じる』(岩波現代文庫)に関してかな。
3. 遠藤周作『灯のうるむ頃』は『浮世風呂』が改題されたもの。迷子になっている人がいるみたいだから。
2. 猫路 アドレナライズ
https://amazon.co.jp/dp/B01DBBI89Y/
1. 山本義隆「駿台百年そして在職四〇年」(『駿台教育フォーラム』第31号、2017.8、pp. 115–23)を読む。田中文雄『猫路』、そして鹿島茂『神田神保町書肆街考』! おおー。でもけっこうしんみり読んでしまった(秋だからかな...)。
1.1. 検索してみると、田中文雄『猫路』は、昨年(2016年)の12月7日に、朝日新聞東京版で連載されている「東京文学散歩」(堀越正光)で取り上げられたようだ。それを読んだのかな? Amazonを見ると、電子書籍というかKindle版は昨年3月に出ている。
1.2. 田中文雄と山本師(変な組み合わせだけど)は同じ1941年生まれだね。
11月
*
4. ドリヤス工場『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』この前本屋で探したけど見つからなくて店員さんに探してもらった(^_^;)。帯があるとわかりづらいけど、表紙が田山花袋『田舎教師』あらすじの(主人公が受けて落ちる)東京音楽学校。こんな建物なのか知らなかった。
4.1. そういえば、近藤浩一路『漫画 坊っちゃん』岩波文庫の解説(清水勲)に「大正8年(略)の『読売新聞』の仕事で興味深いのは、(略)で著名人の似顔を描いていることである。徳田秋声(図6)・田山花袋などを描き(略)」。未読な徳田秋声より少し既読な田山花袋の似顔が見たかった(自分勝手)。
3. >RT 1952年、山崎の『英文解釈』。
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 連載4 弟はちゃんと予備校に通っているのか
https://nikkan-gendai.com/articles/view/book/214930
#日刊ゲンダイDIGITAL
※1年後にこの部分も含む単行本が出ているようだ。本城雅人『時代』(講談社, 2018.10)。
1. 新潮文庫の『永遠なる序章』の最後の版(刷)って、復刊百冊の1冊? 『学生時代』と同じかも。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
10月
*
3. #名刺代わりの小説10選
受験生の手記/久米正雄
竹青/太宰治
青葉しげれる/安岡章太郎
十九歳の地図/中上健次
星々の悲しみ/宮本輝
冬への順応/南木佳士
午後の時間割/藤野千夜
一実ちゃんのこと/川上弘美
もういちど生まれる/朝井リョウ
イエスタデイ/村上春樹
2. #私の2017年はこいつに捧げた
前年に続いて北斎と応為のにわかファン。NHKの関連番組を合計6つくらい見た。あと田山花袋「蒲団」にちょっとはまった。
1. そういえば、おととい本屋に行って。まだ読んでないけど、やっと確認できた。悠木シュン『花葬』(小学館、2017.4)。連作短編集で、真ん中の第3章が浪人生(男)目線のようだ。藝大志望で3浪に突入してるみたい。
※購入して第3章だけ先に読んだ。残りも読みたい。
12月
*
8. >RT 作者は1960年12月生まれ。
※何をリツイートしたのかわからない。
7. 小説ゆかりの地発展誓う 伊豆の踊子文学祭―河津 - 伊豆新聞
http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20171127iz1000000014000c.html
「名作「伊豆の踊子」は1919(大正8)年11月に予備校生だった川端が伊豆を旅し、...」
※予備校生ではなく高校生(一高生)のときに決まっている、と思ってしまった。「旧制高校は旧制大学の予備校」みたいな言い方に影響された?
6. ほとんど読んでいないけど、両角長彦『メメント1993 34歳無職父さんの東大受験日記』(角川書店、2017.9)という自伝的な小説。主人公は15年前に使っていた参考書を買い直している。1993年は最後の版(1979)で、1978年頃はその前の版かな。『新々英文解釈研究』。
5. 高見順(1907年1月生)は高杉一郎(1908年7月生)と歳が近い。Wikiには「1930年に東大を卒業、研究社英和辞典臨時雇として勤務する。その後、コロムビア・レコード会社教育部に」/「1935年、(略)『故旧忘れ得べき』を『日暦』に発表、第1回芥川賞候補となり」とある。昭和5年、市河三喜の紹介。
5.1. 「小関は大学の英文科を出て、同窓がそれぞれ相応な職業についたなかで、彼ひとり勤め口がなく、親戚の中学の英語教師の紹介でどうやらこの出版社にもぐりこんだ。はいった当座三年ばかりはそこから出ている英語雑誌の編集の手伝いをしていたが、社内に英和辞書編纂部が新しくできるとその方へ回され
5.2. 、その臨時雇に来て小関と机を並べたのがこの友人であった。多分過労のためだろうが、顔色が極めて悪く、艶がなく、案外に大柄でガッシリした身体の割に大変小さいその顔は額が狭く、絶えずそこに数条の皺を浮べているなど、どう見ても社会の下積みで終始するらしい人相の同僚は、小関の神経衰弱を出
5.3. 版社のせいにしてくどくどと社主の悪辣さや貪婪ぶりをこきおろしたが、もともとその男が好きでない小関は表面ではふんふんとうなずいていたけれど、肚の中ではまるでソッポを向いていた。私立大学の英文科を出たその男は夜学の先生を二校ばかりかけ持ちでやっていて、ここでは昼間の四時間、一月三十円
5.4. の手当で働いているのだが、夜の授業の為、ここで精力を使うのを惜しんでか、もともと狡い性質のためか、部長がいないと居睡りをし、いてもすこぶるのろのろと仕事をし、仕事がなくなると馘である。辞書の完成が一日でも遅れれば遅れるだけ、彼には得なわけである。その為、仕事をサボッているように小
5.5. 関には見え、その汚い根性に腹が立ってならなかった。これはあまりに穿ち過ぎていると小関は思い、自分も亦この男と同様社主に搾取されている仲間であるのに、そして学生時分には学内の左翼組織の一員であった自分がこれはなんとしたことだろうと反省し、却って自己嫌悪に襲われる時もあったけれど、さ
5.6. りとてその男を好きになることはできなかった。三十円のはした金とその男はいうが、自分は一月働いて六十円だ。細かい仕事のため眼が疲れ、夜は新聞を読むのさえ大儀な位、自分はその六十円で一心に働いている。夜学は愚か、安い翻訳の内職すらできない自分は...」『故旧忘れ得べき』より。
4. コペル君ではなくて山本君。
※何をリツイートしたのかわからない。『漫画 君たちはどう生きるか』に関連して、その原作者・吉野源三郎の『人間を信じる』(岩波現代文庫)に関してかな。
3. 遠藤周作『灯のうるむ頃』は『浮世風呂』が改題されたもの。迷子になっている人がいるみたいだから。
2. 猫路 アドレナライズ
https://amazon.co.jp/dp/B01DBBI89Y/
1. 山本義隆「駿台百年そして在職四〇年」(『駿台教育フォーラム』第31号、2017.8、pp. 115–23)を読む。田中文雄『猫路』、そして鹿島茂『神田神保町書肆街考』! おおー。でもけっこうしんみり読んでしまった(秋だからかな...)。
1.1. 検索してみると、田中文雄『猫路』は、昨年(2016年)の12月7日に、朝日新聞東京版で連載されている「東京文学散歩」(堀越正光)で取り上げられたようだ。それを読んだのかな? Amazonを見ると、電子書籍というかKindle版は昨年3月に出ている。
1.2. 田中文雄と山本師(変な組み合わせだけど)は同じ1941年生まれだね。
11月
*
4. ドリヤス工場『必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』この前本屋で探したけど見つからなくて店員さんに探してもらった(^_^;)。帯があるとわかりづらいけど、表紙が田山花袋『田舎教師』あらすじの(主人公が受けて落ちる)東京音楽学校。こんな建物なのか知らなかった。
4.1. そういえば、近藤浩一路『漫画 坊っちゃん』岩波文庫の解説(清水勲)に「大正8年(略)の『読売新聞』の仕事で興味深いのは、(略)で著名人の似顔を描いていることである。徳田秋声(図6)・田山花袋などを描き(略)」。未読な徳田秋声より少し既読な田山花袋の似顔が見たかった(自分勝手)。
3. >RT 1952年、山崎の『英文解釈』。
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 連載4 弟はちゃんと予備校に通っているのか
https://nikkan-gendai.com/articles/view/book/214930
#日刊ゲンダイDIGITAL
※1年後にこの部分も含む単行本が出ているようだ。本城雅人『時代』(講談社, 2018.10)。
1. 新潮文庫の『永遠なる序章』の最後の版(刷)って、復刊百冊の1冊? 『学生時代』と同じかも。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
10月
2018年1–3月。
2021年9月14日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。小説以外のツイートは削ったり残したりしています。
*
12. >RT この一緒に写っている写真が残されているという話、だいぶ前からネット上には書かれていたと思う。私が見た(読んだ)のは一昨年っぽいけど。
※リツイートしたのは何か『田舎教師』と『坊ちゃん』の件かな。
11. 小説中の浪人生、アルバイトをしていても大学にはけっこう受かっているかも。夏だけだったかもしれないけど、村山由佳『天使の卵』とか。>1つ前のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
10. #もっと知られてもいい本
森晶麿『花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理』(角川文庫)。あらすじは検索してくださいm(_ _)m。たんに自分が好きな小説というか、ここ3、4年くらいの間に読んだ小説で、いちばん自然に読めたもの。
9. 「二浪後、ニート」という言葉(よく耳にするような、あまり聞かないような...)。ちょっと「ミート・ザ・ビート」(羽田圭介の小説タイトル)を思い出す。「ミート・~」の主人公は1浪中だけど。
8. 乾ルカ「夜の鶴」(『奇縁七景』光文社文庫)。去年読んだ山本幸久「背中に語る」(『店長がいっぱい』)と設定がちょっと似ているかな。
7. >RT 原作の本岡類「水晶色の死体」(初出は『オール讀物』1982年2月号? 収録本は?)にも予備校生は出てくるのかな?
※これも何をリツイートしたのかわからない。
6. 1980年頃のS台講師はこんな感じだったようだ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
6.1. そういえば『駿台予備学校 by AERA』(AERAムック, 2018.3)。地元の本屋には売ってない。
6.2. 売ってた(^_^;)。同じ本屋、先週は置いてなかったから誰か購入して、また入荷したのかも。わからないけど。
6.3. 【悲報】「勉三さん」に注が付けられる。
http://sundai.ac.jp/100th/aera-mook/
5. 『本当に偉いのか あまのじゃく偉人伝』(新潮新書、2016.19)の尾崎翠のところ(pp. 134–6)、なぜか川上未映子が「某女性作家」とされている。小谷野氏の本ではたぶん珍しい。稲垣真美の名前は伏せずに書かれている。(RT関連)
※何をリツイートしたのかわからない。
4. 小谷野敦著『忘れられたベストセラー作家』(イースト・プレス、2018.3)。まだあまり読んでいないけど、真ん中あたりで英語学習本についても少し書かれている(pp. 128–31)。「英語の参考書で特筆すべきは小野圭次郎(1869–1952)である」。売れていたのに忘れられているといえば小野圭次郎?
4.1. 個人的に思うに西尾孝(の参考書)はあと30年くらいすると現在の小野圭みたいな状態になってしまう気が。ネットがあるから以前とは忘れられ方が違うだろうし、代表的なものが復刊されたりして再評価されれば別だろうけど。
4.2. あと、大正6年のベストセラーに奥野他見男『学士様なら娘をやろか』というものがあるらしい(p. 90)。「...やたらと流行語を使って当時人気のあった作家で、...」。題名の「学士様なら娘をやろか」はある都々逸の前半らしい。当時の流行語が知りたいので読みたいけど、先に知らないと楽しめないか...
3. 昨日の『相棒』(season 16, 第19話)。加藤清史郎くんが出ていて浪人生役だったようだ。
2. 加藤幸子「海わたる紫貝」(『群像』1994年6月)。本には収録されていない?
※Googleブックスのurl省略。この時期、「浪人生小説」を探していた?
1. マルセル・エーメ(1902–1967)。「小鳥になってしまう勉強嫌いの予備校生たちの話《月の小鳥達》」
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%A1-37454
3月
*
8. (省略)
※最果タヒ『星か獣になる季節』(筑摩書房, 2015.2, のちちくま文庫)の感想が書かれているブログのurlを貼ってあったけど、省略です。この本、購入・読了している(文庫版)。2編収録されていて、目当ては2編目(よく覚えていないけど後日談だっけ)「正しさの季節」のほう。
7. 細かい話、Googleブックスで「浪人生」で検索すると、松波太郎『月刊「小説」』 (河出書房新社、2016.7)、村山早紀『百貨の魔法』(ポプラ社、2017.10)が、「予備校生」で検索すると松浦千恵美『ひとごろしのうた』(ハヤカワ文庫JA、2017.1)が出てくる。
※『ひとごろしのうた』は購入、読了。
6. 私、あなたと縁切ります! ~えのき荘にさようなら~
https://honto.jp/netstore/pd-book_28936604.html
※この本、購入して読了している。集英社オレンジ文庫、2018.3。
5. 「浪人生」は関係ないけど、北村薫「朧夜の底」(『夜の蝉』)の最後の場面、御茶ノ水橋なんだよね。
4. 『カラスヤサトシの日本文学紀行』(講談社、2017.9)少しずつしか読み進められなかったけど、おととい読み終わった。最後(第23章) で読まれているのは『雨雀自傳』(新評論社、昭28.9)中の「幽閉記録」。昭和8年8月~の話で、まだ50歳なのに「白髪白ヒゲで一見おじいちゃん」。
4.1. 昭和5年(1930年)の橋浦泰雄、尾崎翠と写っている写真はけっこう若そうに
見えるけど。
http://7th-sense.gr.jp/eiga/eiga1-con2001.html 昭和5年
http://city.kuroishi.aomori.jp/Culture/Cul_30_12_ujaku01.html 昭和8年6月
4.2. 秋田雨雀「幽閉記録」(『現代日本文學大系32』筑摩書房)
http://showryu.web.fc2.com/files/akita_yuhei.txt
4.3. 『秋田雨雀日記』が読みたくなってくる(汗)。アマゾン先生によれば、
〈第1巻〉1915年-1926年
〈第2巻〉1927年-1934年
〈第3巻〉1935年-1944年
〈第4巻〉1945年-1954年
〈第5巻〉 1955年-1962年
とりあえず第2巻が読みたい。
3. 駿台予備学校 by AERA (AERAムック) 朝日新聞出版
https://amazon.co.jp/dp/4022791780/
(※このあたりで『サリヴァン』や『Z-Kan』という雑誌があった、みたいなことをツイートしているのだけど、省略です。ほかの方と少しやりとりしたりしているので。)
2. 赤尾好夫編『英語の綜合的研究』(復刻版)を見ていたら、If someone asks what it is that makes a good talker, I’d answer very simply that ~.という英文(出題は鹿児島大)。ヒントとして「what it isのitはthat以下をさす」と書かれている(p.195)。残念。
※いわゆる強調構文(分裂文)がわかっていない。
2.1. 「四月三十日/三省堂までいって、「英語の綜合的研究」とThe Human Element; Honolulu(朱牟田,北川)南雲堂。Lafcadio HearnのKaidanを買った。/本屋を回ってあるいていると、読みたい本が沢山ある。母から現金書留がついたので、(略)」玉井美知子編『お母さん合格よ』
2.2. お茶の水の予備校に通う東大志望の女子高生。単行本(秋元書房)は1963年に出ているらしいので、たぶん団塊の世代をねらって復刊されたもの(第6訂版、1964.4)よりも前の版だね。
2.3. 高校2年の4月30日。
1. 青春小説が流行っている気がしない。「~青春文学賞」より「~玄冬文学賞」のほうがよくない?
※若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社, 2017.11)関連かな。
2月
*
7. 「担任だった英語の教師は教科書を無視し、ジョージ・オーウェルの「アニマルファーム」を読ませた。辞書を引くのに精一杯で、こなれた訳文など作れようもなく、すぐに、こんなものは大学受験に役立つはずはない、と見切りをつけて、英語の授業中は数学の問題集を解いていた。(続く
7.1. 続き)クラスの二割ほどの生徒たちが「アニマルファーム」に食らいついており、...」南木佳士「火映」(『神かくし』)。そうやって見切った英文に、大学に落ちて通い始めた予備校の授業で再開してしまうこともあるかも。↓田中文雄『猫路』。
※Googleブックスのurl省略。長いので。
6. よく覚えていないけど、北村薫「円紫さんと私」シリーズで、英文科の学生にオルダス・ハクスリーの名前を言ってみたら知らないと言われた、みたいな話があったと思う。受験参考書にも英文がよく載っているから「受験英語」漬けな人なら知っていたかも。
6.1. 「「私、イギリスっていわれて、すぐに浮かぶ小説家はオルダス・ハックスレーなんです。でも一年生の頃、英文に行こうっていう人と話していたら知らないんです。びっくりしちゃってーー」/(略)だが、正直な感想であれ後から思えば何と嫌味なことを口にしたものだろう。」北村薫『夜の蝉』
5. 丸谷才一「だらだら坂」 東京・渋谷: 日本経済新聞
https://nikkei.com/article/DGKKZO26186380W8A120C1BE0P00/
4. 憂楽帳:不合格 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180122/ddf/041/070/018000c
3. 谷村志穂「横顔」(第3弾) >RT
※何をリツイートしたのかわからない。ネット上の小説?
2. 韓国小説の翻訳本を読んでいたら『成文総合英語』という参考書が出てきた。検索してみると「東亜日報」と「中央日報」の記事が出てくる。懐かしい人には懐かしい? 「成文」は著者の名前らしい。宗成文(ソン・ソンムン)。
2.1. アダムが目覚めるとき 新潮社
https://amazon.co.jp/dp/4105248014/
1. 澤井→山本(『磁力と~』)なだけでなく山本→澤井というのがちょっと面白い。>昨夜のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
1月
*
12. >RT この一緒に写っている写真が残されているという話、だいぶ前からネット上には書かれていたと思う。私が見た(読んだ)のは一昨年っぽいけど。
※リツイートしたのは何か『田舎教師』と『坊ちゃん』の件かな。
11. 小説中の浪人生、アルバイトをしていても大学にはけっこう受かっているかも。夏だけだったかもしれないけど、村山由佳『天使の卵』とか。>1つ前のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
10. #もっと知られてもいい本
森晶麿『花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理』(角川文庫)。あらすじは検索してくださいm(_ _)m。たんに自分が好きな小説というか、ここ3、4年くらいの間に読んだ小説で、いちばん自然に読めたもの。
9. 「二浪後、ニート」という言葉(よく耳にするような、あまり聞かないような...)。ちょっと「ミート・ザ・ビート」(羽田圭介の小説タイトル)を思い出す。「ミート・~」の主人公は1浪中だけど。
8. 乾ルカ「夜の鶴」(『奇縁七景』光文社文庫)。去年読んだ山本幸久「背中に語る」(『店長がいっぱい』)と設定がちょっと似ているかな。
7. >RT 原作の本岡類「水晶色の死体」(初出は『オール讀物』1982年2月号? 収録本は?)にも予備校生は出てくるのかな?
※これも何をリツイートしたのかわからない。
6. 1980年頃のS台講師はこんな感じだったようだ。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
6.1. そういえば『駿台予備学校 by AERA』(AERAムック, 2018.3)。地元の本屋には売ってない。
6.2. 売ってた(^_^;)。同じ本屋、先週は置いてなかったから誰か購入して、また入荷したのかも。わからないけど。
6.3. 【悲報】「勉三さん」に注が付けられる。
http://sundai.ac.jp/100th/aera-mook/
5. 『本当に偉いのか あまのじゃく偉人伝』(新潮新書、2016.19)の尾崎翠のところ(pp. 134–6)、なぜか川上未映子が「某女性作家」とされている。小谷野氏の本ではたぶん珍しい。稲垣真美の名前は伏せずに書かれている。(RT関連)
※何をリツイートしたのかわからない。
4. 小谷野敦著『忘れられたベストセラー作家』(イースト・プレス、2018.3)。まだあまり読んでいないけど、真ん中あたりで英語学習本についても少し書かれている(pp. 128–31)。「英語の参考書で特筆すべきは小野圭次郎(1869–1952)である」。売れていたのに忘れられているといえば小野圭次郎?
4.1. 個人的に思うに西尾孝(の参考書)はあと30年くらいすると現在の小野圭みたいな状態になってしまう気が。ネットがあるから以前とは忘れられ方が違うだろうし、代表的なものが復刊されたりして再評価されれば別だろうけど。
4.2. あと、大正6年のベストセラーに奥野他見男『学士様なら娘をやろか』というものがあるらしい(p. 90)。「...やたらと流行語を使って当時人気のあった作家で、...」。題名の「学士様なら娘をやろか」はある都々逸の前半らしい。当時の流行語が知りたいので読みたいけど、先に知らないと楽しめないか...
3. 昨日の『相棒』(season 16, 第19話)。加藤清史郎くんが出ていて浪人生役だったようだ。
2. 加藤幸子「海わたる紫貝」(『群像』1994年6月)。本には収録されていない?
※Googleブックスのurl省略。この時期、「浪人生小説」を探していた?
1. マルセル・エーメ(1902–1967)。「小鳥になってしまう勉強嫌いの予備校生たちの話《月の小鳥達》」
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%A1-37454
3月
*
8. (省略)
※最果タヒ『星か獣になる季節』(筑摩書房, 2015.2, のちちくま文庫)の感想が書かれているブログのurlを貼ってあったけど、省略です。この本、購入・読了している(文庫版)。2編収録されていて、目当ては2編目(よく覚えていないけど後日談だっけ)「正しさの季節」のほう。
7. 細かい話、Googleブックスで「浪人生」で検索すると、松波太郎『月刊「小説」』 (河出書房新社、2016.7)、村山早紀『百貨の魔法』(ポプラ社、2017.10)が、「予備校生」で検索すると松浦千恵美『ひとごろしのうた』(ハヤカワ文庫JA、2017.1)が出てくる。
※『ひとごろしのうた』は購入、読了。
6. 私、あなたと縁切ります! ~えのき荘にさようなら~
https://honto.jp/netstore/pd-book_28936604.html
※この本、購入して読了している。集英社オレンジ文庫、2018.3。
5. 「浪人生」は関係ないけど、北村薫「朧夜の底」(『夜の蝉』)の最後の場面、御茶ノ水橋なんだよね。
4. 『カラスヤサトシの日本文学紀行』(講談社、2017.9)少しずつしか読み進められなかったけど、おととい読み終わった。最後(第23章) で読まれているのは『雨雀自傳』(新評論社、昭28.9)中の「幽閉記録」。昭和8年8月~の話で、まだ50歳なのに「白髪白ヒゲで一見おじいちゃん」。
4.1. 昭和5年(1930年)の橋浦泰雄、尾崎翠と写っている写真はけっこう若そうに
見えるけど。
http://7th-sense.gr.jp/eiga/eiga1-con2001.html 昭和5年
http://city.kuroishi.aomori.jp/Culture/Cul_30_12_ujaku01.html 昭和8年6月
4.2. 秋田雨雀「幽閉記録」(『現代日本文學大系32』筑摩書房)
http://showryu.web.fc2.com/files/akita_yuhei.txt
4.3. 『秋田雨雀日記』が読みたくなってくる(汗)。アマゾン先生によれば、
〈第1巻〉1915年-1926年
〈第2巻〉1927年-1934年
〈第3巻〉1935年-1944年
〈第4巻〉1945年-1954年
〈第5巻〉 1955年-1962年
とりあえず第2巻が読みたい。
3. 駿台予備学校 by AERA (AERAムック) 朝日新聞出版
https://amazon.co.jp/dp/4022791780/
(※このあたりで『サリヴァン』や『Z-Kan』という雑誌があった、みたいなことをツイートしているのだけど、省略です。ほかの方と少しやりとりしたりしているので。)
2. 赤尾好夫編『英語の綜合的研究』(復刻版)を見ていたら、If someone asks what it is that makes a good talker, I’d answer very simply that ~.という英文(出題は鹿児島大)。ヒントとして「what it isのitはthat以下をさす」と書かれている(p.195)。残念。
※いわゆる強調構文(分裂文)がわかっていない。
2.1. 「四月三十日/三省堂までいって、「英語の綜合的研究」とThe Human Element; Honolulu(朱牟田,北川)南雲堂。Lafcadio HearnのKaidanを買った。/本屋を回ってあるいていると、読みたい本が沢山ある。母から現金書留がついたので、(略)」玉井美知子編『お母さん合格よ』
2.2. お茶の水の予備校に通う東大志望の女子高生。単行本(秋元書房)は1963年に出ているらしいので、たぶん団塊の世代をねらって復刊されたもの(第6訂版、1964.4)よりも前の版だね。
2.3. 高校2年の4月30日。
1. 青春小説が流行っている気がしない。「~青春文学賞」より「~玄冬文学賞」のほうがよくない?
※若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社, 2017.11)関連かな。
2月
*
7. 「担任だった英語の教師は教科書を無視し、ジョージ・オーウェルの「アニマルファーム」を読ませた。辞書を引くのに精一杯で、こなれた訳文など作れようもなく、すぐに、こんなものは大学受験に役立つはずはない、と見切りをつけて、英語の授業中は数学の問題集を解いていた。(続く
7.1. 続き)クラスの二割ほどの生徒たちが「アニマルファーム」に食らいついており、...」南木佳士「火映」(『神かくし』)。そうやって見切った英文に、大学に落ちて通い始めた予備校の授業で再開してしまうこともあるかも。↓田中文雄『猫路』。
※Googleブックスのurl省略。長いので。
6. よく覚えていないけど、北村薫「円紫さんと私」シリーズで、英文科の学生にオルダス・ハクスリーの名前を言ってみたら知らないと言われた、みたいな話があったと思う。受験参考書にも英文がよく載っているから「受験英語」漬けな人なら知っていたかも。
6.1. 「「私、イギリスっていわれて、すぐに浮かぶ小説家はオルダス・ハックスレーなんです。でも一年生の頃、英文に行こうっていう人と話していたら知らないんです。びっくりしちゃってーー」/(略)だが、正直な感想であれ後から思えば何と嫌味なことを口にしたものだろう。」北村薫『夜の蝉』
5. 丸谷才一「だらだら坂」 東京・渋谷: 日本経済新聞
https://nikkei.com/article/DGKKZO26186380W8A120C1BE0P00/
4. 憂楽帳:不合格 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180122/ddf/041/070/018000c
3. 谷村志穂「横顔」(第3弾) >RT
※何をリツイートしたのかわからない。ネット上の小説?
2. 韓国小説の翻訳本を読んでいたら『成文総合英語』という参考書が出てきた。検索してみると「東亜日報」と「中央日報」の記事が出てくる。懐かしい人には懐かしい? 「成文」は著者の名前らしい。宗成文(ソン・ソンムン)。
2.1. アダムが目覚めるとき 新潮社
https://amazon.co.jp/dp/4105248014/
1. 澤井→山本(『磁力と~』)なだけでなく山本→澤井というのがちょっと面白い。>昨夜のRT
※何をリツイートしたのかわからない。
1月
2018年4–6月。
2021年9月15日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
6. 今ごろ知ったのだけど、『文学界』2018年7月号に掲載されている村上春樹3つの短編の2番目のもの(「クリーム」)は、18歳の浪人中にこんなことがあった、みたいな話らしい。
※その後、収録本の『一人称単数』(文藝春秋, 2020.7)を購入、読了。
6.1. 結局買いそびれてしまった。村上春樹の以外に多和田葉子「胡蝶、カリフォルニアに舞う」にも「浪人」という言葉が。
※こちらは未読。2021年9現在。
5. #最近本買ってない人に買った本を教える
原田マハ『スイート・ホーム』(ポプラ社、2018.3)、麻宮ゆり子『仏像ぐるりのひとびと』(光文社文庫、2018.6)。
※その後、前者は読了。
4. >RT関係。ややこしいけど、『アルシェ』(のち『蛍雪アルシェ』)はラ講のテキストの後継誌なんだよね。1995年4月から4年間。
※何をリツイートしたのかわからない。
3. 『月刊実況中継』といえば、望月光『かがやく受験生たちの物語』(中継新書[語学春秋社], 1996.7)という本(連載が書籍化されたもの)を持っているんだけど、いまだに読んでいない。小説家の書いた小説でないから後回しになってしまって…
https://amazon.co.jp/dp/4875684622/
3.1. 榛原充『受験はドラマだ ホントにあったチョットいい物語』(駿台曜曜社, 1998.10)は持ってない。『ASCENT』で2年間?連載されていたもの。こういう本はなんていうジャンルなのかな? 実話系なんとか?
https://amazon.co.jp/dp/4896921666/
2. たまには少しくらい難しい本を読まないと…。最近娯楽小説しか読んでいない気が。
1. 映画『いとこ同志』。Wikipediaによると、フランスでの公開が1959年3月11日で、日本での公開は同じ年の10月10日。安岡章太郎の小説「青葉しげれる」の初出は前年の1958年。
6月
*
8. YouTubeに四高のだけでなくて旧制高校の歌がたくさんあるんだね。よくわからないけど、応援歌(セルフ応援歌?)と凱旋歌はセットになるようなイメージが。
※何をリツイートしたのかわからない。
7. 【産経抄】5月15日
https://sankei.com/column/news/180515/clm1805150003-n1.html
※宮部みゆき『蒲生邸事件』(平成8年)。
6. 現代小説についての質問です。以前現国のテストで、読んだ小説がどうしても思い出...
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12189743982 #知恵袋
6.1. このQ&A(回答は2件)を見ると宮本輝「星々の悲しみ」と南木佳士「冬への順応」(または「ウサギ」?)は似ているのかなと思う。#浪人生小説の系譜
5. 獅子文六「明治正月噺」(山崎まどか編『断髪女中 獅子文六短篇集 モダンガール篇』ちくま文庫, 2018.3)。明治34年1月で「高等中学生」というのはおかしい。明治27年(の9月)から「高等学校」になっているので。Wikipediaによると。
5.1. 同書の3篇目「見物女中」(初出『オール読物』昭和28年1月)に久米正雄の名前が。「発病」とはいつなのかな? 小谷野敦『久米正雄伝』によると昭和26年9月頃、すでに体調が悪くて、診察を受けたらしい(p. 530、亡くなるのは翌年3月)。獅子文六の2番目の奥さんが亡くなったのはWikiによれば25年2月。
5.2. 続き)謎の(?)若い女性について久米氏本人に尋ねてみなかったのかな? あ、宮田重雄(1900–1971)にも聞いてみなかったのかな? (久米正雄も人気ラジオ番組「二十の扉」に出演したことがあるらしい。『久米正雄伝』で、昭和24年の最後のあたりに書かれている。p. 523–)
4. 旧制高校。卒業までのパターンは、3学年まであって各学年で1度落第するかしないか(=2通り)なので、2×2×2で8通り。2度続けて落第して退学するパターンは、3年まで進む(けど卒業できない)のが2×2通り、2年までは進むのが2通り、1年止まりが1(=2の0乗)通りで、計7通り。…なんかどこか違うような。
4.1. ※卒業
1 1 2 2 3 3 ←最長6年
1 1 2 2 3 * ←忠さん
1 1 2 * 3 3
1 1 2 * 3 *
1 * 2 2 3 3
1 * 2 2 3 *
1 * 2 * 3 3
1 * 2 * 3 * ←最短3年
※落第による放校
1 1 2 2 3 3
1 1 2 * 3 3
1 * 2 2 3 3
1 * 2 * 3 3 ←オダサクはほぼこれ?
1 1 2 2
1 * 2 2
1 1 ←タカジ
4.2. …→3年→3年と来たらそのあと卒業できるかできないかの違いだけだから、どちらも在校中のパターンは同じだな。15(=8+7)通りから4つ減らして11通りのほうがいいかも。あと、*印をとったほうが同年入学の人たちの進級具合が分かりやすくなる。
4.3.
1 1 2 2 3 3
1 1 2 2 3
1 1 2 3 3
1 1 2 3
1 2 2 3 3
1 2 2 3
1 2 3 3
1 2 3
1 1 2 2
1 2 2
1 1
縦に見て例えばA君とB君は入学1年目と3年目で同学年、みたいなことが分かりやすくなる。
※こちらの書き方では縦の列が同じ年。例えば1923年とか1940年とか。(その1つ右は1924年、1941年。)
3. >RT 蓑田胸喜という人。ずっと忘れていたけど、ちょっと気になる。中学校の卒業は1914年(大正3年)らしい。それくらいの頃の受験生。↓竹内洋ほか編『日本主義的教養の時代』(柏書房, 2006)。
※RTはたぶんこの人のbot。Googleブックスのurl省略(長いので)。
2. 耽美派とは何ぞや? 気にせずに読もう(^_^;)
※これも不明。
1. どさくさまぎれ。
※何に対して言っているか不明。
5月
*
17. 今週の本棚:荒川洋治・評 『田舎教師』=田山花袋・著 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180429/ddm/015/070/022000c
16. 図書カード:すみだ川
https://aozora.gr.jp/cards/001341/card50448.html… #青空文庫
16.1. 『明治の文学 第25巻』(筑摩書房、2001.11)の永井荷風「すみだ川」。「宝丹」という言葉(ルビ「はうたん」)に注が付いていて、「「宝丹」は上野池の端の守田治兵衛の店で売り出した口中芳香剤。」と書かれているけど(p. 180)、ネットで検索してみても「口中芳香剤」とは出てこない。うーん…
16.2. 1ヶ月くらい『田舎教師』のことしか呟いていない気がする(そんなことはないか…)。岩波文庫(2018)では「天狗煙草」には注があって「清心丹」にはないけど、新潮文庫(岩波文庫で再読したあと古本で購入、表紙が囲炉裏の)では両方に付いている。「天狗煙草 東京・銀座の岩谷商会で発売していた国産の煙草。
16.3. 天狗の面の大看板と〈勿驚税金二百万円、商一位、大薫位……〉と大書した広告で有名だったが、質はやや粗悪だった。」/「清心丹 東京日本橋の高木与兵衛商店から売り出されていた口中清涼剤。乗物酔いや水あたりを防ぐ効能があるとされ、旅行携帯薬として愛用された。」(新潮文庫版より)
15. #GW読む本読んだ本
(読む本)京極夏彦『書楼弔堂 炎昼』、司馬遼太郎『ひとびとの跫音』上。
15.1. あーこれ、結局、司馬遼太郎のほうしか読めなかった。GW。上巻を読んだあとに下巻も読んでしまった。面白かったけど、なんかゆっくりとしか読めない本(小説のような随筆のような)だった。
※このツイートは5月7日。
15.2. 司馬遼太郎が描くタカジ(西沢隆二、ぬやま・ひろし)とWikipediaの「西沢隆二」はやっぱり(?)印象がだいぶ違う。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%B2%A2%E9%9A%86%E4%BA%8C
15.3. 『ひとびとの跫音』。「一九一四年(大正三年)、タカジが中学一年、忠三郎さんが二年のときに、日本が第一次大戦(略)に参戦し、(略)」という箇所があるけど(p. 177、上、単行本版)、ほかの箇所の記述と矛盾するので、たぶん違う(ずれている)。忠三郎さんが中学2年になるのは、たぶん1916年(大正5年)。
15.4. 同じ本の話です。大岡昇平『富永太郎 書簡を通して見た生涯と作品』の年譜からの引用があって(pp. 157–9)、その最初の大正8年(1919年)のところ、「九月、第二高等学校(略)に入学。この年の学制改革により正岡忠三郎と同級になる。(略)」とあるけど、学制改革とは何か、本書では説明されず。
15.5. https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318057.htm
「高等学校令(大正七年十二月六日勅令第三百八十九号)」。全体的に何を言っているのやらよくわからないけど、今(?)関係するのは「第十二条」です。
15.6. 大正8年(1919年)から中学4年修了(四修)で高等学校の受験が可能になる(中学校は5年制)。富永太郎と忠三郎さんは同じ中学(府立一中)で1年先輩後輩。同じ年に同じ高校(仙台の二高)を五卒と四修で受けた(受かって入った)から2人は同級生に。…とにかく四修開始の最初の年に忠三郎さんは四修で高校に。
15.7. 以前、高木彬光『わが一高時代の犯罪』を読んで知ったのだったか、「1回の表」「1回の裏」…という言い方があるらしい。落第というか留年というか。3学年あって、各学年1回ずつは繰り返せる。2度落第すると退学に。
15.8. 細かい話だけど、忠三郎さんは卒業に5年かかった、と司馬遼太郎は言う。1年と2年で留年していて。でも(よく知らないけど)、大正10年から新学年(新年度)の始まりが9月から4月に変わるので、大正9年度は5ヶ月短くなっているはず。大正9年は2度目の1年生(「1回の裏」)の年。実際は5年より数ヶ月短い。
15.9. 同じく『ひとびとの跫音』に書かれていることだけど、タカジは大正9年(1920年)に二高に入学(私立の立教中学から四修で)。前年入学で落第した忠三郎さんと同級生に。その後、タカジは1年で2度落第して退学に。(1回の表→1回の裏→退学。)
15.10. 大岡昇平『富永太郎』の年譜からの引用の、大正10年の最初のところ、何月かは書かれていなくて「数学、化学不出来のため落第(司馬記・タカジ(略)も忠三郎さんもこの時期に落第)。」と書かれている。忠三郎さんは違うのでは? 大正10年4月から2年生(「2回の表」)になっているはず。
15.11. あと「タカジは太郎より二歳下である。二高入学は一年遅く、退学だけは一年早かった。」という記述がある(p. 188)。「一年早かった」ってどういう意味で? 年譜によれば太郎が退学したのは大正10年12月。タカジはこの年、4月から2度目の1年生では?(あ、2度目の落第決定=退学はいつだろう?)。
15.12. よくわからないけど、タカジの退学が太郎よりも1年早いとは思えない。
15.13. (訂正です)検索したりしても出てこないので、どうも「1回の表」「1回の裏」…という言い方はないみたいです。私の頭が勝手に作ってしまったみたいです。すみませんm(__)m。(「表」「裏」とは言うみたいだけど、よくわからない。)
15.14. 大正8年に入学した富永太郎が大正10年(1921年)に落第しているとすれば、1年→2年→2年(→12月に中退)というパターンしかない(たぶん)。忠三郎さんは1年→1年→2年(→2年→3年→卒業)というパターン。
14. 山﨑佐保子『おじいちゃん、死んじゃったって。』(幻冬舎文庫、2017.10)読了。田舎、家族。
https://amazon.co.jp/dp/4344426649/
14.1. この映画やっと観た。祖父が亡くなって親族(2家族と独身の叔母)が集まってまた戻るまで。リアルというかあるある沢山だった。ヒッキー浪人生は喪服にネクタイに黒い靴に困るよね。女性3人(1人は高校生)がえらく煙草を吸ってたな。煙草って自分を少しずつ殺していくようなもの? 煙。エンドはインド。
※このツイートは2020年2月26日。
14.2. 「ねえねえ、それはダメだよ、いろんな意味でダメだよ」
14.3. 「煙草って自分を少しずつ殺していくようなもの?」そういうことではなくて、気持ちのもやもやを表したり、線香の代替とかかも。わからないけど。(もともと弟が使っていた部屋で彼氏と行為をしているのは近親相姦願望とかではなくて、たんに田舎的なゆるさ? 窓を開けると下にお父さんがいる。)
13. そういえば(何が「そう」なのか自分でもわからないけど)「受験生の手記」が収録されている久米正雄『学生時代』の新潮文庫版の解説を加藤武雄(1888–1956)が書いていて。けっこう好きかも。著作権は切れているんだよね...。(中村武羅夫、三上於菟吉と合わせて「流行作家の三羽烏」。)
12. >RT 気になったので岩波文庫が底本にしているという最初の本(左久良書房、明治42.10)を国会図書館デジタルコレクションで確認してみたら「セント、セリシア」となっている(p. 424、コマ番号218)。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/885426
※何をリツイートしたのかわからない。
12.1. 最初の本(左久良書房、1909)の最初には地名が細かく書き込まれた地図が付いているのだけど、国デジにあるものは真ん中の下のへんが白くなっていて見えなくなっている。全体からいえば少しだけだけど、けっこう重要な箇所が見えないような…。やっぱり(?)地図があったほうが読むのに便利な小説?
11. そういえば以前「家族に乾杯」を見ていたら笑福亭鶴瓶は牧野富太郎を知らなかったよね。高野文子『ドミトリーともきんす』の住人のマキノ君。
11.1. 『田舎教師』植物(草花や木)の名前を言われても、知識がないせいでぜんぜん頭に浮かばない(泣)。いま少しずつ読んでいる京極夏彦『書楼弔堂 炎昼』という小説(2016.11)。花のイラスト(?)の出典が牧野富太郎の図鑑。(ネタバレになる気がするけど、最初の話に田山さん&松岡さんのコンビが出てくる。)
11.2. そういえば昨年『明治の文学 第23巻 田山花袋』(筑摩書房, 2001.5)という本で『縁』を読んだのだけど、ページの下に注があって、花だけではないけど、けっこう絵が付いている。私のような知識や想像力がない人には親切かも。再読しないとわからないけど、草花とか『田舎教師』とわりと被っている?
11.3. 後ろの「図版出典一覧」を見てみると植物の絵(というか図というか)は斎田功太郎・佐藤礼介『内外植物誌』(大日本図書, 大正6年)によっているようだ。↓国デジにあるもの。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/955273
10. 新しく出た岩波文庫『田舎教師』(2018.3)の2つ目の「解説」(尾形明子)に「(略)宇野浩二は、天王寺中学校の頃この小説を読んで感動し、卒業したあと、早速、大阪の若江村で代用教員となった、という経歴を持つ」とあるけど(p. 324)、Wikiなどによれば宇野浩二の中学卒業は1909年(明治42年)で、(続く)
10.1. (続き)『田舎教師』(書き下ろし)の刊行はその年の10月。中学生のうちに読むのは無理なのでは?
10.2. ↓この論文で読める宇野浩二の投稿小説「村はづれの家」(『秀才文壇』9巻19号、明治42年9月1日)って田山花袋の『田舎教師』(明治42年10月25日)より早いよね。
http://hdl.handle.net/10424/394
9. チャットモンチーの1枚目のアルバム、持ってたんだけど、どっかに行ってしまって。毎年4月くらいになると「東京ハチミツオーケストラ」が聴きたくなる。
8. 「青春小説の系譜」(毎日新聞 経済プレミア)の今月分がアップされないな。
※このツイートは13日午前10時過ぎ。
8.1. とぎどき見ていた「関西50年前」(毎日新聞)。3月で終わっていた(泣)。
7. あ、1920年(大正9年)って関東大震災前だから、いま取り壊し中(もう終わった?)の建物とは違うのか。研数学館。金子文子『何が私をこうさせたか』(岩波文庫)読みたいな。
※何かリツイートしているかな。
6. 「玄冬文芸」という言葉。(RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
5. 小学校の代用教員といえば、だいぶ前に読んでよく覚えていないけど、山田風太郎「三年目」という小説がある(初出は『受験旬報』1940年10月号で、収録本は『達磨峠の事件 補遺篇―山田風太郎ミステリー傑作選10』光文社文庫, 2002.3、『橘傳来記―山田風太郎初期作品集』出版芸術社, 2008.11)。
4. 要するに8円の人と11円の人がいるわけだよね。小学校って何だっけ?(なんかアホなことを言っている?(泣))。同じ「小学校」でもひと括りにしては駄目だったのかも。
3. 石川啄木(1886–1912)。明治35年(1902年)に中学校を5年のとき退学。明治39年に小学校の代用教員に。...『田舎教師』の主人公(とそのモデル)は明治37年9月に亡くなっているので、時期は重なってはいないのか。
http://page.sannet.ne.jp/yu_iwata/nenpu1905.html
3.1. 翌年(明治40年)の4月に辞めて、6月には別の小学校に。今度は月給8円ではなくて12円。なぜ1.5倍も? ↓この年譜の明治40年6月11日を見ると「代用教員」と「訓導」は区別されている感じ。
http://page.sannet.ne.jp/yu_iwata/nenpu1905.html
2. 「訓導」の意味がわからない(泣)。自分、無意識で「小学校の代用教員」と書いてしまったけど、「代用」ではないのかな? 読み直して主人公(林清三)の学校での身分を確認したいな。
2.1. 1週間くらい前に読み直してみたけど、自分にはよくわからなかった。周りの先生には「訓導」と「師範学校出」がいるようだけど(校長も師範学校出らしい)、主人公は結局、最後まで何も検定試験を受けておらず、ただの(?)中学校卒の代用教員ということでいいのではないか。
2.2. (訂正です)「師範学校出」という言葉はなかったみたい。「師範校出」とか「師範出」と書かれている。
2.3. 図書カード:田舎教師
https://aozora.gr.jp/cards/000214/card1668.html #青空文庫
1. >RT 中学校の卒業は明治34年だっけ、小学校の代用教員をしながら上野の音楽学校への進学を目指す、というのは意外と理にかなっているのかな? 試験の本番ではピアノだけど(弾かされるのは何?)小学校にあるオルガンで練習。子供たちに音楽の授業もしながら?
※何をリツイートしたのかわからない。
1.1. 坂本麻実子『明治中等音楽教員の研究―『田舎教師』とその時代』(風間書院、2006)という本があるみたい。いろいろと詳しく書かれていそう。
https://amazon.co.jp/dp/4759915761/
4月
*
6. 今ごろ知ったのだけど、『文学界』2018年7月号に掲載されている村上春樹3つの短編の2番目のもの(「クリーム」)は、18歳の浪人中にこんなことがあった、みたいな話らしい。
※その後、収録本の『一人称単数』(文藝春秋, 2020.7)を購入、読了。
6.1. 結局買いそびれてしまった。村上春樹の以外に多和田葉子「胡蝶、カリフォルニアに舞う」にも「浪人」という言葉が。
※こちらは未読。2021年9現在。
5. #最近本買ってない人に買った本を教える
原田マハ『スイート・ホーム』(ポプラ社、2018.3)、麻宮ゆり子『仏像ぐるりのひとびと』(光文社文庫、2018.6)。
※その後、前者は読了。
4. >RT関係。ややこしいけど、『アルシェ』(のち『蛍雪アルシェ』)はラ講のテキストの後継誌なんだよね。1995年4月から4年間。
※何をリツイートしたのかわからない。
3. 『月刊実況中継』といえば、望月光『かがやく受験生たちの物語』(中継新書[語学春秋社], 1996.7)という本(連載が書籍化されたもの)を持っているんだけど、いまだに読んでいない。小説家の書いた小説でないから後回しになってしまって…
https://amazon.co.jp/dp/4875684622/
3.1. 榛原充『受験はドラマだ ホントにあったチョットいい物語』(駿台曜曜社, 1998.10)は持ってない。『ASCENT』で2年間?連載されていたもの。こういう本はなんていうジャンルなのかな? 実話系なんとか?
https://amazon.co.jp/dp/4896921666/
2. たまには少しくらい難しい本を読まないと…。最近娯楽小説しか読んでいない気が。
1. 映画『いとこ同志』。Wikipediaによると、フランスでの公開が1959年3月11日で、日本での公開は同じ年の10月10日。安岡章太郎の小説「青葉しげれる」の初出は前年の1958年。
6月
*
8. YouTubeに四高のだけでなくて旧制高校の歌がたくさんあるんだね。よくわからないけど、応援歌(セルフ応援歌?)と凱旋歌はセットになるようなイメージが。
※何をリツイートしたのかわからない。
7. 【産経抄】5月15日
https://sankei.com/column/news/180515/clm1805150003-n1.html
※宮部みゆき『蒲生邸事件』(平成8年)。
6. 現代小説についての質問です。以前現国のテストで、読んだ小説がどうしても思い出...
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12189743982 #知恵袋
6.1. このQ&A(回答は2件)を見ると宮本輝「星々の悲しみ」と南木佳士「冬への順応」(または「ウサギ」?)は似ているのかなと思う。#浪人生小説の系譜
5. 獅子文六「明治正月噺」(山崎まどか編『断髪女中 獅子文六短篇集 モダンガール篇』ちくま文庫, 2018.3)。明治34年1月で「高等中学生」というのはおかしい。明治27年(の9月)から「高等学校」になっているので。Wikipediaによると。
5.1. 同書の3篇目「見物女中」(初出『オール読物』昭和28年1月)に久米正雄の名前が。「発病」とはいつなのかな? 小谷野敦『久米正雄伝』によると昭和26年9月頃、すでに体調が悪くて、診察を受けたらしい(p. 530、亡くなるのは翌年3月)。獅子文六の2番目の奥さんが亡くなったのはWikiによれば25年2月。
5.2. 続き)謎の(?)若い女性について久米氏本人に尋ねてみなかったのかな? あ、宮田重雄(1900–1971)にも聞いてみなかったのかな? (久米正雄も人気ラジオ番組「二十の扉」に出演したことがあるらしい。『久米正雄伝』で、昭和24年の最後のあたりに書かれている。p. 523–)
4. 旧制高校。卒業までのパターンは、3学年まであって各学年で1度落第するかしないか(=2通り)なので、2×2×2で8通り。2度続けて落第して退学するパターンは、3年まで進む(けど卒業できない)のが2×2通り、2年までは進むのが2通り、1年止まりが1(=2の0乗)通りで、計7通り。…なんかどこか違うような。
4.1. ※卒業
1 1 2 2 3 3 ←最長6年
1 1 2 2 3 * ←忠さん
1 1 2 * 3 3
1 1 2 * 3 *
1 * 2 2 3 3
1 * 2 2 3 *
1 * 2 * 3 3
1 * 2 * 3 * ←最短3年
※落第による放校
1 1 2 2 3 3
1 1 2 * 3 3
1 * 2 2 3 3
1 * 2 * 3 3 ←オダサクはほぼこれ?
1 1 2 2
1 * 2 2
1 1 ←タカジ
4.2. …→3年→3年と来たらそのあと卒業できるかできないかの違いだけだから、どちらも在校中のパターンは同じだな。15(=8+7)通りから4つ減らして11通りのほうがいいかも。あと、*印をとったほうが同年入学の人たちの進級具合が分かりやすくなる。
4.3.
1 1 2 2 3 3
1 1 2 2 3
1 1 2 3 3
1 1 2 3
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1 2 2 3
1 2 3 3
1 2 3
1 1 2 2
1 2 2
1 1
縦に見て例えばA君とB君は入学1年目と3年目で同学年、みたいなことが分かりやすくなる。
※こちらの書き方では縦の列が同じ年。例えば1923年とか1940年とか。(その1つ右は1924年、1941年。)
3. >RT 蓑田胸喜という人。ずっと忘れていたけど、ちょっと気になる。中学校の卒業は1914年(大正3年)らしい。それくらいの頃の受験生。↓竹内洋ほか編『日本主義的教養の時代』(柏書房, 2006)。
※RTはたぶんこの人のbot。Googleブックスのurl省略(長いので)。
2. 耽美派とは何ぞや? 気にせずに読もう(^_^;)
※これも不明。
1. どさくさまぎれ。
※何に対して言っているか不明。
5月
*
17. 今週の本棚:荒川洋治・評 『田舎教師』=田山花袋・著 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180429/ddm/015/070/022000c
16. 図書カード:すみだ川
https://aozora.gr.jp/cards/001341/card50448.html… #青空文庫
16.1. 『明治の文学 第25巻』(筑摩書房、2001.11)の永井荷風「すみだ川」。「宝丹」という言葉(ルビ「はうたん」)に注が付いていて、「「宝丹」は上野池の端の守田治兵衛の店で売り出した口中芳香剤。」と書かれているけど(p. 180)、ネットで検索してみても「口中芳香剤」とは出てこない。うーん…
16.2. 1ヶ月くらい『田舎教師』のことしか呟いていない気がする(そんなことはないか…)。岩波文庫(2018)では「天狗煙草」には注があって「清心丹」にはないけど、新潮文庫(岩波文庫で再読したあと古本で購入、表紙が囲炉裏の)では両方に付いている。「天狗煙草 東京・銀座の岩谷商会で発売していた国産の煙草。
16.3. 天狗の面の大看板と〈勿驚税金二百万円、商一位、大薫位……〉と大書した広告で有名だったが、質はやや粗悪だった。」/「清心丹 東京日本橋の高木与兵衛商店から売り出されていた口中清涼剤。乗物酔いや水あたりを防ぐ効能があるとされ、旅行携帯薬として愛用された。」(新潮文庫版より)
15. #GW読む本読んだ本
(読む本)京極夏彦『書楼弔堂 炎昼』、司馬遼太郎『ひとびとの跫音』上。
15.1. あーこれ、結局、司馬遼太郎のほうしか読めなかった。GW。上巻を読んだあとに下巻も読んでしまった。面白かったけど、なんかゆっくりとしか読めない本(小説のような随筆のような)だった。
※このツイートは5月7日。
15.2. 司馬遼太郎が描くタカジ(西沢隆二、ぬやま・ひろし)とWikipediaの「西沢隆二」はやっぱり(?)印象がだいぶ違う。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%B2%A2%E9%9A%86%E4%BA%8C
15.3. 『ひとびとの跫音』。「一九一四年(大正三年)、タカジが中学一年、忠三郎さんが二年のときに、日本が第一次大戦(略)に参戦し、(略)」という箇所があるけど(p. 177、上、単行本版)、ほかの箇所の記述と矛盾するので、たぶん違う(ずれている)。忠三郎さんが中学2年になるのは、たぶん1916年(大正5年)。
15.4. 同じ本の話です。大岡昇平『富永太郎 書簡を通して見た生涯と作品』の年譜からの引用があって(pp. 157–9)、その最初の大正8年(1919年)のところ、「九月、第二高等学校(略)に入学。この年の学制改革により正岡忠三郎と同級になる。(略)」とあるけど、学制改革とは何か、本書では説明されず。
15.5. https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318057.htm
「高等学校令(大正七年十二月六日勅令第三百八十九号)」。全体的に何を言っているのやらよくわからないけど、今(?)関係するのは「第十二条」です。
15.6. 大正8年(1919年)から中学4年修了(四修)で高等学校の受験が可能になる(中学校は5年制)。富永太郎と忠三郎さんは同じ中学(府立一中)で1年先輩後輩。同じ年に同じ高校(仙台の二高)を五卒と四修で受けた(受かって入った)から2人は同級生に。…とにかく四修開始の最初の年に忠三郎さんは四修で高校に。
15.7. 以前、高木彬光『わが一高時代の犯罪』を読んで知ったのだったか、「1回の表」「1回の裏」…という言い方があるらしい。落第というか留年というか。3学年あって、各学年1回ずつは繰り返せる。2度落第すると退学に。
15.8. 細かい話だけど、忠三郎さんは卒業に5年かかった、と司馬遼太郎は言う。1年と2年で留年していて。でも(よく知らないけど)、大正10年から新学年(新年度)の始まりが9月から4月に変わるので、大正9年度は5ヶ月短くなっているはず。大正9年は2度目の1年生(「1回の裏」)の年。実際は5年より数ヶ月短い。
15.9. 同じく『ひとびとの跫音』に書かれていることだけど、タカジは大正9年(1920年)に二高に入学(私立の立教中学から四修で)。前年入学で落第した忠三郎さんと同級生に。その後、タカジは1年で2度落第して退学に。(1回の表→1回の裏→退学。)
15.10. 大岡昇平『富永太郎』の年譜からの引用の、大正10年の最初のところ、何月かは書かれていなくて「数学、化学不出来のため落第(司馬記・タカジ(略)も忠三郎さんもこの時期に落第)。」と書かれている。忠三郎さんは違うのでは? 大正10年4月から2年生(「2回の表」)になっているはず。
15.11. あと「タカジは太郎より二歳下である。二高入学は一年遅く、退学だけは一年早かった。」という記述がある(p. 188)。「一年早かった」ってどういう意味で? 年譜によれば太郎が退学したのは大正10年12月。タカジはこの年、4月から2度目の1年生では?(あ、2度目の落第決定=退学はいつだろう?)。
15.12. よくわからないけど、タカジの退学が太郎よりも1年早いとは思えない。
15.13. (訂正です)検索したりしても出てこないので、どうも「1回の表」「1回の裏」…という言い方はないみたいです。私の頭が勝手に作ってしまったみたいです。すみませんm(__)m。(「表」「裏」とは言うみたいだけど、よくわからない。)
15.14. 大正8年に入学した富永太郎が大正10年(1921年)に落第しているとすれば、1年→2年→2年(→12月に中退)というパターンしかない(たぶん)。忠三郎さんは1年→1年→2年(→2年→3年→卒業)というパターン。
14. 山﨑佐保子『おじいちゃん、死んじゃったって。』(幻冬舎文庫、2017.10)読了。田舎、家族。
https://amazon.co.jp/dp/4344426649/
14.1. この映画やっと観た。祖父が亡くなって親族(2家族と独身の叔母)が集まってまた戻るまで。リアルというかあるある沢山だった。ヒッキー浪人生は喪服にネクタイに黒い靴に困るよね。女性3人(1人は高校生)がえらく煙草を吸ってたな。煙草って自分を少しずつ殺していくようなもの? 煙。エンドはインド。
※このツイートは2020年2月26日。
14.2. 「ねえねえ、それはダメだよ、いろんな意味でダメだよ」
14.3. 「煙草って自分を少しずつ殺していくようなもの?」そういうことではなくて、気持ちのもやもやを表したり、線香の代替とかかも。わからないけど。(もともと弟が使っていた部屋で彼氏と行為をしているのは近親相姦願望とかではなくて、たんに田舎的なゆるさ? 窓を開けると下にお父さんがいる。)
13. そういえば(何が「そう」なのか自分でもわからないけど)「受験生の手記」が収録されている久米正雄『学生時代』の新潮文庫版の解説を加藤武雄(1888–1956)が書いていて。けっこう好きかも。著作権は切れているんだよね...。(中村武羅夫、三上於菟吉と合わせて「流行作家の三羽烏」。)
12. >RT 気になったので岩波文庫が底本にしているという最初の本(左久良書房、明治42.10)を国会図書館デジタルコレクションで確認してみたら「セント、セリシア」となっている(p. 424、コマ番号218)。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/885426
※何をリツイートしたのかわからない。
12.1. 最初の本(左久良書房、1909)の最初には地名が細かく書き込まれた地図が付いているのだけど、国デジにあるものは真ん中の下のへんが白くなっていて見えなくなっている。全体からいえば少しだけだけど、けっこう重要な箇所が見えないような…。やっぱり(?)地図があったほうが読むのに便利な小説?
11. そういえば以前「家族に乾杯」を見ていたら笑福亭鶴瓶は牧野富太郎を知らなかったよね。高野文子『ドミトリーともきんす』の住人のマキノ君。
11.1. 『田舎教師』植物(草花や木)の名前を言われても、知識がないせいでぜんぜん頭に浮かばない(泣)。いま少しずつ読んでいる京極夏彦『書楼弔堂 炎昼』という小説(2016.11)。花のイラスト(?)の出典が牧野富太郎の図鑑。(ネタバレになる気がするけど、最初の話に田山さん&松岡さんのコンビが出てくる。)
11.2. そういえば昨年『明治の文学 第23巻 田山花袋』(筑摩書房, 2001.5)という本で『縁』を読んだのだけど、ページの下に注があって、花だけではないけど、けっこう絵が付いている。私のような知識や想像力がない人には親切かも。再読しないとわからないけど、草花とか『田舎教師』とわりと被っている?
11.3. 後ろの「図版出典一覧」を見てみると植物の絵(というか図というか)は斎田功太郎・佐藤礼介『内外植物誌』(大日本図書, 大正6年)によっているようだ。↓国デジにあるもの。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/955273
10. 新しく出た岩波文庫『田舎教師』(2018.3)の2つ目の「解説」(尾形明子)に「(略)宇野浩二は、天王寺中学校の頃この小説を読んで感動し、卒業したあと、早速、大阪の若江村で代用教員となった、という経歴を持つ」とあるけど(p. 324)、Wikiなどによれば宇野浩二の中学卒業は1909年(明治42年)で、(続く)
10.1. (続き)『田舎教師』(書き下ろし)の刊行はその年の10月。中学生のうちに読むのは無理なのでは?
10.2. ↓この論文で読める宇野浩二の投稿小説「村はづれの家」(『秀才文壇』9巻19号、明治42年9月1日)って田山花袋の『田舎教師』(明治42年10月25日)より早いよね。
http://hdl.handle.net/10424/394
9. チャットモンチーの1枚目のアルバム、持ってたんだけど、どっかに行ってしまって。毎年4月くらいになると「東京ハチミツオーケストラ」が聴きたくなる。
8. 「青春小説の系譜」(毎日新聞 経済プレミア)の今月分がアップされないな。
※このツイートは13日午前10時過ぎ。
8.1. とぎどき見ていた「関西50年前」(毎日新聞)。3月で終わっていた(泣)。
7. あ、1920年(大正9年)って関東大震災前だから、いま取り壊し中(もう終わった?)の建物とは違うのか。研数学館。金子文子『何が私をこうさせたか』(岩波文庫)読みたいな。
※何かリツイートしているかな。
6. 「玄冬文芸」という言葉。(RT)
※何をリツイートしたのかわからない。
5. 小学校の代用教員といえば、だいぶ前に読んでよく覚えていないけど、山田風太郎「三年目」という小説がある(初出は『受験旬報』1940年10月号で、収録本は『達磨峠の事件 補遺篇―山田風太郎ミステリー傑作選10』光文社文庫, 2002.3、『橘傳来記―山田風太郎初期作品集』出版芸術社, 2008.11)。
4. 要するに8円の人と11円の人がいるわけだよね。小学校って何だっけ?(なんかアホなことを言っている?(泣))。同じ「小学校」でもひと括りにしては駄目だったのかも。
3. 石川啄木(1886–1912)。明治35年(1902年)に中学校を5年のとき退学。明治39年に小学校の代用教員に。...『田舎教師』の主人公(とそのモデル)は明治37年9月に亡くなっているので、時期は重なってはいないのか。
http://page.sannet.ne.jp/yu_iwata/nenpu1905.html
3.1. 翌年(明治40年)の4月に辞めて、6月には別の小学校に。今度は月給8円ではなくて12円。なぜ1.5倍も? ↓この年譜の明治40年6月11日を見ると「代用教員」と「訓導」は区別されている感じ。
http://page.sannet.ne.jp/yu_iwata/nenpu1905.html
2. 「訓導」の意味がわからない(泣)。自分、無意識で「小学校の代用教員」と書いてしまったけど、「代用」ではないのかな? 読み直して主人公(林清三)の学校での身分を確認したいな。
2.1. 1週間くらい前に読み直してみたけど、自分にはよくわからなかった。周りの先生には「訓導」と「師範学校出」がいるようだけど(校長も師範学校出らしい)、主人公は結局、最後まで何も検定試験を受けておらず、ただの(?)中学校卒の代用教員ということでいいのではないか。
2.2. (訂正です)「師範学校出」という言葉はなかったみたい。「師範校出」とか「師範出」と書かれている。
2.3. 図書カード:田舎教師
https://aozora.gr.jp/cards/000214/card1668.html #青空文庫
1. >RT 中学校の卒業は明治34年だっけ、小学校の代用教員をしながら上野の音楽学校への進学を目指す、というのは意外と理にかなっているのかな? 試験の本番ではピアノだけど(弾かされるのは何?)小学校にあるオルガンで練習。子供たちに音楽の授業もしながら?
※何をリツイートしたのかわからない。
1.1. 坂本麻実子『明治中等音楽教員の研究―『田舎教師』とその時代』(風間書院、2006)という本があるみたい。いろいろと詳しく書かれていそう。
https://amazon.co.jp/dp/4759915761/
4月
2018年7–12月。
2021年9月16日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
1. もう12月、受験ジーンズにTVドラマについてばかりつぶやいていいのだろうか。ちょっと反省する。いや、私は教師でも何でもないけど。いま観ているドラマは再来週には終わるし。もうしばらくこの状態です、すみませんm(_ _)m
※TVドラマ『中学聖日記』(2018年10–12月)に嵌まった。その関係のツイートはだいたい省略です。
12月
*
2. 何か飛んでくるかと思って思わずテレビから下がってしまった。
※リツイートしたのは歌番組関係のもので、AKB48の激しいダンスについてかな。
1. (RT)「最近になって学歴社会が成立し、私立学校への人気が高まっている」。そうだっけ? 何か読み直したい。
※何をリツイートしたのかわからない。
11月
*
3. 『あなたはここで、息ができるの?』昨日の朝読了。昼間スーパーに買い物に行ったときに買ってしまった。カップヌードルのトムヤムクン味。影響されている(^_^;)
※「浪人生」は関係ない。
3.1. 「竹宮ゆゆこは天才」だと思うけど、そう言う(書く)ときの自分はいつも半笑い。
3.2. 1度くらい直木賞候補になってほしいよね。そして砕け散るところを見せてほしい←
2. 3分の1くらいしか読んでないな…
※何をリツイートしたのかわからない。
1. 短編のほうを読んだ。島田荘司「世界にただひとりのサンタクロース」(アンソロジー『鍵のかかった部屋』)。もうクリスマスの季節、予備校生のサトルくんちゃんと京大に受かるのかな?(長編のほうの書評で1975年の冬の話とおっしゃっている人がいるけど、長編のほうは年が明けるのかな?)
※いまだに(2021年9月現在)長編のほうは読んでいない。
10月
*
6. 2006-05-22自慢する中島義道(猫を償うに猫をもってせよ)
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/touch/20060522
5. いま言うなと言われそうだけど、池田晶子・陸田真志『死と生きる』(新潮社, 1999)の完全版が読みたい。とずっと言っているんだけど。『新潮45』での連載。単行本が出てからも少し(?)続いていたと思う。池田氏『2001年哲学の旅』(同, 2001)にも陸田氏の寄稿がある。
4. この人が作っている参考書をけっこう読んでいると思うんだけど、こういう物言いを読むともういいかなと思ってしまう。>RT
※何をリツイートしたのか覚えていないけど、2人くらい思い当たる。著者の名前として。
3. AERA (アエラ) 2018年 9/24 号 [雑誌] 朝日新聞出版
https://amazon.co.jp/dp/B07GWSQJHK/
※これは購入している。
2. 竹岡広信『竹岡式 ルーツで覚える英単語』(毎日新聞社, 2009.4)の「はじめに」に「「試験に出る英単語」は、実はすべての単語に語源が記載されてあります。(略)たとえば invent は、in- + ventで、(略)」(p. 5)とあるけど、手もとにある『でる単』(改訂新版)の「索引」を見てもinventが載っていない。
2.1. 著者紹介を見ると1961年生まれ。高校入学は1976年くらいに? 初版(1967年?)か改訂版(1975年?)? なんか嘘くさい。
※索引にinventがないだけで、どこかにあるかもしれない?
1. この小説、たぶん2浪目が1999年で、高校1年は1995年かもしれない。よくわからないけど。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
9月
*
3. 「仮面浪人生」激増中!私大が入学定員数を厳格化した余波で
https://diamond.jp/articles/-/178340
2. NHK-FM青春アドベンチャー『ほろびた国の旅』(原作・三木卓)。第1話(全5話)が聞けるのが今日(8月14日)の昼12時までみたい。興味がある方はお早めに。(というか、気づくのが遅すぎた(^_^;))
http://nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0164_01
1. 読書垢(主に小説。ラノベ含む)なのに先月読んだ本はたったの3冊(うち1冊はマンガ)という。「みんなもっと本を読もう!」みたいなことが言えない(泣)
1.1. 読書メーターが毎月どころか毎日現実を突きつけてくる。
8月
*
13. 雨のち晴れ:教育の大切さに気付かされ 河合塾理事長・河合弘登さん - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180731/ddm/008/020/099000c
12. 第195回:伊吹有喜さんその6「楽しく学べる息抜き本」 - 作家の読書道|
http://webdoku.jp/rensai/sakka/michi195_ibuki/20180623_6.html
11. とちりの虫 (中公文庫) 中央公論新社
https://amazon.co.jp/dp/4122066190/
10. ザ・藤川家族カンパニー Final 嵐、のち虹 (集英社文庫 ひ 38-4) 集英社
https://amazon.co.jp/dp/4087457745/
※シリーズ第4巻だったかな。4巻とも積ん読。
9. 炎の来歴 新潮社
https://amazon.co.jp/dp/4104371068/
8. 言い訳。
※?
7. 【記者日記】訳あり!浪人生「微増」 青春の試練と時代の推移: 山陽新聞デジタル|さんデジ
http://sanyonews.jp/article/747833
6. >RT 袖川裕美「教材から見るラジオ英語講座創始者の足跡」。最近どこかで岡倉由三郎のラジオ講座について書かれているものを見かけた覚えがあって。探したらこれだった(思い出す&見つけるのにかなり時間がかかった(泣))。
※何をリツイートしたのか覚えていない。
5. 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』の発売日は1995年8月25日のようだ。
4. 靴職人の花田優一氏は1995年9月27日生まれ。Wikipediaなどによると。
3. 『はなまるマーケット』TBS系列。Wikipediaによると「1996年9月30日から2014年3月28日まで」放送。
2. 城山三郎『今日は再び来らず』(講談社)は1977年9月に出ているみたい。
1. https://www.hanketsu.jiii.or.jp/hanketsu/jsp/hatumeisi/news/199912news.html
※たぶん何かリツイートしてそれに関連して。
7月
*
1. もう12月、受験ジーンズにTVドラマについてばかりつぶやいていいのだろうか。ちょっと反省する。いや、私は教師でも何でもないけど。いま観ているドラマは再来週には終わるし。もうしばらくこの状態です、すみませんm(_ _)m
※TVドラマ『中学聖日記』(2018年10–12月)に嵌まった。その関係のツイートはだいたい省略です。
12月
*
2. 何か飛んでくるかと思って思わずテレビから下がってしまった。
※リツイートしたのは歌番組関係のもので、AKB48の激しいダンスについてかな。
1. (RT)「最近になって学歴社会が成立し、私立学校への人気が高まっている」。そうだっけ? 何か読み直したい。
※何をリツイートしたのかわからない。
11月
*
3. 『あなたはここで、息ができるの?』昨日の朝読了。昼間スーパーに買い物に行ったときに買ってしまった。カップヌードルのトムヤムクン味。影響されている(^_^;)
※「浪人生」は関係ない。
3.1. 「竹宮ゆゆこは天才」だと思うけど、そう言う(書く)ときの自分はいつも半笑い。
3.2. 1度くらい直木賞候補になってほしいよね。そして砕け散るところを見せてほしい←
2. 3分の1くらいしか読んでないな…
※何をリツイートしたのかわからない。
1. 短編のほうを読んだ。島田荘司「世界にただひとりのサンタクロース」(アンソロジー『鍵のかかった部屋』)。もうクリスマスの季節、予備校生のサトルくんちゃんと京大に受かるのかな?(長編のほうの書評で1975年の冬の話とおっしゃっている人がいるけど、長編のほうは年が明けるのかな?)
※いまだに(2021年9月現在)長編のほうは読んでいない。
10月
*
6. 2006-05-22自慢する中島義道(猫を償うに猫をもってせよ)
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/touch/20060522
5. いま言うなと言われそうだけど、池田晶子・陸田真志『死と生きる』(新潮社, 1999)の完全版が読みたい。とずっと言っているんだけど。『新潮45』での連載。単行本が出てからも少し(?)続いていたと思う。池田氏『2001年哲学の旅』(同, 2001)にも陸田氏の寄稿がある。
4. この人が作っている参考書をけっこう読んでいると思うんだけど、こういう物言いを読むともういいかなと思ってしまう。>RT
※何をリツイートしたのか覚えていないけど、2人くらい思い当たる。著者の名前として。
3. AERA (アエラ) 2018年 9/24 号 [雑誌] 朝日新聞出版
https://amazon.co.jp/dp/B07GWSQJHK/
※これは購入している。
2. 竹岡広信『竹岡式 ルーツで覚える英単語』(毎日新聞社, 2009.4)の「はじめに」に「「試験に出る英単語」は、実はすべての単語に語源が記載されてあります。(略)たとえば invent は、in- + ventで、(略)」(p. 5)とあるけど、手もとにある『でる単』(改訂新版)の「索引」を見てもinventが載っていない。
2.1. 著者紹介を見ると1961年生まれ。高校入学は1976年くらいに? 初版(1967年?)か改訂版(1975年?)? なんか嘘くさい。
※索引にinventがないだけで、どこかにあるかもしれない?
1. この小説、たぶん2浪目が1999年で、高校1年は1995年かもしれない。よくわからないけど。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
9月
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3. 「仮面浪人生」激増中!私大が入学定員数を厳格化した余波で
https://diamond.jp/articles/-/178340
2. NHK-FM青春アドベンチャー『ほろびた国の旅』(原作・三木卓)。第1話(全5話)が聞けるのが今日(8月14日)の昼12時までみたい。興味がある方はお早めに。(というか、気づくのが遅すぎた(^_^;))
http://nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0164_01
1. 読書垢(主に小説。ラノベ含む)なのに先月読んだ本はたったの3冊(うち1冊はマンガ)という。「みんなもっと本を読もう!」みたいなことが言えない(泣)
1.1. 読書メーターが毎月どころか毎日現実を突きつけてくる。
8月
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13. 雨のち晴れ:教育の大切さに気付かされ 河合塾理事長・河合弘登さん - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180731/ddm/008/020/099000c
12. 第195回:伊吹有喜さんその6「楽しく学べる息抜き本」 - 作家の読書道|
http://webdoku.jp/rensai/sakka/michi195_ibuki/20180623_6.html
11. とちりの虫 (中公文庫) 中央公論新社
https://amazon.co.jp/dp/4122066190/
10. ザ・藤川家族カンパニー Final 嵐、のち虹 (集英社文庫 ひ 38-4) 集英社
https://amazon.co.jp/dp/4087457745/
※シリーズ第4巻だったかな。4巻とも積ん読。
9. 炎の来歴 新潮社
https://amazon.co.jp/dp/4104371068/
8. 言い訳。
※?
7. 【記者日記】訳あり!浪人生「微増」 青春の試練と時代の推移: 山陽新聞デジタル|さんデジ
http://sanyonews.jp/article/747833
6. >RT 袖川裕美「教材から見るラジオ英語講座創始者の足跡」。最近どこかで岡倉由三郎のラジオ講座について書かれているものを見かけた覚えがあって。探したらこれだった(思い出す&見つけるのにかなり時間がかかった(泣))。
※何をリツイートしたのか覚えていない。
5. 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』の発売日は1995年8月25日のようだ。
4. 靴職人の花田優一氏は1995年9月27日生まれ。Wikipediaなどによると。
3. 『はなまるマーケット』TBS系列。Wikipediaによると「1996年9月30日から2014年3月28日まで」放送。
2. 城山三郎『今日は再び来らず』(講談社)は1977年9月に出ているみたい。
1. https://www.hanketsu.jiii.or.jp/hanketsu/jsp/hatumeisi/news/199912news.html
※たぶん何かリツイートしてそれに関連して。
7月
2019年1–4月。
2021年9月17日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
10. 最近「図鑑」という言葉の意味(というか価値というか)が薄くなってきた?
9. 「『坊っちゃん』に見る明治の中学校あれこれ」
https://sf63fs.hatenablog.com
9.1. 少し前に「受験生の手記」で検索していて見かけたブログ。
8. RT「授業料は年間50万円、入館料は3万円で、ほかに模試代や教材費として数万円程度がかかる。」高っ!
8.1. 安いのかな? 相場がわからない…
7. 鳥取)浪人生しっかり支えます 米子東高内に学舎再登場:朝日新聞デジタル
https://asahi.com/articles/ASM4M04L8M4LPUUB00Y.html
6. 『ダ・ヴィンチ』2019年5月号の「4月の新刊文庫・新書情報」。三交社の艶情文庫のところに「乱愛の館 鳴海丈」とあるけど(p. 144)これは違う? 未読だけど(探さないと見つからないけど)、確か徳間文庫版(小説)を持っている。
6.1. 4月に出るのは『乱愛のオフィス 女人万華鏡』というものらしい。あと『乱愛の館』は漫画化されているようだ。大和正樹『パパは大モノ!』。
6.2. 乱愛の館 (ウルフ・ノベルス) 学習研究社
https://amazon.co.jp/dp/4054017312/
「...そして予備校生の四女・莉紗という若くて美しい四姉妹と...」
5. 大学の顔役 (1959年) 文藝春秋新社
https://amazon.co.jp/dp/B000JAS7Y2/
4. (RTs) Wikipediaの「周恩来」を見ると「東京高等予備校」ではなくて「東京神田区高等予備校(法政大学付属学校)」と書かれている。普通、予備校の名前に「神田区」を入れる? 「区」に少し違和感が。
※何をリツイートしたのかわからない。
3. 自分、ノスタルジービジネスにひっかかりやすいおじさんだから気をつけないと(泣)。2度めの東京五輪、終わったらゴミだらけの予感が…。もうかった人はとんずら、そのツケは都民よりも地方の国民が払わされる? >RT
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 官能小説だけど、睦月影郎『みだら天使<新装版>』竹書房文庫、2019.4。#浪人生小説情報
1. 盗作騒動が起こると毎度気になってしまう。この人、御茶美のデッサンモデルをしている。2015年2月頃(?)。>RT
※TVでは『サンデー・ジャポン』が取り上げただけ?
4月
5. 著者が人にあげた本を2冊持っている(古本を買う人あるある?)。どちらも知名度の低い存命作家の小説。1冊(単行本)は気づかずに買ってしまって、もう1冊(文庫本)は買う前にわかったけど読めればいいやと思って。なんでお前が持ってるんだ? という…(^_^;)
5.1. 単行本のほうはサイン本かも。行ったことがないけど、発売サイン会とかよくあるもんね。文庫本のほうは雰囲気からして知り合いにあげた感があるけど、よくわからない。
5.2. そういえば昔、ある本を読んで、著者のプロフィールのところに書かれていた別の本(たぶん自費出版本)を電話で注文したら(番号も書かれていた)、私の名前と著者のサインが書かれた本が届いて。今はまだ持っているけど、他人事じゃないな、古書店やブックオフへの名前の流出。
4. >RT 浪人生小説。小説にしては誤植のある本だった覚えが。直ってるのかな?
※何をリツイートしたのかわからないけど、神野オキナ 『タロット・ナイト』関係かな。
3. 斎藤工と雪だるま(ゆっきー)のCMを見ると昔読んだホーソーン「雪少女」を思い出す。
2. 尾崎翠『第七官界彷徨』。漫画化されていたんだね(のぞゑのぶひさ、太田出版、2018.12)。ぜんぜん気づかなかった。
1. 英語の勉強をさぼりすぎで、もう4ヶ月ちょっと何もしていなくて。昨年読んでいた『英文解釈の技術100』(桐原書店)をもう1度見直そうかな。あと、何か中学英語本も軽く通読したいな。
3月
1. 今晩の『メゾン・ド・ポリス』第4話、浪人生が出てくるらしいけど、原作ではどうなんだろう?
1.1. 原作小説、いま2巻まで出ていて、1巻の第二話に浪人生が出てくるっぽい。#浪人生小説情報
1.2. 未確認だけど、同じ作者の『マイ・フェア・テディ』(シリーズの3冊目、2013.9、PHP文芸文庫)にも浪人生が出てくるっぽい。
※3巻ではなくて2巻の『デディ・ゴー!』かも。未確認です。
1.3. ドラマは第1話しか観ていないけど、原作小説の最初の巻(加藤実秋『メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス』角川文庫, 2018.1)読了。
2月
9. どうでもいいことだけど、夕べ読みかけだった時代小説(短編集)をちょっと読んでいて、ふと以前読んだことがある小説の場面が頭をよぎって。思い出そうとしても何だったか思い出せなくて。でもしばらくしてやっと分かった。去年無理やり読み通した永井荷風の「すみだ川」だった。芝居小屋か何かの場面。
9.1. 「すみだ川」もう何も覚えてない気がするけど、覚えていることもあったみたい。時代小説って江戸だもんね(?)
8. コンサイス(英和辞典)は煙草を巻くのにいいんだよ? 時代が違うか。1969年は戦後24年。
※何かリツイートしていると思うけど何かわからない。
7. 吉村昭『透明標本 吉村昭自選初期短篇集Ⅱ』(中公文庫、2018.10)。さっき本屋へ寄ったら売っていた。いちばん最後に「星への旅」が。主人公、あまり浪人生という感じはしないけど。#浪人生小説情報
6. 「初めて恋をした日に読む話」のおとといの初回、一応見たんだけど「ときめき」という言葉を久しぶりに聞いたような…。観覧車というか遊園地。勉強する動機ややる気のある生徒に対して塾(三流予備校)を「遊園地」に変えられるのは教師次第? 教師も楽しく? カニ(と いとこ)がドタキャンされる。
※このドラマ(1–3月)、最後まで観た。
5. そういえば哲学者の池田晶子も小説家の島田雅彦が言葉を金と見なしていると批判していた覚えが。『14歳からの哲学』か何かで。
5.1. 確認したら『14歳からの哲学』ではなかった。ほかの本かな。
5.2. 『考える日々 3』(毎日新聞社, 2000.12)に書かれているみたい。(1~3の合本も出ているみたい。『考える日々 全編』毎日新聞社, 2014.11。)
4. 浅田次郎『獅子吼』。文庫化されたら読もうと思っていたんだけど、先月出ていた(文春文庫、2018.12)。気づかなかった。読んでないのでわからないけど、短編集で、「うきよご」という短編の主人公が1969年、東大志望の浪人生らしい。
4.1. 文庫本が出たら読もうと思っているもの、
・柚木麻子「桃の種はしゃぶるしかない」(『奥様はクレイジーフルーツ』文藝春秋、2016.5)
・津村記久子「運命」(『浮遊霊ブラジル』文藝春秋、2016.10)。
もっとあったような気がするけど思い出せない。#浪人生小説情報
4.2. 「うきよご」読んだ。ちょっと村上春樹『ノルウェイの森』っぽいところが。寮(東大生多し)の隣の部屋の人も浪人生(2浪。1浪から無受験で2浪に)。「コンサイス」「豆単」言葉だけだけど、懐かしい人には懐かしい?
4.3. 『奥様はクレイジーフルーツ』文春文庫、2019.5。 『浮遊霊ブラジル』文春文庫、2020.1。
4.4. 「運命」。1週間くらい前にやっと読んだ(文庫買った)。でも、いまいちピンと来なかった。残念。SFというか何かマンガのネタにありそうな…。浪人生なのは最初のへんだけ。時間が飛ぶ。
3. 斎藤美奈子『日本の同時代小説』(岩波新書、2018.11)。読み始めたのだけど、「旧制高校時代を描いた『北の海』」(p. 41)。四高の柔道部の練習に参加するけど、入学はしていない。あと『赤頭巾ちゃん~』について「物語は六九年三月のある日曜日の」(p. 24)。Wikipediaを見ると2月(9日)。
3.1. 『日本の同時代小説』何日か前に読了。面白かったというか勉強になった。小説よりも自分はそんな時代を生きてきた/生きているのかと思ってしまった。あと「青春小説の大爆発」という言葉いいな。使えそう。(どこか「頬づえ」が「頬杖」になっている箇所があった。作品名。)
3.2.「『ちょっと今から~』は電撃小説大賞の「メディアワークス文庫賞」受賞作です。電撃文庫はライトノベル系のレーベルです。(略)ついにラノベにまで進出したブラック企業!」p. 225。少しもやもやが。『ちょっと~』はMW文庫。電撃文庫はラノベでも、MW文庫がラノベ(系のレーベル)かは意見が別れそう。
2. 高月講習会:磐城高の教員OBら運営の予備校 「高校4年生」親身に指導 /福島 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190108/ddl/k07/100/171000c
1. 2007年のセンターの小説の時代設定は、1970年でしょうか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14201339959?fr=smp_tw… #知恵袋
※消えている。
1月
*
10. 最近「図鑑」という言葉の意味(というか価値というか)が薄くなってきた?
9. 「『坊っちゃん』に見る明治の中学校あれこれ」
https://sf63fs.hatenablog.com
9.1. 少し前に「受験生の手記」で検索していて見かけたブログ。
8. RT「授業料は年間50万円、入館料は3万円で、ほかに模試代や教材費として数万円程度がかかる。」高っ!
8.1. 安いのかな? 相場がわからない…
7. 鳥取)浪人生しっかり支えます 米子東高内に学舎再登場:朝日新聞デジタル
https://asahi.com/articles/ASM4M04L8M4LPUUB00Y.html
6. 『ダ・ヴィンチ』2019年5月号の「4月の新刊文庫・新書情報」。三交社の艶情文庫のところに「乱愛の館 鳴海丈」とあるけど(p. 144)これは違う? 未読だけど(探さないと見つからないけど)、確か徳間文庫版(小説)を持っている。
6.1. 4月に出るのは『乱愛のオフィス 女人万華鏡』というものらしい。あと『乱愛の館』は漫画化されているようだ。大和正樹『パパは大モノ!』。
6.2. 乱愛の館 (ウルフ・ノベルス) 学習研究社
https://amazon.co.jp/dp/4054017312/
「...そして予備校生の四女・莉紗という若くて美しい四姉妹と...」
5. 大学の顔役 (1959年) 文藝春秋新社
https://amazon.co.jp/dp/B000JAS7Y2/
4. (RTs) Wikipediaの「周恩来」を見ると「東京高等予備校」ではなくて「東京神田区高等予備校(法政大学付属学校)」と書かれている。普通、予備校の名前に「神田区」を入れる? 「区」に少し違和感が。
※何をリツイートしたのかわからない。
3. 自分、ノスタルジービジネスにひっかかりやすいおじさんだから気をつけないと(泣)。2度めの東京五輪、終わったらゴミだらけの予感が…。もうかった人はとんずら、そのツケは都民よりも地方の国民が払わされる? >RT
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 官能小説だけど、睦月影郎『みだら天使<新装版>』竹書房文庫、2019.4。#浪人生小説情報
1. 盗作騒動が起こると毎度気になってしまう。この人、御茶美のデッサンモデルをしている。2015年2月頃(?)。>RT
※TVでは『サンデー・ジャポン』が取り上げただけ?
4月
5. 著者が人にあげた本を2冊持っている(古本を買う人あるある?)。どちらも知名度の低い存命作家の小説。1冊(単行本)は気づかずに買ってしまって、もう1冊(文庫本)は買う前にわかったけど読めればいいやと思って。なんでお前が持ってるんだ? という…(^_^;)
5.1. 単行本のほうはサイン本かも。行ったことがないけど、発売サイン会とかよくあるもんね。文庫本のほうは雰囲気からして知り合いにあげた感があるけど、よくわからない。
5.2. そういえば昔、ある本を読んで、著者のプロフィールのところに書かれていた別の本(たぶん自費出版本)を電話で注文したら(番号も書かれていた)、私の名前と著者のサインが書かれた本が届いて。今はまだ持っているけど、他人事じゃないな、古書店やブックオフへの名前の流出。
4. >RT 浪人生小説。小説にしては誤植のある本だった覚えが。直ってるのかな?
※何をリツイートしたのかわからないけど、神野オキナ 『タロット・ナイト』関係かな。
3. 斎藤工と雪だるま(ゆっきー)のCMを見ると昔読んだホーソーン「雪少女」を思い出す。
2. 尾崎翠『第七官界彷徨』。漫画化されていたんだね(のぞゑのぶひさ、太田出版、2018.12)。ぜんぜん気づかなかった。
1. 英語の勉強をさぼりすぎで、もう4ヶ月ちょっと何もしていなくて。昨年読んでいた『英文解釈の技術100』(桐原書店)をもう1度見直そうかな。あと、何か中学英語本も軽く通読したいな。
3月
1. 今晩の『メゾン・ド・ポリス』第4話、浪人生が出てくるらしいけど、原作ではどうなんだろう?
1.1. 原作小説、いま2巻まで出ていて、1巻の第二話に浪人生が出てくるっぽい。#浪人生小説情報
1.2. 未確認だけど、同じ作者の『マイ・フェア・テディ』(シリーズの3冊目、2013.9、PHP文芸文庫)にも浪人生が出てくるっぽい。
※3巻ではなくて2巻の『デディ・ゴー!』かも。未確認です。
1.3. ドラマは第1話しか観ていないけど、原作小説の最初の巻(加藤実秋『メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス』角川文庫, 2018.1)読了。
2月
9. どうでもいいことだけど、夕べ読みかけだった時代小説(短編集)をちょっと読んでいて、ふと以前読んだことがある小説の場面が頭をよぎって。思い出そうとしても何だったか思い出せなくて。でもしばらくしてやっと分かった。去年無理やり読み通した永井荷風の「すみだ川」だった。芝居小屋か何かの場面。
9.1. 「すみだ川」もう何も覚えてない気がするけど、覚えていることもあったみたい。時代小説って江戸だもんね(?)
8. コンサイス(英和辞典)は煙草を巻くのにいいんだよ? 時代が違うか。1969年は戦後24年。
※何かリツイートしていると思うけど何かわからない。
7. 吉村昭『透明標本 吉村昭自選初期短篇集Ⅱ』(中公文庫、2018.10)。さっき本屋へ寄ったら売っていた。いちばん最後に「星への旅」が。主人公、あまり浪人生という感じはしないけど。#浪人生小説情報
6. 「初めて恋をした日に読む話」のおとといの初回、一応見たんだけど「ときめき」という言葉を久しぶりに聞いたような…。観覧車というか遊園地。勉強する動機ややる気のある生徒に対して塾(三流予備校)を「遊園地」に変えられるのは教師次第? 教師も楽しく? カニ(と いとこ)がドタキャンされる。
※このドラマ(1–3月)、最後まで観た。
5. そういえば哲学者の池田晶子も小説家の島田雅彦が言葉を金と見なしていると批判していた覚えが。『14歳からの哲学』か何かで。
5.1. 確認したら『14歳からの哲学』ではなかった。ほかの本かな。
5.2. 『考える日々 3』(毎日新聞社, 2000.12)に書かれているみたい。(1~3の合本も出ているみたい。『考える日々 全編』毎日新聞社, 2014.11。)
4. 浅田次郎『獅子吼』。文庫化されたら読もうと思っていたんだけど、先月出ていた(文春文庫、2018.12)。気づかなかった。読んでないのでわからないけど、短編集で、「うきよご」という短編の主人公が1969年、東大志望の浪人生らしい。
4.1. 文庫本が出たら読もうと思っているもの、
・柚木麻子「桃の種はしゃぶるしかない」(『奥様はクレイジーフルーツ』文藝春秋、2016.5)
・津村記久子「運命」(『浮遊霊ブラジル』文藝春秋、2016.10)。
もっとあったような気がするけど思い出せない。#浪人生小説情報
4.2. 「うきよご」読んだ。ちょっと村上春樹『ノルウェイの森』っぽいところが。寮(東大生多し)の隣の部屋の人も浪人生(2浪。1浪から無受験で2浪に)。「コンサイス」「豆単」言葉だけだけど、懐かしい人には懐かしい?
4.3. 『奥様はクレイジーフルーツ』文春文庫、2019.5。 『浮遊霊ブラジル』文春文庫、2020.1。
4.4. 「運命」。1週間くらい前にやっと読んだ(文庫買った)。でも、いまいちピンと来なかった。残念。SFというか何かマンガのネタにありそうな…。浪人生なのは最初のへんだけ。時間が飛ぶ。
3. 斎藤美奈子『日本の同時代小説』(岩波新書、2018.11)。読み始めたのだけど、「旧制高校時代を描いた『北の海』」(p. 41)。四高の柔道部の練習に参加するけど、入学はしていない。あと『赤頭巾ちゃん~』について「物語は六九年三月のある日曜日の」(p. 24)。Wikipediaを見ると2月(9日)。
3.1. 『日本の同時代小説』何日か前に読了。面白かったというか勉強になった。小説よりも自分はそんな時代を生きてきた/生きているのかと思ってしまった。あと「青春小説の大爆発」という言葉いいな。使えそう。(どこか「頬づえ」が「頬杖」になっている箇所があった。作品名。)
3.2.「『ちょっと今から~』は電撃小説大賞の「メディアワークス文庫賞」受賞作です。電撃文庫はライトノベル系のレーベルです。(略)ついにラノベにまで進出したブラック企業!」p. 225。少しもやもやが。『ちょっと~』はMW文庫。電撃文庫はラノベでも、MW文庫がラノベ(系のレーベル)かは意見が別れそう。
2. 高月講習会:磐城高の教員OBら運営の予備校 「高校4年生」親身に指導 /福島 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190108/ddl/k07/100/171000c
1. 2007年のセンターの小説の時代設定は、1970年でしょうか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14201339959?fr=smp_tw… #知恵袋
※消えている。
1月
文 学 会
上野の三宜亭の広間では、既に百人に近い高等学校の学生が集まって、来賓の到着を待っていた。文芸部の主催で開かれた文学会へ、三木先生を初め、当時評判の新進作家松崎、藤原、滝田の諸氏を招いて、一夕の談話を乞う筈になっていたのである。
幹事と云う名目の下にある久能らは、初めは人数の集まらぬのを憂慮していたのが、今度は余りに大人数になり過ぎるのを心配し出した。畑は三木先生に、集まる人数は多くて二三十人でしょうと云って置いた言責上、可なり狼狽〔ろうばい〕していた。これではしんみりした座談どころの話ではない。彼らは止むを得ず、もう一室を借りなければならなかった。
「広告が効き過ぎたね」「人数を制限すればよかった」一度の周章の後に、平気になった委員たちは、鈎〔かぎ〕なりに曲って二三室を埋めている出席者を数えるともなく眺めたりした。しかし彼らは、彼らの第一着手の事業が、意外の反響があるのに悦んでいるのも事実だった。
「三木先生は写真やなんかで大抵見当がつくが、松崎ってどんな人だろう」
「『秘密』が実話だとすると、女装が出来る位だから、綺麗〔きれい〕な人に違いないね」
「何でも六代目に似ているそうですよ」
こんな話が、出席者の中でも、中央部を占めて一団になっている、文芸部関係者の間に取り交わされていた。
「遅いね。どうしたのだろう。何か都合が出来たのじゃあるまいかね」
「そんなことはないよ。役所から帰って、衣服を着かえて、夕飯を食べてからお出になるんだろうから、一時間かそこいら遅くなるのは当たり前だよ」
「余りに人数が多いので、中途からお帰りになったんじゃあるまいね」
「まさか」
委員の間ではこんな事が云い交わされていた。
暫くすると玄関に一台の俥〔くるま〕が曳〔ひ〕き込まれた。
「おいでになったようだぜ」こう云った畑の言葉に一座は急に黙った。委員らと四五の先輩が出迎えた。
「遅くなって――」と云いながら鷗村先生は童顔と云うのに近い頬のあたりに笑〔えみ〕を湛〔たた〕えて入って来た。そして一座をずっと見渡して、傍の畑を顧み、「ひどく沢山いるね」と小声で云いながら眉をひそめた。
「意外に沢山になって申し訳御座いません」畑は恐縮して陳謝した。
先生は又もとの晴れ晴れしい顔になって設けの席についた。黒の紋附羽織に茶の袴〔はかま〕を穿〔は〕いて思ったよりも小柄な先生は、親しみのある中にも、涼冷〔クールネス〕がどことなく発散しているように、久能には思われた。
「近頃こういう処〔ところ〕には余り出ない事にしているんだが、座談ならと云うんで、うっかり引受けて了ってね」先生はこう云いながら、自身を中心として視線を集中させている幾重もの顔の輪を見渡した。背後の方の人々は立っても見えないので、伸び上って、人の頭の谷底に、一基の机を前にして坐っている先生の、髪をうすく撫〔な〕ぜつけた頭を覗〔のぞ〕き込んでいた。先生はちょっとあきれたと云うような表情で、一巡〔めぐり〕こう云う周囲を見たが、やがて又例の傍観者の微笑を眼のほとりに湛〔たた〕えて、さて徐〔おもむ〕ろに話の糸口を待っているのであった。
やがてそこへ待ちかまえていた松崎氏が鉄磁色の羽織にぴかぴか光る茶縞の袴〔はかま〕を穿〔は〕いて、黒い大きな眼を見開くようにして入って来た。その後からは、血色のいい坊ちゃん坊ちゃんした五分刈頭の藤原君が、人数に恥じた仕方なしの笑を、浮べようか浮べまいかと迷った顔で、続いて来るのであった。
それと前後して、戯曲家の滝田氏も、その小さな体を茶の洋服に包んで、座席の中心である机の横に座を占めることになった。
来賓と来賓との間に久濶〔きゆうかつ〕の挨拶なぞがあった。そして各々落着く席へ落着くと、ふと話の口が途断〔とぎ〕れた。それをつなぐのは畑の役目であった。彼は話題を求めて、さしあたりの自由劇場を選んだ。
「先生は『寂しき人々』をどう御覧になりました」
「うむ。あれかね。あれはついに見に行かなかった。イブセンなぞはひどく自分の芝居を見るのを嫌ったそうだが、僕は異〔ちが〕った意味で見に行かないのだ」
「どんな理由でです」その時先生の傍に坐っていた、スバルに詩をよく出した佐々野が、他人よりも一倍も親しさを先生に対して感じていると云うような顔で口を出した。
「なに、つまり俗務が忙しいからさ」先生はこう云って自分から例の微笑をした。そこここにそれに応じた笑声が起った。これがこの場合、皆の心に先生に対する心易さを与えた。そして質問がつぎつぎ起った。
「先生、あの後のヨハネスは死ぬんでしょうか」誰かが今までの話題の一線上を離れまいとするかの如く追跡した。
「さよう。僕の解釈では先ず心中だと思うね」
それから暫くの間は演劇の話が盛〔さか〕った。
「先生は独逸〔ドイツ〕においでの時分ああいう芝居を御覧になりましたか」
「いや、余り芝居も見なかったよ。それに何しろ古いことだからね。あの時分の伯林〔ベルリン〕には電車もなかった位だ。芝居でも今のように新しいものが盛んではなかったのだ。ハウプトマンなぞはまだ売り出さなかったし、劇団はあの擬古的なイルデンブルフが独占していると云った時分だからね」
「でも思いの外古いもんですなア」誰かが感嘆するように云った。
「それとも、だから僕の訳している短篇の作家でも、戯曲の作家でも、大抵は僕より若いよ。考えてみれば妙なものさね。親爺が息子のものを有難がって訳しているような訳だからね。シュニッツラア、ホフマンスタアル、みんな十以上も若い」こう感慨めいて云った先生の顔はふと前の松崎氏に落ちた。
「時に、君は幾つだったけね」
皆の好奇心は輝いた。
「七です」松崎氏はゆっくりと答えた。
「二七か。若いなア」先生はこう云いながら、新時代を麾〔さきまね〕くと云ったような奨励の微笑で、松崎氏を見、更にその背後にある、一群の青年の顔を見渡した。
それから話は暫く松崎氏との対話に移った。
「近頃は忙しいだろうね」先生は訊〔たず〕ねた。
「原稿の催促が猛烈なんで困っています」
「今月の『悪魔』は少しお急ぎになりましたね」傍から滝田氏も云った。
「ええお終〔しま〕いで急いで了いました」
「君は原稿を何時〔いつ〕書くのだね」三木先生は訊ねた。
「夜でないと、どうしても書けないんです」
「ふむ。君もやはりアブノルムな仲間だね。バルザック党だ。しかしそういう癖を着けて了うと不可〔いけ〕ないね」先生の顔には、ちょっと師匠らしい温情が表われて又消えた。
暫くは最近の文壇の月旦や、海外の騒壇の噂〔うわさ〕で持ち切った。それが済んだ時、文科三年の秀才の満井君が恐る恐る先生にこう云い出した。
「先生。何かしら一つ系統立ったお話が願えないでしょうか」
先生はひょいと首を上げた。そして微笑を湛えながらも、「何もないよ。座談でいいと云うからそんな用意はして来なかった」と云い放った。
久能らは何となく満井君の学究的な態度に、同情もしたが、一方三木先生に不快を与えたらしい点でひそかに憎みもした。そして更に、先生の傍にいて、さも親しいらしく構えながら、マドロス・パイプから濃い煙草の烟〔けむり〕を無遠慮に先生の顔へ吹きかけていた佐々野君を、この場合の幹事らしい心配で憎まざるを得なかった。
皆は又何か話題を見出して、先生により多くを喋〔しやべ〕らせる必要を感じた。
するとその時この要求の下に於てか否か、滝田氏が突然こえ訊ねた。
「日本の社会劇と云うものは、これからどうなるでしょう」
先生は首をちょっと捻〔ひね〕って、そして又微笑しながら答えた。
「それは君たちの作るようになるさ」
当時やはり戯曲を書こうと思っていた久能は、一見皮肉にも似たこと言葉に、皮肉ではない意味を読みたく思った。そして心の中で一二度その言葉を繰り返し繰り返し、何かのモットオでも銘記するように胸の中へ収めた。
それから談話は幾度かの曲折と濃淡とを経て会が終りに近づくまで続いた。しかし久能はこの一語を、ひたすらに胸の中で育〔はぐく〕み立てて、他の言葉が入り込むのをさえ、拒〔こば〕むかの如くであった。
やがて参会の時刻が来た。そして先ず来賓が去り、参会者がどやどやと帰って了うと、軽い昂奮〔こうふん〕に眼の縁をぽっと赤らめた委員たちだけが残って、互に満足と疲労の顔を見合せた。やがて彼らも後片附けを済ますと、遅れて三宜亭を出た。――
三月初めの夜はまだ薄ら寒い風を上野の杜〔もり〕の奥から送っていた。戸外に出た久能はそれによって、身が緊まるように感じた。そしてふと歩を佇〔と〕めて、いつのまにか晴れ切った夜空を仰ぎ見た。そこには疎〔まば〕らに黒い杜の梢を越えて、冬の名残りに響くばかり冴〔さ〕えた星斗が、落ちて散らばっているのだった。彼は小さい自分の能力を顧み、それに比べて広い広い芸術の分野を思った。
「ほんとに僕らの作るようになるだろうか」
彼はこう呟〔つぶや〕いて、再び杳〔はる〕かなる前途と、そしてそれに伴う労作を思った。
※底本:久米正雄『学生時代』新潮文庫、四十五刷改版、1968年7月(初版、1948年4月)。
※どこか打ち間違いなどがありましたらご指摘いただけるとありがたいですm(_ _)m。
上野の三宜亭の広間では、既に百人に近い高等学校の学生が集まって、来賓の到着を待っていた。文芸部の主催で開かれた文学会へ、三木先生を初め、当時評判の新進作家松崎、藤原、滝田の諸氏を招いて、一夕の談話を乞う筈になっていたのである。
幹事と云う名目の下にある久能らは、初めは人数の集まらぬのを憂慮していたのが、今度は余りに大人数になり過ぎるのを心配し出した。畑は三木先生に、集まる人数は多くて二三十人でしょうと云って置いた言責上、可なり狼狽〔ろうばい〕していた。これではしんみりした座談どころの話ではない。彼らは止むを得ず、もう一室を借りなければならなかった。
「広告が効き過ぎたね」「人数を制限すればよかった」一度の周章の後に、平気になった委員たちは、鈎〔かぎ〕なりに曲って二三室を埋めている出席者を数えるともなく眺めたりした。しかし彼らは、彼らの第一着手の事業が、意外の反響があるのに悦んでいるのも事実だった。
「三木先生は写真やなんかで大抵見当がつくが、松崎ってどんな人だろう」
「『秘密』が実話だとすると、女装が出来る位だから、綺麗〔きれい〕な人に違いないね」
「何でも六代目に似ているそうですよ」
こんな話が、出席者の中でも、中央部を占めて一団になっている、文芸部関係者の間に取り交わされていた。
「遅いね。どうしたのだろう。何か都合が出来たのじゃあるまいかね」
「そんなことはないよ。役所から帰って、衣服を着かえて、夕飯を食べてからお出になるんだろうから、一時間かそこいら遅くなるのは当たり前だよ」
「余りに人数が多いので、中途からお帰りになったんじゃあるまいね」
「まさか」
委員の間ではこんな事が云い交わされていた。
暫くすると玄関に一台の俥〔くるま〕が曳〔ひ〕き込まれた。
「おいでになったようだぜ」こう云った畑の言葉に一座は急に黙った。委員らと四五の先輩が出迎えた。
「遅くなって――」と云いながら鷗村先生は童顔と云うのに近い頬のあたりに笑〔えみ〕を湛〔たた〕えて入って来た。そして一座をずっと見渡して、傍の畑を顧み、「ひどく沢山いるね」と小声で云いながら眉をひそめた。
「意外に沢山になって申し訳御座いません」畑は恐縮して陳謝した。
先生は又もとの晴れ晴れしい顔になって設けの席についた。黒の紋附羽織に茶の袴〔はかま〕を穿〔は〕いて思ったよりも小柄な先生は、親しみのある中にも、涼冷〔クールネス〕がどことなく発散しているように、久能には思われた。
「近頃こういう処〔ところ〕には余り出ない事にしているんだが、座談ならと云うんで、うっかり引受けて了ってね」先生はこう云いながら、自身を中心として視線を集中させている幾重もの顔の輪を見渡した。背後の方の人々は立っても見えないので、伸び上って、人の頭の谷底に、一基の机を前にして坐っている先生の、髪をうすく撫〔な〕ぜつけた頭を覗〔のぞ〕き込んでいた。先生はちょっとあきれたと云うような表情で、一巡〔めぐり〕こう云う周囲を見たが、やがて又例の傍観者の微笑を眼のほとりに湛〔たた〕えて、さて徐〔おもむ〕ろに話の糸口を待っているのであった。
やがてそこへ待ちかまえていた松崎氏が鉄磁色の羽織にぴかぴか光る茶縞の袴〔はかま〕を穿〔は〕いて、黒い大きな眼を見開くようにして入って来た。その後からは、血色のいい坊ちゃん坊ちゃんした五分刈頭の藤原君が、人数に恥じた仕方なしの笑を、浮べようか浮べまいかと迷った顔で、続いて来るのであった。
それと前後して、戯曲家の滝田氏も、その小さな体を茶の洋服に包んで、座席の中心である机の横に座を占めることになった。
来賓と来賓との間に久濶〔きゆうかつ〕の挨拶なぞがあった。そして各々落着く席へ落着くと、ふと話の口が途断〔とぎ〕れた。それをつなぐのは畑の役目であった。彼は話題を求めて、さしあたりの自由劇場を選んだ。
「先生は『寂しき人々』をどう御覧になりました」
「うむ。あれかね。あれはついに見に行かなかった。イブセンなぞはひどく自分の芝居を見るのを嫌ったそうだが、僕は異〔ちが〕った意味で見に行かないのだ」
「どんな理由でです」その時先生の傍に坐っていた、スバルに詩をよく出した佐々野が、他人よりも一倍も親しさを先生に対して感じていると云うような顔で口を出した。
「なに、つまり俗務が忙しいからさ」先生はこう云って自分から例の微笑をした。そこここにそれに応じた笑声が起った。これがこの場合、皆の心に先生に対する心易さを与えた。そして質問がつぎつぎ起った。
「先生、あの後のヨハネスは死ぬんでしょうか」誰かが今までの話題の一線上を離れまいとするかの如く追跡した。
「さよう。僕の解釈では先ず心中だと思うね」
それから暫くの間は演劇の話が盛〔さか〕った。
「先生は独逸〔ドイツ〕においでの時分ああいう芝居を御覧になりましたか」
「いや、余り芝居も見なかったよ。それに何しろ古いことだからね。あの時分の伯林〔ベルリン〕には電車もなかった位だ。芝居でも今のように新しいものが盛んではなかったのだ。ハウプトマンなぞはまだ売り出さなかったし、劇団はあの擬古的なイルデンブルフが独占していると云った時分だからね」
「でも思いの外古いもんですなア」誰かが感嘆するように云った。
「それとも、だから僕の訳している短篇の作家でも、戯曲の作家でも、大抵は僕より若いよ。考えてみれば妙なものさね。親爺が息子のものを有難がって訳しているような訳だからね。シュニッツラア、ホフマンスタアル、みんな十以上も若い」こう感慨めいて云った先生の顔はふと前の松崎氏に落ちた。
「時に、君は幾つだったけね」
皆の好奇心は輝いた。
「七です」松崎氏はゆっくりと答えた。
「二七か。若いなア」先生はこう云いながら、新時代を麾〔さきまね〕くと云ったような奨励の微笑で、松崎氏を見、更にその背後にある、一群の青年の顔を見渡した。
それから話は暫く松崎氏との対話に移った。
「近頃は忙しいだろうね」先生は訊〔たず〕ねた。
「原稿の催促が猛烈なんで困っています」
「今月の『悪魔』は少しお急ぎになりましたね」傍から滝田氏も云った。
「ええお終〔しま〕いで急いで了いました」
「君は原稿を何時〔いつ〕書くのだね」三木先生は訊ねた。
「夜でないと、どうしても書けないんです」
「ふむ。君もやはりアブノルムな仲間だね。バルザック党だ。しかしそういう癖を着けて了うと不可〔いけ〕ないね」先生の顔には、ちょっと師匠らしい温情が表われて又消えた。
暫くは最近の文壇の月旦や、海外の騒壇の噂〔うわさ〕で持ち切った。それが済んだ時、文科三年の秀才の満井君が恐る恐る先生にこう云い出した。
「先生。何かしら一つ系統立ったお話が願えないでしょうか」
先生はひょいと首を上げた。そして微笑を湛えながらも、「何もないよ。座談でいいと云うからそんな用意はして来なかった」と云い放った。
久能らは何となく満井君の学究的な態度に、同情もしたが、一方三木先生に不快を与えたらしい点でひそかに憎みもした。そして更に、先生の傍にいて、さも親しいらしく構えながら、マドロス・パイプから濃い煙草の烟〔けむり〕を無遠慮に先生の顔へ吹きかけていた佐々野君を、この場合の幹事らしい心配で憎まざるを得なかった。
皆は又何か話題を見出して、先生により多くを喋〔しやべ〕らせる必要を感じた。
するとその時この要求の下に於てか否か、滝田氏が突然こえ訊ねた。
「日本の社会劇と云うものは、これからどうなるでしょう」
先生は首をちょっと捻〔ひね〕って、そして又微笑しながら答えた。
「それは君たちの作るようになるさ」
当時やはり戯曲を書こうと思っていた久能は、一見皮肉にも似たこと言葉に、皮肉ではない意味を読みたく思った。そして心の中で一二度その言葉を繰り返し繰り返し、何かのモットオでも銘記するように胸の中へ収めた。
それから談話は幾度かの曲折と濃淡とを経て会が終りに近づくまで続いた。しかし久能はこの一語を、ひたすらに胸の中で育〔はぐく〕み立てて、他の言葉が入り込むのをさえ、拒〔こば〕むかの如くであった。
やがて参会の時刻が来た。そして先ず来賓が去り、参会者がどやどやと帰って了うと、軽い昂奮〔こうふん〕に眼の縁をぽっと赤らめた委員たちだけが残って、互に満足と疲労の顔を見合せた。やがて彼らも後片附けを済ますと、遅れて三宜亭を出た。――
三月初めの夜はまだ薄ら寒い風を上野の杜〔もり〕の奥から送っていた。戸外に出た久能はそれによって、身が緊まるように感じた。そしてふと歩を佇〔と〕めて、いつのまにか晴れ切った夜空を仰ぎ見た。そこには疎〔まば〕らに黒い杜の梢を越えて、冬の名残りに響くばかり冴〔さ〕えた星斗が、落ちて散らばっているのだった。彼は小さい自分の能力を顧み、それに比べて広い広い芸術の分野を思った。
「ほんとに僕らの作るようになるだろうか」
彼はこう呟〔つぶや〕いて、再び杳〔はる〕かなる前途と、そしてそれに伴う労作を思った。
※底本:久米正雄『学生時代』新潮文庫、四十五刷改版、1968年7月(初版、1948年4月)。
※どこか打ち間違いなどがありましたらご指摘いただけるとありがたいですm(_ _)m。
2019年5月–12月。
2021年9月19日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
1. #あなたが今年1番ハマった沼は何か
1番がないな…『中学聖日記』の影響で3月頃まで有村架純沼。その後はなんか記憶がなくて、9月頃からは参考書『英文標準問題精講』。3部構成の第1部しかやってないけど。ほかにはいつからか『アリクイのいんぼう』(既刊4巻、MW文庫)の好きな箇所を繰り返し読んでる。
12月
4. 木元哉多『閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット』 講談社タイガ、2018.8。#浪人生小説情報
https://amazon.co.jp/dp/4065126495/
4.1. このシリーズ、ドラマが放送されるのか、知らなかった。NHK、10月31日(土)~。
※ドラマ、全話観たけど、すでに記憶が薄い。2021年9月現在。
3. 何年何月生まれかわからん。59歳か60歳らしい(1984年東大卒)。高校、小谷野氏の3つ以上上の学年? 尾木ママはいたかも。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 「押しかけ教師」という作品(『閉ざされた時間割』角川文庫)。読みたいと思っていて忘れていた。T大浪人が出てくるらしい。次のサイトによると初出は『高二時代』昭和49年(1974年)8月号のようだ。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/new/shonen-sf.htm
2.1. 浪人生が主人公の李恢成「奇蹟の日」(文春文庫『砧をうつ女』などに収録)の初出が『高一時代』1974年2月号。けっこう近いというか、同じ学年で半年前か。
1. 城西予備校? 検索すると高見順が国文を教えていたという情報が。
※何をリツイートしたのかわからない。
1.1.「府立円中の荊 3 科が独立したものに現在の城北予備校と城西予備校とが」(Googleブックス)よく見えないけど、城北予備校と同じで城西予備校(城西高等補習学校)も府立四中の補習科が独立したもの?
1.2. 「城西高等補習学校」で検索すると(Googleで)、立教大学新聞というのが出てくる。昭和36年(1961年)12月15日のとか、受験特集号に予備校の広告。
http://library.rikkyo.ac.jp/digitallibrary/rikkyonews/
11月
5. 官能小説は書名を書いただけでセクハラに当たりそうで怖い。
4. >RT 目次を読んでいるだけで面白い。「附 論」のⅡのところに「受験地獄を描いた作品」。
※たぶん、小谷野敦『哲学嫌い ポストモダンのインチキ』(秀和システム, 2019.10)のこと。
3. バレーボール中継の延長で『トラオの夢』も繰り下がるみたいで、夜中過ぎて見れないかも。
※この番組、結局見ていない。再放送もあったような覚えがあるけど。
2. この世に栗ご飯ほど正義なものはない!
1. 若いよな…
※作家の室井光広氏、亡くなる。
1.1. 以前図書館で借りて読んだ『そして考』が欲しいんだけど。芥川賞受賞作(が入っている本)が文庫化されていない作家は2人しかいないんだっけ? 記録だね(今後文庫化されたとしてもされるまでの年月が記録的?)。
10月
なし
9月
3. (RT) 作者が20歳の学生さんだと浪人生活についてもリアルなことが書いてありそうな? #浪人生小説情報
※リツイートしたのはたぶん、宇佐見りん『かか』の載った『文藝』関係。
3.1. https://www.amazon.co.jp/dp/4309028454
2. 朗報、「受験生の手記」が読めるようになってよかったね。表紙が一高! >RT
※リツイートしたのはたぶん、石割透編『久米正雄作品集』(岩波文庫, 2019.8)の関係。この本、あとで購入。
2.1. あ、前から青空文庫にはあったけど。
1. サンデー毎日 2019年 9/1 号【表紙:星野源】 毎日新聞出版
https://amazon.co.jp/dp/B07VSJMBMP/
「オンリー・イエスタデイ70s予備校が“自由の砦"だった」
8月
2. 笹井都和古「シー・イズ・メイ」(『県民には買うものがある』新潮社、2019.3)
https://www.shinchosha.co.jp/book/352391/
※その後、この単行本購入。積ん読。
1. そういえば塚本哲三の国語の参考書、3冊出る(復刊)みたいなことが書かれていた気がするけど、今のところ1冊しか出ていない。
※なぜかこの時期、現代文の参考書について少しツイートしている。
7月
3. 尾崎翠『第七官界彷徨』にマドロスパイプが出てくるけど、「マドロス」ってオランダ語なんだね(matroos, 意味「船乗り」)。
2. 「あたしのエイリアン」シリーズ。ヒロイン(百武千晶)は1年浪人するんだけど、高校1年から始まっているからだいぶ巻数を読まないと。#浪人生小説情報
1. #自分の趣味全開で絶対読んだほうがいいと思う小説10選
北の海/井上靖
私説聊斎志異/安岡章太郎
挟み撃ち/後藤明生
灯のうるむ頃/遠藤周作
地吹雪/小檜山博
鳥かごの詩/北重人
自分なくしの旅/みうらじゅん
学問ノススメ/清水義範
千葉千波の事件日記/高田崇史
風に桜の舞う道で/竹内真
6月
5. 2, 3か月前にDVDを借りてきて映画『阪急電車』を見ていたら有村架純さんが『ネクステ』を使っていた。電車の中で。2011年の映画、高校3年生の役。やっぱり定番の参考書なのかな?
4. 「あたしのエイリアン」シリーズ。ヒロイン(百武千晶)は1年浪人するんだけど、高校1年から始まっているからだいぶ巻数を読まないと。#浪人生小説情報
※たぶん何かリツイートしている。
3. 松本侑子「性遍歴」(同名書所収)
http://office-matsumoto.world.coocan.jp/henreki2.htm
3.1. 補習科(補修科)や専攻科、浪人科(浪人コース)、第4学年などではなくて補講課コース。
2. >RT この世にこんな救いがあったとは…
※何をリツイートしたのかわからない。気になる。
1. 「崖の上の奨学金」(うなぎの与三郎商店)
https://blog.goo.ne.jp/w-fixstern/e/0b86d9c68ac9703220a3249385ef9225
5月
*
1. #あなたが今年1番ハマった沼は何か
1番がないな…『中学聖日記』の影響で3月頃まで有村架純沼。その後はなんか記憶がなくて、9月頃からは参考書『英文標準問題精講』。3部構成の第1部しかやってないけど。ほかにはいつからか『アリクイのいんぼう』(既刊4巻、MW文庫)の好きな箇所を繰り返し読んでる。
12月
4. 木元哉多『閻魔堂沙羅の推理奇譚 業火のワイダニット』 講談社タイガ、2018.8。#浪人生小説情報
https://amazon.co.jp/dp/4065126495/
4.1. このシリーズ、ドラマが放送されるのか、知らなかった。NHK、10月31日(土)~。
※ドラマ、全話観たけど、すでに記憶が薄い。2021年9月現在。
3. 何年何月生まれかわからん。59歳か60歳らしい(1984年東大卒)。高校、小谷野氏の3つ以上上の学年? 尾木ママはいたかも。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
2. 「押しかけ教師」という作品(『閉ざされた時間割』角川文庫)。読みたいと思っていて忘れていた。T大浪人が出てくるらしい。次のサイトによると初出は『高二時代』昭和49年(1974年)8月号のようだ。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/new/shonen-sf.htm
2.1. 浪人生が主人公の李恢成「奇蹟の日」(文春文庫『砧をうつ女』などに収録)の初出が『高一時代』1974年2月号。けっこう近いというか、同じ学年で半年前か。
1. 城西予備校? 検索すると高見順が国文を教えていたという情報が。
※何をリツイートしたのかわからない。
1.1.「府立円中の荊 3 科が独立したものに現在の城北予備校と城西予備校とが」(Googleブックス)よく見えないけど、城北予備校と同じで城西予備校(城西高等補習学校)も府立四中の補習科が独立したもの?
1.2. 「城西高等補習学校」で検索すると(Googleで)、立教大学新聞というのが出てくる。昭和36年(1961年)12月15日のとか、受験特集号に予備校の広告。
http://library.rikkyo.ac.jp/digitallibrary/rikkyonews/
11月
5. 官能小説は書名を書いただけでセクハラに当たりそうで怖い。
4. >RT 目次を読んでいるだけで面白い。「附 論」のⅡのところに「受験地獄を描いた作品」。
※たぶん、小谷野敦『哲学嫌い ポストモダンのインチキ』(秀和システム, 2019.10)のこと。
3. バレーボール中継の延長で『トラオの夢』も繰り下がるみたいで、夜中過ぎて見れないかも。
※この番組、結局見ていない。再放送もあったような覚えがあるけど。
2. この世に栗ご飯ほど正義なものはない!
1. 若いよな…
※作家の室井光広氏、亡くなる。
1.1. 以前図書館で借りて読んだ『そして考』が欲しいんだけど。芥川賞受賞作(が入っている本)が文庫化されていない作家は2人しかいないんだっけ? 記録だね(今後文庫化されたとしてもされるまでの年月が記録的?)。
10月
なし
9月
3. (RT) 作者が20歳の学生さんだと浪人生活についてもリアルなことが書いてありそうな? #浪人生小説情報
※リツイートしたのはたぶん、宇佐見りん『かか』の載った『文藝』関係。
3.1. https://www.amazon.co.jp/dp/4309028454
2. 朗報、「受験生の手記」が読めるようになってよかったね。表紙が一高! >RT
※リツイートしたのはたぶん、石割透編『久米正雄作品集』(岩波文庫, 2019.8)の関係。この本、あとで購入。
2.1. あ、前から青空文庫にはあったけど。
1. サンデー毎日 2019年 9/1 号【表紙:星野源】 毎日新聞出版
https://amazon.co.jp/dp/B07VSJMBMP/
「オンリー・イエスタデイ70s予備校が“自由の砦"だった」
8月
2. 笹井都和古「シー・イズ・メイ」(『県民には買うものがある』新潮社、2019.3)
https://www.shinchosha.co.jp/book/352391/
※その後、この単行本購入。積ん読。
1. そういえば塚本哲三の国語の参考書、3冊出る(復刊)みたいなことが書かれていた気がするけど、今のところ1冊しか出ていない。
※なぜかこの時期、現代文の参考書について少しツイートしている。
7月
3. 尾崎翠『第七官界彷徨』にマドロスパイプが出てくるけど、「マドロス」ってオランダ語なんだね(matroos, 意味「船乗り」)。
2. 「あたしのエイリアン」シリーズ。ヒロイン(百武千晶)は1年浪人するんだけど、高校1年から始まっているからだいぶ巻数を読まないと。#浪人生小説情報
1. #自分の趣味全開で絶対読んだほうがいいと思う小説10選
北の海/井上靖
私説聊斎志異/安岡章太郎
挟み撃ち/後藤明生
灯のうるむ頃/遠藤周作
地吹雪/小檜山博
鳥かごの詩/北重人
自分なくしの旅/みうらじゅん
学問ノススメ/清水義範
千葉千波の事件日記/高田崇史
風に桜の舞う道で/竹内真
6月
5. 2, 3か月前にDVDを借りてきて映画『阪急電車』を見ていたら有村架純さんが『ネクステ』を使っていた。電車の中で。2011年の映画、高校3年生の役。やっぱり定番の参考書なのかな?
4. 「あたしのエイリアン」シリーズ。ヒロイン(百武千晶)は1年浪人するんだけど、高校1年から始まっているからだいぶ巻数を読まないと。#浪人生小説情報
※たぶん何かリツイートしている。
3. 松本侑子「性遍歴」(同名書所収)
http://office-matsumoto.world.coocan.jp/henreki2.htm
3.1. 補習科(補修科)や専攻科、浪人科(浪人コース)、第4学年などではなくて補講課コース。
2. >RT この世にこんな救いがあったとは…
※何をリツイートしたのかわからない。気になる。
1. 「崖の上の奨学金」(うなぎの与三郎商店)
https://blog.goo.ne.jp/w-fixstern/e/0b86d9c68ac9703220a3249385ef9225
5月
2020年1–4月。
2021年9月20日 読書※以前ツイッターで書いたものです。少し加筆修正、補足してあります。
*
15. >RT 昨日たまたま観てしまって(「それって!?実際どうなの課」初めて見た)森川葵、すごかった。もう1回見たいな。(個人的に『いつ恋』が好きなので、それに出ている人はとりあえずそのイメージ。小夏。)
14. >RT 観たことがあるのは8作かな(2, 6, 7, 8, 14, 15, 16, 20)。テレビで放送されていたのを観たのが多い。個人的には16位の『恋は雨上がりのように』がいちばんお薦めです。
https://filmarks.com/movies/77200
「爽やか」とか「清々しい」とか言われている。
※リツイートしたのは何々映画ランキング、だと思う。
13. 2回くらいつぶやいている気がするけど、チャットモンチー「いたちごっこ」のMV(吉岡里帆が出ている)が好きで、以前繰り返し観ていたことがある。
12. この前、映画を観ていないのに(観たいけど)『ホットギミック』の映画ノベライズを読んでみて、コレジャナイ感が大きかったけど、さっき「玉城ティナは夢想する」を観てみたら(YouTubeで)「ああ、これ!」と。
11. 「この本[=『新々英文解釈研究』]を私が今、読んでも感心しますのは、取り上げられた事項に対する説明が機械的・公式的な訳を与えることに終始しておらず、説明が可能な場所には、教師である私が読んでも啓発されるところの多い説明がきちんとつけられていることです。
11.1. ただ、 この本の亜流と申しますか、この書物が出てから現在までの間に出ては消えていった同系統の書物の大部分からはしだいに合理的な説明は姿を消して、…」p. 167、伊藤和夫『予備校の英語』。
※何に対してのツイートなのか覚えていない。
10. 逸木裕『銀色の国』(東京創元社、2020.5)
https://amazon.co.jp/dp/4488028098
「足の甲を切る自傷行為と「もうだめ。死にたい」というツイートを繰り返す浪人生のくるみ。ある日、…」
9. スーパーが飲食店に販売スペース|NHK 島根県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20200420/4030005159.html
これ全国に広がればいいな。スーパーに人が増える理由の1つは飲食店で食事ができないからだろうし。
9.1. お弁当を売るだけなら外(駐車場の端とか)でもいいかも。
9.2. 休業で働けない人に…“働く場所を”支援 #日テレNEWS24 #日テレ #ntv
https://www.news24.jp/articles/2020/05/15/07643998.html
8. 何時間か前にTLで「二重ヲ格」という言葉を見かけたけど、そういえばこの前読んでいた小説、竹宮ゆゆこ『いいからしばらく黙ってろ!』にこんな箇所が。〈「おまえは富士を、このシェアハウスを案内してやれ」/「富士『を』、シェアハウス『を』、ってそこ、気持ち悪いな……」〉(p. 129)。
7. あー英語の勉強しないと。2ヶ月くらい何もしていない。
7.1. ろくに本も読まず英語の勉強もさぼって、最近DVDばかり観ていたのだけど(もうやめるけど)、数えてみたら合計78枚だった。ちょっと観すぎたかも(自分としては)。内訳は映画46枚(46作)、TVドラマ26枚(8作)、TVアニメ6枚(1作)。
6. 昨日と同じ時間に(午後9時前くらい)同じ本屋の横を通ったけど、昨日は駐車場ががらがらだったのに、今日はいつもと同じくらい車が。週末(金曜日)だからかな? 逆じゃないとまずいような…
5. さっきコンビニで店員に「マスクありませんか」と聞いているおばさんが。確かに店員さんがしているんだからもしかしたらあるかも? とか思う? 私も欲しいけどやっぱり朝から(8時頃から?)ドラッグストアに並ぶしかないのかな…。政府は安定して無能。
5.1. 言い忘れた。レジの人(何度か見たことがあるおばさん)がなんか殺気立っていたというか、いつもよりぎすぎすしている感じだった。
4. 少しずつ読んでいた竹宮ゆゆこ『いいからしばらく黙ってろ!』(KADOKAWA、2020.2)読了。ドリフネタが。(確か『あなたはここで、息ができるの?』には「そうです、私が変なおじさんです」のもじりというかがあったと思う。そこ、ちょっと笑った。)
4.1. ゆっくり読んでいたせいもあって、すでに内容を相当忘れているけど、劇団を立て直す話で、団員のうちの2人がウーバーイーツのアルバイトをしている。今どきな感じが。
3. >RT よくわからん。備蓄って? 無意味ではないのかもしれないけど、少なくとも優先順位が違うような…
※何をリツイートしたのかわからない。
2. テレビ。ドラマやスポーツ中継が放送できなくて空いた穴を再放送(ダイジェスト含む)で埋めるのではなくて、仕事がなくなって生きるか死ぬかで困っている人向けに何か放送できないのかな? 支援的な。アイディア、自分には何も思い付かないけど。
※新型コロナウィルス関係。
1. >RT 「オンライン授業の実施には著作物の許諾を得る必要がある」ああそうなんだ…
※何をリツイートしたのかわからない。
4月
11. またとお化けは出た事ない #あと3回君に会える
10 関係ないけど、思い出した。堀越英美『萌える日本文学』(幻冬舎、2008.3)の帯に推薦文を書いている人の発言。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
9. 昨日久しぶりに『ユリイカ』1冊購入した。書店で売れ残っていたバックナンバーの1つ。2019年7月号。中村稔ってまだ連載していたんだね。読んでないけど、やっぱり旧制一高の話っぽい。
https://amazon.co.jp/dp/4791703707/
8. 映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』この前TVで放送していたのを観てまた観たくなって観た。屋上で先生が手にしてる本、カバーのない鹿島茂『ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789―1815』(講談社学術文庫、2009.8)みたい。一番一時停止してはいけないような場面で一時停止(^_^;)
8.1. この前というか、確か3月9日深夜(日付は10日)。新型コロナウィルスの影響で卒業式が通常通り行われなかった高校の多かった日?に合わせてTVで?(広瀬すずさんの新しい映画の公開に合わせただけでなく?)。
7. 「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれノモンハン」村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
6. 『溺れるナイフ』と原作者が同じ『ピース オブ ケイク』を観てみたら苦手なタイプの話すぎた(泣)。最初のほうの設定はドラマ『凪のお暇』に似てるかな。男と仕事を捨てて引っ越したら、隣人が(中村倫也ではなくて)綾野剛。というか、思えば『凪のお暇』(まだ3話までしか観てない)を面白く感じるのが意外。
6.1. 2, 3週間くらい前に観た「離ればなれの花々へ」(『21世紀の女の子』2018)が映画を産み出す、みたいなことを言っていたので、同じ監督のほかの作品(産み出されたもの)も観たくなって。『溺れるナイフ』を。
5. 『寝ても覚めても』の(騒動後の)感想を読んでいるとばっさりと斬り捨てている人が多くて心が折れるんだけど、この前『チア男子!!』を観てみたら面白くなくて。いいなと思うところもあったけど、ほぼばっさり斬り捨てたくてしょうがない。人のことが言えない。青春もの、好きなはずなのにおかしいな…
5.1. 『桐島、部活やめるってよ』観てみたんだけど、とても面白かった。『チア男子!!』だけが自分にとって謎。
4. 福田里香『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』(太田出版、2012.4)
https://amazon.co.jp/dp/4778313135/
4.1. 「30 煙草を手放さないひとは、心に秘密を抱える傍観者だ」。私が最近観ている映画はそもそもそういうんじゃないんだよな…
3. 勝目梓『日蝕の街』というのをたぶん持っているんだけど、読んでない(たぶん光文社文庫版)。官能バイオレンスが私に読めるかなあ…。わからん。勝目梓のただの官能小説をちょっとだけ(短編集のうちの1編だけ)読んだことがあるけど、それは意外と明るくて面白かった。
3.1. 浦賀和宏『萩原重化学工業連続殺人事件』。持っているんだけど(ノベルス版)、これも長いこと積ん読状態だな…
※文庫化されている。講談社ノベルス, 2009.6→『HEAVEN 萩原重化学工業連続殺人事件』 幻冬舎文庫, 2018.4。
2. この前『フォルトゥナの瞳』を観たんだけど、松井愛莉さんにもっといい役を! とか思ってしまって。尾崎姉ってどんなだったっけ? 原作読んだことがあるんだけど、思い出せないし、本が行方不明。>RT
※リツイートしたのは映画『砕け散るところを見せてあげる』関係かな。
2.1. 去年『3月のライオン』を観たんだけど、清原果耶さんっていいよね。尾崎妹……思い出せない。原作読み直したいな。
1. 下のほうのRT。読みたい。尾崎俊介著『ハーレクイン・ロマンス 恋愛小説から読むアメリカ』平凡社新書。以前同じ著者の『S先生のこと』と『ホールデンの肖像』を読んで面白かった記憶があるから。
3月
2. そういえば「恋愛乾燥剤」(『21世紀の女の子』)の最初のへんで「恋愛は本能である 田山花袋」と出てくる(横書きで墨で書かれているもの、剣道場の壁に貼られている?)。出典は『生』らしい(ネット調べ)。(よく覚えていないけど、「みきお、みきお、…」って言いながら走ってる場面がよかったな。)
2.1. 「「恋愛は本能である。」/と非恋愛神聖論者の言った言葉が第一に胸に浮んだ。/恋愛とは要するに本能か。/頭脳が烈しく動揺した。天上から地の底深く陥るような心地がする。センチメンタリズム、アイデアリズム、かれは尠くとも美に憧憬した。…」田山花袋『生』
2.2. うろ覚えだけど「恋愛乾燥剤」で主人公が恋愛マニュアル本を手にした人から女性は男性より精神年齢が7歳上、みたいなことを言われていて。それならお兄ちゃん的な彼氏がいい人は10歳くらい上の相手が丁度いいのでは? 3歳くらい上になるから。あ、見た目(あるいは肉体全体)が7歳くらい若くないと?
1. https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/11205
この人、どこかで名前を見たことがあると思ったら(ほかのネット記事で見たのかもしれないけど)、『自殺ブンガク選』(彩流社、2010.6)という本(ムック?)なら持っている。久米正雄「受験生の手記」も収録(抄録)されている。
2月
7. 小川洋子『密やかな結晶』の英訳(The Memory Police)が昨年出て話題になっていたみたいだけど、今年のほうが合っているような…。いや今年(も)読めばいいだけだろうけど。
※いわゆる巣ごもり?
6. 以前、北村薫『いとま申して』(最初の巻)を読んでいて、よく覚えていないけど、確かお父さん(主人公、明治42年生まれ)は潔癖というか、手をよく洗ったりする人で、それはスペイン風邪を経験しているからでは? と思ったことがある。
https://books.bunshun.jp/articles/-/1118
5. 芥川賞受賞作の古川真人「背高泡立草」より落選作の乗代雄介「最高の任務」が読みたくなってきた。何やらサリンジャーとか、スピリチュアルとか。
4. (RT)「90年以上」の「以上」が気になって。大正13年(1924年)創業のようだ。関東大震災の翌年だね。
http://kintaro-sushi.com/skillsandhistory/
※何をリツイートしたのかわからない。
3. エドワード・スミス『紳堂助教授の帝都怪異考』(MW文庫、既刊3巻)。1巻はだいぶ前に読んでほとんど覚えていないけど、最近2巻(2013.7)を読み始めて見たら100年前の大正9年(1920年)の話だった。口絵イラストに凌雲閣(たぶん)が描かれているのに今のところ出てくる気配がない。東京駅なら少し出てくる。
3.1. あ、まだ読んでないけど、最後の話(4話目)に出てくるみたい。浅草寺とか。
2. 大正8年(1919年)3月、中学卒業。9月、四高入学。
https://lib.city.sakai.fukui.jp/bunko/nakano/ryakunen/
※何に対してのツイートなのか覚えていない。
1. 今週末にセンター試験があるけど、逮捕された某予備校講師に直前まで習っていた人もいるのかな? 残念だね。残念どころではないか。気持ちを切り替えるしかない? (以前にもつぶやいたことがあるけど、ゴロ合わせ本の裁判の件は、井上ひさしがエッセイで触れていたと思う。)
1.1.確認していないけど、これは井上ひさし「ごろ合わせの価値」『にほんご観察ノート』(中公文庫)かも。瀬戸賢一『書くための文章読本』(インターナショナル新書、2019.12)を読んでいたらそこから少し引用が。
※このツイートは2020年8月28日。
1.2. ネット上にたくさんある、来週放送予定の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の第2話のあらすじに「犯人は、赤嶺という3浪中の浪人生。」という1文が。日曜日の夜。センター試験が終われば試験が終わるという人も少ないだろうけど、…というか受験生、そもそもあまりTVを見ていないかな。
1月
*
15. >RT 昨日たまたま観てしまって(「それって!?実際どうなの課」初めて見た)森川葵、すごかった。もう1回見たいな。(個人的に『いつ恋』が好きなので、それに出ている人はとりあえずそのイメージ。小夏。)
14. >RT 観たことがあるのは8作かな(2, 6, 7, 8, 14, 15, 16, 20)。テレビで放送されていたのを観たのが多い。個人的には16位の『恋は雨上がりのように』がいちばんお薦めです。
https://filmarks.com/movies/77200
「爽やか」とか「清々しい」とか言われている。
※リツイートしたのは何々映画ランキング、だと思う。
13. 2回くらいつぶやいている気がするけど、チャットモンチー「いたちごっこ」のMV(吉岡里帆が出ている)が好きで、以前繰り返し観ていたことがある。
12. この前、映画を観ていないのに(観たいけど)『ホットギミック』の映画ノベライズを読んでみて、コレジャナイ感が大きかったけど、さっき「玉城ティナは夢想する」を観てみたら(YouTubeで)「ああ、これ!」と。
11. 「この本[=『新々英文解釈研究』]を私が今、読んでも感心しますのは、取り上げられた事項に対する説明が機械的・公式的な訳を与えることに終始しておらず、説明が可能な場所には、教師である私が読んでも啓発されるところの多い説明がきちんとつけられていることです。
11.1. ただ、 この本の亜流と申しますか、この書物が出てから現在までの間に出ては消えていった同系統の書物の大部分からはしだいに合理的な説明は姿を消して、…」p. 167、伊藤和夫『予備校の英語』。
※何に対してのツイートなのか覚えていない。
10. 逸木裕『銀色の国』(東京創元社、2020.5)
https://amazon.co.jp/dp/4488028098
「足の甲を切る自傷行為と「もうだめ。死にたい」というツイートを繰り返す浪人生のくるみ。ある日、…」
9. スーパーが飲食店に販売スペース|NHK 島根県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20200420/4030005159.html
これ全国に広がればいいな。スーパーに人が増える理由の1つは飲食店で食事ができないからだろうし。
9.1. お弁当を売るだけなら外(駐車場の端とか)でもいいかも。
9.2. 休業で働けない人に…“働く場所を”支援 #日テレNEWS24 #日テレ #ntv
https://www.news24.jp/articles/2020/05/15/07643998.html
8. 何時間か前にTLで「二重ヲ格」という言葉を見かけたけど、そういえばこの前読んでいた小説、竹宮ゆゆこ『いいからしばらく黙ってろ!』にこんな箇所が。〈「おまえは富士を、このシェアハウスを案内してやれ」/「富士『を』、シェアハウス『を』、ってそこ、気持ち悪いな……」〉(p. 129)。
7. あー英語の勉強しないと。2ヶ月くらい何もしていない。
7.1. ろくに本も読まず英語の勉強もさぼって、最近DVDばかり観ていたのだけど(もうやめるけど)、数えてみたら合計78枚だった。ちょっと観すぎたかも(自分としては)。内訳は映画46枚(46作)、TVドラマ26枚(8作)、TVアニメ6枚(1作)。
6. 昨日と同じ時間に(午後9時前くらい)同じ本屋の横を通ったけど、昨日は駐車場ががらがらだったのに、今日はいつもと同じくらい車が。週末(金曜日)だからかな? 逆じゃないとまずいような…
5. さっきコンビニで店員に「マスクありませんか」と聞いているおばさんが。確かに店員さんがしているんだからもしかしたらあるかも? とか思う? 私も欲しいけどやっぱり朝から(8時頃から?)ドラッグストアに並ぶしかないのかな…。政府は安定して無能。
5.1. 言い忘れた。レジの人(何度か見たことがあるおばさん)がなんか殺気立っていたというか、いつもよりぎすぎすしている感じだった。
4. 少しずつ読んでいた竹宮ゆゆこ『いいからしばらく黙ってろ!』(KADOKAWA、2020.2)読了。ドリフネタが。(確か『あなたはここで、息ができるの?』には「そうです、私が変なおじさんです」のもじりというかがあったと思う。そこ、ちょっと笑った。)
4.1. ゆっくり読んでいたせいもあって、すでに内容を相当忘れているけど、劇団を立て直す話で、団員のうちの2人がウーバーイーツのアルバイトをしている。今どきな感じが。
3. >RT よくわからん。備蓄って? 無意味ではないのかもしれないけど、少なくとも優先順位が違うような…
※何をリツイートしたのかわからない。
2. テレビ。ドラマやスポーツ中継が放送できなくて空いた穴を再放送(ダイジェスト含む)で埋めるのではなくて、仕事がなくなって生きるか死ぬかで困っている人向けに何か放送できないのかな? 支援的な。アイディア、自分には何も思い付かないけど。
※新型コロナウィルス関係。
1. >RT 「オンライン授業の実施には著作物の許諾を得る必要がある」ああそうなんだ…
※何をリツイートしたのかわからない。
4月
11. またとお化けは出た事ない #あと3回君に会える
10 関係ないけど、思い出した。堀越英美『萌える日本文学』(幻冬舎、2008.3)の帯に推薦文を書いている人の発言。>RT
※何をリツイートしたのかわからない。
9. 昨日久しぶりに『ユリイカ』1冊購入した。書店で売れ残っていたバックナンバーの1つ。2019年7月号。中村稔ってまだ連載していたんだね。読んでないけど、やっぱり旧制一高の話っぽい。
https://amazon.co.jp/dp/4791703707/
8. 映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』この前TVで放送していたのを観てまた観たくなって観た。屋上で先生が手にしてる本、カバーのない鹿島茂『ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789―1815』(講談社学術文庫、2009.8)みたい。一番一時停止してはいけないような場面で一時停止(^_^;)
8.1. この前というか、確か3月9日深夜(日付は10日)。新型コロナウィルスの影響で卒業式が通常通り行われなかった高校の多かった日?に合わせてTVで?(広瀬すずさんの新しい映画の公開に合わせただけでなく?)。
7. 「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれノモンハン」村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
6. 『溺れるナイフ』と原作者が同じ『ピース オブ ケイク』を観てみたら苦手なタイプの話すぎた(泣)。最初のほうの設定はドラマ『凪のお暇』に似てるかな。男と仕事を捨てて引っ越したら、隣人が(中村倫也ではなくて)綾野剛。というか、思えば『凪のお暇』(まだ3話までしか観てない)を面白く感じるのが意外。
6.1. 2, 3週間くらい前に観た「離ればなれの花々へ」(『21世紀の女の子』2018)が映画を産み出す、みたいなことを言っていたので、同じ監督のほかの作品(産み出されたもの)も観たくなって。『溺れるナイフ』を。
5. 『寝ても覚めても』の(騒動後の)感想を読んでいるとばっさりと斬り捨てている人が多くて心が折れるんだけど、この前『チア男子!!』を観てみたら面白くなくて。いいなと思うところもあったけど、ほぼばっさり斬り捨てたくてしょうがない。人のことが言えない。青春もの、好きなはずなのにおかしいな…
5.1. 『桐島、部活やめるってよ』観てみたんだけど、とても面白かった。『チア男子!!』だけが自分にとって謎。
4. 福田里香『ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50』(太田出版、2012.4)
https://amazon.co.jp/dp/4778313135/
4.1. 「30 煙草を手放さないひとは、心に秘密を抱える傍観者だ」。私が最近観ている映画はそもそもそういうんじゃないんだよな…
3. 勝目梓『日蝕の街』というのをたぶん持っているんだけど、読んでない(たぶん光文社文庫版)。官能バイオレンスが私に読めるかなあ…。わからん。勝目梓のただの官能小説をちょっとだけ(短編集のうちの1編だけ)読んだことがあるけど、それは意外と明るくて面白かった。
3.1. 浦賀和宏『萩原重化学工業連続殺人事件』。持っているんだけど(ノベルス版)、これも長いこと積ん読状態だな…
※文庫化されている。講談社ノベルス, 2009.6→『HEAVEN 萩原重化学工業連続殺人事件』 幻冬舎文庫, 2018.4。
2. この前『フォルトゥナの瞳』を観たんだけど、松井愛莉さんにもっといい役を! とか思ってしまって。尾崎姉ってどんなだったっけ? 原作読んだことがあるんだけど、思い出せないし、本が行方不明。>RT
※リツイートしたのは映画『砕け散るところを見せてあげる』関係かな。
2.1. 去年『3月のライオン』を観たんだけど、清原果耶さんっていいよね。尾崎妹……思い出せない。原作読み直したいな。
1. 下のほうのRT。読みたい。尾崎俊介著『ハーレクイン・ロマンス 恋愛小説から読むアメリカ』平凡社新書。以前同じ著者の『S先生のこと』と『ホールデンの肖像』を読んで面白かった記憶があるから。
3月
2. そういえば「恋愛乾燥剤」(『21世紀の女の子』)の最初のへんで「恋愛は本能である 田山花袋」と出てくる(横書きで墨で書かれているもの、剣道場の壁に貼られている?)。出典は『生』らしい(ネット調べ)。(よく覚えていないけど、「みきお、みきお、…」って言いながら走ってる場面がよかったな。)
2.1. 「「恋愛は本能である。」/と非恋愛神聖論者の言った言葉が第一に胸に浮んだ。/恋愛とは要するに本能か。/頭脳が烈しく動揺した。天上から地の底深く陥るような心地がする。センチメンタリズム、アイデアリズム、かれは尠くとも美に憧憬した。…」田山花袋『生』
2.2. うろ覚えだけど「恋愛乾燥剤」で主人公が恋愛マニュアル本を手にした人から女性は男性より精神年齢が7歳上、みたいなことを言われていて。それならお兄ちゃん的な彼氏がいい人は10歳くらい上の相手が丁度いいのでは? 3歳くらい上になるから。あ、見た目(あるいは肉体全体)が7歳くらい若くないと?
1. https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/11205
この人、どこかで名前を見たことがあると思ったら(ほかのネット記事で見たのかもしれないけど)、『自殺ブンガク選』(彩流社、2010.6)という本(ムック?)なら持っている。久米正雄「受験生の手記」も収録(抄録)されている。
2月
7. 小川洋子『密やかな結晶』の英訳(The Memory Police)が昨年出て話題になっていたみたいだけど、今年のほうが合っているような…。いや今年(も)読めばいいだけだろうけど。
※いわゆる巣ごもり?
6. 以前、北村薫『いとま申して』(最初の巻)を読んでいて、よく覚えていないけど、確かお父さん(主人公、明治42年生まれ)は潔癖というか、手をよく洗ったりする人で、それはスペイン風邪を経験しているからでは? と思ったことがある。
https://books.bunshun.jp/articles/-/1118
5. 芥川賞受賞作の古川真人「背高泡立草」より落選作の乗代雄介「最高の任務」が読みたくなってきた。何やらサリンジャーとか、スピリチュアルとか。
4. (RT)「90年以上」の「以上」が気になって。大正13年(1924年)創業のようだ。関東大震災の翌年だね。
http://kintaro-sushi.com/skillsandhistory/
※何をリツイートしたのかわからない。
3. エドワード・スミス『紳堂助教授の帝都怪異考』(MW文庫、既刊3巻)。1巻はだいぶ前に読んでほとんど覚えていないけど、最近2巻(2013.7)を読み始めて見たら100年前の大正9年(1920年)の話だった。口絵イラストに凌雲閣(たぶん)が描かれているのに今のところ出てくる気配がない。東京駅なら少し出てくる。
3.1. あ、まだ読んでないけど、最後の話(4話目)に出てくるみたい。浅草寺とか。
2. 大正8年(1919年)3月、中学卒業。9月、四高入学。
https://lib.city.sakai.fukui.jp/bunko/nakano/ryakunen/
※何に対してのツイートなのか覚えていない。
1. 今週末にセンター試験があるけど、逮捕された某予備校講師に直前まで習っていた人もいるのかな? 残念だね。残念どころではないか。気持ちを切り替えるしかない? (以前にもつぶやいたことがあるけど、ゴロ合わせ本の裁判の件は、井上ひさしがエッセイで触れていたと思う。)
1.1.確認していないけど、これは井上ひさし「ごろ合わせの価値」『にほんご観察ノート』(中公文庫)かも。瀬戸賢一『書くための文章読本』(インターナショナル新書、2019.12)を読んでいたらそこから少し引用が。
※このツイートは2020年8月28日。
1.2. ネット上にたくさんある、来週放送予定の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の第2話のあらすじに「犯人は、赤嶺という3浪中の浪人生。」という1文が。日曜日の夜。センター試験が終われば試験が終わるという人も少ないだろうけど、…というか受験生、そもそもあまりTVを見ていないかな。
1月
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